JPH04104576U - 交差コイル式計器 - Google Patents
交差コイル式計器Info
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- JPH04104576U JPH04104576U JP760791U JP760791U JPH04104576U JP H04104576 U JPH04104576 U JP H04104576U JP 760791 U JP760791 U JP 760791U JP 760791 U JP760791 U JP 760791U JP H04104576 U JPH04104576 U JP H04104576U
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Landscapes
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価で組み付け性、信頼性に優れ設計に自由
度を有する交差コイル式計器を提供する。 【構成】 可動永久磁石を包囲するように巻回された複
数のコイルのうち少なくとも一つのコイルに非線形回路
を接続して、そのコイルに定電流を流し、一定磁力を発
生させ、一定磁力と他のコイルによる被測電圧に応じた
磁力との合成磁力により可動永久磁石を回動させる。
度を有する交差コイル式計器を提供する。 【構成】 可動永久磁石を包囲するように巻回された複
数のコイルのうち少なくとも一つのコイルに非線形回路
を接続して、そのコイルに定電流を流し、一定磁力を発
生させ、一定磁力と他のコイルによる被測電圧に応じた
磁力との合成磁力により可動永久磁石を回動させる。
Description
【0001】
本考案は交差コイル式計器に係り、特に交差したコイルに印加される電圧に応
じた指示を行なう交差コイル式計器に関する。
【0002】
交差コイル式計器は回転自在に配置された永久磁石を包囲するように複数のコ
イルを交差配置してなり、この複数のコイルに電流を流して磁力を発生させ、複
数のコイルにより発生した合成磁力により永久磁石を回動させ、永久磁石に固定
された指針軸を回動させて、指針軸に固定された指針を回動させることにより指
示を行なうものである。
【0003】
交差コイル式計器は車載用のスピードメータ、タコメータ、電圧計等の計器と
して用いられている。交差コイル式計器を電圧計として用いる場合図12に示す
ような回路構成のものが用いられている。
【0004】
従来の交差コイル式計器を用いた電圧計は図12に示す互い直交するように交
差した2つのコイル5,6と電流制限用抵抗R2 を直列に接続し、この直列回路
に電圧を印加する。また、交差コイル内に回転自在に配置された可動永久磁石7
に近接して、固定永久磁石を設ける。印加電圧により交差コイルに生じる磁力の
大きさに応じて固定永久磁石8の磁力と交差コイルによる磁力とにより生じる合
成磁力の方向が可変するため、この合成磁力の方向に可動永久磁石7が回動し、
指示を行っていた。
【0005】
固定永久磁石8は図13に示すように可動永久磁石7が外部磁界の影響を受け
ないようにコイル及び可動永久磁石7を囲繞する磁気シールドケース10に固定
されたり、または図14に示すように固定永久磁石8はコイルボビン9と交差コ
イルとで挟持する位置に固定されていた。なお、固定永久磁石8は接着等の方法
により固定されていた。
【0006】
しかるに、従来のこの種の交差コイル式計器はヒステリシスを低減させるため
に大きな磁力を有する固定の永久磁石を可動永久磁石に近接して設ける必要があ
ったため、高価なものとなってしまい、また、その取付け方法が接着等によるた
め、組み付け性及び信頼性が悪く、さらに、固定永久磁石の磁力の強さにより交
差コイルに供給する電流レベルが一義的に決まってしまうため、設計の自由度が
乏しく、振角,消費電流,応答性等の変更が困難である等の問題点があった。
【0007】
さらに、固定永久磁石の磁力とコイルにより発生される磁力の大きさにより振
れ角が決まる為、特性カーブが通常使用域と異常域とで指示に大差がないため、
車両電圧が異常となっても分からないままに使用を続けてしまい、他の電装品ま
でも故障となるという問題点があった。
【0008】
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので安価で、組み付け性、信頼性に優れ
設計に自由度を有する交差コイル式計器を提供することを目的とする。
【0009】
本考案は以上のような課題を解決するために回転自在に設けられた可動永久磁
石を包囲するように交差して巻回された複数のコイルに発生する磁力により可動
永久磁石を回動させ、可動永久磁石の回動位置に応じた指示を行なう交差コイル
式計器において、前記複数のコイルを互いに直列に接続し、前記複数のコイルの
うち少なくとも1つのコイルに並列に非線形回路を接続した構成としてなる。
【0010】
複数のコイルのうち少なくとも一つのコイルに非線形回路を並列に接続するこ
とによりそのコイルに定電流を流し、一定の磁力を発生させる。
【0011】
この一定の磁力を他のコイルに発生する被測定電圧に応じた磁力と合成するこ
とにより可動永久磁石を回動させる。
【0012】
このため、非線形回路等の定数を変化させることにより振角等の特性を容易に
変えることができる。
【0013】
図1は本考案の第1の実施例の回路構成図を示す。
【0014】
コイル1とコイル2は互いに直交するように交差配置されていて、これらのコ
イル1,2の内部には円盤上の可動永久磁石4が回動自在に配設される。
【0015】
可動永久磁石4にはその回動中心に指針軸が固定され、指針軸の先端には指針
が固定されている。
【0016】
コイル1とコイル2とは直列に接続され、コイル2に並列に非線形回路となる
ツェナーダイオードDZ1が直流流出側がアノード、電源電圧側がカソードとな
るように接続される。
【0017】
次に本実施例の交差コイル式計器の動作について説明する。
被測電圧となる電源電圧V0が上昇していく場合、コイル1とツェナーダイオ
ードDZ1との接続点の電圧V1がツェナー電圧VZ1以下ではツェナーダイオ
ードDZ1はオフであるため、コイル1,2には電源電圧V0に対応した電流が
流れる。
【0018】
電源電圧V0が上昇し、電圧V1がツェナーダイオードDZ1のツェナー電圧
VZ1を超えるとツェナーダイオードDZ1がオンとなり、コイル2に印加され
る電圧はツェナーダイオードDZ1のツェナー電圧VZ1で一定となる。
【0019】
この為、電圧V1がツェナーダイオードDZ1のツェナー電圧VZ1以上では
コイル2に発生する磁力H2は略一定になる。
【0020】
一方、コイル1は電源電圧側とツェナーダイオードDZ1の間に接続されてた
いる為、電源電圧V0(被測電圧)が上昇するにつれコイル1に流れる電流も上
昇する。
【0021】
コイル1,2による磁力の方向は図2に示すようになる。コイル1,2に生じ
る磁力H1,H2はコイル1,2の抵抗をR1,R2、巻き数をN1,N2とす
れば電源電圧V0<VZ1の状態では、
H1=(V0/(R1+R2))×N1
H2=(V0/(R1+R2))×N2
となるが、電源電圧V0が上昇し、V0≧VZ1の状態からは、
H1=((V0−VZ1)/R1×N1
H2=(VZ1/R2)×N2
となり電源電圧V0に応じて変化することがわかる。
【0022】
磁力H1,H2の電源電圧V0に対する変化の状態を図3に示す。
この為、可動永久磁石4はコイル1,2に生じる磁力H1,H2との合成磁力
(H1+H2)の方向に回動する。
【0023】
したがって、可動永久磁石4の回動方向により電源電圧V0の大きさを知るこ
とができる。
【0024】
電源電圧に対して振角は図4に示すように変化する。
次に本考案の第2実施例の回路構成図を図5に示す。同図中、第1の実施例と
同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0025】
コイル3はコイル1,2と互いに直交するように交差配置されている。コイル
3と直列に非線形回路となるツェナーダイオードDZ2が接続されていて、ツェ
ナーダイオードDZ2は電流流出側がアノード、電源電圧側がカソードとなるよ
うに接続される。
【0026】
その動作は第1の実施例で説明した通りの動作に加え、図5のブロック11で
は電源電圧V0が上昇していく場合、コイル3とツェナーダイオードDZ2との
接続点の電圧V2がツェナー電圧VZ2以下ではツェナーダイオードDZ2はオ
フであるため、コイル3には電流が流れない。
【0027】
電源電圧V0が上昇し、電圧V2がツェナーダイオードDZ2のツェナー電圧
VZ2を超えるとツェナーダイオードDZ2がオンとなりコイル3に電流が流れ
始める。コイル3に流れる電流は電源電圧V0の上昇と共に増加し、このため、
コイル3に生じる磁力も電源電圧V0の上昇と共に増加する。
コイル3に生じる磁力H3はコイル3の抵抗をR3、巻き数をN3とすれば、
H3=((V0−VZ2)/R3)×N3
となり、電源電圧V0に応じて変化することがわかる。
【0028】
通常の車両は発電機を搭載しているが一定電圧以上にならないようにレギュレ
ータを取り付けている。よって通常は14.5V程度でカットされているがレギ
ュレータの故障が発生すると、それ以上の電圧となるが気が付かずに長時間運転
を続けることにより他の電装品の故障となる。
【0029】
本実施例ではこのH3の磁力がある一定の電圧VZ2から効き始めるために図
6に示すような磁力方向とすることで図7のような電源電圧V0に対する磁力変
化を得ている。
【0030】
図7に示す磁力の特性で可動永久磁石4を駆動すると被測電圧(電源電圧)に
対する振角の特性は図8に示すようになる。図8から明らかなようにレギュレー
タなどの故障により電源電圧V0がVZ2以上の電圧になってしまった場合、指
針が急激に立ち上がるため、指針の動きを見ることにより故障等に異常を確実に
認識できる。
【0031】
また、回路定数の選定方法を変えることで図9,図10,図11のように種々
の特性カーブを得ることが可能となる。
【0032】
このように、複数のコイルのうち少なくとも1つのコイルに一定電流を流して
、一定の磁力を生じさせる構成とすることにより従来の交差コイル式計器での固
定永久磁石を削除することができるため、固定永久磁石の取付け等の作業を行う
必要がなくなり、信頼性を向上でき、固定永久磁石がない分だけコストを低下さ
せることができる。
【0033】
なお、交差コイル式計器では電源が切断されるとその指示していた位置で可動
永久磁石4が停止してしまう恐れがあるため、帰零用の磁石を設けてあるが、こ
の磁石の磁力は非常に微弱なので、安価に構成でき、その取付精度もそれほど問
題とはならない。
【0034】
なお、第2の実施例でツェナーダイオードDZ1を削除した構成としても第1
の実施例と同様な効果が得られる。
【0035】
上述の如く、本考案によれば複数のコイルのうち少なくとも1つのコイルに定
電流を流して、このコイルに一定磁力を発生させ、他のコイルに発生する磁力と
を合成することにより可動永久磁石を回動することができるため、大磁力を有す
る固定永久磁石を設ける必要がなくなり、安価とすることができ、また、特性カ
ーブの任意の部分に変曲点をつけることも可能であり、回路定数を変えることに
より一定磁力を可変することが容易にできるため、設計の自由度が向上し、振角
、消費電流、応答性等の変更が容易となる等の特長を有する。
【図1】本考案の第1の実施例の回路構成図である。
【図2】本考案の第1の実施例の起磁力の方向及び大き
さを説明するための図である。
さを説明するための図である。
【図3】本考案の第1の実施例の電源電圧に対する起磁
力の変化を示す特性図である。
力の変化を示す特性図である。
【図4】本考案の第1の実施例に電源電圧に対する振角
の変化を示す特性図である。
の変化を示す特性図である。
【図5】本考案の第2の実施例の回路構成図である。
【図6】本考案の第2の実施例の起磁力の方向及び大き
さを説明するための図である。
さを説明するための図である。
【図7】本考案の第2の実施例の電源電圧に対する起磁
力の変化を示す特性図である。
力の変化を示す特性図である。
【図8】本考案の第2の実施例の電源電圧に対する振角
の変化を示す特性図である。
の変化を示す特性図である。
【図9】本考案の第2の実施例の振角特性の第1の例を
示す特性図である。
示す特性図である。
【図10】本考案の第2の実施例の振角特性の第2の例
を示す特性図である。
を示す特性図である。
【図11】本考案の第2の実施例の振角特性の第3の例
を示す特性図である。
を示す特性図である。
【図12】従来の一例の回路構成図である。
【図13】交差コイル式計器の帰零用磁石の取付け位置
の一例を説明するための図である。
の一例を説明するための図である。
【図14】交差コイル式計器の帰零用磁石の取付け位置
の他の一例を説明するための図である。
の他の一例を説明するための図である。
1,2,3 コイル
4 可動永久磁石
DZ1,DZ2 ツェナーダイオード
Claims (3)
- 【請求項1】 回転自在に設けられた可動永久磁石を包
囲するように交差して巻回された複数のコイルに発生す
る磁力により該可動永久磁石を回動させ、該可動永久磁
石の回動位置に応じた指示を行なう交差コイル式計器に
おいて、前記複数のコイルを互いに直列に接続し、前記
複数のコイルのうち少なくとも一つのコイルに並列に非
線形回路を接続した構成としてなる交差コイル式計器。 - 【請求項2】 回転自在に設けられた可動永久磁石を包
囲するように交差して巻回された複数のコイルに発生す
る磁力により該可動永久磁石を回動させ、該可動永久磁
石の回動位置に応じた指示を行なう交差コイル式計器に
おいて、前記複数のコイルのうち少なくとも一つのコイ
ルを他のコイルと並列に接続し、かつ、前記複数のコイ
ルのうち少なくとも1つのコイルに直列に非線形回路を
接続した構成としてなる交差コイル式計器。 - 【請求項3】 前記複数のコイルのうち少なくとも一つ
のコイルに並列に非線形回路を接続した構成としてなる
請求項2記載の交差コイル式計器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP760791U JPH04104576U (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 交差コイル式計器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP760791U JPH04104576U (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 交差コイル式計器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04104576U true JPH04104576U (ja) | 1992-09-09 |
Family
ID=31739541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP760791U Pending JPH04104576U (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 交差コイル式計器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04104576U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5768272A (en) * | 1980-10-15 | 1982-04-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Welding control device |
-
1991
- 1991-02-20 JP JP760791U patent/JPH04104576U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5768272A (en) * | 1980-10-15 | 1982-04-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Welding control device |
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