JPH04106918A - 単結晶シリコン膜形成方法およびその装置 - Google Patents

単結晶シリコン膜形成方法およびその装置

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JPH04106918A
JPH04106918A JP22498990A JP22498990A JPH04106918A JP H04106918 A JPH04106918 A JP H04106918A JP 22498990 A JP22498990 A JP 22498990A JP 22498990 A JP22498990 A JP 22498990A JP H04106918 A JPH04106918 A JP H04106918A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば三次元集積回路素子の製造等に用い
られるものであって、基板の表面に単結晶シリコン膜を
形成する単結晶シリコン膜形成方法およびその装置に関
する。
〔背景となる技術〕
基板上にトランジスタ等の素子を三次元的に集積した三
次元集積回路素子の実現のためには、非晶質の絶縁物上
に、素子を形成するのに十分に良質な半導体結晶を形成
する技術が必要である。
絶縁物上にシリコン膜を形成する従来技術としては、レ
ーザアニールを用いるものがある。これは、絶縁膜上に
1μm以下の薄いアモルファスシリコン膜または多結晶
シリコン膜を形成し、これに強力なレーザ光を照射する
技術であり、レーザ光の照射によりシリコン膜が瞬間的
に溶融して再び固化するときに単結晶化する現象を利用
するものである。
しかしながらこの従来技術は、現在では未だ研究段階に
あり、三次元集積回路素子の製造が可能な段階にまでは
確立されていない。即ち、レーザ再結晶化による結晶成
長では、レーザ出力の変化、試料のパターン欠陥、およ
びビーム系の変動等の影響を受けて、結晶欠陥ができや
すく、半導体素子等の素子を形成するのに十分に良質な
半導体単結晶を形成することができない。
このような問題を解決するものとして、基板表面の性質
に関係なくその表面に良質の単結晶シリコン膜を形成す
ることができる単結晶シリコン膜の形成方法が同一出願
人によって先に提案されている(特願平1−91271
号)。それを要約して説明すると次のとおりである。
即ち、絶縁物の表面にシリコンを蒸着すると種々の方向
を向いた結晶粒が成長してシリコン膜(多結晶)が形成
されるが、このシリコン膜にイオンを照射すると、シリ
コン原子はイオンによるスパッタ作用を受ける。このと
きのシリコン原子のスパッタ量は、イオンとシリコン原
子との衝突回数に比例する。
ところが、イオンの入射方向に沿う結晶軸を有する結晶
粒において前記結晶軸が低指数であるときには、イオン
から結晶粒を見た場合に、この結晶粒は第3図において
符号Aで示す”す”が開いた構造に見える。この“す”
の中にイオンが入り込むと、このイオンはシリコン原子
と衝突しにくくなり、“す”のチャンネルの中を通り抜
けて行くことになる。従って結晶粒に低指数の結晶軸に
沿う方向からイオンが入射する場合には、このイオンと
シリコン原子との衝突回数が少ないので、スパッタ率が
小さくなる。つまり、イオンの入射方向に沿った異なる
結晶軸を有する各結晶粒におけるシリコン原子のスパッ
タ率は各結晶粒の前記結晶軸により決定付けられると言
える。
更に、0nderdelindenの仮説によれば、結
晶軸(uvw)へのこの結晶軸に沿う方向からのイオン
の入射によるスパッタ率Y(uvw)には、原子間距離
t avwとの間に次の関係がある。
Y < u V W > QCL avw””この式を
シリコン結晶に適用すると、各結晶軸<110>、<1
11〉、(100>に関して次の関係が成立する。
Y (110>  :Y<111>  :Y <100
>= (1/77)””:  (、/”’丁/ 2 )
 −3/Z :13/Z=0.59:0.81:1  
    −更に高次指数軸をも考えると、 y <i io><y <t i i><y <1oo
><Y(高次指数〉 なる関係が成立する。
なお、〈110)なる表示は、[llO]およびそれに
等価な方向をまとめて示すものである(他も同様)。
従って、様々な方向を向いている結晶粒を有するシリコ
ン膜にイオンを照射すると、イオンの照射方向に沿って
結晶軸<110>を有する結晶粒がより多く残留するこ
とになる。
従って、絶縁物の表面に蒸着等の方法によりシリコンを
堆積させ、かつこの絶縁物の表面に向けてイオンを照射
することにより、結晶軸〈110〉をイオンの入射方向
に向けたシリコン結晶の形成が可能である。但し、この
ようにして結晶軸<110>の方向が定まっても、結晶
軸〈100〉あるいは(111>の方向が定まらなけれ
ば、形成されるシリコン膜を単結晶膜にすることはでき
ない。
これを詳述すると、第4図はシリコン結晶の[011]
軸を中心としたステレオ投影図である。
この図からも分かるように、シリコン結晶では、結晶軸
<110>相互間の角度は60°または90@であり、
結晶軸<iioンと<100>との間の角度は45°ま
たは90°であり、更に結晶軸<110>とく111〉
との間の角度は35゜3°または90″である。従って
例えば、第5図のように基板2に対して垂直にイオン4
を照射した場合には結晶軸<110>はイオンの入射方
向を向くので、結晶軸H00)は基板2に垂直の方向に
対して45°の角度を成す母線を有する円錐の側面内で
任意の方向を取り得ることになり、また第6図に示すよ
うに結晶軸<IINは基板2に垂直な方向に対して35
.3°の角度を成す母線を有する円錐の側面内で任意の
方向を取り得ることになる。このように、シリコンを堆
積させた基板2に1方向からイオンの照射を行うだけで
は単結晶膜を形成することはできない。
この点を解決したのが先の出願であり、即ち少なくとも
2方向からイオンを照射し、このイオンの照射方向の成
す角を結晶軸<110>相互間の角度に等しく選ぶこと
により、結晶軸<110>以外の結晶軸の方向を一定の
方向に規定することができる。そして、このとき単結晶
シリコン膜を形成すべき基板に対するイオンの入射角を
、結晶軸<110>と<100>との間の角度に等しく
選べば、基板に垂直な方向に結晶軸<ioo>を向けた
シリコン結晶を成長させることができる。
また、前記入射角を結晶軸<110>と〈111〉との
間の角度に等しく選べば、基板に垂直な方向に結晶軸〈
11工〉を向けたシリコン結晶を成長させることができ
る。
そのための装置構成を第7図および第8図に示す。室温
〜700°C程度の温度とされる基板2に向けて、シリ
コンの堆積用にこの例では電子ビーム加熱式の蒸発源8
が配置され、更にスパッタ用に2台のイオン源6.7が
配置されている。イオン源6.7からのイオン(例えば
アルゴン等の不活性ガスイオン)4の基板2への照射方
向R1、R2は、基板2に対していずれも角度αを成し
ており、また照射方向R1、R2の基板2の表面への正
射影は角度βを成している。そして第7図の例は、 αζ45’ 、  β’1180゜ になるようにしている(但しβζ90°でも良い)。こ
のようにすると、第9図にも示すように、基板2に対し
て垂直な方向に結晶軸<100>を有し、これと45°
の角度を成す結晶軸<IIO〉を同一平面内に配列した
シリコン結晶を得ることができる。この場合の両結晶軸
<110>は互いに90°の角度を成す。
また、第8図の例では、 αζ54.7”、  β#120゜ になるようにしている。このようにすると、第10図に
も示すように、基板2に対して垂直な方向に結晶軸<1
11>を有し、これと35.3°の角度を成す結晶軸(
110>を同一平面内に配列したシリコン結晶を得るこ
とができる。この場合の両結晶軸<110>は互いに6
0°の角度を成す。
上記のような手段によれば、基板2の表面には結晶軸<
110>と<100:)あるいは<111〉の方位が−
様なシリコン結晶を成長させることができるので、基板
2の表面には良質の単結晶シリコン膜が形成されるよう
になる。
〔発明の目的] ところが、上記のような先行例では、単結晶シリコン膜
の形成が可能であるけれども、その生産性(スループッ
ト)については特に考慮されていない。
即ち、仮に上記のような基板2に対するシリコンの堆積
とイオンの照射とを一つの処理室で行うものとすると、
そこに2台のイオン源6.7のみならず蒸発源8をも立
体的に配置しなければならないので、処理室が非常に大
きくなる。その結果、基板2の搬出入等に伴う真空排気
時間が長くなり、しかも基板2の搬出入時には全ての処
理を停止しなければならないのでロス時間が生じ、スル
ーブツトを高めることが難しい。
そこでこの発明は、このような点を更に改善して、スル
ープットを高めることができ、それによって成膜コスト
を下げることをできるようにした単結晶シリコン膜形成
方法およびその装置を提供することを主たる目的とする
〔発明の概要〕
上記目的を達成するため、この発明の単結晶シリコン膜
形成方法は、簡単に言えば、基板の表面にシリコンを堆
積させる第1の工程と、この第1の工程を経た基板の表
面に向けて前述したような所定の少なくとも2方向から
イオンを照射する第2の工程と、この第2の工程を経た
基板の表面にシリコンを堆積させる第3の工程とを備え
ることを特徴とする。
また、この発明の単結晶シリコン膜形成装置は、簡単に
言えば、基板の表面にシリコンを堆積させる手段が設け
られた第1の処理室と、この第1の処理室から搬送され
てきた基板の表面に向けて前述したような所定の少なく
とも2方向からイオンを照射する手段が設けられた第2
の処理室と、この第2の処理室から搬送されてきた基板
の表面にシリコンを堆積させる手段が設けられた第3の
処理室と、基板を前記第1の処理室から第2の処理室を
経て第3の処理室へと搬送する基板搬送手段とを備える
ことを特徴とする。
〔実施例〕
第1図は、この発明に係る単結晶シリコン膜形成装置の
一例を示す概略図である。第2図は、第1図の線1 =
 Iに沿う概略断面図である。前述した先行例と同一ま
たは相当する部分には同一符号を付し、以下においては
当該先行例との相違点を主に説明する。
この装置では、基板2の表面にシリコンを堆積させる第
1の工程を第1の処理室10で、この第1の工程を経た
基板2の表面に向けて前述したような所定の少なくとも
2方向からイオンを照射する第2の工程を処理室10に
隣接された第2の処理室20で、この第2の工程を経た
基板20表面に更にシリコンを堆積させる第3の工程を
処理室20に隣接された第3の処理室30で行うように
している。
各処理室10.20.30問およびその前後には、真空
弁41〜44がそれぞれ設けられている。
また、各処理室10.20および30間には、図示しな
いけれども、基板2を処理室10から処理室20を経て
処理室30へと搬送する、より具体的には基板2を処理
室10内の後述するホルダを兼ねる電極11へと搬送し
、そこで処理の終わった基板2を処理室20内の後述す
るホルダ21へと搬送し、そこで処理の終わった基板2
を処理室30内の後述するホルダを兼ねる電極31へと
搬送し、更にそこで処理が終わった基板2を処理室30
外へと搬送する基板搬送手段が設けられている。図中の
矢印Bはその搬送方向を示す。この基板搬送手段は、具
体的には、搬送ベルトや搬送アーム等を用いて構成され
る。
処理室10内には、外部の高周波電源14から高周波電
力が供給される二つの平行平板状の電極11および12
が設けられている。これらはホルダを兼ねており、一方
の電極11には前述したような基板2が装着される。他
方の電極12にはスパッタ用のシリコンターゲット13
が保持されている。
従って、電極11に基板2を装着してこの処理室10内
を真空排気すると共にそこにアルゴン等のスパッタガス
を所定の圧力(例えば10−2〜1O−3Torr程度
)になるように導入し、画電極11.12間に高周波電
力を供給すると、画電極11.12間で高周波放電が生
してプラズマが作られ、それによってシリコンターゲッ
ト13がスパッタされて基板2の表面にシリコンが堆積
する。
これによって基板2の表面に形成されるのは、多結晶シ
リコン膜である。その膜厚は例えば数十〇m程度とする
処理室20内には、基板2を保持するホルダ21が設け
られている。このホルダ21内またはその背後には、必
要に応じて、例えば第2図に示すように、基板2を加熱
する加熱源22が設けられる。
また、この処理室20の側壁部には、この実施例では前
述したような2台のイオン源6および7が、第7図また
は第8図のところで説明したような所定の配置で設けら
れている。
即ち、結晶軸<100>を基板2に垂直な方向に向けた
シリコン結晶を得る場合は、基板2の表面とイオン4の
照射方向との間の角度αはほぼ45°にされ、かつイオ
ン4の照射方向の基板2の表面への正射影が相互に成す
角度β(第2図では図示省略)はほぼ1806またはほ
ぼ90°にされる。また、結晶軸<111)を基板2に
垂直な方向に向けたシリコン結晶を得る場合は、上記α
はほぼ54.7’にされβはほぼ120°にされる。
従って、前の工程で表面にシリコンが堆積された基板2
をホルダ21に装着してこの処理室20内を所定の真空
度に(例えば10−5〜10−’T。
rr程度に)なるように排気し、それに両イオン源6.
7からイオン(例えばアルゴン等の不活性ガスイオン)
4を照射すると、それによる前述したようなスパッタ作
用で、結晶軸<100>または<111>を基板20表
面に垂直に向けた結晶粒のみを残すことができる。即ち
、基板20表面に単結晶シリコンの核形成を行うことが
できる。
処理室30内には、外部の高周波電源34から高周波電
力が供給される二つの平行平板状の電極31および32
が設けられている。これらはホルダを兼ねており、一方
の電極31には基板2が装着される。他方の電極32に
はスパッタ用のシリコンターゲット33が保持されてい
る。
従って、前の工程で表面に核形成が成された基板2を電
極31に装着してこの処理室30内を真空排気すると共
にそこにアルゴン等のスパッタガスを所定の圧力(例え
ば10−2〜10−’T o r r程度)になるよう
に導入し、画電極31.32間に高周波電力を供給する
と、画電極31.32間で高周波放電が生じてプラズマ
が作られ、それによってシリコンターゲット33がスパ
ッタされて基板2の表面にシリコンが堆積する。
この場合、基板2の表面には前の工程で単結晶シリコン
の核形成が成されているので、その上に上記のようにし
てシリコンを堆積させることによってエピタキシャル成
長が行われ、単結晶シリコン膜が形成される。従ってこ
れによって、所要の膜厚の単結晶シリコン膜を得るよう
にすれば良い。
上記のように、単結晶シリコン膜の形成を、基板2の表
面にシリコンを堆積させる工程、その基vi2にイオン
を照射して核形成する工程およびその上にシリコンを堆
積させて単結晶シリコンを成長させる工程の3工程に分
けて行うことにより、多数の基板2をロス時間を少なく
して連続的に成膜処理することができるので、スルーブ
ツトが向上する。
また、上記装置では、各処理室10.20および30に
おいては、各工程専用の処理を行えば良いので、各処理
室10.20および30を小型化することができ、その
真空排気時間も短くて済む。
しかも、成膜をインライン化して全て真空中で処理する
ことができる。これらの結果、スループットを向上させ
ることができる。また、大面積の基板2に対しても容易
に対応することができる。
なお、この発明によれば、基板2が均質な面方位を有し
ているか否かに関係なく単結晶シリコン膜を形成するこ
とができるので、基板2は特定のものに限定されるもの
ではなく、例えばガラス基板やシリコン基板等でも良く
、またその表面に非品質の絶縁物層が形成されたもので
も良い。
また、核形成前後に基板2の表面にシリコンを堆積させ
る手段は、上記例のようなスパッタに限られるものでは
なく、真空蒸着やCVD (化学気相成長)等でも良い
また、イオン源6.7から引き出すイオン4のエネルギ
ーは、特定のものに限定されないが、例えば100eV
 〜100KeV (より好ましくは500eV〜10
KeV)程度が好ましい。これはシリコンのスパツクが
起こりやすい範囲だからである。
また、第2の工程における、即ち処理室20におけるイ
オン源は、第4図のステレオ投影図からも分かるように
、基板2の表面への正射影が相互にほぼ90°またはほ
ぼ180°の角度を成すように3台または4台用いても
良((結晶軸〈100〉を基板2に垂直に向けたシリコ
ン結晶を得る場合)、あるいはほぼ1206の角度を成
すように3台用いても良い(結晶軸(111>を基板2
に垂直に向けたシリコン結晶を得る場合)。あるいは、
ホルダ21を回転させて基板2を回転させることができ
るようにすれば、固定されたイオン源を1台用いて同様
な成膜処理が可能である。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明の単結晶シリコン膜形成方法によ
れば、単結晶シリコン膜の形成を、基板の表面にシリコ
ン膜を堆積させる工程、その表面にイオンを照射して核
形成する工程およびその上にシリコンを堆積させて単結
晶シリコンを成長させる工程の3工程に分けて行うよう
にしたので、多数の基板をロス時間を少なくして連続的
に成膜処理することができ、スルーブツトが向上する。
その結果、成膜コストを下げることができる。
またこの発明の単結晶シリコン膜形成装置によれば、各
処理室においては各工程専用の処理を行えば良いので、
各処理室を小型化することができ、その真空排気時間も
短くて済む。しかも成膜をインライン化することもでき
る。これらの結果、スループットを向上させることがで
き、それによって成膜コストを下げることができる。ま
た、大面積の基板に対しても容易に対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る単結晶シリコン膜形成装置の
一例を示す概略図である。第2図は、第1図の線1−1
に沿う概略断面図である。第、3図は、低指数の結晶軸
方向から見たシリコン結晶の構造を模式的に示す図であ
る。第4図は、シリコン結晶の[011]軸を中心とし
たステレオ投影図である。第5図は、シリコンを堆積さ
せた基板にイオンを照射したときのシリコンの結晶軸く
110〉および<100>の方位を示す図である。 第6図は、シリコンを堆積させた基板にイオンを照射し
たときのシリコンの結晶軸N 10)および<111>
の方位を示す図である。第7図および第8図は、それぞ
れ、この発明の背景となる単結晶シリコン膜形成方法の
実施のための基本的な構成を示す図である。第9図およ
び第10図は、それぞれ、基板の表面に形成されるシリ
コン結晶の各結晶軸の方位を示す図である。 2・・・基板、4・・・イオン、6,7・・・イオン源
、10・・・第1の処理室、13・・・シリコンターゲ
ット、20・・・第2の処理室、301.・第3の処理
室、33.・・ シリコンターゲット。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板の表面にシリコンを堆積させる第1の工程と
    、この第1の工程を経た基板の表面に向けて、その表面
    とイオンの照射方向とがほぼ45゜の角度を成し、イオ
    ンの照射方向の当該基板への正射影が相互に成す角度が
    ほぼ90゜またはほぼ180゜となる少なくとも2方向
    からイオンを照射する第2の工程と、この第2の工程を
    経た基板の表面にシリコンを堆積させる第3の工程とを
    備えることを特徴とする単結晶シリコン膜形成方法。
  2. (2)基板の表面にシリコンを堆積させる第1の工程と
    、この第1の工程を経た基板の表面に向けて、その表面
    とイオンの照射方向とがほぼ54.7゜の角度を成し、
    イオンの照射方向の当該基板への正射影が相互に成す角
    度がほぼ120゜となる少なくとも2方向からイオンを
    照射する第2の工程と、この第2の工程を経た基板の表
    面にシリコンを堆積させる第3の工程とを備えることを
    特徴とする単結晶シリコン膜形成方法。
  3. (3)基板の表面にシリコンを堆積させる手段が設けら
    れた第1の処理室と、この第1の処理室に隣接されてい
    て、そこから搬送されてきた基板の表面に向けて、その
    表面とイオンの照射方向とがほぼ45゜の角度を成し、
    イオンの照射方向の当該基板への正射影が相互に成す角
    度がほぼ90゜またはほぼ180゜となる少なくとも2
    方向からイオンを照射する手段が設けられた第2の処理
    室と、この第2の処理室に隣接されていて、そこから搬
    送されてきた基板の表面にシリコンを堆積させる手段が
    設けられた第3の処理室と、基板を前記第1の処理室か
    ら第2の処理室を経て第3の処理室へと搬送する基板搬
    送手段とを備えることを特徴とする単結晶シリコン膜形
    成装置。
  4. (4)基板の表面にシリコンを堆積させる手段が設けら
    れた第1の処理室と、この第1の処理室に隣接されてい
    て、そこから搬送されてきた基板の表面に向けて、その
    表面とイオンの照射方向とがほぼ54.7゜の角度を成
    し、イオンの照射方向の当該基板への正射影が相互に成
    す角度がほぼ120゜となる少なくとも2方向からイオ
    ンを照射する手段が設けられた第2の処理室と、この第
    2の処理室に隣接されていて、そこから搬送されてきた
    基板の表面にシリコンを堆積させる手段が設けられた第
    3の処理室と、基板を前記第1の処理室から第2の処理
    室を経て第3の処理室へと搬送する基板搬送手段とを備
    えることを特徴とする単結晶シリコン膜形成装置。
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