JPH04107564A - 電子写真用転写紙 - Google Patents

電子写真用転写紙

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Publication number
JPH04107564A
JPH04107564A JP22707490A JP22707490A JPH04107564A JP H04107564 A JPH04107564 A JP H04107564A JP 22707490 A JP22707490 A JP 22707490A JP 22707490 A JP22707490 A JP 22707490A JP H04107564 A JPH04107564 A JP H04107564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer paper
ketene dimer
alkyl ketene
sizing agent
sizing
Prior art date
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Pending
Application number
JP22707490A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Katsura
桂 徹
Kenji Kadoma
憲司 門間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority to JP22707490A priority Critical patent/JPH04107564A/ja
Publication of JPH04107564A publication Critical patent/JPH04107564A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明上の利用分野】
本発明は、サイズ性とトナ一定着性のすぐれた電子写真
用転写紙に関するものである。
【従来の技術】
近年、炭酸カルシウムの使用による白色度や不透明度の
改良、紙の保存性向上などを目的として、電子写真用転
写紙を中性で製造する場合が増してきている。中性で紙
を製造する際には、酸性雰囲気かつ硫酸バンドの存在下
で性能を発揮するロジンサイズ剤は使用できず、代わり
に中性サイズ剤が使用される。ここで中性サイズ剤とし
ては、取扱いの容易さ、あるいは少量の添加ですぐれた
サイズ性の得られることからアルキルケテンダイマーの
水性分散液が最も多く使用されている。この場合、アル
キルケテンダイマーの融点は通常55℃未満である。融
点がこれより高いと、十分なサイズ性を発揮させるため
に湿紙乾燥時に多くのエネルギーを必要とし、通常の乾
燥条件では十分なサイズ性の紙が得られない。 電子写真用転写紙にサイズ剤としてアルキルケテンダイ
マーを使用した場合、サイズ度を高くするためにサイズ
剤添加量番増すと紙の表面エネルギーが低下し、電子写
真方式の複写機で転写したトナーの定着性が悪化する傾
向にある。これに対する対策としては、アルキルケテン
ダイマー添加量の削減、他の中性サイズ剤の利用、表面
サイズ澱粉塗布量の増加などが試みられている。
【発明が解決しようとする課題】
サイズ性とトナ一定着性のすぐれた電子写真用転写紙を
得るために適用できる技術としては、前述のようなアル
キルケテンダイマー添加量の削減、他の中性サイズ剤の
適用、表面サイズ澱粉塗布量の増加がある。しかし、ア
ルキルケテンダイマー添加量削減や他のサイズ剤の使用
では、トナ一定着性は良好なものの十分なサイズ度の紙
は得られず、表面サイズ澱粉付着量の増加では、紙のカ
ール性が悪化するなど、いずれにおいても十分な品質の
電子写真用転写紙を得ることはできなかった。 すなわち、本発明の目的はサイズ性とトナ一定着性のす
ぐれた電子写真用転写紙を提供することにある。
【課題を解決するための手段】 本発明者らは上記課題を解決するため、種々のアルキル
ケテンダイマーサイズ剤、中性サイズ剤の利用を検討し
た結果、一般に多く使用されている融点が55℃未満の
アルキルケテンダイマーの代わりに融点が55℃以上7
0℃以下のアルキルケテンダイマー(A)を添加するこ
とにより、サイズ剤のトナ一定着性に対する悪影響を低
減させうることか判明した。さらに、スチレンまたはそ
の同族体とアクリル酸またはメタアクリル酸のエステル
との共重合体からなるカチオン性サイズ剤(B)を(A
)とともに添加すれば、通常の乾燥条件でも十分なサイ
ズ性が得られると同時にすぐれたトナ一定着性を有する
電子写真用転写紙の得られることを見いだし、本願発明
を完成するに至った。その理由としては、上記(A)と
(B)の併用により、高融点のアルキルケテンダイマー
が低乾燥エネルギー条件でサイズ性を発揮するようにな
ること、サイズ剤で被われた表面とトナーのバインダー
として使用されているポリエステル樹脂やスチレンアク
リル樹脂との接着性が改良されることなどが考えられる
。 本発明における電子写真用転写紙とは、転写型電子写真
方式(ゼログラフィー)の複写機、ページプリンターを
始め、この方式を応用した連続プリンター、ファクシミ
リ、フルカラー複写機などの記録材料として使用される
ものである。 本発明の原紙に使用されるパルプとしては、NBKPS
LBKP、NBSPSLBSP、GP。 TMPなどが挙げられる。使用にあたっては、それらを
数種類目的に応じた比率で混合して用いる。 また、本発明で使用するアルキルケテンダイマーは、J
IS  K  7121に準拠して測定した融点が55
℃以上70℃以下であるアルキルケテンダイマーであり
、カチオン澱粉等のカチオン性乳化剤で乳化して水性分
散液の状態でサイズ剤として紙料に添加される。 本発明のスチレンまたはその同族体とアクリル酸または
メタアクリル酸のエステルとの共重合体からなるカチオ
ン性サイズ剤とは、例えば特開昭48−11407号、
特開昭54−11305号、特開昭57−101097
号、特開昭57−101098号公報等に記載されてい
るようなスチレン−アクリル共重合体を主成分とするカ
チオン性サイズ剤である。 本発明における、融点が55℃以上70℃以下のアルキ
ルケテンダイマー(A)に対するスチレンまたはその同
族体とアクリル酸またはメタアクリル酸のエステルとの
共重合体からなるカチオン性サイズ剤(B)の含有比率
(B/A)は1.0以上5.0以下であることが好まし
い。含有比率1.0未満では十分なサイズ性向上および
トナー定着性改良効果が得られず、5.0を越える場合
にはそれ以上のトナ一定着性改良効果が得られないのみ
ならず、損紙を回収する際の離解性が著しく悪化するた
め好ましくない。 本発明の電子写真用転写紙には、通常抄紙で使用する、
染料、填料、サイズ剤、定着剤、乾燥紙力増強剤などを
必要に応じて含有するものである。 また、本発明の原紙表面にサイズプレス等により、澱粉
やポリビニルアルコールなどを塗布することも可能であ
る。
【作用】
本発明のように、融点が55℃以上70℃以下のアルキ
ルケテンダイマー(A)と、スチレンまたはその同族体
とアクリル酸またはメタアクリル酸のエステルとの共重
合体からなるカチオン性サイズ剤(B)を含有すること
により、サイズ性とトナ一定着性のすぐれた電子写真用
転写紙が得られる。
【実施例】
以下では、本発明を実施例により詳細に説明する。なお
、本発明は実施例に限定されるものではない。以下にお
ける部、%はすべで重量によるものである。また、塗抹
量を示す値は断わりのないかぎり乾燥後の重量である。 先ず、調製例として以下にスチレンまたはその同族体と
アクリル酸またはメタアクリル酸のエステルとの共重合
体からなるカチオン性サイズ剤の製造方法を述べる。 調製例 還流冷却器と擦り合わせ撹はん機を備えた容量300c
cの四つ目コルベンに、スチレンを13゜9g12−エ
チルへキシル−アクリレートを6゜1g、アクリルアマ
イドを11.8g、1.4−ジオキサンを”6,2ml
仕込み、重合触媒としてアゾイソブチロニトリルを32
01添加し、窒素気流中70℃の条件下で6時間重合を
行った。重合終了後、さらに1.4−ジオキサンを50
1、ジメチルアミン40%水溶液を19.1ml、ホル
マリン37%水溶液を20.7ml添加し、70℃で5
時間反応させる。反応終了後の樹脂濃度は19゜2%で
あった。この樹脂液50gを1001のビーカーに採取
し、水冷、撹はん下にジメチル硫酸6.3gと1.4−
ジオキサン101の混合液を30分間滴下し、さらに3
0分撹はんを続ける。 その後、酢酸31を添加して中和し、透明な溶解液を得
た。 実施例I PFIミルでろ氷炭380m1c、s、f、まで叩解し
たLBKPと450m1c、  s、  f、まで叩解
したNBKPを重量比で7:3の割合に混合したパルプ
100部に対して、軽質炭酸カルシウム(TP121、
奥多摩工業社製)を7部、融点が55℃、64℃、およ
び70℃の3水準に変化させたアルキルケテンダイマー
をカチオン澱粉で乳化したサイズ剤をアルキルケテンダ
イマー分として0.1部、調製例の方法で合成したスチ
レンまたはその同族体とアクリル酸またはメタアクリル
酸のエステルとの共重合物からなるカチオン性サイズ剤
を0.2部、両性でんぷん(ケイト3210、玉子ナシ
ョナル社製)を0.8部添加し、坪量64g/Jの手す
きシートを作製した。なお、シートの乾燥条件は90℃
で5分間とした。その後、これらのシートにサイズプレ
スで酸化澱粉を1、 5g/ffl塗抹し、ベック平滑
度が80秒になるようにマシンカレンダー処理を行って
電子写真用転写紙とした。これらの試料を、アルキルケ
テンダイマーの融点が低いものから順に、試料1−2、
試料1−3、および試料1−4とする。 比較例1 実施例1で、アルキルケテンダイマーの融点を50℃お
よび75℃とする以外は、全て同一の方法で試料を得た
。これらの試料をアルキルケテンダイマーの融点の違い
により、それぞれ試料1−1および試料1−5とする。 以上のまとめて結果を第1表に示す。 第1表 ここで、トナ一定着性とは、PPC複写機(5055、
富士ゼロックス社製)で複写した光学濃度が約1.4の
画像部に、市販の18mm幅粘着チープ(セロハンテー
プ、ニチバン社製)を300g/cmの線圧で貼付け、
l cm/秒の速度で剥離した際の、剥離前の画像濃度
に対する剥離後の画像濃度の比である。電子写真用転写
紙としては、0゜7以上のトナ一定着性が必要とされて
いる。なお、画像濃度の測定にはマクベス反射型濃度計
を使用した。 また、サイズ度はJIS  P  8122に準じてス
テキヒト法で測定した。電子写真用転写紙においても上
質紙同様、坪量64g/nfの場合、18秒以上のサイ
ズ性が必要とされている。 第1表から、融点が55℃以上70℃以下のアルキルケ
テンダイマーを添加することにより、トナ一定着性とサ
イズ性のすぐれた電子写真用転写紙の得られることが明
かである。 実、施例2 実施例1と同一のパルプに、融点が60℃のアルキルケ
テンダイマーをカチオン澱粉で乳化したサイズ剤をアル
キルケテンダイマー分として0゜07部添加し、調製例
のカチオン性サイズ剤を0゜035部、0.07部、0
.35部、および0゜49部の3水準に変化させて添加
する以外は実施例1と同一の方法で試料を作製した。こ
れらの試料のアルキルケテンダイマーに対するカチオン
性サイズ剤の比(B7A)はそれぞれ、0.5.1゜0
.5.0、および7. 0になる。これらの試料を(B
/A)の小さいものから順に試料2−1、試料2−2、
試料2〜3、および試料2−4とする。 比較例2 実施例1で、サイズ剤を融点が49℃のアルキルケテン
ダイマーサイズ剤(バーコンw1デイックバーキュレス
社製)0.15部のみとし、カチオン性サイズ剤を添加
しない以外は、すべて同一の方法で試料を得た。この試
料を試料3−1とする。 比較例3 比較例2で、サイズ剤を調製例のカチオン性サイズ剤0
.35部とする以外は、すべて同一の方法で試料を得た
。この試料を試料3−2とする。 これらの結果をまとめて第2表に示す。 (以下余白) 湿潤強度が高く、再利用時の離解性が劣っていた。 第2表から、融点が55℃以上70℃以下のアルキルケ
テンダイマー(A)に対するスチレンまたはその同族体
とアクリル酸またはメタアクリル酸のエステルの共重合
体からなるカチオン性サイズ剤(B)の含有比率(B/
A)は1.0以上5゜0以下の範囲がとくに好ましいこ
とが認められる。 また、含有比率(B/A)が1.0未満では十分なサイ
ズ性向上およびトナ一定着性改良効果が得られず、5.
0を越える場合にはそれ以上のトナ一定着性改良効果が
得られないのみならず、損紙を回収する際の離解性の悪
化の認められることが明らかである。 さらに、市販のアルキルケテンダイマーサイズ剤あるい
はカチオン性サイズ剤単独では、サイズ性とトナ一定着
性のすぐれた電子写真用転写紙の得られないことも明か
である。
【発明の効果】
以上の実施例から、本発明の電子写真用転写紙、すなわ
ち融点が55℃以上70℃以下のアルキルケテンダイマ
ー(A)と、スチレンまたはその同族体とアクリル酸ま
たはメタアクリル酸のエステルとの共重合体からなるカ
チオン性サイズ剤(B)を含有する電子写真用転写紙は
、サイズ性とトナ一定着性のすぐれていることが明らか
になった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、融点が55℃以上70℃以下のアルキルケテンダイ
    マー(A)と、スチレンまたはその同族体とアクリル酸
    またはメタアクリル酸のエステルとの共重合体からなる
    カチオン性サイズ剤(B)を含有することを特徴とする
    電子写真用転写紙。 2、融点が55℃以上70℃以下のアルキルケテンダイ
    マー(A)に対する、スチレンまたはその同族体とアク
    リル酸またはメタアクリル酸のエステルとの共重合体か
    らなるカチオン性サイズ剤(B)の含有比率(B/A)
    が1.0以上5.0以下であることを特徴とする請求項
    1記載の電子写真用転写紙。
JP22707490A 1990-08-29 1990-08-29 電子写真用転写紙 Pending JPH04107564A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000199196A (ja) * 1998-12-25 2000-07-18 Japan Pmc Corp インクジェット適性の優れたppc用紙及びその製造方法
US6414055B1 (en) 2000-04-25 2002-07-02 Hercules Incorporated Method for preparing aqueous size composition
JP2006521474A (ja) * 2002-10-24 2006-09-21 スペクトラ − コテ コーポレイション 製紙で用いられるアルキルケテン二量体及びアルキルコハク酸無水物を含有する被覆組成物
JP2008248399A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Nippon Paper Industries Co Ltd オフセット印刷用新聞用紙
US9046164B2 (en) 2012-10-26 2015-06-02 Hyundai Motor Company Shift lever for a vehicle transmission

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US6414055B1 (en) 2000-04-25 2002-07-02 Hercules Incorporated Method for preparing aqueous size composition
JP2006521474A (ja) * 2002-10-24 2006-09-21 スペクトラ − コテ コーポレイション 製紙で用いられるアルキルケテン二量体及びアルキルコハク酸無水物を含有する被覆組成物
JP2008248399A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Nippon Paper Industries Co Ltd オフセット印刷用新聞用紙
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