JPH04110532U - 整髪用具 - Google Patents

整髪用具

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JPH04110532U
JPH04110532U JP2065191U JP2065191U JPH04110532U JP H04110532 U JPH04110532 U JP H04110532U JP 2065191 U JP2065191 U JP 2065191U JP 2065191 U JP2065191 U JP 2065191U JP H04110532 U JPH04110532 U JP H04110532U
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JP
Japan
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hair
hair styling
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ceramic
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JP2065191U
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輝一 濱口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 髪をブラッシングする時に発生する静電気の
発生を少なく抑えることができる構造を備えた整髪用具
を提供する。 【構成】 整髪用具1のうち、髪と直接当たる髪梳部材
3の部分にセラミック材を用いる。したがって、ブラッ
シングをした時に、髪が浮き上がったり、からまった
り、ねじれたり、また、切れたりすることを防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、整髪用具に関し、より具体的には、髪梳部材をセラミックにより 成形する整髪用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
整髪用具として、くしまたはヘア・ブラシ等が多く用いられている。これらの 整髪用具は、その材質として、例えばくしにおいては、従来から用いられてきた つげ、べっこう、水牛等の材質に代わって、最近ではプラスチック等の化学製品 によって一体成型されたものが用いられることが多くなっている。また、ヘア・ ブラシについても、くしと同様に、豚、猪等の毛が柄の頭部に植毛されていた従 来のものから、ナイロン製の髪梳部材が柄の頭部に植設されたものや、髪梳部材 と柄自体とが一体成型されている樹脂製のもの等、化学製品を使用したものが多 く用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
くし、ヘア・ブラシ等の材質にプラスチック等の化学製品を多く使用する従来 のやり方では、同じ製品を大量生産することが可能であり、1本当たりの生産コ ストを減らすことが可能となる。 しかしその反面、これら化学製品によって生産されたくし等は、髪をブラッシ ングする時に、髪梳部材と髪の毛との摩擦によって静電気を発生しやすく、静電 気の発生により、髪が浮き上がったり、からまったり、ねじれたり、また切れた りするなど、髪を傷める原因を多く伴うものであった。 本考案は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、髪に当たる部 分をセラミック製にすることにより、静電気の発生を少なくし、ブラッシング時 の不具合を解消する物品を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため、本考案の整髪用具は、 整髪用具に関し、髪および地肌に接する部分をセラミック製にするものである。
【0005】
【作用】
整髪用具の髪梳部材がセラミック製とされているため、セラミックの属性によ って各種の作用を及ぼす。 まず、セラミックの有する絶縁性から、ブラッシング時に、髪と髪梳部材との 摩擦によって発生する静電気の発生量が少なく、髪の毛に帯電する静電気を少な く抑えられる。したがって、静電気の反発作用によって髪の毛が浮き上ったり、 からまったり等することが少なくなる。
【0006】 また、セラミックは窯業製品であることから、釉薬等の使用によりなめらかな 肌触りをおこさせる。したがって、ブラッシング時の髪による抵抗が少ない。 さらに、適度の重量感を有することから、ブラッシングと同時にマッサージ効 果も得られる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案に係る一実施例を図面に基づいて説明する。 本考案に係る整髪用具を図1に示し、整髪用具1は、セラミック製の一体成型 品であって、基部2と、複数の髪梳部材3…と、突条4…とから構成されている 。 基部2は、偏平な略長方形状とされ、該基部2の先端側長辺部2aには髪梳部 材3…が設けられている。また、基端側長辺部2bは、なだらかな弧状の曲面と されている。そして、該基部2は、整髪用具1を使用する時に、該整髪用具1の 握把となる部分である。ここに、基端側長辺部2bが曲面とされているのは、本 物品を掌でつかむときに握りやすくするためである。
【0008】 髪梳部材3は、整髪用具1を用いて髪を解く際に直接髪に当たって整髪を行う 部分であり、上記先端側長辺部2aに設定された間隔をもって設けられている。 そして、髪梳部材3は、該先端側長辺部2aと接続する基端部3aから先端部3 bに向かって先細の略細長二等辺三角形状とされている。また髪梳部材3は、基 部2と同様に偏平とされ、先端部3bに向かって肉薄とされている。
【0009】 突条4…は、図1乃至図3に示すように、整髪用具1の片面に、髪梳部材3の 強度を高めるため、基部2と髪梳部材3…とに架け渡して設けられている。より 具体的には、髪梳部材3の略中央を通り、基部2の基端側から髪梳部材3の先端 側にかけて突出させて設けられている。そして、突条4は、隣接する髪梳部材3 に設けられた他の突条4と略平行になるよう、髪梳部材3のそれぞれに設けられ いる。
【0010】 以上のように構成されてなる整髪用具1の製造方法について、以下に説明する 。 まず、図4(a) に示すように、整髪用具1の石膏製の成形型Aのキャビティ A1内に液状のセラミックBを流し込んで、整髪用具1の原型Cを作成する。 この時、液状セラミックBに含まれている空気は、石膏内を通じて成形型Aの 外へ抜け出す。また、液状セラミックBに含まれている水分は、石膏に吸収され る。
【0011】 次に、ある程度水分等が取り除かれた原型Cを成形型Aから取り出す。そし て、この原型Cを自然乾燥または強制的な乾燥で乾かした後、該原型Cの表面に 形成されたバリを取り除いてなめらかにして(図4(b) 参照)、約800℃の温 度で素焼きを行う。
【0012】 そして、素焼きを行った原型Cを、図4(c) に示すように、釉薬Dの中に浸 して、全体的に釉薬Dを塗布する。この時、釉薬Dを塗ると同時に、模様等を付 すことも可能である。
【0013】 この時、髪梳部材3…の強度を高めるとともに、髪梳部材3…が曲がるのを 防止するため、突条4…の部分に塗布された釉薬Dを落とす。この作業は、図4 (d) に示すように、水を含んだスポンジEに突条4…の表面を擦すりつけること によって行われる。
【0014】 しかして、釉薬Dの塗布された原型Cを、図4(e) に示すように、釜Fの中 に入れ、1200から1340℃程度の温度で本焼きを行う。この時、突条4… を下側にして原型Cを台F1の上に載せる。すなわち、原型Cに塗られた釉薬D が、台F1と接触することによって固着しないようにする。
【0015】 なお、の作業を行うにあたっては、予め原型Cに、図4(b) に仮想線で示す ような掛止用の孔部を設けておいて、該孔部に金具等を掛けて原型Cを吊り下げ て行ってもよい。またこの他、原型Cに孔を設けることなく本焼きを行いたい場 合には、原型Cの側面に吊り下げ用の環状成形品を取り付けておき、本焼きは、 この環状成型品にアルミナ製掛具を掛けて原型Cを吊るして行い、本焼き後はこ れを折除し、その端面をグラインダ等で擦って仕上げる。
【0016】 また上記実施例の他、本考案に係る整髪用具は、図5乃至図7に示す整髪用具 1aのように、基部2の両端長辺部2c,2cに針髪梳部材…を設けることも可 能である。
【0017】 具体的には、整髪用具1aは、髪梳部材3…が一方の長辺部2cには密に、他 方の長辺部2cには疎にそれぞれ設けられてなる。そして、密に設けられた髪梳 部材3…は、基端部3aから先端部3bに向かって略二等辺三角形状の先細とさ れ、基部2の長辺部2cに等間隔で配設されている。これにより、髪梳部材3… によって形成される髪梳空間Gは、細長い略二等辺三角形状とされ、この部分を 使って髪を解くと、きめ細やかに整髪することができる。 一方、疎に設けられた髪梳部材3…は、基端部3aから先端部3bに向かって 先細とされているが、その形状は密に設けられた髪梳部材3…とは異なり、隣接 する髪梳部材3…同士異なる形状とされている。つまり、疎に設けられた髪梳部 材3…の先端部3bは等間隔とされているが、この髪梳部材3…によって形成さ れる髪梳空間Hの形状は、隣接する髪梳空間Hと異なっている。したがって、こ の部分で髪を解いた場合、髪梳部材3…が密に設けられている側で解いたときと は違った感じに整髪できる。
【0018】 次に、図8に示す実施例は、本考案に係る整髪用具をヘア・ブラシ1bに用い たものである。 ここに、図8に示すヘア・ブラシ1bは、ヘア・ブラシ1bの柄を構成する柄 部5と、該柄と一体成型されてなる頭部6と、頭部6に植設される髪梳部材3… とを主要部として構成されており、柄部5および頭部6は木製とされている。そ して、頭部6は、その中央部分をくり抜いて、保持部7が埋め込まれている。
【0019】 保持部7には、弾性を有するシリコン樹脂が好適に使用され、髪梳部材3…が 15から16本程度植設されている。したがって、このヘア・ブラシ1bを用い て強くブラッシングした場合でも、シリコン樹脂の弾性により、髪梳部材3…の 先端部分が頭部の地肌を傷付けることがない。 髪梳部材3…には、セラミック製の部材が用いられる。より具体的には、髪梳 部材3…として使用されるセラミックは、直径7〜10mm程度の略円柱状のもの とされ、地肌を傷付けないように先端部分のエッジが落とされている。
【0020】 なお、本考案の実施例は、上記実施例に限られることなく適宜設計変更可能で あり、例えば、ヘア・ブラシ1b全体がセラミックで一体成型されていてもよい 。
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案によれば、以下に列挙するような種々のすぐれた 効果がえられ、基本特性として、耐熱性、耐蝕性および耐摩耗性に優れた整髪用 具を提供することができる。 (1) 本考案に係る整髪用具は、髪梳部材をセラミックにより形成したことによ り、髪を解くときに髪を傷めず、安心してブラッシングをすることができる。 すなわち、髪梳部材にプラスチック等の化学製品を用いる従来品では、髪を解 くときに、髪と髪梳部材との摩擦にって生じる静電気により髪が帯電し、その結 果髪が浮き上がったり、からまったり、ねじれたり、また切れたりすることが多 かった。 しかしながら、本考案に係る整髪用具は、髪梳部材をセラミックにより成形し ているので、髪と髪梳部材との摩擦によって発生する静電気の量が少なく、髪に 帯電する静電気も少ない。つまり、髪に帯電した静電気の反発作用として発生す る髪の浮き上がり、からまり等を生じ難く、ブラッシングによって髪を傷めるこ とが少なくなる。 また、髪梳部材に窯業製品であるセラミックを用いることから、ブラッシング 時の肌触りやくしの通りがよく、かつセラミックの適度な重量感から地肌への圧 着マッサージ効果もえられる。 (2) さらに、整髪用具全体をセラミックで一体成形した場合は、形状の自由度 およびファッション性に優れ、しかも量産可能な整髪用具を提供することができ る。 すなわち、成型前のセラミックは液状、粉末状等定形性がなく、成形型を用い て自由に形状を設定することができる。そして、一度成形型を製作すると、その 後は成形型に液状セラミックを流し込む等することによって、同一形状の整髪用 具を量産することも可能となる。さらに、成形型によって作られた原型を焼いて 仕上げる前に、釉薬とともに模様等を付すことも可能であり、色、模様等を自由 に設定することも可能となる。 したがって、1本当たりの生産コストの低減を図りうるとともに、多様なニー ズに応じた製品を提供することができる。 (3) また、全体をセラミック製とすることにより、清掃が簡単にでき、衛生状 態を良好に保ことも可能となる。 すなわち、くし等は頭髪に付いた油分やほこり等によって汚れやすく、しかも 髪梳部材と髪梳部材との間に付着した汚れはなかなかうまく取り除くことができ ない。 しかしながら、全体をセラミック製とすることによって、セラミックの基本特 性としての耐熱性、耐蝕性、耐磨耗性等を備えることになり、水洗いや薬品によ る洗浄の他、熱湯やアルコール等の薬品による消毒を行うことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る整髪用具1を示す正面図である。
【図2】本考案に係る整髪用具1を図1に示すII−II線
からみた側面図である。
【図3】本考案に係る整髪用具1を図1に示すIII −II
I 線に沿って切った断面図である。
【図4】本考案に係る整髪用具1の製造方法を示す説明
図である。
【図5】本考案に係る他の実施例を示す正面図である。
【図6】本考案に係る他の実施例を図5に示すVI−VI線
からみた側面図である。
【図7】本考案に係る他の実施例を図5に示すVII −VI
I 線に沿って切った断面図である。
【図8】本考案に係るヘア・ブラシの斜視図である。
【符号の説明】
1 整髪用具 2 基部 2a 先端側長辺部 2b 基端側長辺部 3 髪梳部材 4 突条 5 柄部 6 頭部 7 保持部 A 成形型 A1 キャビティ B 液状セラミック C 原型 D 釉薬 G 髪梳部材が密に設けられて構成する髪梳空間 H 髪梳部材が疎に設けられて構成する髪梳空間

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 髪梳部材が、セラミック製とされている
    ことを特徴とする整髪用具。
  2. 【請求項2】 上記整髪用具がくしであって、該くしの
    一部を構成する髪梳部材に、それぞれ突条が設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載の整髪用具。
  3. 【請求項3】 上記整髪用具がヘア・ブラシであって、
    該ブラシの一部を構成する柄の頭部に、髪梳部材が複数
    植設されていることを特徴とする請求項1に記載の整髪
    用具。
  4. 【請求項4】 全体がセラミックで一体成形されている
    ことを特徴とする整髪用具。
JP2065191U 1991-03-07 1991-03-07 整髪用具 Pending JPH04110532U (ja)

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JP2065191U JPH04110532U (ja) 1991-03-07 1991-03-07 整髪用具

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JPH04110532U true JPH04110532U (ja) 1992-09-25

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ID=31906677

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019088406A (ja) * 2017-11-13 2019-06-13 ラブルネッサンス株式会社 ヘアケア器具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019088406A (ja) * 2017-11-13 2019-06-13 ラブルネッサンス株式会社 ヘアケア器具

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