JPH04108568U - 酸素富化装置 - Google Patents

酸素富化装置

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JPH04108568U
JPH04108568U JP885191U JP885191U JPH04108568U JP H04108568 U JPH04108568 U JP H04108568U JP 885191 U JP885191 U JP 885191U JP 885191 U JP885191 U JP 885191U JP H04108568 U JPH04108568 U JP H04108568U
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oxygen
enriched air
air
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adsorption
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JP885191U
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Inventor
和彦 後藤
Original Assignee
サンデン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】各吸着筒2a,2bの切換え時の吹き出し量の
著しい減少を防止することができる。 【構成】酸素富化空気の生成及び吸着材の再生を各吸着
筒2a,2bで交互に行い酸素富化空気を吹き出し部7
を介して吹き出す酸素富化装置において、前記各吸着筒
2a,2bと吹き出し部7との間に、酸素富化空気の吐
出圧力により膨脹して酸素富化空気の一部を収容し、酸
素富化空気の吐出圧力が小さくなったときは収縮してこ
の収容空気を押し出すバッファタンク8を設けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はPSA法(Pressure Swing Adsorption)にて酸素富化空気を供給する 酸素富化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、酸素富化装置として、図2に示すようなPSA法を利用したものが一般 に知られ、特開平2−25643号公報に開示された酸素富化機能付空調システ ムにおいてもこの酸素富化装置が使用されている。
【0003】 この酸素富化装置1は、ゼオライト(窒素を吸着する部材)等の吸着材が充填 された2個の吸着筒2a,2b、コンプレッサ3、真空ポンプ4、4方弁5、2 個の逆止弁6a,6bから構成されたものである。この4方弁5の各ポ−トは各 吸着筒2a,2bの入口、コンプレッサ3の吐出口及び真空ポンプ4の吸入口に それぞれ接続している。
【0004】 この酸素富化装置1における酸素富化空気の供給動作について説明する。コン プレッサ3及び真空ポンプ4を駆動することにより、空気は図2の実線矢印に示 すように流れる。即ち、コンプレッサ3から吐出された空気は、4方弁5→吸着 筒2a→逆止弁6aに流れる。また、吸着筒2b内の空気は、4方弁5→真空ポ ンプ4と流れ排気される。
【0005】 ここで、吸着筒2a内に流入する空気は、吸着材により窒素が除去され酸素富 化空気が生成される一方、吸着筒2bから真空ポンプ4に吸引される空気は、こ の吸着筒2b内に吸着された窒素等を剥離し、吸着筒2b内の吸着材の再生を行 う。
【0006】 このような動作を所定時間行い、その後に4方弁5の接続を切換え、コンプレ ッサ3と吸着筒2bとを、真空ポンプ4と吸着筒2aとをそれぞれ連通させ、コ ンプレッサ3及び真空ポンプ4の運転を所定時間継続する。これにより、図1の 破線矢印に示すように、前述とは逆に吸着筒2bが流通空気内の窒素の除去作用 を行い、他方、吸着筒2aが吸着材の再生を行うこととなる。このような動作を 各吸着筒2a,2bで交互に繰り返すことにより、酸素富化空気の供給動作が継 続される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
このように、PSA法を利用した酸素富化装置においては、各吸着筒2a,2 bで交互に窒素の除去作用及び吸着材の再生作用を行わせるため、4方弁5の切 換えを行うが、図3に示すように、この切換え時に吹き出し量が著しく減少する という問題点を有していた。
【0008】 本考案の目的は前記従来の課題に鑑み、各吸着筒の切換え時の吹き出し量の著 しい減少を防止することができる酸素富化装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記課題を解決するため、一方の吸着筒に流通した空気から吸着材に より窒素等を吸着して酸素量の増大した酸素富化空気を生成するとともに、他方 の吸着筒から吸着材に吸着した窒素等を取り除いて吸着材を再生し、この酸素富 化空気の生成及び吸着材の再生を各吸着筒で交互に行い酸素富化空気を吹き出し 部を介して吹き出す酸素富化装置において、前記各吸着筒と吹き出し部との間に 、酸素富化空気の吐出圧力により膨脹して酸素富化空気の一部を収容し、酸素富 化空気の吐出圧力が小さくなったときは収縮してこの収容空気を押し出すバッフ ァタンクを設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案によれば、酸素富化空気が吹き出されているときは、酸素富化空気の一 部がバッファタンクに収容された状態で吹き出し動作が継続する。他方、切換え によりこの吹き出し動作が一時的に停止したときは、酸素富化空気の吐出圧力が 小さくなるため、バッファタンクが収縮する。これにより、このバッファタンク に収容されていた酸素富化空気が押し出され、吹き出し部から吹き出される。従 って、吸着筒の切換え時においても吹き出し量が著しく低下することがない。
【0011】
【実施例】
図1、図4乃至図8は本考案に係る酸素富化装置の第1実施例を示すものであ る。図1は酸素富化装置の構造回路図で、従来例を示す図2と同一構成部分は同 一符号をもって表す。
【0012】 即ち、1aは本実施例に係る酸素富化装置、2a,2bは吸着材が充填された 2個の吸着筒、3はコンプレッサ、4は真空ポンプ、5は4方弁、6a,6bは 2個の逆止弁、7は各逆止弁6a,6bに接続された吹き出し部即ち吸入マスク である。この酸素富化装置10における酸素富化空気の供給動作は従来例と同様 となっており、吸着筒2aが窒素の除去作用、他方、吸着筒2bが吸着材の再生 を行うときは、図1の実線矢印に示すように、コンプレッサ3から吐出された空 気が、4方弁5→吸着筒2a→逆止弁6a→吸入マスク7に流れ、また、吸着筒 2b内の空気は、4方弁5→真空ポンプ4と流れ排気される。他方、これとは逆 に、吸着筒2bが窒素の除去作用、他方、吸着筒2aが吸着材の再生を行うとき は、図1の破線矢印に示すように、コンプレッサ3から吐出された空気が、4方 弁5→吸着筒2b→逆止弁6b→吸入マスク7に流れ、また、吸着筒2a内の空 気は、4方弁5→真空ポンプ4と流れ排気される。このように、各作用を各吸着 筒2a,2bを交互に行わせることにより、吸入マスク7から酸素富化空気が吹 き出される。
【0013】 8は各逆止弁6a,6bと吸入マスク7との間に接続されたバッファタンクで 、図4はこのバッファタンクの斜視図、図5はバッファタンクの組み付け斜視図 、図6はバッファタンクの要部を示す断面図、図7は図6のA−A線矢視方向の 断面図である。このバッファタンク8は、左右両側面を開口したタンクケ−ス9 、このタンクケ−ス9の両側開口全体に装着されたヘッダ−取付けプレ−ト10 を有している。このタンクケ−ス9はその内側に塩化ビニルにて形成された円筒 状のガイドパイプ11を上下に3個配置しており、この各ガイドパイプ11の側 面に延設された取付けフレ−ム11aを介してタンクケ−ス9の内面に固定され ている。各ヘッダ−取付けプレ−ト10は上下に所定間隔をおいてヘッダ−取付 け穴10aを穿設し、一方にはこのヘッダ−取付け穴10aを介して各逆止弁6 a,6bに接続するヘッダ−12aの各先端が接続し、他方にはヘッダ−取付け 穴10aを介して吸入マスク7に接続するヘッダ−12bの各先端が接続してい る。また、この各ヘッダ−12a,12bの先端には各ガイドパイプ11内に配 置されたゴム製の膨脹パイプ13がバンド14により固定接続している。
【0014】 この各膨脹パイプ13はその内部に酸素富化空気が流通するとき、その吐出圧 力により図6及び図7の2点鎖線に示すように膨脹して酸素富化空気の一部をこ の内部に溜め込み、また、酸素富化空気の吐出圧力が小さくなるときは、その弾 性力により復元しこの酸素富化空気を押し出すようになっている。また、ガイド パイプ11はこの膨脹パイプ13の過度の膨脹を規制し膨脹パイプ13の破裂等 を防止している。
【0015】 本実施例に係る酸素富化装置1aによれば、酸素富化空気の供給動作において 、一方の吸着筒2a,2bから酸素富化空気がバッファタンク8内に流通すると きは、膨脹パイプ13が外側に膨脹し酸素富化空気の一部を溜め込んだ状態で吸 入マスク7に酸素富化空気を供給する。他方、4方弁5の切換え動作により各吸 着筒2a,2bの窒素の除去作用及び再生作用が切換わるとき、一時的に膨脹パ イプ13内の空気の吐出圧力が低下する。このとき、膨脹パイプ13はその復元 力により、収縮し膨脹パイプ13内の酸素富化空気を吸入マスク7側に押し出す 。
【0016】 これにより、図8のグラフに示す如く、各吸着筒2a,2bの切換え時におけ る吹き出し量の著しい低下が防止される。
【0017】 図9は本考案の第2実施例の要部を示す断面図で、この実施例においては、各 膨脹パイプ13aを互いに連結し、この各膨脹タンク13aの外側を一個のガイ トパイプ11aで覆っている。図10は本考案の第3実施例を示すもので、膨脹 パイプ13bを一個で形成し、この膨脹パイプ13bをガイドパイプ11bで覆 っている。このように、ガイドパイプ11,11a,11b及び膨脹パイプ13 ,13a,13bは種々の形状が適用できる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、各吸着筒の切換えによりこの吹き出し 動作が停止したときは、予め収容されている酸素富化空気がバッファタンクが収 縮して押し出され、吹き出し部から吹き出されるため、各吸着筒の切換え時にお いて吹き出し量が著しく低下することがないという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の酸素富化装置の構造回路図
【図2】従来の酸素富化装置の構造回路図
【図3】従来の酸素富化装置における酸素富化空気の吹
き出し量の変化を示すグラフ
【図4】第1実施例のバッファタンクの斜視図
【図5】第1実施例のバッファタンクの組み付け斜視図
【図6】第1実施例のバッファタンクの要部を示す断面
【図7】図6のA−A線矢視方向の断面図
【図8】本考案の酸素富化装置における酸素富化空気の
吹き出し量の変化を示すグラフ
【図9】第2実施例のバッファタンクの要部を示す断面
【図10】第3実施例のバッファタンクの要部を示す断
面図
【符号の説明】
1a…酸素富化装置、2a,2b…吸着筒、7…吸入マ
スク、8…バッファタンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の吸着筒に流通した空気から吸着材に
    より窒素等を吸着して酸素量の増大した酸素富化空気を
    生成するとともに、他方の吸着筒から吸着材に吸着した
    窒素等を取り除いて吸着材を再生し、この酸素富化空気
    の生成及び吸着材の再生を各吸着筒で交互に行い酸素富
    化空気を吹き出し部から吹き出す酸素富化装置におい
    て、前記各吸着筒と吹き出し部との間に、酸素富化空気
    の吐出圧力により膨脹して酸素富化空気の一部を収容
    し、酸素富化空気の吐出圧力が小さくなったときは収縮
    してこの収容空気を押し出すバッファタンクを設けたこ
    とを特徴とする酸素富化装置。
JP885191U 1991-02-25 1991-02-25 酸素富化装置 Pending JPH04108568U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61254221A (ja) * 1985-05-02 1986-11-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Co2除去装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61254221A (ja) * 1985-05-02 1986-11-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Co2除去装置

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