JPH04106414A - 光フアイバジヤイロの信号処理方式 - Google Patents

光フアイバジヤイロの信号処理方式

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JPH04106414A
JPH04106414A JP22561490A JP22561490A JPH04106414A JP H04106414 A JPH04106414 A JP H04106414A JP 22561490 A JP22561490 A JP 22561490A JP 22561490 A JP22561490 A JP 22561490A JP H04106414 A JPH04106414 A JP H04106414A
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JP
Japan
Prior art keywords
phase
light
carrier signal
optical fiber
phase carrier
Prior art date
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Pending
Application number
JP22561490A
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English (en)
Inventor
Koichi Washimi
公一 鷲見
Yoshinobu Kobayashi
祥延 小林
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は位相変調方式の光ファイバジャイロのオフセ
ットドリフトを除く事のできる改良に関す。
【従来の技術】
光ファイバジャイロは、光ファイバをコイル状に巻いた
ファイバコイルを右廻り左廻りに伝搬する光の位相差Δ
θがファイバコイルの角速度に比例する事を利用して角
速度を求めるものである。 光ファイバジャイロは、ファイバコイル、発光素子、分
岐素子、受光素子などを必要とする。位相変調方式とい
うのは、ファイバコイルの一方の端近くの光ファイバを
圧電振動子に巻き付は圧電振動子を膨縮させる事により
光フアイバ中を伝搬する光を位相変調するものである。 このようにすると、干渉光の強度を求める受光素子の出
力の中に変調周波数及びその高調波成分が含まれるよう
になる。 そこで任意の高調波成分を同期検波によって求める事が
できる。奇数次(基本波を含む)高調波は、sinΔθ
の形で、偶数次高調波はcosΔθの形で位相差Δθが
含まれる。そこでこれらの同期検波出力からΔθを求め
角速度Ω。(Δθ=aΩC)を知る事ができる。 位相変調方式の光ファイバジャイロについては、特願平
1−571734〜37、特願平1−291828〜3
1.1295500、特願平2−3809.2−100
55などの発明がなされている。 同期検波した出力は、増幅回路などのため実際にはオフ
セットを含んでいる。例えば基本波はΔθ=0とすれば
、出力も0になるはずであるが実際には0にならない。 これをオフセットという。 そこでオフセットを求めて出力からこれを差し弓かなけ
ればならない。ところがオフセットは一定でなく環境温
度により変化する。これをオフセットドリフトというが
、光ファイバジャイロではこれが大きいので正確な測定
値を得ようとするとオフセット調整が極めて重要になる
。 特願平1−227755は、自動車が停止している事を
検出しこの時の同期検波出力をオフセットとしてメモリ
に記憶させ、次の走行時における同期検波出力からオフ
セットを差し引き、真の信号値を求めるようにしている
。 特願昭63−288223は、光ファイバジャイロ、受
光素子、プリアンプ、信号抽出部、終段アンプと続く検
出系に於いて、プリアンプと信号抽出部との間に切り換
えスイッチを設ける。切り換えスイッチは信号抽出部の
入力を、プリアンプ出力とグランド(接地電位)との間
で切り換えられるようになっている。ある周期tcに於
いて短い時間tweたけ信号抽出部入力をグランドに落
とす。この時の終段アンプの出力がオフセットである。 オフセットを記憶しておきN  (uc  jwc )
に於ける終段アンプ出力からこれを差し引いて真の測定
値を求める。これは一定周期tc毎にオフセット調整す
る事ができる。
【発明が解決しようとする課題】
オフセットを求めてこれを差し引く事は光ファイバジャ
イロにおいて極めて重要な事である。光ファイバが温度
によって伸縮し、圧電振動子の温度特性も大きく、光学
部品が温度により膨縮するので温度による出力変動が大
きいからである。オフセットとそのドリフトの大きい事
が光ファイバジャイロの著しい欠点であるから、オフセ
ットドリフトを除去する事は光ファイバジャイロにおい
て必須の事である。 特願平1−227755は自動車が走行している間は正
確なオフセット調整ができないという難点があるオフセ
ットは頻繁に変動するから、停車することなく走行し続
ける場合は誤差が大きくなる。 特願昭63−2H223は信号抽出部より以後の回路に
起因するオフセットしか分からない。オフセットの原因
は数多い。受光素子、プリアンプ、光フアイバコイルも
含めた全体系でオフセットを求めなければ正確な結果が
得られない。 受光素子、プリアンプ、光フアイバコイルなどの光ファ
イバジャイロの全体から生ずるオフセットを周期的又は
連続的に求め、これを同期検波出力から差し引くことに
より正確な角速度を求めるようにした光ファイバジャイ
ロを提供する事が本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
本発明に於いては、同期検波のためのキャリヤ信号を、
その信号と位相の合致した同相キャリヤ信号と、これか
ら180°位相の異なる逆相キャリヤ信号とを用いる。 そして同相キャリヤ信号で同期検波した出力から逆相キ
ャリヤ信号で同期検波した出力を差し引く事によりオフ
セットのない信号出力を得る。 同相、逆相キャリヤ信号を常時発生して、それぞれ同相
同期検波出力と、逆相同期検波出力とを常時求めて、前
者から後者を差し引くようにすることもできる。 或は時分割して、同期キャリヤ信号、逆相キャリヤ信号
を50:50のデユーティで発生させ、これにより受光
素子出力を継時的に同期検波する。そしてキャリヤ信号
の位相が逆転する毎にその出力を記憶しておき同相キャ
リヤで同期検波した時の値から、逆相キャリヤで同期検
波した時の値を差し引くようにする事もできる。 或は、同相キャリヤ信号を主に発生させ、逆相キャリヤ
信号は一周期T。のうち僅かな時間τだけ発生させる。 逆相キャリヤによる同期検波出力はローパスフィルタを
通してオフセット分だけを求める。このオフセットによ
り同相キャリヤ信号による同期検波出力を差し引いてオ
フセットのない信号出力を求める事ができる。
【作   用】
受光素子出力の中に、例えば基本波は 2E1E2 Jl(ξ)sinΔθcosGt(1)と
いう形で含まれている。そこでCOSΩtというキャリ
ヤ信号を作りこれによって同期検波して基本波成分を求
める訳であるが、検波出力にはオフセラ)OFが含まれ
るので、基本波の同期検波出力P、は P、=2E、E2J、(ξ)sinΔθ十OF   ■
となる。受光素子出力をcos(Ωt+π)=−cos
Ωtのキャリヤ信号で同期検波すると、P2 =−2E
、E2 J−(ξ)sinΔθ十0F(3)となる。■
、■に於いてオフセットは同じ量である。COSΩtが
同相キャリヤ信号で、C05(Ωt+π)が逆相キャリ
ヤ信号である。 ■が同相キャリヤ信号で同期検波した結果であり、■が
逆相キャリヤ信号で同期検波した結果である。オフセッ
トOFは等しい。信号sinΔθを含む部分は符号が反
対になっている。そこでPlからP2を差し引いて2で
割ると、 となってオフセットのない信号を得る事ができる。実際
には2て割る必要はなく数係数を調整すれば良いのであ
る。 同相キャリヤCOSΩt1逆相キャリヤーCO8Ω℃を
常時発生させ、Pl、P2を常時求めるようにする事も
できる。そして(P、−P2’)からオフセットのない
信号を求める事ができる。この場合、同期検波回路がふ
たつ必要である。 或は、50%、50%のデユーティで同相キャリヤco
sGt1逆相キャリヤーcosΩtを交互に発生させる
事もできる。この繰り返しは位相変調の周波数に比べて
かなり遅いものでなければならない。100kHz〜0
 、1kHz程1度とする事ができる。そしてそれぞれ
のキャリヤ信号に於ける同期検波出力P□、P2を記憶
部に記憶させる。そして(Pi−P2)を演算する。 又は、非対称にして、逆相キャリヤーCOSΩtを発生
させる時間を短くし同相キャリヤcosΩtを発生させ
る時間を長くする。P2の信号をローパスフィルタに通
すと、振動する部分が落ちるのでオフセットだけが残る
。このオフセット分をPlから差し引くと、オフセット
のない信号か得られる。
【実 施 例】
第1図は本発明の光ファイバジャイロ信号処理回路の概
略構成図である。光ファイバジャイロの部分は、発光素
子1、分岐素子2、光ファイバ3よりなるファイバコイ
ル4、位相変調器5、位相変調器駆動回路6、受光素子
7などよりなる。 発光素子1は単色光を生ずる光源であり、半導体レーザ
、スーパールミネッセントダイオードなどが用いられる
。ファイバコイル4はシングルモード光ファイバを多数
回コイル状に巻き回したものである。分岐素子2は発光
素子1から出射された光を2分割してファイバコイル4
の両端に入射させファイバコイル4の中を左廻り右廻り
に伝搬した光を再び合一させるものである。これは2本
の光ファイバを融着して引き伸ばしコア間の距離を小さ
くして光フアイバ間にエバネッセント結合を生じるよう
にし、光の分岐比が1=1になるように調整したものを
用いる事ができる。 位相変調器5はファイバコイル4の一方の端近くの光フ
ァイバ3を圧電振動子に巻き付けたものである。圧電振
動子に電圧を印加すると圧電振動子が膨縮するのでこれ
に巻き付けた光ファイバの一部が伸縮する。このためこ
こを伝搬する光の位相が変化する。変調信号はb si
nΩtと書く事ができる。bは位相変調の振幅、Ωは変
調角周波数である。位相変調器駆動回路6が角周波数Ω
の交流電圧を発生し圧電振動子の電極間に印加するよう
になっている。 受光素子7はファイバコイル4の中を左廻り右廻りに伝
搬した光を干渉させ干渉光の強度を検出する。これは電
流信号であるからプリアンプ8で適当な振幅の電圧信号
に変換する。これの出力をこれまで受光素子出力と表現
してきた。これを同期検波する訳であるが、そのために
は位相変調に同期したキャリヤ信号が必要である。 位相変調器駆動回路6の信号を受けてキャリヤ信号発生
回路9が位相変調信号と同相のcosΩtというキャリ
ヤと、逆相のCOS  (Ωt+π)というキャリヤを
生成する。 位相変調の信号がsinΩtであるから、同相キャリヤ
cos Q tは90°位相が遅れているわけである。 実際には受光素子やプリアンプ、圧電素子の応答遅れを
加えて、位相を合わせる必要がある。 逆相キャリヤcos  (Ωt+π)は、sinΩtに
比べて90°位相が進んでいる。逆相キャリヤは同相キ
ャリヤの否定として簡単に作る事ができる。 この例では同期検波回路がふたつ設けられる。 第1の同期検波回路10は同相キャリヤ信号cosΩt
を受けて同相同期検波出力P1を与える。これは■に記
したものである。第2の同期検波回路11は逆相キャリ
ヤ信号cos (Ωt+π)を受けて逆相同期検波出力
P2を与える。これは(3)に記したものである。Pi
、P2を引き算処理部12で引き算(PL−P2)する
と、オフセットのない信号出力が求められる。 この例では常時同相、逆相検波しているが、これを交互
に行う事にしても良い。第2図にこれを示す。ひとつの
同期検波回路13を用いる。これにキャリヤ信号発生回
路から、50%:50%のデユーティ−で同相キャリヤ
、逆相キャリヤ信号が与えられる。同相キャリヤで同期
検波した時の出力を同相記憶部14に記憶させる。これ
はPlである。逆相キャリヤで同期検波した時の出力を
逆相記憶部15に記憶させる。これがP2である。引き
算処理部12は同相記憶部14のPlと逆相記憶部15
のP2の差を求める。これもオフセットを含まない信号
である。 第3図に示すように同相キャリヤ、逆相キャリヤによる
検波を非対称にしても良い。この場合は逆相同期検波出
力をローパスフィルタ16に通す。検波出力のうち高い
周波数の部分が消えてオフセットの部分だけが残る。そ
こで同相同期検波出力からオフセットを差し引いて、オ
フセットを含まない信号を求める。この場合は、(4)
式のように2で割る必要はない。
【発明の効果】
光ファイバジャイロの固有の難点であるオフセットのド
リフトを除く事ができ常に正確な角速度を求める事がで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る光ファイバンヤイロ信号
処理方式の概略構成図。 第2図は他の実施例に係る光ファイバジャイロ信号処理
方式の一部構成図。 第3図は第3の実施例に係る光ファイバジャイロ信号処
゛理方式の一部構成図。 1  、、、、  発光素子 2  、、、、  分岐素子 3  、、、、  光ファイバ 4  、、、、   ファイバコイル 5  、、、、  位相変調器 6  、、、、  位相変調器駆動回路7  、、、、
  受光素子 8  、、、、  プリアンプ 9  、、、、  キャリヤ信号発生回路10  、、
、  同相同期検波回路 11  、、、  逆相同期検波回路 13  、、、  同期検波回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)単色光を生じる発光素子と、光ファイバを多数回
    巻き回してなるファイバコイルと、ファイバコイルの一
    方の端近くに設けられ光ファイバの一部を伸縮してこの
    中を伝搬する光の位相を変調させる位相変調器と、発光
    素子から出射された光を分岐させて前記ファイバコイル
    の両端に入射させファイバコイルの中を左廻り右廻りに
    伝搬した光を再び合一させる分岐素子と、左廻り光と右
    廻り光とを干渉させ干渉光の強度を求める受光素子と、
    変調周波数と同一の周波数と同一の位相を持つ同相キャ
    リア信号と、変調周波数と同一の周波数で位相が180
    ゜ずれた逆相キャリア信号とを発生するキャリア信号発
    生回路と、受光素子の出力を同相キャリア信号にって同
    期検波する同相同期検波回路と、受光素子の出力を逆相
    キャリア信号によって同期検波する逆相同期検波回路と
    、同相検波回路の出力から逆相検波回路の出力を引き算
    する引き算処理部とを有する事を特徴とする光ファイバ
    ジャイロの信号処理方式
  2. (2)単色光を生じる発光素子と、光ファイバを多数回
    巻き回してなるファイバコイルと、ファイバコイルの一
    方の端近くに設けられ光ファイバの一部を伸縮してこの
    中を伝搬する光の位相を変調させる位相変調器と、発光
    素子から出射された光を分岐させて前記ファイバコイル
    の両端に入射させファイバコイルの中を左廻り右廻りに
    伝搬した光を再び合一させる分岐素子と、左廻り光と右
    廻り光とを干渉させ干渉光の強度を求める受光素子と、
    変調周波数と同一の周波数と同一の位相を持つ同相キャ
    リア信号と、変調周波数と同一の周波数で位相が180
    ゜ずれた逆相キャリア信号とをデューティが50:50
    で発生するキャリア信号発生回路と、受光素子の出力を
    前記キャリア信号発生回路の同相キャリア信号と逆相キ
    ャリア信号によって継時的に同期検波する同期検波回路
    と、同期検波回路の出力をキャリヤ信号の位相が反転す
    る毎に記憶する2以上の記憶部と、記憶部に記憶された
    時刻の異なる2つの信号の値を引き算する引き算処理部
    とを有する事を特徴とする光ファイバジャイロの信号処
    理方式。
  3. (3)単色光を生じる発光素子と、光ファイバを多数回
    巻き回してなるファイバコイルと、ファイバコイルの一
    方の端近くに設けられ光ファイバの一部を伸縮してこの
    中を伝搬する光の位相を変調させる位相変調器と、発光
    素子から出射された光を分岐させて前記ファイバコイル
    の両端に入射させファイバコイルの中を左廻り右廻りに
    伝搬した光を再び合一させる分岐素子と、左廻り光と右
    廻り光とを干渉させ干渉光の強度を求める受光素子と、
    変調周波数と同一の周波数と同一の位相を持つ同相キャ
    リヤ信号を主に発生し、一定周期T_0に於いて短い時
    間τだけ前記同相キャリヤ信号に対して位相が180゜
    ずれた逆相キャリヤ信号を発生するキャリヤ信号発生回
    路と、前記キャリヤ信号発生回路のキャリヤ信号により
    受光素子の出力を同期検波する同期検波回路と、逆相キ
    ャリヤ信号が与えられている時の同期検波回路出力を平
    滑化し、オフセットを出力するローパスフィルタと、同
    相キャリヤ信号が与えられている時の同期検波回路出力
    から前記オフセットを引き算する引き算処理部とを有す
    る事を特徴とする光ファイバジャイロの信号処理方式。
JP22561490A 1990-08-27 1990-08-27 光フアイバジヤイロの信号処理方式 Pending JPH04106414A (ja)

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