JPH04107257U - ドラム支持具 - Google Patents

ドラム支持具

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JPH04107257U
JPH04107257U JP907191U JP907191U JPH04107257U JP H04107257 U JPH04107257 U JP H04107257U JP 907191 U JP907191 U JP 907191U JP 907191 U JP907191 U JP 907191U JP H04107257 U JPH04107257 U JP H04107257U
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JP
Japan
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drum
base
support
cleaning liquid
cleaning
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Withdrawn
Application number
JP907191U
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English (en)
Inventor
弘一 木上
年彦 西口
浩史 東
成徹 玉野
Original Assignee
三田工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄されたドラムを基台上に鉛直状態で支持
して運搬する際に、ドラムから流下する汚染された洗浄
液がドラム下端部に再付着することを防止する。 【構成】 基台10の上面11には、複数のメッシュ部材40
が配置されており、そのメッシュ部材40上にドラムの下
端面が載置される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば電子写真複写機に使用される感光体ドラムの製造に際して使 用されるドラム支持具に関し、さらに詳述すれば、感光層が外周面に形成される アルミニウム素管等のドラムを洗浄した後に、洗浄されたドラムを次工程へと運 搬するドラム支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真複写機に使用される感光体ドラムは、アルミニウム素管等のドラムの 外周面に、感光性物質が均一な厚さに塗布されることにより製造される。感光層 は、均一な厚さになっていなければ、その感光特性等が変化して、鮮明な画像を 形成することができず、例えば、感光性物質が塗布される前のアルミニウム素管 等のドラム外周面に、金属粉、油脂等が付着していれば、感光性物質を均一な厚 さに塗布できない。そのために、感光性物質を塗布する前に、ドラム外周面は有 機溶剤等の洗浄液により洗浄される。このドラムは、通常、ドラムを有機溶剤中 に浸漬して洗浄する浸漬洗浄法と、有機溶剤の蒸気により洗浄する蒸気洗浄法と が連続して実施されるようになっている。これらの洗浄法により洗浄されたドラ ムは、ドラム外周面が汚染されないように、ドラム支持具に鉛直状に支持して、 次工程へと搬送される。
【0003】 ドラム支持具は、通常、上面が平坦な基台と、鉛直状態になったドラム内に嵌 入して該ドラムを鉛直状態で支持するように該基台上に設けられたドラム受けと を有している。基台は、上面が平坦になっており、その上面にドラム受けにより 鉛直状態にされたドラム下端面が接触して載置される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような支持具によってドラムを運搬する場合には、ドラム下端面が基台上 面に接触しているために、ドラム外周面に付着する洗浄液が基台上面に流下する ことにり、該基台上面に液溜りを形成するおそれがある。このような液溜りには 、ドラム外周面から除去された汚物が含まれているために、ドラム下端部がその 汚物により汚染される。ドラムの下端部が汚染された状態で、感光物質を含有す る塗布液を塗布する工程へドラムが搬送されると、塗布液がドラム下端部に付着 した汚物により汚染される。塗布液が汚染された状態でドラム外周面に塗布され ると、汚物によりドラム外周面には塗布液が均一に塗布されない。
【0005】 本考案はこのような問題を解決するものであり、その目的は、洗浄されて次工 程へ鉛直状態で運搬されるドラムが、汚染された洗浄液により再度汚染されるお それのないドラム支持具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のドラム支持具は、洗浄液により洗浄されたドラムを支持するドラム支 持具であって、水平状態になった上面を有する基台と、鉛直状態のドラムの下端 面が全周にわたって載置されるように該基台の上面に配置されており、その外周 縁部が基台の側面の上部を取り囲んでいるメッシュ部材と、を具備してなり、そ のことにより、上記目的が達成される。
【0007】 また、本考案のドラム支持具は、洗浄液により洗浄されたドラムを支持するド ラム支持具であって、水平状態になった上面を有する基台と、鉛直状態になった ドラムの下端面を該基台の上面とは適当な間隔をあけた状態で該ドラム下端面の 一部を支持するべく、該基台上面に配置されたスペーサーと、を具備してなり、 そのことにより上記目的が達成される。
【0008】 さらに、本考案のドラム支持具は、洗浄液により洗浄されたドラムを支持する ドラム支持具であって、水平状態になった上面を有する基台と、鉛直状態のドラ ムの下端面が全周にわたって載置されるように該基台の上に配置されており、該 ドラムと同様の内径および外径を有する円筒状のドラム載置部材と、を具備して なり、そのことにより上記目的が達成される。
【0009】
【作用】
本考案のドラム支持具では、鉛直状態になったドラムに付着する洗浄液が、基 台上に配置されたメッシュ部材上に流下し、該メッシュ部材の外周縁部から基台 の周側面に沿って流下する。
【0010】 また、本考案のドラム支持具では、ドラムに付着する洗浄液は基台上面に流下 するが、ドラム下端面が、スペーサーによりその一部を支持されて、基台上面と は適当な間隔をあけた状態になっているために、ドラム下端部に基台上面の洗浄 液が再付着するおそれがない。
【0011】 さらに、本考案のドラム支持具では、ドラムに付着する洗浄液は、ドラム下端 面を全周にわたって支持する円筒状のドラム載置部材の周面に沿って基台上面へ と流下するために、基台の上面のドラムの下端部に洗浄液が再付着するおそれが
【0012】
【実施例】
本考案の実施例について以下に説明する。本考案のドラム支持具は、感光体ド ラムを製造するに際して、感光性物質が塗布される前のアルミニウム素管である ドラムをドラム洗浄工程にて洗浄した後に、鉛直状態で次工程へ運搬するために 使用される。該ドラム支持具は、図1に示すように、円柱状の基台10と、該基台 10上に同心状態で立設された円筒状のドラム受け20とを有している。基台10の上 面はほぼ水平状態の平坦面になっている。ドラム受け20は、運搬すべきドラム30 内に、該ドラム30とは若干の間隙を有した状態で嵌合する。
【0013】 基台10上には、複数の円環状をした例えば4枚のメッシュ部材40,40…が積層 されて、ドラム受け20の周囲に嵌合状態で配置されている。各メッシュ部材40は 、例えばステンレス製であり、それぞれの網目は、下側のメッシュ部材40が上側 のメッシュ部材40に対して小さくなっている。各メッシュ部材40の外周縁部は、 基台10の周側面の上部を取り囲んでいる。
【0014】 このような構成のドラム支持具では、洗浄工程が終了して有機溶剤等の洗浄液 が付着しているドラム30が、ドラム受け20に嵌合されて、最上側のメッシュ部材 40上に接触した状態で、鉛直状に支持される。このようにドラム30が支持されて いる状態では、ドラム30から流下した洗浄液は、積層状態になった各メッシュ部 材40の毛細管現象により、上側のメッシュ部材40から順次下側のメッシュ部材40 へと通流して、最下側のメッシュ部材40から基台10の周側面に沿って流下する。 このように、ドラム30に付着した洗浄液は、各メッシュ部材40により、基台10の 上面に溜ることなく、基台10の周側面に沿って流下するために、ドラム30の下端 部が、該ドラム30の周面から除去された汚れを有する洗浄液により汚染されるお それがない。従って、洗浄工程を終了したドラム30は、清浄な状態を維持して感 光性物質を含有する塗布液の塗布工程へと運搬される。
【0015】 図2(a)および(b)は、本考案のドラム支持具の第2実施例を示している 。本実施例では、基台10の上面には、ドラム受け20の周面を貫通する相互に直交 した2本の支持棒51および52を有するスペーサー50が配置されている。各支持棒 51および52は、直径が2〜3mm程度になっており、ドラム受け20から突出した各 支持棒51および52のそれぞれの端部上に、鉛直状態のドラム10の下端面が支持さ れる。その他の構成は、図1に示すドラム支持具と同様である。
【0016】 本実施例のドラム支持具では、ドラム受け20に嵌合された鉛直状態のドラム30 の下端面が、周方向の4箇所にて支持棒51および52の各端部に接触した状態で支 持される。このようにドラム30が支持されている状態では、ドラム30の周面に付 着した洗浄液は、ドラム30の下端面と各支持棒51および52との接触部を伝って、 基台10の上面11上に流下する。その結果、基台10の上面に達した洗浄液は、該上 面に溜るおそれがあるが、ドラム30の下端面は支持棒51および52により基台10の 上面11から浮き上がった状態になっているために、基台10の上面11上に溜った洗 浄液に接触するおそれがない。従って、ドラム30の下端部に、汚染された洗浄液 が再付着するおそれがない。
【0017】 図3は本考案の第3実施例のドラム支持具を示している。本実施例では、ドラ ム受け20に嵌合されて鉛直状態で支持されるドラム30の内径および外径に等しい 内径および外径を有する短円筒状のドラム載置部材60が、ドラム受け20とは同心 状態で配置されている。該ドラム載置部材60の高さは、2〜3mm程度になってい る。
【0018】 本実施例では、ドラム受け20に嵌合されるドラム30の下端面が、ドラム載置部 材60の上端面に密着した状態で、ドラム30が基台10に支持される。このようにド ラム30が支持されている状態では、ドラム30の周面に付着した洗浄液は、ドラム 30の下端面からドラム載置部材60のを伝って、基台10の上面11上に流れ落ちる。 その結果、基台10の上面11に溜った洗浄液が、ドラム30の下端面に接触するおそ れがなく、従って、ドラム30の下端部に汚染された洗浄液が再付着するおそれが ない。
【0019】
【考案の効果】
本考案のドラム支持具は、このように、ドラムの周面から流下する汚染された 洗浄液がドラムの下端部に再付着することが確実に防止される。その結果、洗浄 されたドラムは、汚染されることなく次工程へと運搬される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のドラム洗浄用支持具の第1実施例を示
す縦断面図である。
【図2】(a)は本考案のドラム洗浄用支持装置の第2
実施例を示す縦断面図である。 (b)は(a)のb−b線における断面図である
【図3】本考案のドラム洗浄用支持装置の第3実施例を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 基台 11 上面 20 ドラム受け 30 ドラム 40 メッシュ部材 50 スペーサー 51,52 支持棒 60 ドラム載置部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 玉野 成徹 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液により洗浄されたドラムを支持す
    るドラム支持具であって、水平状態になった上面を有す
    る基台と、鉛直状態のドラムの下端面が全周にわたって
    載置されるように該基台の上面に配置されており、その
    外周縁部が基台の側面の上部を取り囲んでいるメッシュ
    部材と、を具備するドラム支持具。
  2. 【請求項2】 洗浄液により洗浄されたドラムを支持す
    るドラム支持具であって、水平状態になった上面を有す
    る基台と、鉛直状態になったドラムの下端面を該基台の
    上面とは適当な間隔をあけた状態で該ドラム下端面の一
    部を支持するべく、該基台上面に配置されたスペーサー
    と、を具備するドラム支持具。
  3. 【請求項3】 洗浄液により洗浄されたドラムを支持す
    るドラム支持具であって、水平状態になった上面を有す
    る基台と、鉛直状態のドラムの下端面が全周にわたって
    載置されるように該基台の上に配置されており、該ドラ
    ムと同様の内径および外径を有する円筒状のドラム載置
    部材と、を具備するドラム支持具。
JP907191U 1991-02-26 1991-02-26 ドラム支持具 Withdrawn JPH04107257U (ja)

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JPH04107257U true JPH04107257U (ja) 1992-09-16

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019109276A (ja) * 2017-12-15 2019-07-04 昭和電工株式会社 円筒体用保持体、及び感光ドラムの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019109276A (ja) * 2017-12-15 2019-07-04 昭和電工株式会社 円筒体用保持体、及び感光ドラムの製造方法

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Effective date: 19950518