JPH04110829A - 導波路型光デバイス - Google Patents

導波路型光デバイス

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JPH04110829A
JPH04110829A JP22804390A JP22804390A JPH04110829A JP H04110829 A JPH04110829 A JP H04110829A JP 22804390 A JP22804390 A JP 22804390A JP 22804390 A JP22804390 A JP 22804390A JP H04110829 A JPH04110829 A JP H04110829A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、導波路型光デバイスに関し、特に、複数の異
なる波長の光に対してスイッチ動作する機能を有する導
波路型光デバイスに関する。
〔従来の技術〕
導波路型光デバイスは、強誘電体や半導体材料から成る
基板中に、光を閉じ込めて導波させるための導波路とし
て屈折率の高い部分が形成されており、この導波路の上
部又は近傍に電圧を印加するための電極が形成されてい
る。この電極に外部から電圧を印加することによって基
板中の導波路の屈折率を変化させ、光の位相や強度を変
調したり、あるいは光路を切り換えたりする。
こうした導波路型光デバイスの一例として強誘電体材料
の中で比較的高い電気光学効果を有するニオブ酸リチウ
ム基板(L ]N b 03 基板)を用いた光デバイ
スがある。これは、基板にチタン膜(Ti膜)を成膜し
、所望の導波路パターンにパターニングした後、100
0℃前後の高温で数時間熱拡散して光導波路を形成し、
これに二酸化シリコンバッファ層(S102バツフア層
)を成膜し、その上面に金属膜により電極を形成し、こ
れを機能素子とした光デバイスである。
こうして作製された光導波路素子はウエノ\−切断後、
端面研摩されチンプ化され、さらに光導波路と光フアイ
バ間が光軸調整、固定された後、筐体に実装され、この
筐体に設けられた信号端子と光導波路素子の電極パッド
間がワイヤボンデインクにより接続されている。
第7図(A)   (B)を用いて光導波路型デバイス
の中でスイッチとして広く用いられる方向性結合型光ス
ィッチについて簡単に動作原理を説明する。第7図(A
)、(B)に示すように、上述の方法を用いてLiNb
○3導波路基板1に一定の長さで近接した部分を有する
2本の光導波路2を形成し、この2本の光導波路2の上
部にSiO2バッファ層3を介して金属膜から成る電極
4が形成されている。この電極4に電圧が印加されてい
ない状態では2本の近接した光導波路2間でモード結合
が起こり、光導波路2のポート2aから人力された光は
光導波路2のポート2bへ移行する。近接部分の長さを
光導波路2の作製条件に応じて適当に選択すると光導波
路2のポート2aからの光はほぼ100%光導波路2の
ポー)2bへ移行させることができる(この場合の近接
部の長さは「完全結合長」と呼ばれる)。一方、光導波
路2の上部に設けられた2本の電極4の片方をグランド
にし、他方に電圧を印加すると、第7図(B)に示すよ
うに、基板1中の光導波路2に縦方向に電界が発生し、
l1Nb○3導波路基板1の持つ電気光学効果により光
導波路2の屈折率が変化し、2本の光導波路2間の結合
状態が変化する。したがって、印加電圧を適当な電圧値
に設定すると光導波路2のポー)2aから入力した光を
そのまま光導波路2のポー)2aから出力させることが
できる。このようにして光導波路2を用いてスイッチン
グ機能を実現できる。
この導波路型光デバイスは上述したスイッチング機能を
基板上に集積できることから、光交換システム用マトリ
クス光スィッチやoTDR用の光路切換え用光スィッチ
として開発が進められてきている。また、光を高速に変
調することができるのて大容量光通信用の外部変調器と
しても実用化が期待されている。
こうした導波路型光デバイスでは上述のような従来の光
デバイスにはない優れた性能がある反面、人力光の偏光
状態によって動作状態が変化し一定でないという問題が
あり、切換え動作を行うスイッチにおいては実用化を図
る上で大きな課題であった。この問題を解決する方法の
1つとして、特許束63−023189 (光導波路ス
イッチ)(以下、資料1という)や362年電子情報通
信学会半導体、材料部門全国大会354 (以下、資料
2という)にあるように、方向性結合型スイッチでT1
膜厚を所望の厚さに成膜し、拡散後のLiNb○3導波
路基板中のT1濃度を制御して入力光のTEモード成分
とTMモード成分に対して、完全結合長を一致させて偏
光状態に依存しない一定の動作を得る方法があり、波長
1.3μm用の光スィッチはすでに開発され上述の学会
等で報告されている。
一方、光通信分野では光ファイバの伝送損失が少ないこ
と等のメリットから波長155μm帯での通信の研究、
開発も近年盛んに行われており、これに伴って導波路型
光デノーイスも1,55μm用のスイッチや変調器の必
要性が生じている。この波長帯でも上述のT】膜厚と制
御し、TE/TMモードの完全結合長を一致させて偏光
無依存化を達成できることが原理的に可能である。しか
しながら、波長が違うと同じ基板中のT1濃度に対して
も光の閉じ込約条件が異なり、TE/TM両モードの完
全結合長一致条件(Ti膜)が異なってしまう。
そこで、従来はこうした異なる波長に対しては、第8図
に示すように、使用波長毎にT1膜厚及び光導波路幅を
変えて対応していた。例えば、従来は1.3μmの光に
対しては資料1にあるように光導波路幅9μm1光導波
路間ギャップ9μmのパターンでT1膜厚470人、T
i拡散温度1050℃、時間3hrてTE/TM両モー
ドの完全結合長19mmを得ていた。一方、1.55μ
mの波長の光では光導波路幅10μm、ギャップ8μm
のパターン、T1膜厚500人でT E / T M両
モートの完全結合長20μmを得ていた。なお、拡散条
件は1.3μmと同じである。
これらの偏光無依存型の導波路型光デバイスのアプリケ
ーンヨンの一つとして363電子情報通信学会春季全国
大会C−490にあるように0TDR用EO−スイッチ
がある。これも上述のようにL i N b03基板に
拡散するT1膜厚を制御して偏光無依存化を実現してい
る。光計測用として用いる0TDRても光通信分野での
使用波長の拡大から1.3μm用と1.55μm用が必
要とされており、これに対応するため第9図(△)、(
B)に示した構成を基本とし、第10図に示すように、
これら各波長λ1 、λ2に対応する二台の独立した従
来の導波路型光スイッチ5を2つの波長λ1、λ2を分
波する光分波器6で接続して用いている。なお、導波路
型光スイッチ5の導波路基板1の左端側には人力光ファ
イバ7が接続されており、導波路型光スイッチ5の導波
路基板1の右端側には第1の出力光ファイノX8又は第
2の出力光ファイバ9が接続されている。また、第1の
出力光ファイ)<3の右端側には第1のAPDIOが接
続されており、かつ第2の出力光ファイノ\9の右端側
には第2のAPDIIが接続されている。さらに、光分
波器6の左端側には被測定光ファイバ12が接続されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、上述したように従来の偏光無依存型の方向性
結合型スイッチは、異なった複数の波長の光に対しては
偏光無依存となるT1膜厚条件が違っていたため、同一
基板上に複数の光スイ・ンチを形成することが困難であ
った。このため、例えば○TDR等の複数の波長の光に
対して、切換え機能を満たすためには各使用波長毎に個
別の導波路基板1を用意して方向性結合型光スイ・ソチ
を作製しなければならず、したがって集積小型化できず
、製造コストが低減できない等の欠点があった。
本発明の目的は上述した欠点に鑑みなされたもので、小
型化、低価格化を実現できる導波路型光デバイスを提供
するにある。
〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明の導波路
型光デバイスは、複数の異なる波長の光に対して切換え
動作が可能であり、例えば2つの異なる波長の光を使用
する場合は、第1の波長λ1 の光に対して動作する第
1の方向性結合型スイッチと第2の波長λ2の光に対し
て動作する第2の方向性結合型スイッチが導波路基板上
に並列に配置されており、2つの各方向性結合型スイッ
チは波長λ1  λ2を分離する素子が同じ導波路基板
上にあり、この素子を介して接続されていることを特徴
としている。特に、それぞれの方向性結合型スイッチの
結合部の光導波路幅が使用する波長に対して異なってお
り、2つの波長λ、λ2 に対して動作する方向性結合
型スイッチの光導波路幅をそれぞれW、 、W、 とす
ると、09 ×λ1/λ2≦I’ll/W2 ≦1.1
 Xλ1/ λ2の間係を満たしていることを特徴とし
ている。
上述の構成をもつことにより、LiNbO3等の強誘電
帯基板にT】を所望の濃度に基板内に拡散し、T E 
/ T M両モードの完全結合長を一致させて作製する
偏光無依存型の方向性結合型スイッチにおいて、複数の
異なった波長の光に対して独立に動作するスイッチを同
一の基板上に作製することが可能となる。
さらに、上述のそれぞれの波長に対して動作する2つの
方向性結合型スイッチを接続する波長分離素子を実現す
る手段の一つとして、本発明では方向性結合器を用いた
ことを特徴としている。また、類似の手段でさらに特性
を劣化させず効率よく波長を分離する手段として方向性
結合型スイッチを用いることも可能である。
本発明の導波路型光デバイスの実現のための基本原理を
光通信で一般に用いられている波長1゜3μmと1.5
5μmの場合について簡単に述べる。
まず最初に、同一基板上に異なる波長の光に対して入射
光の偏光状態に依存しないで動作可能な偏光無依存型の
スイッチ実現の原理を述べ、次に、光の波長によって光
路を切換え、所望のスイッチに光を導波させる波長分離
機能をもつ素子の原理につし)で述べる。第4図(A)
は波長1.3μmの光に対して方向性結合型スイッチの
結合部の導波路幅と−1−″ヱンプを変えて拡散前のT
1膜厚を変化させたときのT E / T Mそれぞれ
の偏光の完全結合長を実験により求狛た結果である。同
ワくB)は波長1.55μmの光に対する同様の実験結
果である。プ二お、拡散条件はし)ずれも1.050℃
、8時間である。第4図(A)かられかるように13μ
mの光では光導波路幅9μTnのスイッチに対してはT
i膜厚450人て、ギャップに関係なくTE/TM両モ
ード全モード合長L cは一致し、その長さはギャップ
に応じて変化し9μmではLc=18+n+n、8μm
では13mm、7μmでは3 mmとなる。一方、同じ
ギャップに対しては、光導波路幅を変えると完全結合長
は変わらないが、TE/TM両モード全モードるT1膜
厚条件は変化し、光導波路幅を10μmとすると、所望
のT1膜厚は420人、8μmとすると480八となる
。このようにTE/TM両モード全モードせるT1膜厚
条件は光導波路幅を変えることにより調整できる。とこ
ろが、上述の光導波路幅よりも狭いとT1膜厚を厚くし
てもTEモードの閉じ込めか弱くなり、導波損失が増大
する。また、逆に光導波路幅を広くしT1膜厚を薄(す
ると、基板中のT1の濃度分布が構法がりとなり、光フ
ァイバとの結合損失が増大するので上述の条件よりはず
れて光導波路幅とT1膜厚を設定することは困難である
。これは第5図の斜線で示された有効領域に相当する。
一方、第4図(B)に示されるように1.55μmの光
に対しては、ギャップを9.5μmに固定すると光導波
路幅13μmでは約420Aで、11.5μmでは約4
50人で、光導波路幅10μmでは約480人で、それ
ぞれTE/TM両モード全モード合長を一致させるT1
膜厚条件を得ることができる。第5図はこれら光導波路
幅とTE/TM両モード全モード合長を一致させるT1
膜厚条件との関係を両波長λ、=1.3μmと22 =
1.55μmの光に対してグラフ化したものである。斜
線で示された有効領域内では光導波路幅をそれぞれの波
長に対し適当に選択すると、おなじT1膜厚てTE/T
M両モートの完全結合長一致条件を見いだすことができ
る。また、その時の波長λ1、λ2の関係は、 09 ×λ1/)l、≦W1/L ≦1.1×λ1/ 
λ2を常(ごンMたしている。
次に、2つの異なる波長を分離する波長フィルタの原理
について説明する。これを実現する手段に、例えば、波
長1.3μmの光に対してはクロス状態となり、波長1
.55μmの光に対してはバー状態となるような方向性
結合器を形成し、これと上述の2つの方向性結合型スイ
ッチを接続する方法がある。ところが、この方法である
と実際には1.3μmの光に対してTE/TM両モード
全モード状態となり、しかも1,55μmの光に対して
はバー状態となるような条件は第4図(A)、(B)か
らもわかるように存在せず、この方法を用いると、偏光
依存性が劣化してしまう。
そこで、各入射光の波長に対して波長分離による偏光依
存性の劣化を抑える方法として、波長フィルタにも方向
性結合型スイッチを用いる方法がある。これ;ま、上述
の波長λ3、λ2の光を例に説明すると、第4図(A)
に示される結合部の光導波路幅10μm、ギャップ9μ
mで方向性結合型スイッチを構成する。T1膜厚420
人、拡散条件を上記と同じ1050℃、8時間にすると
、λ+=1.3μmの光に対してはTE/TM両モード
色モード合長は18mmで一致し、結合部の長さをこれ
と同じ18mmに設計しておけば、13μmの光に対し
てはクロス状態を得ることができる。
このとき1.55μmの光は第4図(B)かられかるよ
うに、この条件では閉じ込めがかなり弱く、TE/TM
各モードの完全結合長はそれぞれ15mmと13non
となる。これを第8図に示すスイッチングチャート上で
みると、電圧無印加状態(縦軸上)ではλ、==1,3
μmの光はTE/TM両モード色モードス状態にあり、
λ2 =1.55μmの光はクロス状態を越え、再びも
とのバー状態に近い状態にあることがわかる。
但し、ここで22の波長に対してはT E / T M
両モートの結合長か一致しておらず、T Mモードの方
がよりバーに近:、)状態にある。この状態で電圧を印
加すると、TEE/TMT〜・丁モードもクロス状態に
あるよりも低い電圧てバー状態となる。
これを表したのが第6図であり、この方向性結合型スイ
ッチによって波長を分離するには/、=13μmの光に
対しては電圧を印加しない状態にし、λ2=1.55μ
mの光に対しては第6図に示すように電圧を12V印加
し、T E / T ”v1両モードを同時に完全なバ
ー状態にすればよい。
このように、本発明の構成を用いると異なる波長の光に
対して動作する偏光無依存型の導波路型光デバイスを同
一基板上に形成することができる。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について図面を用いて説明する。
第1図は本発明に係る導波路型光デバイスの一実施例を
示す平面図を示しており、これは21.3μmと)2 
=1.55μmの2波長で測定が可能な二波型○TDR
に用いられる導波路型スイッチである。LiNb○3導
波路基板10には波長λ1の光に対して動作する第1の
スイッチエレメント11と第2のスイッチエレメント1
2が消光比を大きくするた狛直列に配置接続されている
。一方これらと平行な位置に入出力部を別にして波長λ
2に対して動作する第3のスイッチエレメント13と第
4のスイッチエレメント14が同様に直列に配置接続さ
れている。
0TDRに用いる光スィッチは上述したように入射光の
偏光状態に依存しない偏光無依存型である必要がある。
本実施例ではλ、=1.3μmの光に対して動作する第
4のスイッチエレメント14の光導波路幅は10.um
、ギャップは9μmとし、λ2=1.55μmの光に対
して動作する第2および第3のスイッチエレメント12
.13の光導波路幅は13μm、ギャップは8μmとし
た。
また、λ1 、λ2を分離する波長フィルタの機能をも
つ方向性結合型スイッチである第1のスイッチエレメン
ト11の光導波路幅、ギャップはそれぞれ第4のスイッ
チエレメント14と同じ10μm、9μmとした。
T1膜厚を420人、拡散条件を1050℃、8時間と
して作製したところ、λ、=1.3μmのスイッチでは
完全結合長がTE/TM両モートに対して18mmで一
致し、同時に22 =1 55μmのスイッチでは15
mmで一致した。又、波長フィルタによりλ、=1.3
μmの光は電圧無印加状態で第4のスイッチエレメント
14に、ノ。
1.55μmの光は電圧を約12V印加することて第2
のスイッチエレメント12にそれぞれ偏光依存性を劣化
させることなく分離されることを確言忍した。
この方向性結合型スイッチに電圧を印加したときのスイ
ッチング特性を第3図に示す。1.3μm用のスイッチ
では約20.5Vの印加電圧てTE/TM両モード色モ
ード切換わり、1.55μmのスイッチでは約24.5
Vの印加電圧で上記の状態を得ることができる。ここで
上述したように完全結合長はギャップにより可変であり
、例えば13μm用のスイッチに対してギヤングを挟と
て完全結合長を短くすれば、スイッチング特性を上昇さ
せ1.55μm用のスイッチと同電圧とすることも可能
である。
本スイッチを実際に使用する場合は、λ1−13μmの
光に対して光をONにするときは第1および第4のスイ
ッチエレメント11,14を電圧無印加状態にし、OF
F状態とするときは両スイッチエレメント11.14に
同時に21Vを印加する。一方、λ2=1.55μmの
光に対して光をONにするときは第1のスイッチエレメ
ント11には12Vの電圧を印加し、第2及び第3のス
イッチエレメント12.13は電圧無印加とする。OF
F状態にするときは第1のスイッチエレメント11は電
圧無印加とし、第2及び第3のスイッチエレメント12
.13には21Vの電圧を印加すればよい。なお、1.
3μmの光に対しては光を○FF状態にする場合、第1
のスイッチエレメント11も消光比の向上に寄与してい
るためである。
本実施例では実際に○TDRの装置に実装するため導波
路基板10の両端面を研摩し、入力端には波長1.3μ
mの光に対応する第1の人力光ファイバと波長155μ
mの光に対応する第2の光ファイバを配列した入力光フ
ァイバアレー15が光軸固定されている。同様に出力側
には波長1.3μmに対応する第1の出力光ファイバ1
6と波長1.55μmに対応する第2の出力光ファイバ
17が出力光ファイバアレー18に配置され、導波路基
板10の端面に光軸固定されている。
第2図は本発明の上記の導波路型光スイッチを二波型○
TDR装置に組み入れた構成を示している。2つの波長
λ、=1,3μmと22 =1.55μmの光はそれぞ
れ測定に応じて各LDから被測定光ファイバ19に出射
され、その戻り光は光分波器で各波長λ1、A2に分波
され、人力光ファイバ20、導波路型光スイッチ21を
経て波長λ1 の光は第1の出力光ファイバ22を介し
て第1のAPD23に、A2の光は第2の出力光ファイ
バ24を介して第2のAPD25に結合する。被測定光
ファイバ19の接続部や破断点からの反射光は本発明の
導波路型光スイッチ21で両波長の光に対して共通に光
を遮断し、APDの飽和による測定不能領域の増大を回
避する。
このように本発明の導波路型光デバイスを用いると、異
なる複数の波長の光を扱う場合にも同一の基板上に同じ
機能を有するデバイスを構成できるので、第9図に示す
従来の光デバイスと違い、装置自体の小型化、低価格化
を図ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、1つの波長の光に対して
スイッチ動作する機能をもつスイッチエレメントを複数
個、入出力部を個別にして並列に同一基板上に形成する
構成としたことにより、複数の異なる波長の光を独立に
スイッチ動作させることができる。これにより、例えば
○TDR等光計測光計従来具なる波長の光をスイッチさ
せるために複数のスイッチモジュールを必要としていた
のが、1つのスイッチに集約でき、装置の低価格化、小
型化を実現することができるという優れた効果を奏する
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る導波路型光デバイスの一実施例を
示す平面図、第2図は本発明の導波路型デバイスを○T
DRに適用したときの構成図、第3図は第1図に示した
本発明の導波路型光デバイスの各波長λ1 、A2 に
ついてのスイッチング特性を示す図、第4図(A)、(
B)は波長211.3μm1 A2 =1.55μmそ
れぞれのT1膜厚(拡散前)のT E / T M両モ
ードの完全結合長の関係を示す図、第5図は方向性結合
型光スィッチの導波路幅とTE/TM両モードの完全結
合長が一致するT1膜厚との関係を示す図、第6図は第
1のスイッチングエレメントにおける1゜3μm、1.
55μmの2つの波長の光スイツチング特性を示す図、
第7図(A)、(B)は方向性結合型スイッチの平面図
と結合部のB−B線断面図、第8図は△β同相駆動タイ
プの1.3μmと1.55μmのそれぞれの波長の光ス
イツチングチャート、第9図(A)、(B)は従来の導
波路型光デバイスの平面図、第10図は従来の導波路型
光デバイスを○TDRに適用したときの構成図である。 10・・・・・導波路基板、 11・・・・第1のスイッチエレメント、12・・・・
・第2のスイッチエレメント、13・・・・・・第3の
スイッチエレメント、14・・第4のスイッチエレメン
ト、 15・・・・・入力光ファイバアレー 16・・・・・・第1の出力光ファイB17・・・・・
第2の出力光ファイバ、18・・・・・・出力光ファイ
バ、 20・・・・・・入力光ファイバ、 21・・・・・・導波路型光スイッチ、22・・・・・
・第1の出力光ファイバ、24・・・・・第2の出力光
ファイバ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板中に光導波路が方向性結合型パターンに形成さ
    れると共にこの光導波路の上部に電極が形成され、2つ
    の異なる波長の光に対して光を切り換える機能を有する
    導波路型光デバイスにおいて、第1の波長λ_1に対し
    て動作する第1の方向性結合型スイッチと第2の波長λ
    _2に対して動作する第2の方向性結合型スイッチを有
    し、この第1と第2の方向性結合型スイッチが前記基板
    上に形成された第1の波長の光と第2の波長の光を分離
    する素子を介して接続されていることを特徴とする導波
    路型光デバイス。 2、前記第1の方向性結合型スイッチの結合部の光導波
    路幅W_1と、前記第2の方向性結合型スイッチの結合
    部の光導波路の幅W_2が、 0.9×λ_1/λ_2≦W_1/W_2≦1.1×λ
    _1/λ_2を満たすことを特徴とする請求項1記載の
    導波路型光デバイス。 3、前記第1の方向性結合型スイッチと前記第2の方向
    性結合型スイッチを接続し、前記第1と第2の波長の光
    を分離する素子が前記基板上に形成された方向性結合型
    の波長フィルタであることを特徴とする請求項2記載の
    導波路型光デバイス。 4、前記第1の方向性結合型スイッチと前記第2の方向
    性結合型スイッチを接続し、前記第1と第2の波長の光
    を分離する素子が方向性結合型スイッチであることを特
    徴とする請求項2記載の導波路型光デバイス。 5、前記第1と第2の波長の光を分離する方向性結合型
    スイッチの結合部の光導波路幅が第1と第2の波長の短
    い波長の光に対して動作する方向性結合器の結合部の光
    導波路幅に一致していることを特徴とする請求項4記載
    の導波路型光デバイス。
JP22804390A 1990-07-06 1990-08-31 導波路型光デバイス Expired - Lifetime JP2626216B2 (ja)

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