JPH04104200A - 音声速度変換装置と音声速度変換方法 - Google Patents

音声速度変換装置と音声速度変換方法

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JPH04104200A
JPH04104200A JP2223167A JP22316790A JPH04104200A JP H04104200 A JPH04104200 A JP H04104200A JP 2223167 A JP2223167 A JP 2223167A JP 22316790 A JP22316790 A JP 22316790A JP H04104200 A JPH04104200 A JP H04104200A
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良二 鈴木
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正之 三崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は音声の基本周波数を変えずに継続時間長のみを
変える音声速度変換装置と音声速度変換方法に関するも
のである。
従来の技術 従来より、テープレコーダ等に記録されている音声信号
の早聞きや遅聞きを行うために音声速度変換装置が利用
されている。
以下、図面を参照しながら、上述したような従来の音声
速度変換装置について説明を行う。
第9図は従来の音声速度変換装置の構成を示すものであ
る。第9図において、91はA/D変換器、92はバッ
ファ、93は速度制御回路、94はデータ読出し回路、
95はミューティング回路、96はD/A変換器である
以上のように構成された音声速度変換装置について、以
下その動作を説明する。
まず入力信号はA/D変換器91でディジタル信号に変
換され、バッファ92へ書込まれる。次に速度制御回路
93は速度変換比に応じてデータ続出し回路94を制御
し、バッファ92からデータを読出させる。このデータ
の読出方法によって、再生速度を様々に変化させること
ができる。再生速度を早くする場合には、ブロック単位
で読出すデータを間引く。再生速度を遅くする場合には
、ブロック単位で読出すデータを繰返す。そして各ブロ
ック間の不連続部分はミューティング回路95でミュー
ティングをかけ、D/A変換器96でアナログ信号に変
換して出力する。
第1O図は速度変換比αが0.5と2.0の場合を模式
的に示したものである。ここで速度変換比αは定義され
るものとする。
同図(a)は原音、ル)は速度変換比−0,5で変換さ
れた音声信号、(C1は速度変換比−2,0で変換され
た音声信号である。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成では、速度を早める場
合には、データを間引くために子音などの了解度が劣化
し、また波形の不連続点をミューティングしているため
に、自然性に乏しい音声しか得られないという課題を有
していた。
また、ピッチ周期を用いる方法は、音楽や雑音が重畳し
ている場合にはピッチの抽出が難しいので適用できず適
当なものではなかった。
本発明は上記課題に鑑み、波形の不連続性が少なく、デ
ータの欠落をあまり生しない自然性に冨んだ音声を出力
することのできる音声速度変換装置および音声速度変換
方法を提供するものである。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の音声速度変換装置は
、音声を蓄える第1のメモリと、音声を蓄える第2のメ
モリと、前記第1のメモリの内容と前記第2のメモリの
内容の相関間数を計算する相関器と、窓関数を出力する
窓関数発生器と、前記第1のメモリの内容に前記窓関数
発生器の出力を乗じる第1の乗算器と、前記第2のメモ
リの内容に前記窓間数発生器の出力を乗しる第2の乗算
器と、前記相関器の出力に基づき前記第1の乗算器の出
力と前記第2の乗算器の出力とを相関関数の値が大きい
位置で加算を行う加算器と、元の音声と前記加算器の出
力とを切り替える選択回路とから構成されている。
また本発明の音声速度変換方法は、速度変換比をαとし
、時間長Tの第1の波形と時間長Tの第2の波形の相関
関数を計算し、前記第2の波形に対して前記第1の波形
を相関関数の値の大きい位置にTcずらし、前記第1の
波形には振幅が漸増する窓関数を乗じ、前記第2の波形
には振幅が漸減する窓関数を乗じ、前記第1の波形と前
記第2の波形とを加算をして出力し、前記第1の波形に
続く時間長{T/(α−1)+TC)の第3の波形を出
力し、次回の処理における第1の波形の開始点は前記第
1の波形の開始点を{T/(α−1)1だけ遅延させた
点とし、次回の処理における第2の波形の開始点は前記
第1の波形の開始点を{αT/(α−1)+Tc)だけ
遅延させた点とし、前記全ての処理を繰り返すことによ
り音声の再生時間を原音に対して1.0倍以上に変える
ことを特徴とするものである。
さらに本発明の音声速度変換方法は、速度変換比をαと
し、時間長Tの第1の波形と時間長Tの第2の波形の相
関関数を計算し、前記第1の波形に対して前記第2の波
形を相関関数の値の大きい位置にTcずらし、前記第1
の波形には振幅が漸減する窓関数を乗じ、前記第2の波
形には振幅が漸増する窓関数を乗じ、前記第1の波形と
前記第2の波形とを加算して出力し、前記第2の波形に
続く時間長((2α−1)T/(1−α)−Tc}の第
3の波形を出力し、次回の処理における第1の波形の開
始点は前記第2の波形の開始点を{αT/(1−α)−
Tc}だけ遅延させた点とし、次回の処理における第2
の波形の開始点は前記第2の波形の開始点を{T/(1
−α))だけ遅延させた点とし、前記全ての処理を繰り
返すことにより音声の再生時間を原音に対して0.5倍
から1.0倍の範囲で変えることを特徴とするものであ
る。
さらに本発明の音声速度変換方法は、速度変換比をαと
し、第2の波形の開始点は第1の波形の開始点を((1
−α)T/α)だけ遅延させた点に初期設定し、時間長
Tの第1の波形と時間長Tの第2の波形の相関関数を計
算し、前記第1の波形に対して前記第2の波形を相関関
数の値の大きい位置にTcずらし、前記第1の波形には
振幅が漸減する窓関数を乗じ、前記第2の波形には振幅
が漸増する窓関数を乗じ、前記第1の波形と前記第2の
波形とを加算し、Tcが負の場合には加算した波形を出
力してから前記第2の波形に続く時間長−Tcの第3の
波形を出力し、一方Tcが負でない場合には加算した波
形の先頭から時間長Tの区間のみを出力し、次回の処理
における第1の波形の開始点は前記第2の波形の開始点
を{TTc)だけ遅延させた点とし、次回の処理におけ
る第2の波形の開始点は前記第2の波形の開始点を{T
/α)だけ遅延させた点とし、前記初期設定以外の全て
の処理を繰り返すことにより音声の再往時間を原音に対
して0.5倍以下に変えることを特徴とするものである
作用 本発明はこの構成によって、窓関数を掛け、さらに相関
関数の値が大きくなるように音声波形を重畳加算するこ
とにより、波形の振幅と位相の不連続性やデータの欠落
をあまり起こすことなしに音声の速度変換が行える。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。
本発明は、波形の振幅及び位相の不連続性が少なく、デ
ータの欠落をあまり生しない自然性に冨んだ音声を出力
することができ、かつ簡単なハードウェアで実現するこ
とのできる音声速度変換装置を提供するものである。
第1図は本発明の一実施例における音声速度変換装置の
構成口を示すものである。第1図において、11はA/
D変換器、12はバッファ、13は速度制御回路、14
はデマルチプレクサ、15は第1のメモリ、16は第2
のメモリ、17は相関器、1日は窓関数発生器、19は
第1の乗算器、20は第2の乗算器、21は加算器、2
2はマルチプレクサ、23はD/A変換器である。
以上のように構成された音声速度変換装置について、以
下その動作について説明する。
まず、入力信号はA/D変換器11でディジタル信号に
変換され、バッファ12へ書込まれる。
次に、速度制御回路13は速度変換比に応してデマルチ
プレクサ14を制御し、バッファ12のデータを、第1
のメモリ15、第2のメモリ16もしくはマルチプレク
サ22に出力さゼる。そして第1のメモリ15の内容と
第2のメモリ16の内容との相関関数を相関器17が計
算し、その情報を速度制御回路13、窓関数発生器1B
及び加算器21に出力する。そして窓関数発生器18は
相関器17からの情報と速度変換比に基づき漸増もしく
は漸減する窓関数を発生して第1の乗算器19に出力し
、またその窓関数と相補的な窓関数を第2の乗算器20
に出力する。次に第1の乗算器19は第1のメモリ15
の内容と窓関数発生器1Bの出力との乗算を行い、第2
の乗算器20は第2のメモリ16の内容と窓関数発生器
1Bの出力との乗算を行う、そして加算器21は相関器
17からの情報に基づき、第1の乗算器19の出力と第
2の乗算器20の出力とを、相関関数が大きな値の位置
にずらして加算を行い、マルチプレクサ22に出力させ
る。最後にマルチプレクサ22は速度制御回路13から
の制御信号に基づき、加算器21の出力とデマルチプレ
クサ14の出力とを選択してD/A変換器23に出力し
、アナログ信号に変換される。
第2図は速度変換比αが0.5と2.0の場合を模式的
に示したものである。
第2図において、(a)は原音、(b)は速度変換比=
0.5で変換きれた音声信号、(C)は速度変換比=2
.0で変換された音声信号であり、各単位音声信号の添
字f、nはそれぞれ音声の前部、後部を示している。
以上のように本実施例によれば、第1のメモリ15の内
容及び第2のメモリ16の内容に、窓関数発生器18か
ら出力した相補的に漸減もしくは漸増する窓関数を第1
の乗算器19及び第2の乗算器20を用いて乗算し、加
算器21でそれぞれの乗算器の出力を加算することによ
り、波形の振幅の不連続性が少なく、データの欠落をあ
まり生じない自然性に冨んだ音声を出力することができ
る。そして相関器17が第1のメモリ15の内容と第2
のメモリ16の内容との相関関数を計算し、加算器21
が第1の乗算器19の出力と第2の乗算器20の出力と
を相関関数の値が大きくなる位置にずらして加算を行う
ことにより、波形の位相の不連続性が少なく高品質の音
声を出力することができる。さらに信号を重畳加算させ
ることなく、そのまま出力させる区間長を速度制御回路
13とデマルチプレクサ14とマルチプレクサ22が調
整することにより、容易に速度変換比を変えることがで
きると同時に、相関関数の値が大きくなる位置にずらし
て加算を行うことによる速度変換比のずれを速やかに吸
収することが可能となる。
以下本発明の音声速度変換方法の第1の実施例について
、図面を参照しながら説明する。
本発明は、波形の振幅及び位相の不連続性が少なく、デ
ータの欠落をあまり生しない自然性に冨んだ音声を速度
変換比がα≧1,0の範囲で出力することができる音声
速度変換方法を提供するものである。
第3図は本実施例における音声速度変換方法のフローチ
ャートを示すものである。
まず、AポインタをOに、BポインタをTに設定する。
次にAポインタからT区間の波形(X A)を入力する
。そして、BポインタからT区間の波形(XB)を入力
する。次に、AポインタにTを加えたものをBポインタ
に設定する。そして、XAとXBの相関関数を計算する
。次に、先に求めた相関間数に基づいてXAに漸増する
窓を掛け、さらに先に求めた相関関数番こ基づいてXB
に漸減する窓を掛ける。次に、先に求めた相関関数に基
づいて、XAとXBを相関関数の値の大きい位置にTc
だけずらした後に加算する。そして、TTcがαT/(
α−1)未満の場合には、加算した波形をすべて出力し
、さらにBポインタからT/ (α−1) +T c区
間の波形(XC)を出力する。一方、αT/(α−1)
がT−Tc以下の場合には、加算した波形をαT/(α
−1)区間だけ出力する。次に、BポインタにT/(α
−1)+Tcを加え、AポインタにT/(α−1)を加
える。次に、初めから3ステツプ目に戻る。なお、速度
変換比αはα≧1としている。
第4図は上記変換方法に基づいて音声速度を速度変換比
αが2.0と3.0で変換した場合を模式的に示したも
のである。
第4図において、(a)は原音、(b)は速度変換比−
2,0で変換された音声信号、(C)は速度変換比−3
,0で変換された音声信号を示している。
以上のように本実施例によれば、XAとXBに相補的に
漸増もしくは漸減する窓関数を掛け、それらを加算した
波形を出力し、XAに続くXCを出力するという操作を
繰り返すことにより、波形の振幅の不連続性が少なく、
データの欠落をあまり生しない自然性に冨んだ音声を速
度変換比がα≧1.0の範囲で出力することができる。
そしてXAとXBとの相関関数を計算し、相関関数の値
が太き(なる位置にずらして加算を行うことにより、波
形の位相の不連続性が少なく高品質の音声を出力するこ
とができる。さらに信号を重畳加算させることなくその
まま出力するXCの区間長を調整することにより、容易
に速度変換比を変えることができると同時に、相関関数
の値が大きくなる位置にずらして加算を行うことによる
速度変換比のずれを速やかに吸収することが可能となる
以下本発明の音声速度変換方法の第2の実施例について
、図面を参照しながら説明する。
本発明は、波形の振幅及び位相の不連続性が少なく、デ
ータの欠落をあまり生じない自然性に冨んだ音声を速度
変換比が0.5≦α≦1.0の範囲で出力することがで
きる音声速度変換方法を提供するものである。
第5図は本実施例における音声速度変換方法のフローチ
ャートを示すものである。
まず、AポインタをOに、BポインタをTに設定する7
次に、AポインタからT区間の波形(X A)を入力し
、BポインタからT区間の波形(XB)を入力する。次
に、BポインタにTを加えたものをAポインタに設定し
、XAとXBの相関関数を計算する。次に、先に求めた
相関関数に基づいてXAに漸減する窓を掛け、さらに先
に求めた相関関数に基づいてXBに漸増する窓を掛ける
。次に、先に求めた相関関数に基づいて、XAとXBを
相関関数の値の大きい位置にTcだけずらした後に加算
する。そして、T+TcがαT/(1−α)未満の場合
には、加算した波形をすべて出力し、さらにAポインタ
から(2α−1)T/(1−cr)−T c区間の波形
(X C)を出力する。一方、αT/(1−α)がT十
Tc以下の場合には、加算した波形をαT/(1−α)
区間だけ出力する。次に、Aポインタに(2a −1)
 T/ (1−cr)  −Tcを加え、Bポインタに
T/(1−α)を加える。
次に、初めから3ステンプ目に戻る。
第6財は上記変換方法に基づいて音声速度を速度変換比
αが2/3と0.5で変換した場合を模式%式% 第6図において、(a)は原音、(b)は速度変換比−
2/3で変換された音声信号、(C)は速度変換比−〇
、5で変換された音声信号を示している。
以上のように本実施例によれば、XAとXBに相補的に
漸減もしくは漸増する窓関数を掛け、それらを加算した
波形を出力し、XBに続くXCを出力するという操作を
繰り返すことにより、波形の振幅の不連続性が少なく、
データの欠落をあまり生じない自然性に冨んだ音声を速
度変換比が0.5≦α≦1.0の範囲で出力することが
できる。
そしてXAとXBとの相関関数を計算し、相関関数の値
が大きくなる位置にずらして加算を行うことにより、波
形の位相の不連続性が少なく高品質の音声を出力するこ
とができる。さらに信号を重畳加算させることなくその
まま出力するXCの区間長を調整することにより、容易
に速度変換比を変えることができると同時に、相関関数
の値が大きくなる位置にずらして加算を行うことによる
速度変換比のずれを速やかに吸収することが可能となる
以下本発明の速度変換方法の第3の実施例について、図
面を参照しながら説明する。
本発明は、波形の振幅及び位相の不連続性が少なく、自
然性に富んだ音声を速度変換比がα≦0.5の範囲で出
力することができる音声速度変換方向を提供するもので
ある。
第7図は本実施例における音声速度変換方法のフローチ
ャートを示すものである。
まず、Aポインタを0に、Bポインタを(1−α)T/
αに設定する。次に、AポインタからT区間の波形(X
A)を入力し、BポインタからT区間の波形(XB)を
入力する。次に、BポインタにTを加えたものをAポイ
ンタに設定し、XAとXBの相関関数を計算する。次に
、先に求めた相関関数に基づいてXAに漸減する窓を掛
け、さらに先に求めた相関間数に基づいてXBに漸増す
る窓を掛ける。次に、先に求めた相関関数に基づいて、
XAとXBを相関関数の値の大きい位置にTcだけずら
した後に加算する。そして、Tcが負の場合には、加算
した波形をすべて出力し、さらにAポインタから−Tc
区間の波形(XC)を出力する。一方、Tcが負でない
場合には、加算した波形をT区間だけ出力する。次に、
Aポインタに−Tcを加え、BポインタにT/αを加え
る。
次に、初めから3ステツプ目に戻る。
第8図は上記変換方法に基づいて音声速度を速度変換比
αが1/3と1/4で変換した場合を模式的に示したも
のである。
第8図において、(alは原音、(b)は速度変換比=
1/3で変換された音声信号、(C)は速度変換比=1
/4で変換された音声信号を示している。
以上のように本実施例によれば、XAとXBに相補的に
漸減もしくは漸増する窓関数を掛け、それらを加算した
波形を出力し、XBに続くXCを出力するという操作を
繰り返すことにより、波形の振幅の不3a続性が少なく
、自然性に冨んだ音声を速度変換比がα≦0.5の範囲
で出力することができる。そしてXAとXBとの相関関
数を計算し、相関関数の値が大きくなる位置にずらして
加算を行うことにより、波形の位相の不連続性が少なく
高品質の音声を出力することができる。さらにAポイン
タに対するBポインタの位置を調整することにより、容
易に速度変換比を変えることができると同時に、相関関
数の値が大きくなる位置にずらして加算を行うことによ
る速度変換比のずれを速やかに吸収することが可能とな
る。
発明の効果 以上のように本発明の音声速度変換装置は、第1のメモ
リの内容及び第2のメモリの内容に、窓関数発生器から
出力した相補的な2つの漸減もしくは漸増する窓関数を
第1の乗算器及び第2の乗算器を用いて乗算し、加算器
でそれぞれの乗算器の出力を加算することにより、波形
の振幅の不連続性が少なく、データの欠落をあまり生し
ない自然性に富んだ音声を出力することができる。さら
に、相関器が第1のメモリの内容と第2のメモリの内容
との相関関係を計算し、加算器が第1の乗算器の出力と
第2の乗算器の出力とを相関関数の値が大きくなる位置
にずらして加算を行うことにより、波形の位相の不連続
性が少なく高品質の音声を出力することができる。さら
に信号を重畳加算させることなく、そのまま出力させる
区間長を速度制御回路とデマルチプレクサとマルチプレ
クサが調整することにより、容易に速度変換比を変える
ことができると同時に、相関関数の値が大きくなる位置
にずらして加算を行うことによる速度変換比のずれを速
やかに吸収することが可能となるだけでなく、比較的よ
く用いる速度変換比αが1.0付近では、そのまま出力
させる区間長が長くなるので、音質の劣化が少ないとい
う効果を得ることができる。
また、本発明の音声速度変換方法は、第1の波形と第2
の波形に相補的に漸増もしくは漸減する相関数を掛け、
それらを加算した波形を出力し、第1または第2の波形
に続く第3の波形を出力する操作を繰り返すことにより
、波形の振幅の不連続性が少なく、データの欠落をあま
り生じない自然性に冨んだ音声を出力することができる
さらに、第1の波形と第2の波形との相関関数を計算し
、相関関数の値が大きくなる位置にずらして加算を行う
ことにより、波形の位相の不連続性が少なく法品質の音
声を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における音声速度変換装置の
構成図、第2図は本発明の一実施例における音声速度変
換装置による処理波形の模式図、第3図は本発明の第1
の実施例における音声速度変換方法のフローチャート、
第4図は本発明の第1の実施例における音声速度変換方
法による処理波形の模式図、第5図は本発明の第2の実
施例における音声速度変換方法のフローチャート、第6
図は本発明の第2の実施例における音声速度変換方法に
よる処理波形の模式図、第7図は本発明の第3の実施例
における音声速度変換方法のフローチャート、第8図は
本発明の第3の実施例における音声速度変換方法による
処理波形の模式図、第9図は従来の音声速度変換装置の
構成図、第10図は従来の音声速度変換装置による処理
波形の模式図である。 13・・・・・・速度制御回路、14・・・・・・デマ
ルチプレクサ、15・・・・・・第1のメモリ、16・
・・・・・第2のメモリ、17・・・・・・相関器、1
8・・・・・・窓関数発生器、19・・・・・・第1の
乗算器、20・・・・・・第2の乗算器、21・・・・
・・加算器、22・・・・・・マルチプレクサ。 代理人の氏名 弁理士小鍜治明 ほか2名第 図 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)音声を蓄える第1のメモリと、音声を蓄える第2
    のメモリと、前記第1のメモリの内容と前記第2のメモ
    リの内容との相関関数を計算する相関器と、窓関数を出
    力する窓関数発生器と、前記第1のメモリの内容に前記
    窓関数発生器の出力を乗じる第1の乗算器と、前記第2
    のメモリの内容に前記窓関数発生器の出力を乗じる第2
    の乗算器と、前記相関器の出力に基づき前記第1の乗算
    器の出力と前記第2の乗算器の出力とを相関関数の値が
    大きい位置で加算を行う加算器と、元の音声と前記加算
    器の出力とを切り替える選択回路とを備えたことを特徴
    とする音声速度変換装置。
  2. (2)速度変換比をαとし、時間長Tの第1の波形と時
    間長Tの第2の波形の相関関数を計算し、前記第2の波
    形に対して前記第1の波形を相関関数の値の大きい位置
    にTcずらし、前記第1の波形には振幅が漸増する窓関
    数を乗じ、前記第2の波形には振幅が漸減する窓関数を
    乗じ、前記第1の波形と前記第2の波形とを加算して出
    力し、前記第1の波形に続く時間長{T/(α−1)+
    Tc)の第3の波形を出力し、次回の処理における第1
    の波形の開始点は前記第1の波形の開始点を{T/(α
    −1)}だけ遅延させた点とし、次回の処理における第
    2の波形の開始点は前記第1の波形の開始点を{αT/
    (α−1)+Tc}だけ遅延させた点とし、前記全ての
    処理を繰り返すことにより音声の再生時間を原音に対し
    て1.0倍以上に変える音声速度変換方法。
  3. (3)第1の波形と第2の波形とを加算して出力する時
    に、加算した波形の時間長が{αT′/(α−1)}を
    超える場合には加算した波形の先頭から時間長が{αT
    /(α−1)}の区間のみを出力し、第3の波形は出力
    しないことを特徴とする請求項(2)記載の音声速度変
    換方法。
  4. (4)速度変換比をαとし、時間長Tの第1の波形と時
    間長Tの第2の波形の相関関数を計算し、前記第1の波
    形に対して前記第2の波形を相関関数の値の大きい位置
    にTcずらし、前記第1の波形には振幅が漸減する窓関
    数を乗じ、前記第2の波形には振幅が漸増する窓関数を
    乗じ、前記第1の波形と前記第2の波形とを加算して出
    力し、前記第2の波形に続く時間長{(2α−1)T/
    (1−α)−Tc}の第3の波形を出力し、次回の処理
    における第1の波形の開始点は前記第2の波形の開始点
    を{αT/(1−α)−Tc}だけ遅延させた点とし、
    次回の処理における第2の波形の開始点は前記第2の波
    形の開始点を{T/(1−α)}だけ遅延させた点とし
    、前記全ての処理を繰り返すことにより音声の再生時間
    を原音に対して0.5倍から1.0倍の範囲で変える音
    声速度変換方法。
  5. (5)第1の波形と第2の波形とを加算して出力する時
    に、加算した波形の時間長が{αT′/(1−α)}を
    超える場合には加算した波形の先頭から時間長が{αT
    /(1−α)}の区間のみを出力し、第3の波形は出力
    しないことを特徴とする請求項(4)記載の音声速度変
    換方法。
  6. (6)速度変換比をαとし、第2の波形の開始点は第1
    の波形の開始点を{(1−α)T/α}だけ遅延させた
    点に初期設定し、時間長Tの第1の波形と時間長Tの第
    2の波形の相関関数を計算し、前記第1の波形に対して
    前記第2の波形を相関関数の値の大きい位置にTcずら
    し、前記第1の波形には振幅が漸減する窓関数を乗じ、
    前記第2の波形には振幅が漸増する窓関数を乗じ、前記
    第1の波形と前記第2の波形とを加算し、Tcが負の場
    合には加算した波形を出力してから前記第2の波形に続
    く時間長−Tcの第3の波形を出力し、一方Tcが負で
    ない場合には加算した波形の先頭から時間長Tの区間の
    みを出力し、次回の処理における第1の波形の開始点は
    前記第2の波形の開始点を{T−Tc}だけ遅延させた
    点とし、次回の処理における第2の波形の開始点は前記
    第2の波形の開始点を{T/α}だけ遅延させた点とし
    、前記初期設定以外の全ての処理を繰り返すことにより
    音声の再生時間を原音に対して0.5倍以下に変える音
    声速度変換方法。
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