JPH04108543U - 滅菌装置 - Google Patents

滅菌装置

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JPH04108543U
JPH04108543U JP1501991U JP1501991U JPH04108543U JP H04108543 U JPH04108543 U JP H04108543U JP 1501991 U JP1501991 U JP 1501991U JP 1501991 U JP1501991 U JP 1501991U JP H04108543 U JPH04108543 U JP H04108543U
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pipe
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明 若狭
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株式会社千代田製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】熱エネルギと水との節約により、運転経費の節
減を図る。 【構成】滅菌行程後、送水ポンプ4を運転してシャワー
ノズル5、5から水を噴出させつつ、滅菌容器1内に冷
水を送り込む。この送り込みに伴なって水の増加分は、
排水管7から排出する。排出初期で、未だ温度が高い水
は、第一の貯水槽14に溜めておき、滅菌作業再開時に
滅菌容器1内に送り込む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案に係る滅菌装置は、医療器具、実験器具等の各種物品を加熱滅菌処理 し、更に冷却するのに利用される。
【0002】
【従来の技術】
医療器具、実験器具等の各種物品は、使用後、再使用する迄の間に、滅菌装置 により滅菌処理する。
【0003】 図2は、この様な場合に使用される滅菌装置を略示している。滅菌容器1内に は給蒸管2を通じて、高温高圧の水蒸気を送り込み自在とし、水蒸気の送り込み に伴なって、上記滅菌容器1の底部に溜められた水3を加熱する様にしている。 そしてこの水3は、送水ポンプ4に吸引され、滅菌容器1の上部に設けられたシ ャワーノズル5、5から噴出する様にしている。
【0004】 上記滅菌容器1内には、給水管6を通じて給水自在とし、滅菌容器1内の水は 、排水管7を通じて排出自在としている。
【0005】 上述の様に構成される滅菌装置により、各種物品の滅菌処理を行なう場合、滅 菌処理すべき物品(被滅菌物)を滅菌容器1内に収納した後、給蒸管2を通じて この滅菌容器1内に高温高圧の水蒸気を送り込み、滅菌容器1内を高温にすると 共に、この滅菌容器1の底部に溜められた水3を高温にする。
【0006】 上記水3が十分に高温となったならば送水ポンプ4を起動し、この水(熱水) を滅菌容器1上部のシャワーノズル5、5から被滅菌物に向け噴出させて、被滅 菌物を加熱滅菌する。
【0007】 所定時間の加熱滅菌が完了したならば、滅菌容器1内への水蒸気送り込みを停 止し、それ迄停止していた給水管6を通じての、滅菌容器1内への給水を再開す る。送水ポンプ4の運転はそのまま継続する。
【0008】 この結果、滅菌容器1底部の水3の温度が次第に低下し、シャワーノズル5、 5から被滅菌物に向けて噴出する水の温度が次第に低下する。又、給水管6を通 じて滅菌容器1内に供給される事で、滅菌容器1底部の水3が増えた分は、排水 管7の途中に設けた開閉弁8を適宜開放する事で、下水等の排水施設に排出する 。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述の様に構成され作用する従来の滅菌装置の場合、滅菌終了後に 滅菌容器1の底部に存在する熱水を、冷たい水で冷却しつつ、排水管7を通じて 排出する為、上記熱水に加えられた熱エネルギの有効利用を図れない。
【0010】 即ち、一連の滅菌作業を完了し、滅菌処理済の被滅菌物を冷却した後は、滅菌 容器1の底部には低温の水3が溜った状態となる為、滅菌容器1内から処理済の 被滅菌物を取り出して、新たな被滅菌物をこの滅菌容器1内に収納し、再び滅菌 処理を行なう場合には、上記低温の水3を滅菌処理に必要な温度に迄加熱しなけ ればならない。
【0011】 この為、連続して滅菌処理作業を行なう場合にも、先の滅菌作業で利用した熱 エネルギを、次の滅菌作業で利用する事が出来ず、不経済である。
【0012】 本考案の滅菌装置は、上述の様な不都合を解消するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案の滅菌装置は、前述した従来の滅菌装置と同様に、被滅菌物を収納した 状態で密閉自在な滅菌容器と、この滅菌容器内に給水する為の給水管と、上記滅 菌容器内に高温高圧の水蒸気を送り込む為の給蒸管と、上記滅菌容器内に設けた シャワーノズルと、一端を上記滅菌容器の底部に、他端を上記シャワーノズルに 、それぞれ通じさせ、途中に送水ポンプを設けた送水管と、上記シャワーノズル と送水ポンプとの間部分に於いて、送水管に接続された排水管とを有する。
【0014】 更に、本考案の滅菌装置に於いては、上記排水管の途中に設けられ、この排水 管内を流れる水の温度を検出する水温センサと、この水温センサの下流側部分に 於いて上記排水管の途中に設けた第一の開閉弁と、この第一の開閉弁と上記水温 センサとの間に於いて、その一端を上記排水管に接続した、少なくとも1本の分 岐管と、この分岐管の途中に設けられた第二の開閉弁と、上記分岐管の他端から 送り出される水を受け入れる貯水槽と、この貯水槽内の水を上記滅菌容器内に送 り込む送り込み手段とを付加した事を特徴としている。
【0015】
【作用】
本考案の滅菌装置は上述の様に構成される為、一連の滅菌作業を完了し、滅菌 処理済の被滅菌物を冷却する過程で排出される熱水を貯水槽に溜めておき、再び 滅菌処理を行なう場合に送り込み手段を通じてこの熱水を滅菌容器内に送り込め ば、滅菌作業再開時に要する熱エネルギを節約出来る。
【0016】
【実施例】
図1は本考案の滅菌装置の実施例を示している。被滅菌物を収納した状態で密 閉自在な滅菌容器1の側面には、この滅菌容器1内に給水する為の給水管6と、 上記滅菌容器1内に高温高圧の水蒸気を送り込む為の給蒸管2とが接続されてい る。又、上記滅菌容器1の上面にはシャワーノズル5、5を設け、一端を上記滅 菌容器1の底部に接続し、途中に送水ポンプ4を設けた送水管9の他端を、上記 シャワーノズル5、5に通じさせている。上記送水管9の途中には、上記シャワ ーノズル5、5と送水ポンプ4との間部分に於いて、排水管7の端部を接続して いる。
【0017】 又、上記排水管7の途中には、上流側から順に、この排水管7内を流れる水の 温度を検出する水温センサ10と、第一の開閉弁11とを設けている。
【0018】 上記排水管7の途中で、上記第一の開閉弁11と上記水温センサ10との間部 分には、第一の分岐管12の一端を接続し、この第一の分岐管12の途中に、第 二の開閉弁13を設けている。そして、上記第一の分岐管12の他端を、第一の 貯水槽14に通じさせている。
【0019】 又、上記第一の分岐管12の途中で、上記第一の開閉弁13よりも上流側部分 には、第二の分岐管15の一端を接続し、この第二の分岐管15の途中に、第三 の開閉弁16を設けている。そして、この第二の分岐管15の他端を、第二の貯 水槽17に通じさせている。
【0020】 上記第一、第二の両貯水槽14、17の底部は、それぞれ開閉弁18、19を 介して送り込みポンプ20の吸入口に通じさせている。そして、この送り込みポ ンプ20の吐出口を、三方弁22を介して、前記給水管6及びシャワーノズル5 、5に通じさせて、各貯水槽14、17内の水を上記滅菌容器1内に送り込む送 り込み手段としている。
【0021】 又、水道等の給水施設に通じる元給水管21の途中には三方弁24を設け、こ の元給水管21から送り出される低温の水を、第二の貯水槽17とシャワーノズ ル5、5とに、選択的に送り込める様にしている。
【0022】 更に、前記水温センサ10により検出される、滅菌容器1から送り出される水 の温度を表わす信号は、制御器23に入力され、この制御器23が、前記第一、 第二、第三の開閉弁11、13、16の開閉を制御する様にしている。
【0023】 上述の様に構成される滅菌装置は、次の様に作用する。
【0024】 前述した従来の滅菌装置と同様の作業により、一連の滅菌作業を完了したなら ば、元給水管21、三方弁22、24を介して、滅菌容器1内に低温の水を送り 込みつつ、送水ポンプ4を運転する。この結果、滅菌容器1の底部に溜った水3 の温度が次第に低下しつつ、この水がシャワーノズル5、5から被滅菌物に注が れる。
【0025】 元給水管21から冷たい水が送り込まれるのに伴なって滅菌容器1底部の水3 が増えた分は、排水管7を通じて外部に排出されるが、この際制御器23は、水 温に応じて水の排出先を切り換える。
【0026】 先ず、排出の初期段階で、水温が未だ高い(例えば80℃以上)場合には、第 一、第三の開閉弁11、16を閉じ、第二の開閉弁13のみを開く。この結果、 第一の貯水槽14内に、比較的高温の水が溜められる。この水は、後述する滅菌 作業の再開時に、滅菌容器1の底部に送り込まれる。
【0027】 又、排出の中間段階で、水温が中途半端(例えば80〜50℃)の場合には、 第二、第三の開閉弁13、16を閉じ、第一の開閉弁11のみを開く。この結果 、滅菌容器1から排出された水が、そのまま下水等に排出される。
【0028】 更に、排出の終期段階で、水温が低い(例えば50℃以下)場合には、第一、 第二の開閉弁11、13を閉じ、第三の開閉弁15のみを開く。この結果、第二 の貯水槽17内に、比較的低温の水が溜められる。この水は、後述する滅菌作業 の後、被滅菌物を冷却する際に、滅菌容器1内に送り込まれる。
【0029】 滅菌作業を再開する場合には、滅菌容器1底部の低温の水を排出し切った状態 から送り込み手段を構成する送り込みポンプ20を運転して、第一の貯水槽14 内の熱水を滅菌容器1内に送り込んだ後、前述した滅菌作業を繰り返し行なう。 第一の貯水槽14から滅菌容器1内に送り込まれる水の温度は、始めから十分に 高い為、滅菌作業再開時に要する熱エネルギを節約出来、滅菌作業時間も短縮出 来る。
【0030】 又、滅菌処理後、被滅菌物を冷却する際には、第二の貯水槽17内の水を滅菌 容器1内に送り込む。この結果、水を節約出来る。
【0031】 尚、図示の実施例の場合、中途半端な水温の場合には、水を下水等に排出して いるが、この水も別途貯水槽に溜めても良い。
【0032】 又、水温に応じて水の送り先を切り換える手段としては、第一〜第三の開閉弁 11、13、16に代えて、三方弁や四方弁とする事も出来る。
【0033】
【考案の効果】
本考案の滅菌装置は、以上に述べた通り構成され作用する為、連続して滅菌作 業を行なう際に、熱エネルギ及び水を節約して、運転経費の節減を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す回路図。
【図2】従来例を示す回路図。
【符号の説明】
1 滅菌容器 2 給蒸管 3 水 4 送水ポンプ 5 シャワーノズル 6 給水管 7 排水管 8 開閉弁 9 送水管 10 水温センサ 11 第一の開閉弁 12 第一の分岐管 13 第二の開閉弁 14 第一の貯水槽 15 第二の分岐管 16 第三の開閉弁 17 第二の貯水槽 18 開閉弁 19 開閉弁 20 送り込みポンプ 21 元給水管 22 三方弁 23 制御器 24 三方弁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被滅菌物を収納した状態で密閉自在な滅
    菌容器と、この滅菌容器内に給水する為の給水管と、上
    記滅菌容器内に高温高圧の水蒸気を送り込む為の給蒸管
    と、上記滅菌容器内に設けたシャワーノズルと、一端を
    上記滅菌容器の底部に、他端を上記シャワーノズルに、
    それぞれ通じさせ、途中に送水ポンプを設けた送水管
    と、上記シャワーノズルと送水ポンプとの間部分に於い
    て、送水管に接続された排水管とを有する滅菌装置に於
    いて、上記排水管の途中に設けられ、この排水管内を流
    れる水の温度を検出する水温センサと、この水温センサ
    の下流側部分に於いて上記排水管の途中に設けた第一の
    開閉弁と、この第一の開閉弁と上記水温センサとの間に
    於いて、その一端を上記排水管に接続した、少なくとも
    1本の分岐管と、この分岐管の途中に設けられた第二の
    開閉弁と、上記分岐管の他端から送り出される水を受け
    入れる貯水槽と、この貯水槽内の水を上記滅菌容器内に
    送り込む送り込み手段とを付加した事を特徴とする滅菌
    装置。
  2. 【請求項2】 第一の開閉弁と第二の開閉弁とを省略す
    るのに代えて、排水管と分岐管との分岐部に、三方弁若
    しくは四方弁を設けた、請求項1に記載の滅菌装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012040183A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Takazono Technology Inc 蒸気滅菌器および蒸気滅菌器の制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012040183A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Takazono Technology Inc 蒸気滅菌器および蒸気滅菌器の制御方法

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