JPH04110283U - 可撓性流体輸送管 - Google Patents

可撓性流体輸送管

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JPH04110283U
JPH04110283U JP2095191U JP2095191U JPH04110283U JP H04110283 U JPH04110283 U JP H04110283U JP 2095191 U JP2095191 U JP 2095191U JP 2095191 U JP2095191 U JP 2095191U JP H04110283 U JPH04110283 U JP H04110283U
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JP
Japan
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specific gravity
low specific
fluid transport
layer
gravity layer
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Application number
JP2095191U
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English (en)
Inventor
良之 牧野
Original Assignee
古河電気工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低比重層を有する可撓性流体輸送管の敷設時
に側圧を受けても低比重層が変形することがない。 【構成】 可撓性流体輸送管10の低比重層16内に径
方向の荷重を受ける支持体28を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、水、石油、ガス等の流体を輸送するのに用いられる可撓性 流体輸送管の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の可撓性流体輸送管は、一般に、外圧強度を受けるために断面S字形の ステンレステープを噛み合わせて形成されたインターロック式の螺旋管とこの螺 旋管の上に被覆されて内部流体の漏れを防止するプラスチック層とを含む内管と 、この内管の内圧によって生ずる軸力やフープ応力を受ける金属補強条を巻き付 けて形成された補強層と、この補強層を腐食または外傷から保護するために設け られた保護シースとから成っている。尚、高粘度の流体を輸送する場合には、温 度の低下による粘度の上昇を抑制するために、温度の低下を抑制する手段を必要 とする。
【0003】 また、大水深海域で使用される可撓性流体輸送管は、長大であるため、敷設時 に大きな張力を生じ、敷設工事が困難となる上に費用が高価となるため、可撓性 流体輸送管の重量を小さくする必要がある。このため、補強層の上に発泡プラス チック、中空ガラス玉、チューブ等から成る低比重層を設けることが行なわれて いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような低比重層を有する可撓性流体輸送管は、敷設時に敷設船上からシー ブを経て海中に落とし込まれるが、この際、可撓性流体輸送管がシーブに接触す るため側圧を受けて低比重層が潰れるおそれがあった。
【0005】 本考案の目的は、上記に鑑み、海中等にに落とし込む際に低比重層が潰れるこ とがない可撓性流体輸送管を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を解決するために、流体が輸送される内管と、この内管 の上に設けられた補強層と、この補強層の上に設けられた低比重層と、この低比 重層の上に設けられた保護シースとから成る可撓性流体輸送管において、低比重 層はその内部に径方向の荷重を受ける支持体を有することを特徴とする可撓性流 体輸送管を提供することにある。
【0007】
【作用】
このように、低比重層内に径方向の荷重を受ける支持体を設けると、低比重層 が潰れることがなく、従って流体輸送管の敷設を容易に行なうことができる。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例を図面を参照して詳細にのべると、図1は本考案に係る可撓性 流体輸送管10を示し、この可撓性流体輸送管10は、流体が輸送される内管1 2と、この内管12の上に設けられた補強層14と、この補強層14の上に設け られた低比重層16と、この低比重層16の上に設けられた保護シース18とか ら成っている。
【0009】 内管12は、外圧強度を受けるために断面S字形のステンレステープを噛み合 わせて形成されたインターロック式の螺旋管20と、この螺旋管20の上に被覆 されて内部流体の漏れを防止する熱可塑性のプラスチック層22とから成ってい る。また、補強層14は、断面C字形の補強条を相互に噛み合わせて小さなピッ チで巻き付けて形成された内圧補強層部分24と、この内圧補強層部分24の上 に断面矩形状の金属補強条を大きなピッチで巻き付けて形成された軸力補強層部 分26とから成っている。
【0010】 低比重層16は、発泡プラスチック、中空ガラス玉、チューブ等から作ること ができるが、図1の実施例では発泡プラスチック体を巻き付けて形成されている が、この低比重層16は、図2に示すように、チューブを巻き付けて形成しても よい。この低比重層16は、その内部に径方向の荷重を受ける支持体28を有す る。この支持体28は、例えば金属又は繊維強化プラスチック等の剛性材料から 成っている。
【0011】 この支持体28は、図1の実施例では、低比重層16を構成する材料と同じ厚 みを有するのが望ましいが、必ずしも同じでなくてもよい。また、この支持体2 8は、環状で長手方向に等間隔で配列するのが望ましいが、周方向に部分的に配 置してもよく、また長手方向に不均一に配列してもよい。更に、支持体28は、 柱状としてスパイラル状に配列してもよい。
【0012】 このように、低比重層16内に径方向の荷重を受ける支持体28を設けると、 流体輸送管10の敷設時に側圧を受けてもこの側圧は支持体28が受けるため、 低比重層16が潰れることがなく、従って流体輸送管10の敷設を容易に行なう ことができる。
【0013】 本考案の1つの具体例では、図1に示す構造とし、その螺旋管20は内径10 0mmとし、プラスチック層22はナイロン樹脂で肉厚5mmで形成した。内圧 補強層部分24は、厚さ4mmで幅が10mmの補強条を巻き付けて形成し、ま た軸力補強層部分26は厚さ3mmで幅が11mmの金属補強条を巻き付けて形 成した。更に低比重層16は、図1に示すように、厚さが3mmで幅が100m mで比重が0.3の発泡プラスチックを6層巻き付けて形成し、支持体28は、 鋼製リングを発泡プラスチックの低比重層16内に長手方向に100mm間隔で 取付けて形成した。保護シース18は、肉厚5mmでナイロン樹脂を被覆して形 成した。
【0014】 このようにして形成された可撓性流体輸送管に200kg/mの側圧を5分間 与え、その後荷重を除去したところ、外径の変化は平均1.8mmであり実用上 問題がなかったことが確認された。
【0015】 尚、低比重層16を図2に示すように内径3mmで外径が5mmのポリエチレ ンチューブを短いピッチで厚さが20mmになるまで巻き付けて形成した可撓性 流体輸送管について同様の側圧試験を行なったところ外径変化は平均3.2mm であり、同様に実用上問題ないことが確認された。
【0016】 比較例として上記した図1の流体輸送管と同様であるが、低比重層に支持体を 設けないで同様の側圧試験を行なったところ、流体輸送管の外径変化は平均12 .3mmであり実用に供することができなかった。
【0017】
【考案の効果】
本考案によれば、上記のように、可撓性流体輸送管の敷設時に側圧を受けても 低比重層が変形することがなく、従ってその敷設を容易に行なうことができる実 益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による可撓性流体輸送管の一
半部の断面図である。
【図2】本考案の他の実施例による可撓性流体輸送管の
一半部の断面図である。
【符号の説明】
10 可撓性流体輸送管 12 内管 14 補強層 16 低比重層 18 保護シース 28 支持体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が輸送される内管と、前記内管の上
    に設けられた補強層と、前記補強層の上に設けられた低
    比重層と、前記低比重層の上に設けられた保護シースと
    から成る可撓性流体輸送管において、前記低比重層はそ
    の内部に径方向の荷重を受ける支持体を有することを特
    徴とする可撓性流体輸送管。
JP2095191U 1991-03-11 1991-03-11 可撓性流体輸送管 Pending JPH04110283U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5238732U (ja) * 1975-09-12 1977-03-18
JPS5351771U (ja) * 1976-10-06 1978-05-02

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5238732U (ja) * 1975-09-12 1977-03-18
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