JPH04107397U - 建物用網戸 - Google Patents

建物用網戸

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JPH04107397U
JPH04107397U JP1029891U JP1029891U JPH04107397U JP H04107397 U JPH04107397 U JP H04107397U JP 1029891 U JP1029891 U JP 1029891U JP 1029891 U JP1029891 U JP 1029891U JP H04107397 U JPH04107397 U JP H04107397U
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screen
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piping tape
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茂 青木
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株式会社アミツクス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】防虫網が不快音を発せず、網抜けせず、円滑に
摺動することと、引下げた防虫網が防虫機能を奏するこ
とである。 【構成】防虫網4の両側縦縁部に、一側縁に連続撚糸で
厚肉係合縁7を形成したパイピングテープ6の他側縁側
を固定し、一対の断面C字形アウターレール1内に一対
の断面C字形インナーレール8を夫々緩嵌合し、該イン
ナーレールにパイピングテープ6の厚肉係合線側を嵌合
した。 【効果】連続撚糸のパイピングテープは、摺動時に不快
音を発しない。防虫網と一緒に摺動中のパイピングテー
プの厚肉係合縁がインナーレールから外れないので、防
虫網が摺動中に網抜けしない。防虫網を最後まで引下げ
れば、羽虫類の侵入する隙間がなくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建物の窓、勝手口のような出入口に配設する防虫網戸の改良に関す る。
【0002】
【従来技術と問題点】
窓や勝手口は夏季高温時に風通しを良くするために開放する。 しかし、夏季は蚊や蠅のような害虫が飛来するので、その侵入を防ぐために網 戸が嵌められる。
【0003】 ところが、窓の網戸は、窓を閉じた場合に鬱陶しいばかりでなく、網戸を左右 に移動(窓開口部の位置を変更)したい場合が屡々あるが、レールへの網戸の嵌 合はきわめて簡単で移動操作時に網戸が外れることもあり、団地やマンションの 如き高層ビルでの2階以上の窓の網戸が外れて落下すると人命に関する事故とな り、そのため、高層ビルの網戸は、ガラス戸も含め外には外れない(室内側にの み外れる)特別の規制さえ設けられている。又勝手口等に網戸を配するには、網 戸も扉式とする必要があるが、その網戸や扉の開閉並びに施錠が甚だ厄介である 。
【0004】 上記従来の建物用網戸に鑑み、これを改良した建物用網戸が提案されている( たとえば、特公平1-61158 号公報参照)。 この刊行物記載の建物用網戸は、網戸用周枠体の上框部に巻取り巻戻し用ロー ラーを軸承支持し、前記ローラーには防虫網の一端を巻付け、防虫網の下端には 引下げ引上げ操作用桟を固定し、前記防虫網の左右両側縁には、一側縁に多数の 噛合用の務歯またはリングからなる突子列を備えたスライドファスナーのテープ 半体を取付け、網戸用周枠体の左右縦框の内面側には溝付きレールを設け、該レ ールの溝に前記スライドファスナーのテープ半体を摺動自在に挿通すると共に、 溝の口縁内面に突子の基端部を摺動自在に係合させたことを特徴とする構成であ る。
【0005】 かかる構成によるときは、テープ半体と、周枠体を構成している左右両縦框と の摺動具合が不円滑になると、その摺動不円滑側の、テープ半体の突子列及び防 虫網の操作用桟が溝付きレールに引っ掛かり、防虫網が正面視で左右方向へ傾斜 し、摺動が途中で停止することがある。このような停止状態の場合に防虫網を無 理に引上げ或いは引下げて再度摺動せしめようとすれば、テープ半体の突子列が 溝付きレールから脱出し、いわゆる網抜けという事態を惹起する心配がある。ま た、防虫網とテープ半体とが摺動すると、そのテープ半体の突子列が溝付きレー ル内面と摺擦するため、不快な摺擦音を発する。
【0006】 本考案は、上述の諸事情に着目してなしたのであるが、ことに前記刊行物記載 の建物用網戸を改良せんとするもので、防虫網が不快な摺擦音を発することなく 、かつ網抜けすることなく、スムースに摺動して使いやすく、さらに防虫網を引 下げると防虫機能を発揮するように構成することを目的とする。
【0007】
【問題点解決のための手段】
上述の目的を達成するために本考案がなした手段は、左右一対からなる断面ほ ぼC字形アウターレールの上端部に防虫網用ボックスを配置し、そのケース内に 巻取り巻戻し用回転軸を軸支し、該回転軸に防虫網の一端部を巻付け、且その防 虫網の他端部におもりを取付け、さらに防虫網の左右両側縦縁部に、一側縁に連 続撚糸によって厚肉係合縁を形成したパイピングテープの他側縁側を固定し、前 記アウターレール内に左右一対からなる断面ほぼC字形のインナーレールを夫々 緩嵌合し、そのインナーレールに前記パイピングテープの厚肉係合縁側を嵌合し たということである。
【0008】
【作用】
防虫網用ボックス内の回転軸を回転すれば、防虫網、パイピングテープなどの 巻取りと巻戻しとが可能になる。そして、防虫網と一緒に摺動するパイピングテ ープは、一側縁に連続撚糸によって形成した繊維質の厚肉係合縁側がインナーレ ールに嵌合されているから、摺動時にインナーレールとの摺擦音を殆んど発生し ない。また、防虫網を摺動すれば、これと一緒に摺動するパイピングテープに順 応して、アウターレールに緩嵌合しているインナーレールが動き、パイピングテ ープの厚肉係合縁がインナーレールから外れることを防止する。さらに、防虫網 を最後まで引下げれば、蚊、蠅などの入り込む隙間がなくなる。
【0009】
【実施例】
左右一対からなるアウターレール1は、図4に示す如く防虫網4を建物Bに配 設するための部材であると共に、防虫網4の摺動を案内するための部材であり、 図4に示す如く断面ほぼC字形に構成し、溝側を対向せしめて建物Bに取付ける 。
【0010】 防虫網用ボックス2は、巻取った防虫網4とパイピングテープ6とを格納する ための部材であって、建物Bの窓枠の上框や出入口枠の上框、或いは窓上方の壁 や出入口上方の壁などに配設し、アウターレール1の上端部に配置する。ボック ス2は、その内部に回転軸3を水平に軸支せしめ、この回転軸を回転することに よって、防虫網4及びパイピングテープ6が巻取られて格納されるように構成す る。
【0011】 回転軸3は、防虫網4及びパイピングテープ6を巻取り、巻戻しするための部 材で、ボックス2内に水平に軸支せしめ、図1及び図3でチェーン9の手前側を 引けば、回転して防虫網4及びパイピングテープ6が引上げられて巻取られ、同 図でチェーン9の奥側を引けば、回転して防虫網4及びパイピングテープ6が巻 戻されて引下げられるように構成する。
【0012】 防虫網4は、蚊、蠅、その他の羽虫類の屋内侵入を防ぐための部材で、左右両 側縦縁部にパイピングテープ6の他側縁側を固定し、そのテープの一側縁に形成 した厚肉係合縁7側をインナーレール8に嵌合可能ならしめ、かつ一端部(図で 上端部)をパイピングテープ6の一端部(図で上端部)とともに回転軸3に巻付 け、その回転軸の回転によって巻取りと巻戻しとが可能にされる。防虫網4は、 他端部(図で下端部)におもり5を取付け、巻戻しによる引下げをスムースなら しめるように構成すると共に、おもり5を持って引下げ得るように構成する。
【0013】 パイピングテープ6は、熱可塑軟質合成樹脂繊維糸(たとえば、ポリエチレン 繊維糸、その他のポリオレフィン系合成繊維糸)を連続して撚り合わせて構成し たテープで、一側縁に繊維質の厚肉係合縁7を一体形成してなるテープであって 、該係合縁と反対側の他側縁側を防虫網4の左右両側縦縁部に溶着固定し、厚肉 係合縁7側をインナーレール8に嵌合し、その係合縁をインナーレール8の内側 に係合する。パイピングテープ6は、インナーレール8と協働して防虫網4を網 抜けの心配なく、かつ不快な摺擦音を発することなく、スムースに摺動せしめる ための部材であるから、防虫網4の左右両側縦縁部(長手両側縁部)の全長にわ たって固定し、厚肉係合縁7をインナーレール8に係合する。
【0014】 厚肉係合縁7は、パイピングテープ6の一側縁に連続撚糸によって一体形成さ れ、インナーレール8に係合され、該レールと協働して防虫網4を網抜けの心配 なく摺動せしめ、繊維質であることによって、摺動時に不快な摺擦音を発生しな い。
【0015】 左右一対からなるインナーレール8は、パイピングテープ6と協働して防虫網 4を網抜けの心配なく、スムースに摺動せしめるための部材で、図4に示す如く 断面ほぼC字形に構成し、かつアウターレール1の左右幅よりも短寸幅に構成し 、そのアウターレールに嵌合すると、インナーレール自体の左右両側に隙間10が 形成され、嵌合態様が緩嵌合となるように構成する。インナーレール8は、前後 両面に高さの低い突条11を全長にわたって突設し、前後方向にガタつきにくく構 成する。インナーレール8は、上記緩嵌合態様でアウターレール1に嵌合される と、そのアウターレール内に隙間10が形成されることにより、左右方向へ動くこ とが可能になる。そこで、パイピングテープ6とインナーレール8との摺動具合 が不円滑となり、その摺動不円滑側のパイピングテープ6が摺動を停止し、防虫 網4及びおもり5が正面視で左右方向に傾斜しても、ごく自然に急ぐことなく、 防虫網4を摺動し続ければ、その防虫網と一緒に摺動するパイピングテープ6に 順応してインナーレール8が左方又は右方へ動き、摺動不円滑側のパイピングテ ープ6の摺動を円滑状態に戻し、厚肉係合縁7をインナーレール6から外すこと なく、防虫網4を最後まで摺動せしめる。従って、防虫網4は、網抜けすること なく、最後まで円滑に摺動し、羽虫類の屋内侵入を防止する。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、叙上のように構成したから、下記の効果を発揮する。 (1)防虫網用ボックス内の回転軸を回転すれば、防虫網の巻取り、巻戻しを 楽に行ない得る。 (2)防虫網と一緒に摺動する連続撚糸のパイピングテープは、摺動時にイン ナーレールとの摺擦音を殆んど発生しない。従って、不快な騒音が発生しない。 (3)防虫網の摺動中にパイピングテープの厚肉係合縁がインナーレールから 外れないので、網抜けの心配なく、防虫網をスムースに摺動せしめ得る。 (4)防虫網を最後まで引下げれば、羽虫類の入り込む隙間がなくなり、羽虫 類の屋内侵入を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案網戸の斜視図である。
【図2】 図1の一部を切欠して示した部分拡大縦断
正面図である。
【図3】 図2の(3)−(3)線による縦断側面図
である。
【図4】 図2の(4)−(4)線による横断平面図
である。
【図5】 防虫網とパイピングテープとの一部を表わ
した斜視図である。
【符号の説明】
1…アウターレール 2…ボックス 3…回転軸 4…防虫網 5…おもり 6…パイピングテー
プ 7…厚肉係合縁 8…インナーレール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対からなる断面ほぼC字形アウ
    ターレールの上端部に配置した防虫網用ボックス内に巻
    取り巻戻し用回転軸を軸支し、該回転軸に防虫網の一端
    部を巻付け、且その防虫網の他端部におもりを取付け、
    さらに防虫網の左右両側縦縁部に、一側縁に連続撚糸に
    よって厚肉係合縁を形成したパイピングテープの他側縁
    側を固定し、前記アウターレール内に左右一対からなる
    断面ほぼC字形のインナーレールを夫々緩嵌合し、該イ
    ンナーレールに前記パイピングテープの厚肉係合縁側を
    嵌合した建物用網戸。
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