JPH04109811U - 鋸 刃 - Google Patents

鋸 刃

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JPH04109811U
JPH04109811U JP1444091U JP1444091U JPH04109811U JP H04109811 U JPH04109811 U JP H04109811U JP 1444091 U JP1444091 U JP 1444091U JP 1444091 U JP1444091 U JP 1444091U JP H04109811 U JPH04109811 U JP H04109811U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
saw blade
trapezoidal
cut
blades
Prior art date
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Pending
Application number
JP1444091U
Other languages
English (en)
Inventor
満男 小林
勝弘 堀口
勝彦 押部
Original Assignee
株式会社アマダ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の台形刃と鋸刃とを交互に配列してなる
帯鋸刃では台形刃の切り幅aと平刃の切り幅bとの関係
がa=bであったために、帯鋸刃で切断加工したワーク
の切断面には洗濯板状の粗い模様が発生して面粗度が悪
かった問題点を解消することにある。 【構成】 鋸刃としての例えば超硬帯鋸刃1には台形刃
3と平刃5とが交互に配列されている。の台形刃3の切
り幅aと、平刃5の切り幅bとの関係を、a≧2bとし
たことにより、帯鋸刃1でワークWを切断した切断面に
は、従来発生していた洗濯板状の粗い模様が防止でき
て、面粗度良好な切断面を得ることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、鋸刃に係り、更に詳細には台形刃と平刃とを交互に配列してなる 鋸刃に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、鋸刃としての例えば超硬帯鋸刃101として、図3および図4に示され ているように、台形刃103と平刃105とが交互に配列されているものが知ら れている。この台形刃103と平刃105の切り幅を図4に示したごとく、それ ぞれa,bとした場合に、a=bで構成されている。
【0003】
【考案が解決しようする課題】
ところで、上述した従来のごとき台形刃103と平刃105の切り幅a,bは 、a=bの関係で構成された超硬帯鋸刃101で炭素工具鋼(S45C)からな るワークWを所定の鋸刃速度Vm/min 例えば60m/min ,切り込み0.03mm/ 刃で切断加工を行なったところ、ワークWの切断面に図5および図6に示される ように、洗濯板状の粗い模様WSが発生してしまい、図7に示すごとく、面粗度 が粗く(最大75μm)良好な切断面が得られないという問題があった。
【0004】 この考案の目的は、前述した問題点を改善するために切断加工したワークの切 断面に洗濯板状の粗い模様の発生を防止した良好な切断を得るようにした鋸刃を 提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、台形刃と平刃とを交互に配列してな る鋸刃にして、前記台形刃,平刃の切り幅をa,bとして、a≧2bの関係で構 成されていることを特徴とする鋸刃である。
【0006】
【作用】
この考案の鋸刃を採用することにより、台形刃と平刃の切り幅をa,bとし、 a≧2bとなる関係で構成された鋸刃でワークを切断加工すると、従来ワークの 切断面に発生していた洗濯板状の粗い模様が防止されて良好な切断面が得られる 。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】 図1を参照するに、鋸刃としての例えば超硬帯鋸刃1は、台形刃3と平刃5と を交互に配列してなるものである。そして、台形刃3と平刃5の切り幅をそれぞ れa,bとして、a≧2bとすることにより、従来加工したワークWの切断面に 洗濯板状の粗い模様が発生せず良好な切断面を得るようしたものである。
【0009】 すなわち、従来の鋸刃速度Vm/min 例えば60m/min ,切り込み0.03mm/ 刃の条件下で、a=bでない条件下であるa>bの状態で従来使用した炭素工具 鋼(S45C)で種々試験を行なったところ、2b>a>bの条件下では、従来 と同じように切断した切断面に洗濯板状の粗い模様より徐々によくなってくるが 、ほぼ完全に洗濯板状の粗い模様を防止できなかったが、a≧2bとすることに より、従来の図5および図6に示すような、切断面に洗濯板状の粗い模様が発生 しない面粗度が図2に示したような従来よりも細かな面粗度(最大30μm)と なり良好な切断面を得ることができたのである。この理由としては、平刃5の両 側に形成されている切り幅bの量が大きいと、左右のバランスの量が1/00単 位でくずれやすくなり、洗濯板状の模様が切断面に発生してしまう。そのため、 切り幅bの量を絶対的に少なくしてやることにより、切粉もよく分散されて負荷 がかからず、切断したワークの切断面が洗濯板状の模様が発生しない面粗度が良 好な切断面となるものである。
【0010】 また、図1において、台形刃3と平刃5との段差Hの程度並びに超硬帯鋸刃1 の材質については、本実施例における切断した切断面の面粗度に直接関係しない ものである。
【0011】 さらに、本実施例のごとく、台形刃3の切り幅aと、平刃5の切り幅bとの関 係を、a≧2bとすることにより、鋸刃速度は、従来のa=bからなる鋸刃速度 Vに対して、1/3V〜1.5Vの範囲内における如何なる切断条件においても 、洗濯板状の粗い模様の発生しない面粗度良好な切断面を得ることができる。
【0012】 なお、この考案は、この前述した実施例に限定されることなく、適宜の変更を 行なうことにより、その他の態様で実施し得るものである。例えば、本実施例で は鋸刃として超硬帯鋸刃1を例にとって説明したが、丸鋸刃であっても対応可能 である。
【0013】
【考案の効果】
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この考案によれば、実用新 案登録請求の範囲に記載されたとおりの構成であるから、鋸刃の台形刃の切り幅 aと、平刃の切り幅bの関係を、a≧2bとすることにより、鋸刃で切断したワ ークの切断面には洗濯板状の模様が発生せず防止できて、面粗度良好な切断面を 得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る鋸刃の一実施例である超硬帯鋸
刃における側面図である。
【図2】この考案の鋸刃によってワークを切断した際の
面粗度データを表わした一例図である。
【図3】従来における超硬帯鋸刃の正面図である。
【図4】図3におけるIV矢視部の拡大図である。
【図5】従来の図3,図4に示した超硬帯鋸刃で切断加
工したワークの側面図である。
【図6】図5におけるVI矢視図である。
【図7】従来の鋸刃によってワークを切断した際の面粗
度データを表わした一例図である。
【符号の説明】
1 超硬帯鋸刃(鋸刃) 3 台形刃 5 平刃 a 台形刃の切り幅 b 平刃の切り幅

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台形刃と平刃とを交互に配列してなる鋸
    刃にして、前記台形刃,平刃の切り幅をa,bとして、
    a≧2bの関係で構成されていることを特徴とする鋸
    刃。
JP1444091U 1991-03-13 1991-03-13 鋸 刃 Pending JPH04109811U (ja)

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JP1444091U JPH04109811U (ja) 1991-03-13 1991-03-13 鋸 刃

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JP1444091U JPH04109811U (ja) 1991-03-13 1991-03-13 鋸 刃

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000263327A (ja) * 1999-01-11 2000-09-26 Amada Co Ltd 帯鋸刃
JP2006297525A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Amada Co Ltd 鋸刃

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JPS6048916B2 (ja) * 1984-08-06 1985-10-30 シャープ株式会社 負性抵抗発光素子

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