JPH0410909Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0410909Y2
JPH0410909Y2 JP1689887U JP1689887U JPH0410909Y2 JP H0410909 Y2 JPH0410909 Y2 JP H0410909Y2 JP 1689887 U JP1689887 U JP 1689887U JP 1689887 U JP1689887 U JP 1689887U JP H0410909 Y2 JPH0410909 Y2 JP H0410909Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
valve seat
shower
rod
water flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1689887U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63126054U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1689887U priority Critical patent/JPH0410909Y2/ja
Publication of JPS63126054U publication Critical patent/JPS63126054U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0410909Y2 publication Critical patent/JPH0410909Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、棒状水とシヤワー水(何れも水と称
しているが、例えば湯沸器などからの湯や、湯水
混合栓などからの混合湯水などを含む)とを選択
的に得ることができるシヤワー蛇口の改良に関す
るものである。
〔従来の技術〕
かかるシヤワー蛇口として、第6図に示すよう
に、中央部側に棒状水の流路P1を有し且つ該棒
状水流路P1のまわりにシヤワー水流路P2が形成
されたキヤツプ5を、弁座2を内蔵したシヤワー
蛇口本体1に対して水密状態で回転のみ自在に取
り付けると共に、前記棒状水流路P1の入口kな
らびに弁座流路P0の出口vを前記キヤツプ5の
回転中心Qに対して偏倚させて設けたものがあ
る。
かかる構成によれば、第4図及び第5図(何れ
も本考案によるシヤワー蛇口の流路切り換え説明
用の図面であるが、流路切り換えの点については
機能的に同じであるから、これを参考にする。)
に示すように、キヤツプ5の回転操作に伴つて、
棒状水流路P1のみが弁座流路P0に連通する棒状
水供給状態Xと、弁座流路P0のみがシヤワー水
流路P2に連通するシヤワー水供給状態Yとに、
夫々切り換えられるもので、必要に応じて棒状水
とシヤワー水とを選択的に得ることができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記構成のシヤワー蛇口において、
棒状水供給状態Xの現出下でシヤワー水流路P2
から水を流出させないようにする上で、あるいは
逆に、シヤワー水供給状態Yの現出下で棒状水流
路P1から水を流出させないようにする上で、前
記弁座2を棒状水流路P1の入口kまわりの端面
S1に密接させて、上記弁座2と端面S1との間から
水を漏れ出させないようにすることが極めて肝要
である。
而して従来は、前記弁座2をシヤワー蛇口本体
1に螺着させる構成をとつて、該弁座2の螺着位
置の設定によつて当該弁座2に端面S1を密接させ
るようにしているが、前記端面S1を弁座2に高精
度で密接させることは、加工面ならびに組付け面
で非常に困難であると共に、該端面S1を弁座2に
強く密接させると、キヤツプ5を回転させる際に
強い操作力が必要になり、その上、上記強い回転
操作力が弁座2に付与されることで該弁座2の螺
着位置が変動し、弁座2と端面S1との間から水が
漏れ出す危険性もある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、極めて簡単かつ合理的な改良によつ
て、上記従来の欠点を解消すべく案出されたもの
であつて、棒状水とシヤワー水とを選択的に得る
ことのできる冒頭に記載したシヤワー蛇口におい
て、前記弁座をシヤワー蛇口本体に対して水密状
態で弁座流路方向にのみ移動自在に設けた点に特
徴がある。
〔作用〕
上記の特徴構成によれば、棒状水あるいはシヤ
ワー水の何れの給水形態においても、シヤワー蛇
口本体への供給水の水圧が弁座の上流側面部に付
与されるもので、この水圧を基にして、前記弁座
流路方向に移動自在な弁座が、棒状水流路の入口
まわりの端面に向けて押圧される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、第1図はシヤワー蛇口の縦断面図、第2図
は一部を破断したシヤワー蛇口の主要構成部材の
分解斜視図、第3図はシヤワー蛇口の斜視図を示
す。
図において、1は長手中間にフランジ部1aが
連設されたシヤワー蛇口本体で、小径流路部分1
bと大径流路部分1cを備え、かつ、弁座2の舌
片a,aを嵌入するための係合凹部b,bが前記
両流路部分1b,1c間に形成されている。そし
て、前記大径流路部分1cの外周面には、水密パ
ツキン3と割りリング4を嵌入するための環状凹
部c,dが形成されている。5はシヤワーホース
接続用の金具で、パツキン6を介して前記小径流
路部分1bの外周面に螺着されている。
前記弁座2は、舌片a,aが連設された筒体部
分2aと、該筒体部分2aの筒軸芯に対して偏倚
した箇所に2個(個数は不問である。)の弁座流
路P0が形成された弁座本体2b、及び、水密用
パツキンrを押圧するフランジ部2cから成り、
かつ、前記シヤワー蛇口本体1に対して水密状態
で弁座流路P0の方向にのみ若干移動自在に設け
られている。
7は中央部側に棒状水の流路P1を有し且つ該
棒状水流路P1のまわりにシヤワー水流路P2が形
成されたキヤツプで、ナツト部材8と流路切り換
え用のキヤツプ本体9及び押えリング10から成
る。
詳しくは、前記ナツト部材8は、前記シヤワー
蛇口本体1のフランジ部1aと割りリング4との
隙間寸法よりも若干薄肉のフランジ部8aを、雌
ねじeが形成された筒状部8bの端部に連設する
と共に、該フランジ部8aに突起係入用の凹部
f,fを形成して成る。
一方、前記キヤツプ本体9は、前記凹部f,f
に係入する突起g,gが連設された筒状部分9a
と、シヤワー水流路P2を構成する多数の先細小
孔h……が形成されたシヤワー面板部分9b、及
び、棒状水流路P1を構成する椀状部分9cから
成り、そして、前記椀状部分9cの棒状水流路
P1の出口側には、パツキン11を介して泡沫器
12を螺着するための雌ねじiが形成され、か
つ、前記椀状部分9cの平面部分Sには、筒状部
分9aの筒軸芯から偏倚した箇所(具体的には、
前記弁座流路P0の出口vに相対応する箇所)に
筒部j,jが連設されていて、前記弁座2に密接
し且つ棒状水流路P1の入口kを形成するメガネ
パツキン13が前記筒部j,jに装着されてい
る。
そして前記押えリング10は、前記ナツト部材
8の雌ねじeに螺合される雄ねじmと、前記キヤ
ツプ本体9のシヤワー面板部分9bに係止する環
状の係止体nとを備えている。
而して、前記凹部cにパツキン3を嵌め込んで
後に、前記ナツト部材8をシヤワー蛇口本体1の
大径流路部分1cに外嵌合させると共に、該大径
流路部分1cの環状凹部dに割りリング4を嵌合
させて、該割りリング4とフランジ部1cとで前
記ナツト部材8のフランジ部8cを挟着すること
で、前記シヤワー蛇口本体1に対し抜け出し不能
の状態で前記ナツト部材8が回転中心Qまわりで
回転のみ自在に取り付けられるのであり、そし
て、前記ナツト部材8の凹部f,fに突起g,g
を係入させながら前記キヤツプ本体9をナツト部
材8に嵌入すると共に、前記雌ねじeに押えリン
グ10を螺着して、該押えリング10の係止体n
とフランジ部8aとでキヤツプ本体9の筒状部分
9aを挟着することにより、前記ナツト部材8と
キヤツプ本体9及び押えリング10の三者が一体
化されるのであり、つまり、上記三者を一体化し
て成るキヤツプ5が回転中心Qまわりで回転のみ
自在にシヤワー蛇口本体1に取り付けられている
のである。
このシヤワー蛇口本体1に対するキヤツプ5の
取り付け状態において、前記弁座2がシヤワー蛇
口本体1に対して水密状態で弁座流路P0の方向
にのみ移動できるように、前記舌片aとこれを嵌
入する凹部bの寸法、及び、前記筒状部分2aの
長さ寸法とこれに対応する前記入口端面S1とパツ
キン受けtとの隙間寸法が、夫々設定されている
のである。
上記の構成によれば、前記シヤワー蛇口本体1
に対して前記キヤツプ5を回転中心Qまわりで回
転させて、前記キヤツプ5の棒状水流路入口kを
前記弁座流路P0の出口vに相対応させることで、
第4図に示すように、前記シヤワー蛇口本体1の
流路Pが弁座流路P0を介して棒状水流路P1に連
通される棒状水供給状態Xが現出される。
あるいは、前記キヤツプ5を回転させて前記弁
座流路P0をシヤワー水流路P2に連通させると共
に、前記棒状水流路P1の入口kを前記弁座2で
閉じさせることで、第5図に示すように、シヤワ
ー水供給状態Yが現出されるのであり、即ち、棒
状水とシヤワー水とを選択的に得ることができる
のである。
そして、上記何れの供給状態X,Yにおいても
前記弁座2の上流側面部に給水圧が付与されるこ
とで、前記弁座流路P0の方向に移動自在な弁座
2が、棒状水流路P1の入口kまわりのパツキン
端面S1に向けて押圧されることになり、而して、
棒状水供給状態Xの現出下において前記シヤワー
水流路P2側への水の漏れ出しを確実に防止でき、
逆に、シヤワー水供給状態Yの現出下において前
記棒状水流路P1側への水の漏れ出しを確実に防
止できるのである。
このように、弁座流路P0の方向に移動自在な
弁座2を、給水圧を利用して棒状水流路P1の入
口端面S1に押圧させるので、従来のように困難な
弁座2の位置調節操作が不要で、シヤワー蛇口の
加工はもとより組付けが容易になると共に、前記
キヤツプ7の回転操作も軽く且つ楽に行え、ま
た、回転に伴つて弁座位置が変化することもない
のである。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、冒頭に記載した
シヤワー蛇口において、前記弁座をシヤワー蛇口
本体に対して水密状態で弁座流路方向にのみ移動
自在に設けて、給水圧を利用して前記弁座を棒状
水流路の入口端面に押圧させるように改良したこ
とによつて、加工ならびに組付けの容易な状態
で、棒状水供給状態下でのシヤワー水流路側への
水の漏れ出し、あるいは、シヤワー水供給状態下
での棒状水流路側への水の漏れ出しを確実に防止
できるようになり、しかも、供給状態切り換えの
ためのキヤツプの回転操作も軽く且つ楽に行える
に至つたのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はシヤ
ワー蛇口の縦断側面図、第2図は一部を破断した
シヤワー蛇口の主要構成部材の分解斜視図、第3
図はシヤワー蛇口の斜視図、第4図は棒状水供給
状態の説明図、第5図はシヤワー水供給状態の説
明図である。そして第6図は従来例のシヤワー蛇
口の縦断側面図である。 1……シヤワー蛇口本体、2……弁座、7……
キヤツプ、k……入口、v……出口、P0……弁
座流路、P1……棒状水流路、P2……シヤワー水
流路、Q……回転中心、X……棒状水供給状態、
Y……シヤワー水供給状態。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央部側に棒状水の流路を有し且つ該棒状水流
    路のまわりにシヤワー水流路が形成されたキヤツ
    プを、弁座を内蔵したシヤワー蛇口本体に対して
    水密状態で回転のみ自在に取り付けると共に、前
    記棒状水流路の入口ならびに弁座流路の出口を前
    記キヤツプの回転中心に対して偏倚させて、前記
    キヤツプの回転に伴つて、前記棒状水流路のみが
    弁座流路に連通する棒状水供給状態と、前記弁座
    流路のみがシヤワー水流路に連通するシヤワー水
    供給状態とに、夫々切り換え自在に構成されたシ
    ヤワー蛇口において、前記弁座をシヤワー蛇口本
    体に対して水密状態で弁座流路方向にのみ移動自
    在に設けてあることを特徴とするシヤワー蛇口。
JP1689887U 1987-02-07 1987-02-07 Expired JPH0410909Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1689887U JPH0410909Y2 (ja) 1987-02-07 1987-02-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1689887U JPH0410909Y2 (ja) 1987-02-07 1987-02-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63126054U JPS63126054U (ja) 1988-08-17
JPH0410909Y2 true JPH0410909Y2 (ja) 1992-03-18

Family

ID=30809172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1689887U Expired JPH0410909Y2 (ja) 1987-02-07 1987-02-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0410909Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63126054U (ja) 1988-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6427713B1 (en) Mixing valve with graduated temperature modulation
US3667503A (en) Single-handle mixing and proportioning valve
US5725010A (en) Pressure balanced mixing valve
CA1096747A (en) Anti-scald apparatus for a tub and shower single control faucet
US4562994A (en) Valve
US3625255A (en) Mixing taps
US2977986A (en) Single-handled valve
US5188149A (en) Diverter valve
US4328830A (en) Fluid mixing valve
JPH06507463A (ja) ボール弁要素を有する混合弁
JP2837911B2 (ja) 混合弁ユニット
MXPA01001829A (es) Valvula de globo.
US3796231A (en) Single handle faucet valve
JPH0410909Y2 (ja)
US3623510A (en) Single handle faucet valve
US3787028A (en) Rotary plug valve
CA1037820A (en) Mixing tap
US4108208A (en) Mixing tap
US3872890A (en) Single handle faucet valve
JPH0913450A (ja) 水栓における吐水管の回転規制構造
JP3354006B2 (ja) 流体管路用三方切換え弁
JPS6348847Y2 (ja)
US3847181A (en) Faucet
CN217559092U (zh) 双汇合出口阀体及暗装式组合阀体
JP2737018B2 (ja) 流体コック装置