JPH04109092A - 先行待機型ポンプの吐出し水量測定装置および吐出し水量測定方法 - Google Patents

先行待機型ポンプの吐出し水量測定装置および吐出し水量測定方法

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JPH04109092A
JPH04109092A JP2225229A JP22522990A JPH04109092A JP H04109092 A JPH04109092 A JP H04109092A JP 2225229 A JP2225229 A JP 2225229A JP 22522990 A JP22522990 A JP 22522990A JP H04109092 A JPH04109092 A JP H04109092A
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Hirohisa Takeda
裕久 武田
Masa Ichikawa
市川 雅
Tsuneya Sugitani
杉谷 恒也
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DENGIYOUSHIYA KIKAI SEISAKUSHO KK
Dengyosha Machine Works Ltd
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DENGIYOUSHIYA KIKAI SEISAKUSHO KK
Dengyosha Machine Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、通常のポンプ運転水位以下で空気が吸引混合
される水位から全速運転を行なわせる先行待機型ポンプ
の吐出し水量を測定するための吐出し水量測定装置およ
び吐出し水量測定方法に関するものである。
(従来の技術) 近年、都市部において市街地化や宅地化による舗装率の
向上および下水管渠の普及等によって、雨水がポンプ設
備に急激かつ大量に流入する傾向にある。しかし、この
大量の雨水が流入するのに充分な容量の吸水槽を設備す
ることは、土地が高価である等のため経済的に困難であ
る。そこで、吸水槽の容量が充分でなく、水位が大幅に
急激な変化をし易い。この水位の急激な変化に対応する
ために、雨水の流入を予測して予めポンプを全速運転状
態とする先行待機運転が試みられている。
この先行待機運転にあっては、通常のポンプ運転水位以
下で全速運転がなされるので、気水温合運転状態および
気中運転状態を生じさせる。そこで、気水温合運転状態
における異常な振動や騒音を軽減する試みとして、第8
図に示すごとく、大気に連通ずる吸気管IOが、立軸ポ
ンプ12の羽根車14より下方の羽根車ケーシング16
または吸入ベルマウス18に開口されたものが提案され
ている。なお、第8図で、20は吸込水槽である。
この第8図に示す先行待機型ポンプは、羽根車14の入
口部に生じる負圧により空気が自然に吸気管lOを介し
て立軸ポンプ12内に吸引されるので、異常な振動や騒
音の発生が軽減される。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記第8図に示す先行待機型ポンプにあって
は、吸引された空気が吐出し流量に混合されており、吐
出し流量から混合された空気量を除いた吐出し水量を正
確に測定することが困難である。これは従来の空気が混
入されない状態で運転するポンプであるならば、予めポ
ンプの実揚程と吐出し水量との一本の特性曲線を求め、
ポンプの実揚程の測定値から簡単に吐出し水量を算出す
ることができる。しかしながら、先行待機型ポンプにあ
っては、性能が空気量と吐出し水量の混合比をパラメー
タとして、実揚程と吐出し流量(空気量+吐出し水量)
の特性曲線群で表わされ、実揚程の測定値のみから吐出
し水量を算出することができない。
本発明は、上述のごとき従来の先行待機型ポンプの事情
に鑑みてなされたもので、実揚程と吸込まれる空気量と
から吐出し水量が正確に算出されるようにした先行待機
型ポンプの吐出し水量測定装置および吐出し水量測定方
法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本発明の先行待機型ポン
プの吐出し水量測定装置は、立軸ポンプの羽根車より下
方の羽根車ケーシングまたは吸込ベルマウスに大気と連
通ずる吸気管を開口し、この吸気管から立軸ポンプ内に
吸引される空気量を測定する空気量測定手段を設け、吸
込水槽の水位を測定する吸込水槽水位測定手段を設け、
吐出し水槽の水位を測定する吐出し水槽水位測定手段を
設け、前記空気量測定手段から出力される前記空気量に
応じた信号と、前記吸込および吐出し水槽水位測定手段
からそれぞれ出力される前記水位に応じた信号と、予め
実測された前記立軸ポンプの性能特性データとから、演
算手段で吐出し水量を演算するように構成されている。
そして、前記吸込水槽水位測定手段と前記吐出し水槽水
位測定手段に代えて、前記吸込水槽と前記吐出し水槽に
それぞれ水圧測定手段を配置し、これらの水圧測定手段
から出力される水圧に応じた信号およびこれらの水圧測
定手段が配置された高低差と、前記空気量に応じた信号
と、予め実測された前記立軸ポンプの性能特性データと
から、演算手段で吐出し量を演算するように構成しても
良い。
さらに、前記吐出し水槽水位測定手段に代えて、前記立
軸ポンプの吐出し圧力を測定する吐出し圧力測定手段を
設け、前記吸込水槽水位測定手段から出力される信号と
、前記吐出し圧力測定手段から出力される信号と、前記
空気量測定手段から出力される信号と、予め実測された
前記立軸ポンプの性能特性データとから、演算手段で吐
出し水量を演算するように構成しても良い。
そしてさらに、前記吐出し水槽水位測定手段に代えて、
前記吐出し水槽に水圧測定手段を配置し、前記吸込水槽
水位測定手段から出力される信号と、前記水圧測定手段
から出力される信号およびこの水圧測定手段が配置され
た高さと、前記空気量測定手段から出力される信号と、
予め実測された前記立軸ポンプの性能特性データとから
、演算手段で吐出し水量を演算するように構成しても良
い。
また、本発明の先行待機型ポンプの吐出し水量測定方法
は、予め実測された立軸ポンプの実揚程と前記立軸ポン
プ内に吸引される空気量および前記立軸ポンプから吐出
される吐出し水量の性能特性データから、前記実揚程と
前記空気量および前記立軸ポンプから吐出される空気量
と吐出し水量の混合比の関係式を算出し、吸込水槽水位
測定手段および吐出し水槽水位測定手段から出力される
それぞれの水位に応じた信号から実揚程を算出し、この
実揚程と空気量測定手段から出力される前記空気量とか
ら前記関係式をニュートン・ラフソン法により近似計算
して前記混合比を特定し、この混合比と前記空気量から
前記立軸ポンプから吐出される吐出し水量を演算する。
そして、吸込水槽および吐出し水槽の水位に応じた信号
に代えて、吸込水槽および吐出し水槽の底に配置された
水圧測定手段から構成される装置に応じた信号と前記吸
込水槽と吐出し水槽の底の高低差から実揚程を算出し、
この実揚程と空気量から吐出し水量を演算しても良い。
さらに、前記吐出し水槽の水位に応じた信号に代えて、
前記立軸ポンプの吐出し圧力に応じた信号を用い、この
信号と前記吸込水槽の水位に応じた信号から実揚程を算
出しても良い。
そしてさらに、前記吐出し水槽の水位に応じた信号に代
えて、前記吐出し水槽に配置された水圧測定手段から出
力される信号およびこの水圧測定手段が配置された高さ
から実揚程を算出しても良い。
(作用) 予め実測された立軸ポンプの性能データから、空気量と
吐出し水量の混合比をパラメータとして実揚程と吐出し
流量の特性曲線群が得られる。さらに、これらの特性曲
線群は、実揚程と空気量および混合比の関係式として表
わされる。そこで、吸水槽水位と吐出し水槽で実測され
る水位差から実揚程を求め、この実揚程と実測される空
気量を関係式に与えて混合比を演算し、さらに混合比と
空気量から吐出し水量が演算される。
そして、吸水槽と吐出し水種で実測される水圧差から実
揚程を求め、この実揚程と空気量から吐出し水量が演算
される。
さらに、吸水槽の水位と立軸ポンプの吐出し圧力から実
揚程が求められる。そしてさらに、吸水槽の水位と吐出
し水槽の圧力からも実揚程が求められる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第1図ないし第5図を参照して
説明する。第1図は、本発明の先行待機型ポンプの吐出
し水量測定装置の一実施例の構造図であり、第2図は、
第1図に示す立軸ポンプの吐出し流量に対する実揚程お
よび効率を示す特性図であり、′s3図は、空気量と吐
出し水量の混合比に対する最高効率点流量を示す特性図
であり、第4図紘、吐出し流量と最高効率点流量の流量
比に対する実揚程を示す特性図であり、第5図は、第1
図の演算手段で行なわれる吐出し水量を演算するための
一例のフローチャートである。
まず、第1図を参照してその構造を説明する。
吸水槽20に、吸気管IOを備えた立軸ポンプ12が配
置され、この立軸ポンプ12に、蝶形弁22と伸縮管2
4アよび漸拡管26が順次に連結され、漸拡管26が吐
出し水槽28に開口される。吸気管lOには、立軸ポン
プ12内に吸引される空気量を測定するための空気量測
定手段30が設けられ、空気量に応じた信号が演算手段
32に与えられる。また、吸込水槽20には、水位を測
定する吸込水槽水位測定手段34が設けられ、吸込み水
位に応じた信号が演算手段32に与えられる。同様に、
吐出し水槽28には、水位を測定する吐出し水種水位測
定手段36が設けられ、吐出し水位に応じた信号が演算
手段32に与えられる。そして、演算手段32では、測
定された水位差から実揚程りを演算し、さらにこの実揚
程りと空気量Qaとから吐出し水量Qwを後述のごとく
演算する。さらに、演算手段32より吐出し水量Qwの
演算結果に応じた信号が表示手段38に与えられて吐出
し水量Qwが適宜に表示される。
次に、演算手段32にあける吐出し水量Qwの演算方法
について説明する。予め立軸ポンプ12の特性を製造工
場等にて正確に多数の点で実測して、吐出し流量Q (
Qa +Qw )に対する実揚程りと効率ηを、混合比
R(Qa/Qw)をパラメータとして第2図のごとく図
示する。この第2図で、混合比Rが0%、2%、4%、
6%のそれぞれの最高効率点流量はWl、W、、W3、
W4である。そして、第2図から求めた最高効率点流量
Wと混合比Rの特性図が第3図として示せる。この第3
図を示す関係式を W=C0+CIR◆C2R2◆C3R3・・・ (1)
て示せば、実測データを(1)式に代入して係数C0、
C,、Cm、C3の値を最小二乗法で求めることができ
る。そして、これらの係数C0、C1、C2、CSは定
数である。
さらに、第2図の流量qに対する実揚程りの特性曲線を
最高効率点流量Wで規格化した、流量比ζ(q/W)に
対する実揚程りの特性曲線が第4図である。ここで、第
4図の各混合比Rをバラメータとする関係式はそれぞれ ζ= A o+A 、ζ◆A2ζ2÷A3ζ3◆A4ζ
4・・・ (2) で示せる。そして、第4図のデータを(2)式に代入し
て各混合比Rの曲線ごとに、係数A0、A□、A2、A
3、A4の値を最小二乗法で求めれば、各混合比Rごと
に定数が定まる。ここで、係数へ〇は、混合比Rの変化
に応じて変化し、Rを変数とする関係式で示せる。同様
に係数A□、A2、A3、A4.が混合比Rを変数とす
る関係式で示される。
ところで(1)式と ζ=q/W   ・・・(3) 9=Q、◆Q=   ・・・(4) R=Q、/Q−・・・(5) より、流量比ζは、 ζ;(1÷1/R)xQa / (Co◆C,R+ c
R2◆C,R3)・・・ (4) と示すことができる。したがって、(2)式を変形した g ” A o”A +  ζ+ A2 ζ2◆A3 
ζ3+A4 ζ’−h:=0 ・・・(2′) は、実測できる実揚程りと空気IQ、を定数と考えれば
、g(R)と変数がRだけの関係式としてボされる。
そこで、この(2′)式からニュートン・ラフソン法に
より混合比Rを求め、さらにこの混合比Rから吐出し水
量Q、を求める手順を第5図のフローチャートにより説
明する。
まず、混合比Rの仮の初期設定数X、とニュートン・ラ
フソン法の収束計算を打ち切るためのしきい値εとを適
宜に設定する(ステップ■)。次に、実測された空気量
Q、と実揚程りが人力される(ステップ■)。ここで、
空気量Q、が零てあれば(ステップ■)、立軸ポンプ1
2は空気を吸引しない通常排水域で運転されており、従
来の流量計算により立軸ポンプ12の流量qと実揚程り
の特性曲線を参照して実揚程りから直ちに流量9が演算
される(ステップ■)。ステップ■で、空気量Q、が零
でなければ、混合比Rを初期設定値xIに設定しくステ
ップ■)、さらに関係式(2′)をニュートン・ラフソ
ン法で近似計算して新たな近似値を求める(ステップ■
)。この新たな近似値と前の近似値との誤差の絶対値が
しきい値εより大きければ(ステップ■)、新たな近似
値を混合比Rに設定して(ステップ■)、ステップ■に
戻り、縁り返し計算がなされる。そして、誤差の絶対値
がしきい値εより小さくなれば(ステップ■)、そのと
きの混合比Rの近似値と空気量Q8とから吐出し水量Q
−を求める(ステップ■)。
このようにして演算された吐出し水量Q=をCRT等の
表示手段手段38で適宜に表示する。
この関係式(2′)をニュートン・ラフソン法で近似計
算する方法は、本発明者らの実施において、16ビツト
の小型の電子計算機を用いて2秒以下で処理することが
でき、短いサンプリングタイムにより実用上充分に吐出
し水量Q、の変化に対応できる。
第6図は、本発明の先行待機型ポンプの吐出し水量測定
装置の他の実施例の構成図である。第6図において、第
1図と同一部材には同一符号を付けて重複する説明を省
略する。
31!6図において、第1図と相違するところは。
吸込水槽20には吸込水槽水位測定手段34に代えて底
面に水圧を測定する吸込水槽水圧測定手段40が配置さ
れ、吸込水槽水圧に応じた信号が演算手段32に与えら
れる。また、吐出し水槽28には吐出し水種水位測定手
段36に代えて底面に水圧を測定する吐出し水槽水圧測
定手段42が配置され、吐出し水槽水圧に応じた信号が
演算手段32に与えられることにある。さらに、演算手
段32で、吸込および吐出し水槽水圧測定手段40.4
2の配置された位置の高低差および測定された水圧差か
ら実揚程りを演算することにある。この実揚程りと実測
される空気量Q、から、′M5図のフローチャートによ
り吐出し水量Q=を演算する。
なお、第6図において、水圧測定手段40.42は、そ
れぞれ吸水槽20および吐出し水槽28の底面に配置し
たが、配置する位置は底面に限られず水中であれば水槽
の途中の深さであっても良い。
第7図は、本発明の先竹待機型ポンプの吐出し水量測定
装置のさらに別の実施例の構成図である。第7図におい
て、第1図と同一部材には同一符号を付けて重複する説
明を省略する。
第7図において、第1図と相違するところは、吐出し水
槽水位測定手段36に代えて、立軸ポンプ12の吐出し
圧力を測定する吐出し圧力測定手段50が設けられ、吐
出し圧力に応じた信号が演算手段32に与えられること
にある。さらに、演算手段32で、吸込み水位と吐出し
圧力および吐出し圧力測定手段50が設けられた高さか
ら実揚程りを演算することにある。第7図にあっては、
螺形弁22による圧力損失の影響を無くすために螺形弁
22の上流に吐出し圧力測定手段50を設けたが、螺形
弁22が全開で用いられるならば圧力損失が生じないの
で、螺形弁22の下流に設けても良い。
さらに、吸込水槽20に設けた吸込水槽水位測定手段3
4から出力される吸込み水位に応じた信号と、吐出し水
槽28の底面に設けられた吐出し水槽水圧測定手段42
から出力される吐出し水槽水圧に応じた信号およびこの
吐出し水槽水圧測定手段42が設けられた高さから、実
揚程りを演算するものであフても良い。
なお、上記実施例における空気量測定手段は、吸気管l
Oを通過する風量自体を計測しても良いが、風速を計測
しこの風速から風量を演算手段32で演算しても良い。
また、演算手段32による吐出し水量Q=の演算方法は
、上記実施例に限られない。すなわち、第2図に示した
混合比Rをパラメータとする空気量Q、と吐出し水量Q
=および実揚程りの実測データから、まず適宜な混合比
Rの特性曲線に実揚程りを代入し、このときの特性曲線
から流量qを求め、この流量qと混合比Rがら空気量Q
、を求め、この特性曲線による空気量Q、が実測の空気
量Q1と相違すれば、混合比Rを変更して特性白線から
求まる空気量Q1と実測の空気量Q1とが一致するまで
繰り返し、一致したところで特性曲線から求まる流量q
と混合比Rから吐出し水量Q=を求めても良い。
さらに、実揚程りと空気量Q1および吐出し水量Q、の
データテーブルを予め設け、実測された突掛ghと空気
量Q1とからデータテーブルの中から吐出し水量Q冑を
求めるようにしても良い。
(発明の効果) 本発明の先行待機型ポンプの吐出し水量測定装置および
吐出し水量測定方法は1以上のように構成されているの
で、以下のような効果を奏する。
請求項1記載の先行待機型ポンプの吐出し水量測定装置
1L’あっては、実測された吸水槽と吐出し水槽の水位
差から求めた実揚程と、立軸ポンプに吸引される空気量
と、予め実測された立軸ポンプの性能特性データとから
、吐出し水量が演算されるので、立軸ポンプが設置され
た現地で吐出し水量を簡単かつ正確に求めることができ
る。
そして、請求項2記載の先行待機型ポンプの吐出し水量
測定装置においても、水圧差と水圧測定手段が配置され
た高低差から実揚程を求め、請求項!と同様に、吐出し
水量を簡単に求めることができる。
さらに、請求項3または4記載の先行待機型ポンプの吐
出し水量測定装置にあっても、吸込み水位と吐出し圧力
、または吸込み水位と吐出し水槽の水圧および水圧測定
手段が配置された高さから実揚程が求められ、請求項1
と同様に、吐出し水量を簡単に求めることができる。
また、請求項5ないし8記載の先行待機型ポンプの吐出
し水量測定方法にあっては、予め実測された立軸ポンプ
の性能特性データから、実揚程と空気量右よび空気量と
吐出し水量の混合比の関係式を算出し、実測された実揚
程と空気量を関係式に代入してニュートン・ラフソン法
で混合比を演算し、この混合比と空気量から吐出し水量
を演算するので、演算手段に比較的に小型の電子計算機
を用いても短時間内に吐出し水量を求めることができ、
吐出し水量の変化に対し充分に対応でき、実用上極めて
有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の先行待機型ポンプの吐出し水量測定
装置の一実施例の構造図であり、第2図紘、第1図に示
す立軸ポンプの吐出し流量に対する実揚程および効率を
示す特性図であり、第3図は、空気量と吐出し水量の混
合比に対する最高効率点流量を示す特性図であり、第4
図は、吐出し流量と最高効率点流量の流量比に対する実
揚程を示す特性図であり、第5図は、第1図の演算手段
で行なわれる吐出し水量を演算するための一例のフロー
チャートであり、第6図は、本発明の先行待機型ポンプ
の吐出し水量測定装置の他の実施例の構成図であり、第
7図は、本発明の先行待機型ポンプの吐出し水量測定装
置のさらに別の実施例の構成図であり、第8図は、先行
待機型ポンプの一例を示す図である。 10:吸気管、    12:立軸ポンプ、14:羽根
車、    16:羽根車ケーシング、18:吸込ベル
マウス、20:吸込水槽、28:吐出し水槽、  30
:空気量測定手段、32:演算手段、 34:吸込水槽水位測定手段、 36:吐出し水槽水位測定手段、 40:吸込水槽水圧測定手段、 42:吐出し水槽水圧測定手段、 50:吐出し圧力測定手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、立軸ポンプの羽根車より下方の羽根車ケーシングま
    たは吸込ベルマウスに大気と連通する吸気管を開口し、
    この吸気管から立軸ポンプ内に吸引される空気量を測定
    する空気量測定手段を設け、吸込水槽の水位を測定する
    吸込水槽水位測定手段を設け、吐出し水槽の水位を測定
    する吐出し水槽水位測定手段を設け、前記空気量測定手
    段から出力される前記空気量に応じた信号と、前記吸込
    および吐出し水槽水位測定手段からそれぞれ出力される
    前記水位に応じた信号と、予め実測された前記立軸ポン
    プの性能特性データとから、演算手段で吐出し水量を演
    算するように構成したことを特徴とする先行待機型ポン
    プの吐出し水量測定装置。 2、請求項1記載の先行待機型ポンプの吐出し水量測定
    装置において、前記吸込水槽水位測定手段と前記吐出し
    水槽水位測定手段に代えて、前記吸込水槽と前記吐出し
    水槽にそれぞれ水圧測定手段を配置し、これらの水圧測
    定手段から出力される水圧に応じた信号およびこれらの
    水圧測定手段が配置された高低差と、前記空気量に応じ
    た信号と、予め実測された前記立軸ポンプの性能特性デ
    ータとから、演算手段で吐出し水量を演算するように構
    成したことを特徴とする先行待機型ポンプの吐出し水量
    測定装置。 3、請求項1記載の先行待機型ポンプの吐出し水量測定
    装置において、前記吐出し水槽水位測定手段に代えて、
    前記立軸ポンプの吐出し圧力を測定する吐出し圧力測定
    手段を設け、前記吸込水槽水位測定手段から出力される
    信号と、前記吐出し圧力測定手段から出力される信号と
    、前記空気量測定手段から出力される信号と、予め実測
    された前記立軸ポンプの性能特性データとから、演算手
    段で吐出し水量を演算するように構成したことを特徴と
    する先行待機型ポンプの吐出し水量測定手段。 4、請求項1記載の先行待機型ポンプの吐出し水量測定
    装置において、前記吐出し水槽水位測定手段に代えて、
    前記吐出し水槽に水圧測定手段を配置し、前記吸込水槽
    水位測定手段から出力される信号と、前記水圧測定手段
    から出力される信号およびこの水圧測定手段が配置され
    た高さと、前記空気量測定手段から出力される信号と、
    予め実測された前記立軸ポンプの性能特性データとから
    、演算手段で吐出し水量を演算するように構成したこと
    を特徴とする先行待機型ポンプの吐出し水量測定装置。 5、予め実測された立軸ポンプの実揚程と前記立軸ポン
    プ内に吸引される空気量および前記立軸ポンプから吐出
    される吐出し水量の性能特性データから、前記実揚程と
    前記空気量および前記立軸ポンプから吐出される空気量
    と吐出し水量の混合比の関係式を算出し、吸込水槽水位
    測定手段および吐出し水槽水位測定手段から出力される
    それぞれの水位に応じた信号から実揚程を算出し、この
    実揚程と空気量測定手段から出力される前記空気量とか
    ら前記関係式をニュートン・ラフソン法により近似計算
    して前記混合比を特定し、この混合比と前記空気量から
    前記立軸ポンプから吐出される吐出し水量を演算するこ
    とを特徴とした先行待機型ポンプの吐出し水量測定装置
    および吐出し水量測定方法。 6、請求項5記載の先行待機型ポンプの吐出し水量測定
    方法において、前記吸込水槽および吐出し水槽の水位に
    応じた信号に代えて、前記吸込水槽および吐出し水槽に
    配置された水圧測定手段から出力される水圧に応じた信
    号およびこれらの水圧測定手段が配置された高低差から
    実揚程を算出し、この実揚程と前記空気量から吐出し水
    量を演算することを特徴とした先行待機型ポンプの吐出
    し水量測定方法。 7、請求項5記載の先行待機型ポンプの吐出し水量測定
    方法において、前記吐出し水槽の水位に応じた信号に代
    えて、前記立軸ポンプの吐出し圧力に応じた信号を用い
    、この信号と前記吸込水槽の水位に応じた信号から実揚
    程を算出することを特徴とした先行待機型ポンプの吐出
    し水量測定方法。 8、請求項5記載の先行待機型ポンプの吐出し水量測定
    方法において、前記吐出し水槽の水位に応じた信号に代
    えて、前記吐出し水槽に配置された水圧測定手段から出
    力される信号およびこの水圧測定手段が配置された高さ
    から実揚程を算出することを特徴とした先行待機型ポン
    プの吐出し水量測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04269394A (ja) * 1991-02-22 1992-09-25 Kubota Corp ポンプの運転状況検出方法およびポンプの軸受に対する潤滑水供給方法
JP2008076291A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Torishima Pump Mfg Co Ltd 先行待機型立軸ポンプの排水量測定方法

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