JPH04110187U - マグネトロン管式排水処理装置 - Google Patents

マグネトロン管式排水処理装置

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JPH04110187U
JPH04110187U JP12138590U JP12138590U JPH04110187U JP H04110187 U JPH04110187 U JP H04110187U JP 12138590 U JP12138590 U JP 12138590U JP 12138590 U JP12138590 U JP 12138590U JP H04110187 U JPH04110187 U JP H04110187U
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JP
Japan
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wastewater treatment
microwave oven
wastewater
filter medium
cylinder
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JP12138590U
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清 福井
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ゴルフ場から出る農薬を含んだ排水
とか染色工場から出る着色された排水などを許容
濃度以下に処理するための排水処理装置に関する
ものである。
[従来の技術] 従来は、上記のような場所から出る排水は後記
する理由のために、一部は排水処埋設備で処理し
ているが、大部分は工業用水で数倍に薄めるだけ
にして放水していた。
[考案が解決しようとする問題点] その理由は、これらの排水の中に含まれる有害
成分などを上記従来の排水処埋設備で許容濃度以
下に処理しようとすると相当大規模な設備を必要
とするから設備費が高くついたり、また広い設置
場所が必要となるのですべての所で実施すること
が難しかった。このため大部分は従来のように排
水を工業用水で薄めて放水していた。
しかしながら、この方法も上記排水処埋設備に
比べて安価に済むが工業用水を購入する費用が高
くついて負担が大きく問題があった。
本考案は上記問題点を解決する目的でなされた
もので、この目的を達成するために本考案者は電
子レンジ雰囲気内では一般化学反応は数倍に活性
化されて反応するという事実に着目し、電子レン
ジを利用することによつて従来にはない構造が簡
単で、場所をとらず、操作も簡単で、しかも設備
費、ランニングコストとも安価に済むのみならず
排水中の有害成分等を除去することが出来る排水
処理設備を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために本考案は以下の構成
とする。第1図に示すように、ステンレス材で出
来た約2m程度の長さの筒体1を立て、その上部
に流入口2を設け下部に金網などで出来た流出口
3を設ける。この筒体1の流入口2及び流出口3
を開閉自在に構成し、該流入口2から筒体1の内
部にろ材4を充填してろ過装置5を構成する。こ
のろ過装置5を、マグネトロン管6を配設した電
子レンジ7内に配設する。上記ろ材4に用いる材
料は、例えば自動車の内装用シートの加工工場や
洋服の裁断加工工場等から大量に出る端切れ生地
等のぼろくずとかシュレッダーから出る紙屑等の
廃品を粉砕装置で粉砕したものを利用する。
また、処理効果を高めるために該ろ過装置5の
筒体1の流入口2に排水管8を接続し、この排水
管8にその内部を流れる排水を予熱するための予
熱器9を取り付ける。この予熱器9はマグネトロ
ン管11を配設した電子レンジ12内に、燃焼用材料
13を充填するステンレス製の容器14を配設して成
る。
該マグネトロン管11は燃焼用材料13の燃焼を活性
化する目的で配設するもので、また該燃焼用材料
13は該ろ過装置5で使用したろ過済み後の汚れた
ろ材4を使用し、これに吸着された有害成分等を
焼却処分するようにすれば好都合である。
第2図は作業効率を良くするためになされた実
施例を示すもので、ろ過装置5の筒体1を2本並
設し、適宜の駆動装置(図外)でこの筒体1を移
動させて左右交互に切り替えることが出来るよう
に構成する。一方の筒体1が電子レンジ7内に位
置しているときは他の筒体1′が電子レンジ7の
外部にあるように位置させる。この状態におい
て電子レンジ7内にある一方の筒体1に予熱器9
で予熱した排水を流入口2から供給してろ過作業
をしている間に電子レンジ7の外にある他の筒体
1′内にある使用済みの汚れたろ材4を新しいろ
材に交換できるように構成する。
[作用] 上記構成にもとづいてその作用を説明すると、 まず、ろ過装置5の筒体1の中にぼろくず等のろ
材4を充填し、また、ろ過装置5内での処理効果
を高めるために予熱器9の容器14に燃焼用材料13
としてすでにろ過装置5で使用したろ過済み後の
汚れたろ材4を充填する。
また、この燃焼用材料14に廃油等の助燃材を含
浸させて燃えやすくするとよい。
このようにして準備した筒体1を電子レンジ7
内に位置させた後、電子レンジ7のスイッチを入
れ、また予熱器9の燃焼用材料13に点火し、排水
管8に排水を流す。排水は予熱器9で加熱されな
がら流入口2を経て筒体1内のろ材4に供給され
る。排水はろ材4を通過しながらろ材4でろ過さ
れる。このとき、電子レンジ7のマグネトロン管
6から発振されたマイクロ波がステンレス製の筒
体1を透過してろ過中のろ材4を照射しそれら分
子を激しく振動させて吸着反応を活性化させるの
で異物等の除外成分はろ材4に良く吸着する。排
水の種類によって差はあるが、約10分程度でろ
材4にほとんど吸着される。残りの清澄なろ液は
流出口を通つて外部に排出される。ろ過作業が終
ると、筒体1内の下部流出口3を開けて汚れたろ
材4を取り出し上部流入口2から新しいろ材4を
詰め替える。
第2図によれば、電子レンジ7内に位置してい
る一方の筒体1内でろ過作業をしているときに、 電子レンジ7の外部に位置している他の筒体1′
内の使用済み後の汚れたろ材4を流出口3から取
り出して予熱器9の燃焼用材料13として取って置
き、この筒体1′内に新しいろ材4を充填する。
一方の筒体1内のろ過作業が終わると、駆動装置
で筒体1を移動させて他の新しいろ材4を充填し
た筒体1′に切り替える。この作業を交互に行っ
てろ過作業を効率よく行う。
[考案の効果] 本考案は、以上説明したように構成されている
ので、以下に記載するような効果を奏する。
従来は、排水を工業用水で薄めるだけであった
から排水中の有害成分等を十分に除去出来ず、そ
のまま放水しているので問題があったが、本考案
に係わる装置は排水中の有害成分等をほとんど吸
着除去し、清澄な水として放水することが出来る
だけでなく、その有害成分等を含むろ材は予熱器
9で燃焼用材料13として燃焼してしまうから、こ
こで無害の灰になり投棄後も公害の恐れがない。
また、従来のように大量の工業用水を使用する
必要がないから、地下水を浪費せず、またその購
入の経費を節約することが出来る。
また、ろ材としてほとんど無料で入手できる端
切れ生地や紙屑などの廃品を利用することが出来
るからランニングコストが安価に済む。
さらに、電子レンジは大量生産されているので
価格も安く、またその構成部品も安く入手するこ
とが出来るだけでなく、マグネトロン管の耐久寿
命も長く、しかも装置全体の構造が簡単であるか
ら、設備費及び維持費が安価に済む。
また、ろ過装置の筒体にろ材を詰め替えるだけ
の手間で済むから、操作が容易であるなど産業上
有用な排水処理装置であるといえる。
【図面の簡単な説明】
 図は本考案の実施例を示し、第1図は正断面
図、第2図は別の実施例を示す作用図である。 1……筒体、2……流入口、3……流出口、4
……ろ材、5……ろ過装置、6……マグネトロン
管、7……電子レンジ、8……排水管、9……予
熱器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1.  マグネトロン管6を配設した電子レンジ7内
    に、上部を流入口2として下部を流出口3とする
    筒体1の内部にろ材を充填したろ過装置5を配設
    し、要すれば該流入口2に接続する排水管8に予
    熱器9を取り付けたことを特徴とするマグネトロ
    ン管式排水処理装置。
JP12138590U 1990-11-20 1990-11-20 マグネトロン管式排水処理装置 Pending JPH04110187U (ja)

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JP12138590U JPH04110187U (ja) 1990-11-20 1990-11-20 マグネトロン管式排水処理装置

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JPH04110187U true JPH04110187U (ja) 1992-09-24

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4949872A (ja) * 1972-05-22 1974-05-15
JPS63270590A (ja) * 1987-04-28 1988-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 浄水器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4949872A (ja) * 1972-05-22 1974-05-15
JPS63270590A (ja) * 1987-04-28 1988-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 浄水器

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