JPH04104332U - デイスプレイ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 人を検知したときだけ表示デバイスを表示さ
せることにより、消費電流の低減，表示デバイスの長寿
命化をはかるようにする。 【構成】 ディスプレイ装置の近くにいる人の有無を検
知する人検知センサとしての焦電センサ８と、このセン
サ８からの検知出力に基づき表示デバイス７に供給する
電源Ｖccをオン，オフ制御する電源制御部６を設ける。
これにより、オペレータなどの人を検知したとき、表示
デバイス７に電源Ｖccを供給して通常の表示を行い、人
を検知しないときは表示デバイス７に供給する電源Ｖcc
を切断して表示を消すことができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、計算機から送られてくる情報をＬＥＤやＬＣＤなどの表示デバイス によって表示するディスプレイ装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般にディスプレイ装置は、キーボードなどの入力機器からのデータを計算機 に入力したうえ、その計算機から送られてくるデータに基づき文字や図形などの 情報をＣＲＴやＬＣＤなどの表示デバイスによって表示するものとなっている。 ところで、このようなディスプレイ装置は、電源を入れた状態ではオペレータ が見えているかいないにかかわらず、常に表示デバイスが表示されるようになっ ているのが普通である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、このディスプレイ装置に用いられる表示デバイス，たとえば７セグメ ントＬＥＤやＬＣＤ，ＣＲＴなどは消費電流が大きいため、オペレータが見てい ない時などはディスプレイ用電源を切ることが望ましい。また、計装器のディス プレイの用途としては、その計器の調整などの時のみ表示を見るため常に表示さ せる必要がなく、またＬＣＤなどは寿命が比較的短いため、特に必要でない時は 電源を切る必要があった。

【０００４】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、オペレータなどの人を検知 したときだけ表示デバイスの表示を行うようにすることにより、消費電流の低減 化，表示デバイスの長寿命化を可能にしたディスプレイ装置を提供することを目 的とする 。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するため、本考案のディスプレイ装置は、ディスプレイ装置 の近くにいる人の有無を検知するための人検知センサと、このセンサからの検知 出力に基づき表示デバイスに供給する電源をオン，オフ制御する電源制御部を備 えたものである。

【０００６】

【作用】

本考案においては、オペレータなどの人を検知したとき表示デバイスに電源を 供給して通常の表示を行い、人を検知しないときは表示デバイスに供給する電源 を切断して表示を消すことができる。

【０００７】

【実施例】

図１は、本考案によるディスプレイ装置の一実施例を示すブロック図である。 この実施例の装置は、ＣＰＵ２，ＲＯＭ３，ＲＡＭ４を含む計算機１と、Ｉ／Ｏ ポート部５と、表示用電源制御部６と、ＬＥＤやＬＣＤ，ＣＲＴなどの表示デバ イス７とを備え、ＣＰＵ２から送られてくるデータをＩ／Ｏポート部５を通して 表示デバイス７に送出して文字や図形などの情報を表示するように構成されてい る。そして表示デバイス７の所定箇所には、オペレータから発せられる微弱な赤 外線を検知するための焦電センサ８が人検知センサとして取り付けられている。 この焦電センサ８によって検知される信号はオペアンプ９で検出され増幅された のち、Ａ／Ｄ変換器１０，Ｉ／Ｏポート部５を通してＣＰＵ２に入力されている 。このＣＰＵ２はその入力信号に応じてオペレータの存在を判断したうえ、その 判断出力をＩ／Ｏポート部５を経て電源制御部６に送出することにより、この電 源制御部６によって表示デバイス８に供給する電源Ｖccをオン，オフ制御するよ うになっている。なお、オペアンプ９の一方の入力端子には電圧源１１より基準 の電圧Ｖrefが抵抗１２を介して供給されている。

【０００８】 このように構成されたディスプレイ装置によると、オペレータがキーボード などの入力機器（図示せず）を操作して該入力機器からのデータが計算機１内の ＣＰＵ２に入力される操作状態にあるときは、焦電センサ８はオペレータから発 せられる赤外線を検知する。このため、その出力がオペアンプ９，Ａ／Ｄ変換器 １０，Ｉ／Ｏポート部５を通してＣＰＵ２に入力される。するとＣＰＵ２はその 信号によりオペレータつまり人がいることを判断し、オン信号を電源制御部６に 送出して電源Ｖccを表示デバイス７に供給する。これにより表示デバイス７は、 ＣＰＵ２から送られてくるデータによって通常の表示を行う。

【０００９】 一方、表示デバイス７が表示中に、オペレータが例えば椅子を離れてどこかへ いって表示を見ない状態になると、焦電センサ８は人を検知できず、出力がなく なる。するとＣＰＵ２は焦電センサ８からの出力がなく、人が近くにいないこと を判断し、オフ信号を電源制御部６に送出する。そのため、電源制御部６は表示 デバイス７に供給する電源Ｖccを切断し、その表示を消す。これによって、表示 デバイス７は、人が焦電センサ８の検知範囲内にいないときは消した状態を持続 することになる。 なお、人検知センサとしては焦電センサ以外のものであってもよい。

【００１０】

【考案の効果】

以上のように本考案によれば、ディスプレイ装置を使用中にその付近に人がい るときだけ表示デバイスを表示させることができるので、消費電流を低減でき、 しかも表示デバイスの寿命を延ばすことができるなどの実用上すぐれた効果があ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示すブロック図である。

【符号の説明】

１ 計算機 ５ Ｉ／Ｏポート部 ６ 表示用電源制御部 ７ 表示デバイス ８ 焦電センサ（人検知センサ） ９ オペアンプ １０ Ａ／Ｄ変換器。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０９Ｇ 5/00 Ｚ 8121−5Ｇ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 計算機から送られてくる情報を表示デバ
   イスによって表示するディスプレイ装置において、当該
   装置の近くにいる人の有無を検知するための人検知セン
   サと、このセンサからの検知出力に基づき前記表示デバ
   イスに供給する電源をオン，オフ制御する電源制御部を
   備えたことを特徴とするディスプレ装置。