JPH04109568U - プリント基板の誤挿入防止構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業性の優れたプリント基板の誤挿入防止構
造を実現する。 【構成】 チップ部品７が組み付けられていない状態で
は６ピンのコネクタ（図示していない）を挿入口に組み
付ける。また、チップ部品７が組み付けられているとき
には、チップ部品７のために６ピンのコネクタを取り付
けることができないから、この場合は、３ピンのコネク
タ９を取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はプリント基板の誤挿入防止構造に関する。

【０００２】

【従来技術】

従来より、プリント基板に設けたコネクタ挿入口には、輸出地域別に異なるコ ネクタを組み付ける場合があった。

【０００３】 そして、コネクタの誤挿入を防止するために、プリント基板上にシルク印刷で 必要な表示を行なっていたが、異なる種類のコネクタを挿入することができる構 造であるから誤挿入を防止することができないという欠点を有していた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは 、作業性の優れたプリント基板の誤挿入防止構造を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案のプリント基板の誤挿入防止構造は、プリント基板上に設けられ、且 つ、一列に配置された複数の部品挿入口と、前記複数の部品挿入口のうち所定の 挿入口を覆うための電子部品とで構成したものである。

【０００６】

【作用】

この考案によれば、挿入口を覆うように設けた電子部品の有無で前記挿入口に 取り付ける部品の識別を行なうことができる。

【０００７】 このため、部品の誤挿入を防止することができる。

【０００８】

【実施例】 この考案に係るプリント基板の誤挿入防止構造の実施例を図１及び図２に基づ いて説明する。

【０００９】 図中、１，２，３，４，５，６はプリント基板上に設けられ、且つ、一列に配 置されたコネクタ挿入用の挿入口、７は挿入口５を覆うようにプリント基板上に 設けられたチップ部品、８は挿入口１乃至６に組み付けられる６ピンのコネクタ 、９は挿入口１乃至３に組み付ける３ピンのコネクタである。

【００１０】 さて、チップ部品７が組み付けられていない状態では図２に示したように６ピ ンのコネクタ８をプリント基板に取り付ける。

【００１１】 また、チップ部品７が組み付けられているときには、チップ部品７のために６ ピンのコネクタ８を取り付けることができないから、この場合は、３ピンのコネ クタ９を取り付ける（図１）。

【００１２】 なお、チップ部品７は必ずしも挿入口５を完全に覆う必要はない。

【００１３】 また、この考案ではチップ部品７を用いたが、２つの部品（この実施例では、 ６ピンのコネクタ８と３ピンのコネクタ３）の取付の可否を識別することができ れば他の部品を利用してもよい。

【００１４】

【考案の効果】

この考案に係るプリント基板の誤挿入防止構造によれば、上述のように構成し たので、能率よく部品の誤挿入を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係るプリント基板の誤挿入防止構造
の実施例を示し、挿入口上にチップ部品を配置すると共
に３ピンのコネクタを取り付けた状態を示す図である。

【図２】同６ピンのコネクタを取り付けた状態を示す図
である。

【符号の説明】

１，２，３，４，５，６ 挿入口 ７ チップ部品 ８ ６ピンのコネクタ ９ ３ピンのコネクタ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 プリント基板上に設けられ、且つ、一列
   に配置された複数の部品挿入口と、前記複数の部品挿入
   口のうち所定の挿入口を覆うための電子部品とで構成し
   たことを特徴とするプリント基板の誤挿入防止構造。