JPH04106249A - 管類の施設装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

（０００月

【産業上の利用分野］ 本発明は、水道、ガス、電気その他の１つもしくはそれ
以上の管線を脚部にチャンネル状の断面を有する凹部を
備えた建造物の仕切り壁もしくは外壁等に配設するため
の装置に関する。 ［０００２］ 【従来の技術】 仕切り壁や支持壁内にあらかじめ設けられた連続的なチ
ャンネル内に種々の管線を施設するために種々の提案が
なされている。これらのチャンネル状の凹部は上記壁の
寸法、重量および荷重などによって決められる要素を形
成する。この要素は部屋の面積ごとに異なるような種々
の管線にはうまく適合することができない。壁内にあら
かじめ設けられた凹部に管線類を施設しうるようになっ
た簡易な建築構造では、多数の変形構造を設ける必要が
あり、そのことは建築の際の型構造の用意を複雑化する
。 ［０００３］

【発明が解決しようとする課題】

本発明は上記従来技術の欠点を解決し、チャンネル状の
凹部内に実質的にＵ字形状の型材を、管線を収容するた
めに密に嵌合するように設置することによって特徴づけ
られる装置を提供することを目的としている。 ［０００４］

【課題を解決するための手段】

本発明においては、凹部が形成されている仕切りもしく
は支持壁の部分を支持する機能と、凹部内に収容される
べき管線を施設する機能との間を分離することによって
上記工法を極めて柔軟な形態で実施することが可能にな
る。いずれの場合においても型材は管線の種類に適合す
るようにすることだけが必要であって壁もしくは支持用
型材の寸法に無関係にいかなる長さにも対応することが
でき、管線のための余分の型材は壁の縦縁を越えて延長
できるとともに垂直方向の貫通配線との接続も著しく簡
単化できる。 ［０００５］ 型材はその用途に応じて蓋板をそなえることができ例え
ば壁の表面の外側まで蓋板が突出したりあるいは壁の表
面と面一をなしたりして、例えば浴室のタイル壁の施工
が何の困難もなしに行えるようになる。 ［０００６］ 本発明に係る装置は、チャンネル状の凹部が好ましくは
１字形状の断面構造を有する壁支持部材として形成され
る場合にとりわけ有効である。係る支持部材は最初に建
造物の床上に置かれその後に仕切り壁が設置される。支
持部材は本発明に係る範囲内でその支持機能を依然有し
ており型材は上記支持部材に後で設置される。 ［０００７］ 他の実施例においては１字形状の支持部材がたとえば木
材で造られた厚めの本体部を有している。 ［０００８］ いま１つの実施態様では型材の深さがチャンネル状の深
さより／Ｊ八さく従って管線のためのＵ字形状の型材の
底部と支持部材の本体部との間に空間が存在する。 この空間はそれ自身で遮断効果を有するが例えば音を遮
断するために遮音材の適当な材料を充填することができ
る。 ［０００９］ 異なる種類の管線を施設しうるようにするためにはＵ字
形状の型材のフランジに平行な１つまたはそれ以上のリ
ブを型材が備えることが好ましく、その場合各リブは管
線を施設する際の支持溝として役立つ。 ［００１０］

【実施例】

以下、図面を参照して本発明による実施例について説明
する。 ［００１１］ 添付の図面中参照番号１で示した部材は壁２の支持部材
であってこの支持部材は支持床３の上に直接載置される
。ここで支持床なる語は広く解釈されるべきであって板
張りやタイル等などを含んであらゆる形態の支持床を含
むものである。 図示された支持部材は断面において１字形状を有してお
り換言すれば上部フランジ５と下部フランジ６とを備え
た本体部４からなる。 ［００１２］ 図１において１字形状の支持型材は木材製であるが、本
発明の範囲内において他の適当な材料で造ることももち
ろん可能である。上記下部フランジ６の下面には支持床
３の凹部に嵌合する突条７が設けられている。上記の凹
部は支持床にあらかじめ形成されていてもよくあるいは
床面に設置したタイルによって形成されてもよい。上記
突条７を備えた１字形状の支持型材は半製品として製造
される。 ［００１３］ 上部フランジ５は壁の厚さに対応した幅を有する。より
狭い幅のものも必要とあれば用いることができる。 ［００１４］ 下部フランジ６は壁２の表面より外側に突出する自由端
８を有するように上部フランジ５より広い幅を有する。 下部フランジ６の２つの自由端８の間の距離は建造物に
おいてしばしば用いられるようなタイルの寸法に等しく
設定することが好ましい。 ［００１５］ 図２は図１の本体４と突条７に対応する芯部４′からな
る１字形状の支持型材を用いた実施例を示す。この芯部
４′のいずれか一方の側面には金属製のＵ字形状型材が
配置されその型材の外向きのフランジ５′および６′　
は協同して図１のフランジ５および６に対応したフラン
ジを形成する。 ［００１６］ 図１および図２に示した支持型材は壁２の側面でかつそ
の下側に、本体４の底面とフランジ５，６の互いに対向
する面とによって形成される連続的でひらかれたチャン
ネル状の凹部を形成する。 ［００１７］ 図３および図４に示されるように各チャンネル状の凹部
には挿入型材１０を設置することができ、その型材は例
えば合成樹脂で造ることができる。その挿入型材は矢印
Ｐ１の方向にチャンネル状凹部内に押し込まれる。 ［００１８］ 上記型材は実質的にはＵ字形状をなし、フランジ５，６
に平行に伸びる２つのフランジ１２．１３を備えた底部
板材１１からなる。 ［００１９］ 実質的にはＬ字形状の断面を有する特別のリブ１４を上
記フランジ１２．１３と平行に設けてもよい。下部フラ
ンジ１３には分離用リブ１５を互いに平行に設けること
ができ、またＵ字形状の断面を有する端部フランジ１６
を設けることもできる。これらのリブはＵ字形状型材の
内側のスペースを分割する役割を有しその各々の分割は
異なる形式の種々の管線を互いに分離して施設する場合
に必要となる。 ［００２０］ 図３に示す実施例においては底部プレート１１と本体プ
レート４との間に１つの空間が形成されその空間には減
衰特性を有する材料を充填することができる。 さらに上部フランジ１２は丁字形状の頭部フランジ１９
を備えることができ、そのリム部はフランジ５と仕切り
壁２との間に配置することができる。 ［００２１］ 型材１０を設置したのち管線りはリブ１４，１５．１６
によって仕切られた各々の空間に施設することができる
。 ［００２２］ 図５は支持部材４を備えた２つの仕切り壁２が互いに直
行する方向に配置された場合の構造を示す平面図である
。この場合一方の支持型材は他方の支持型材の下部フラ
ンジ６の当たり面８まで伸び他方の支持型材の頭部端面
と接続するようになっている。支持部材４とは独立した
型材１０は２３で示すように他方の壁の端面に沿った途
中まで伸びている。このことから明らかなように本発明
に係る分離機能の結果管線支持用チャンネルに関して十
分柔軟な対応を与えることができる。管線りは何らの問
題なしにコーナ一部を回り込んだ状態に施設することが
でき、その場合に結合すべきコーナ一部をふさぐための
コーナーカバー２４が必要となる。この種のカバーは標
準的なカバーとして提供される。 ［００２３］ 図６は本体４の両側の型材が同一の断面を持たない場合
の実施例を示してし）る。その場合これらの型材は仕切
り壁２の両側に存在する空間に各々嵌合されてし）る。 本体４の右側の型材は壁２の側面に重なるように伸びた
カバープレートが装着されるようになっておりそのカバ
ー型材２０は例えばスナップ結合などの適当な方法で対
向する型材１０に固定される。 ［００２４］ 左側の型材１０’　　に装着されるカバープレート２１
は平坦で仕切り壁２の側面と同一面をなす。従ってこの
場合は例えば浴室のようにタイル式の表装を施すことが
できる。型材１０′　内の管線りは十分に浴室内にたい
して遮蔽されることになり、必要な安全性が確保される
。浴室を越えてさらに他の領域に管線を施設する場合に
はこの型材に続けて例えばもう一方の型材１０を用いて
延長することができる。このことから明らかなように仕
切り壁２の支持方式に無関係に異なるタイプの型材がチ
ャンネル状の凹部に設置することができ、例えば図５の
実施例のように種々の応用に対して最適な対応が行える
ことになる。 ［００２５］ 図７は２つの型材が相互に直線上に連結された場合を示
しておりその場合支持部材の本体４，４′　　は互いに
僅かな間隔を保つように終端させられている。一方管線
のための型材１０は相互に当接するような長さを有して
いる。このようにして２つの壁部分の間もしくは内部、
あるいは支持部材４の中空壁内に鉛直方向のチャンネル
２５が２つの本体間の間隔に連通しその結果各型材１０
の底部壁１１を介して上記型材内の管線との接続がなさ
れる。 ［００２６］ 本発明は上記実施例に限定されるものではない。 ［００２７］

【発明の効果】

以上詳述したように本発明によれば、本願の所期の目的
を有効に達成することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】　壁の支持部材の第１の実施例を示す部分断面
斜視図である。

【図２】　壁の支持部材の第２の実施例を示す部分断面
斜視図である。

【図３】　図１に示す支持部材に管線のための型材を装
着した状態を示す部分断面斜視図である。

【図４】　図２に示す支持部材に管線のための型材を装
着した状態を示す部分断面斜視図である。

【図５】　２つの壁のコーナ一部接続支持部材の高さ方
向の途中で部分的に断面を取った平面図である。

【図６】　異なるカバーを装着した仕切り壁の両側の型
材を有する支持部材を示す部分断面斜視図である。

【図７】　垂直な配管構造を備えた２つの壁の接続部を
示す図５に対応した部分断面平面図である。

【符号の説明】

１・・・支持型材、２・・・仕切り壁、３・・・支持床
、４，４′　・・・本体、５、　５’　　、　　６．　
６’　・・・フランジ、　　７・・・突条、８・・・自
由端、１０．１０’　・・・型材、１２．１３・・・型
材のフランジ、１４．１５，１６．、、リブ。

【図３】

【図４】

【図５１ 【図６１ 【図７】

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】水道、ガス、電気その他の１つもしくはそ
   れ以上の管線を脚部にチャンネル状の断面を有する凹部
   を備えた建造物の仕切り壁もしくは外壁等に配設するた
   めの装置であって、 上記チャンネル状の凹部内に実質的にＵ字形状の型材が
   上記管線を収容するために密に嵌合して設置されている
   ことを特徴とする管類の施設装置。
2. 【請求項２】請求項１に記載の装置であって、上記型材
   と協同する蓋板が設けられていることを特徴とするもの
   。
3. 【請求項３】請求項１に記載の装置であって、上記チャ
   ンネル状の凹部が上記壁を支持する部材によって形成さ
   れているもの。
4. 【請求項４】請求項３に記載の装置であって、上記チャ
   ンネル状の凹部を形成する上記壁支持部材の断面がＩ形
   状であることを特徴とするもの。
5. 【請求項５】請求項４に記載の装置であって、上記壁支
   持部材は所定の厚みを有する本体部を有することを特徴
   とするもの。
6. 【請求項６】請求項５に記載の装置であって、上記壁支
   持部材の本体部は木材で形成されていることを特徴とす
   るもの。
7. 【請求項７】請求項１から６のいずれか１に記載の装置
   であって、上記Ｕ字形状の型材の深さがチャンネル状凹
   部の深さよりも小さいことを特徴とするもの。
8. 【請求項８】請求項７に記載の装置であって、上記Ｕ字
   形状型材とチャンネル状凹部の底部との間の空間は減衰
   特性を有する材料で充填されているもの。
9. 【請求項９】請求項１から８のいずれか１に記載の装置
   であって、上記Ｕ字形状の型材はそのフランジに平行な
   １つもしくはそれ以上のリブを有することを特徴とする
   もの。
10. 【請求項１０】請求項９に記載の装置であって、上記１
    つもしくはそれ以上のリブはＬ字形状であることを特徴
    とするもの。
11. 【請求項１１】あらかじめ凹部を設けた床を備えた建造
    物構造において、壁支持部材の本体部が上記床の凹部内
    に嵌合していることを特徴とする建造物構造。
12. 【請求項１２】請求項１１に記載の建造物構造であって
    、上記床の凹部はあらかじめ決められたパターンに従っ
    て設置されたタイルによって形成されていることを特徴
    とするもの。