JPH04103676U - 多層プリント基板の接続構造 - Google Patents
多層プリント基板の接続構造Info
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- JPH04103676U JPH04103676U JP1248491U JP1248491U JPH04103676U JP H04103676 U JPH04103676 U JP H04103676U JP 1248491 U JP1248491 U JP 1248491U JP 1248491 U JP1248491 U JP 1248491U JP H04103676 U JPH04103676 U JP H04103676U
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Landscapes
- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Combinations Of Printed Boards (AREA)
- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数のプリント基板をコネクタによって接続
して積み重ねる多層プリント基板の接続構造に関するも
のである。 【構成】 コネクタによって接続されて積み重ねられた
複数のプリント基板1,2を、このプリント基板1,2
に形成した係止部23,24に係止し、内壁面15aに
弾性的に押圧するバネ19で、弾性的に互に引き寄せる
ように接続したものである。 【効果】 複数のプリント基板をバネで接続するととも
にケース内に弾性的に固定するようにしたので構造が簡
単となり、組立,分解が容易となり大幅にコストを低減
するとともにコネクタやプリント基板に損傷やガタツキ
を生ずることもなく、高い信頼性を与えるものである。
して積み重ねる多層プリント基板の接続構造に関するも
のである。 【構成】 コネクタによって接続されて積み重ねられた
複数のプリント基板1,2を、このプリント基板1,2
に形成した係止部23,24に係止し、内壁面15aに
弾性的に押圧するバネ19で、弾性的に互に引き寄せる
ように接続したものである。 【効果】 複数のプリント基板をバネで接続するととも
にケース内に弾性的に固定するようにしたので構造が簡
単となり、組立,分解が容易となり大幅にコストを低減
するとともにコネクタやプリント基板に損傷やガタツキ
を生ずることもなく、高い信頼性を与えるものである。
Description
【0001】
この考案は、複数のプリント基板をコネクタによって接続して積み重ねる多層
プリント基板の接続構造に関するものである。
【0002】
図6は、従来の多層プリント基板の代表的なものを示したものである。
従来から、例えばCPU等のマザーボード等の主プリント基板1にドーターボ
ード等の副プリント基板2をコネクタ3,4によって接続して積み重ねる多層プ
リント基板がある。この際、一方のコネクタ3の複数の接続ピン3aを他方のコ
ネクタ4の複数の挿入孔4a内に挿入して、挿入孔4a内の接続端子4bに接続
ピン3aが圧着されることによる圧着力(接続力)によって、両プリント基板1
,2の電気的接続と、機械的保持とを行っている。
【0003】
(A)しかし、振動や衝撃によりコネクタ3,4が抜けたり、接続ピン3aが
損傷するという問題があった。
(B)電子機器の小型化のための高密度構造により、組立や分解時に周囲の部
品に接触する可能性が大きく、それらの部品に使われているコネクタが損傷する
という問題があった。
【0004】
そこで、従来、図7〜図9に示すような多層プリント基板の接続構造が考案さ
れている。
図7は、前記(A)項及び(B)項の問題を解消するためになされたもので、
両プリント基板1,2間に円筒状のスペーサ5を挟み込み、両プリント基板1,
2に形成したネジ挿通孔7,7及びスペーサ5内を挿通したネジ8とその先端に
螺合されたナット9とによって両プリント基板1,2を上下両側から締めつけて
固定したものである。
図8も前記(A)項及び(B)項の問題を解消するためになされたもので、両
プリント基板1,2間に6角スタンド10を挟み込み、両プリント基板1,2に
形成されたネジ挿通孔11,12から挿通された上下一対のネジ13,14を六
角スタンド10の上下両端に形成されているメネジ孔10a,10b内に螺合さ
せて、これら両ネジ13,14によって両プリント基板1,2を上下両側から締
めつけて固定したものである。
図9は前記(A)項の問題を解消するためになされたもので、多層プリント基
板をケース15内に収納し、ケース15の上下ハーフ16,17をこれらの内側
に形成したボス部16a,17aにねじ込んだ木ネジ18等によって上下から締
めつけて組立てる際に、上下ハーフ16,17の内側に形成した複数の突起16
b,17bによって両プリント基板1,2を上下から押え込んで固定したもので
ある。
【0005】
しかし、図7及び図8の構造では、ネジ8,13,14の締めつけ操作が非常
に面倒であり、多層プリント基板自体の組立や分解が非常に大変である。ネジ8
,13,14、ナット9、スペーサ5や六角スタンド10等の多数の部品が必要
であり、コスト高につく。ネジ8,13,14の締めつけにより、両コネクタ3
,4や両プリント基板1,2に無理な力がかかり易く、これを避けるためには、
スペーサ5や六角スタンド10の高さ加工精度を上げなければならず、コスト高
につく。ネジ8,13,14の頭部やナット9等の両プリント基板1,2に対す
る接触面積Aが大きく、その接触面積Aを逃げた配線パターンの引き回しが必要
となるために、両プリント基板1,2の配線パターンを高密度化しにくいといっ
た問題があった。
【0006】
図9の構造では、ケース15の組立時に、同時に、上下ハーフ16,17で両
プリント基板1,2を上下から押え込んで固定するので、上下ハーフ16,17
の加工寸法精度の管理が大変であり、コスト高につく。そして、上下ハーフ16
,17の加工寸法精度が悪いと、両プリント基板1,2の上下からの押圧力が強
過ぎて、両コネクタ3,4や両プリント基板1,2を損傷したり、上記押圧力が
弱過ぎて、ケース15内の両プリント基板1,2にガタツキが生じるといった問
題があった。
【0007】
この考案は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、振動や衝
撃によってコネクタが抜けたり、コネクタの接続ピンが損傷したり、組立や分解
時に周囲の部品に使われているコネクタを損傷することを防止できるように、複
数のプリント基板を無理なく接続することを、簡単な構造で達成することができ
、また、接続された複数のプリント基板をケース内に無理なく固定することがで
きる多層プリント基板の接続構造を得ることを目的とする。
【0008】
この考案に係る多層プリント基板の接続構造の請求項1は、コネクタによって
接続されて積み重ねられた複数のプリント基板に係止部を形成し、これらの係止
部に係止したバネによって上記複数のプリント基板を弾性的に互に引き寄せるよ
うに接続したものである。
請求項2は、上記複数のプリント基板をケース内に収納させた時に、上記バネ
の一部をケースの内壁面に弾性的に押圧させることによって、これら複数のプリ
ント基板をケース内に弾性的に押圧して固定したものである。
【0009】
この考案における多層プリント基板の接続構造の請求項1は、バネだけを用い
る簡単な構造で、複数のプリント基板を弾性的に互に引き寄せるようにして、無
理なく接続することができる。
請求項2は、複数のプリント基板を上記バネによってケース内に弾性的に押圧
するようにして、無理なく固定できる。
【0010】
以下、この考案の一実施例を図について説明する。なお、図6〜図9と同一又
は相当部分は同一符号を付して重複説明を省略する。
まず、図1及び図2(A)(B)によって、多層プリント基板の接続構造の第
1実施例を説明する。
バネ19は金属や合成樹脂によって加工されたものである。そして、このバネ
19は一対の脚部20と、これらの上端間をほぼ円弧状に接続する接続部21と
によって全体としてほぼアーチ形に形成されている。そして、両脚部20の先端
20aはほぼV字形の対称形状に屈曲されていて、これらのV字形先端20aの
内側には上下一対のテーパ20b,20cが形成されている。また、両脚部20
と接続部21との接続箇所の外側には段部22が対称形状に形成されている。
【0011】
また、コネクタ3,4によって接続されて積み重ねられている両プリント基板
1,2には、バネ19の両脚部20が挿入されて係止される係止部である一対の
係止孔23,24が形成されている。なお、図2(A)に示すように両脚部20
のV字形先端20aの内側寸法Bはプリント基板1の両係止孔23の内側間寸法
Cより小さく形成されている。
次に、組立時には、バネ29の両脚部20を両V字形先端20aによって一方
のプリント基板2の両係止孔24から他方のプリント基板1の両係止孔23に挿
通して係止する。
【0012】
この際、図2(A)及び(B)に示すように、両脚部20のV字形先端20a
を下側の両テーパ20bによって弾性に抗して外側へ広げるようにすべらせるよ
うにして両係止孔23に挿通し、上側の両テーパ21cによって両係止孔23の
内側を弾性的に挟持することにより、図1に示すように、バネ19の両段部22
と両脚部20のV字形先端20aとの間で両プリント基板1,2を上下から互に
引き寄せるようにして弾性的に挟持して固定することができる。
【0013】
次に、このように組立てた多層プリント基板をケース15内に収納し、上下ハ
ーフ16,17を木ネジ18等によって上下から締めつけて組立てると、バネ1
9の接続部21の中央部21aが上ハーフ16の内壁面16cによって弾性に抗
して下方に押圧される。そして、その接続部21の弾性反発力により、多層プリ
ント基板全体を下ハーフ17のプリント基板載置台25上に弾性的に押圧して固
定することができる。
【0014】
次に、図3及び図4によって、多層プリント基板の接続構造の第2実施例を説
明する。
この場合は、バネ19の接続部21を変形させて、その接続部21の左右両端
に対称形状に形成した一対のわん曲部21dをケース15の左右一対の内壁面1
5aに弾性に抗して押圧させる。この際、図4に示すように、接続部21の両わ
ん曲部21dは点線で示す組付前の状態から実線で示す組付後の状態に弾性に抗
して変形して内壁面15aに圧着され、その圧着力によって図3に示すように、
多層プリント基板全体をケース15内のプリント基板載置台25上に弾性的に押
圧して固定することができる。
【0015】
次に、図5によって、多層プリント基板の接続構造の第3実施例を説明する。
この場合は、全体としてほぼC形の対称形状に形成した複数のバネ19を両プ
リント基板1,2に横方向から挿入して両プリント基板1,2の複数の係止部で
ある係止孔23,24及び係止溝26, 27に係止することにより、両プリント
基板1,2を上下から互に引き寄せるようにして弾性的に挟持して固定する。そ
して、多層プリント基板をケース15内に収納した時に、複数のバネ19の上下
一対のわん曲部21dを上下ハーフ16,17の内壁面16c,17cで上下か
ら弾性に抗して押圧して挟持する。
【0016】
以上のように、この考案の請求項1によれば、コネクタによって接続されて積
み重ねられた複数のプリント基板を、バネによって弾性的に互に引き寄せて接続
するように構成したので、振動や衝撃によってコネクタが抜けたり、コネクタの
接続ピンが損傷したり、組立や分解時に周囲の部品に使われているコネクタを損
傷することを防止できる。また複数のプリント基板を無理なく接続することがで
きるので、従来のネジによる締めつけ方式のように、コネクタやプリント基板に
無理な力がかかって、コネクタやプリント基板を損傷するような不都合が発生し
ない。それでいて、複数のプリント基板の接続手段はバネだけの非常に簡単な構
造であり、部品点数及び組立工数が少なく、組立や分解を非常に容易に行えると
共に、大巾な低コスト化を図ることができる。バネは金属や合成樹脂によって簡
単に加工できる上に、弾性を有しているので、寸法公差をゆるくできる。しかも
、複数のプリント基板に対するバネの接触面積を小さくできるから、複数のプリ
ント基板の配線パターンの高密度化が可能であるという効果がある。
【0017】
請求項2によれば、複数のプリント基板をバネによってケース内に弾性的に押
圧して固定するように構成したので、複数のプリント基板を無理なく固定するこ
とができる。従って、ケースを加工する際の寸法公差をゆるくできて、ケースの
加工が容易となるので、大巾な低コスト化を図ることができる。複数のプリント
基板をケース内にバネによって押圧して無理なく固定できるので、コネクタやプ
リント基板に損傷が生じたり、ケース内でプリント基板にガタツキが生じるよう
なことがなく、安全性及び信頼性が高いという効果がある。
【図1】この考案の一実施例による多層プリント基板の
接続構造の第1実施例を示す断面側面図である。
接続構造の第1実施例を示す断面側面図である。
【図2】図2(A)(B)は第1実施例のバネの先端の
係止動作を説明する断面側面図である。
係止動作を説明する断面側面図である。
【図3】この考案の第2実施例を示す断面側面図であ
る。
る。
【図4】第2実施例のわん曲部の係止動作を説明する断
面側面図である。
面側面図である。
【図5】この考案の第3実施例を示す断面側面図であ
る。
る。
【図6】多層プリント基板を説明する断面側面図であ
る。
る。
【図7】従来の多層プリント基板の接続構造を説明する
断面側面図である。
断面側面図である。
【図8】従来の多層プリント基板の接続構造を説明する
断面側面図である。
断面側面図である。
【図9】従来の多層プリント基板のケース内収納状態を
説明する断面側面図である。
説明する断面側面図である。
1,2 プリント基板
3,4 コネクタ
15 ケース
15a,16a,17a 内壁面
19 バネ
23,24 係止孔(係止部)
26,27 係止溝(係止部)
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のプリント基板をコネクタによって
接続して積み重ねる多層プリント基板の接続構造におい
て、上記複数のプリント基板に形成された係止部と、こ
れらの係止部に係止されて、上記複数のプリント基板を
弾性的に互に引き寄せるように接続するバネとを備えた
ことを特徴とする多層プリント基板の接続構造。 - 【請求項2】 上記複数のプリント基板が収納されるケ
ースの内壁面に上記バネの一部を弾性的に押圧させて、
これら複数のプリント基板を上記ケース内に弾性的に押
圧して固定させたことを特徴とする請求項1記載の多層
プリント基板の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1248491U JPH04103676U (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 多層プリント基板の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1248491U JPH04103676U (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 多層プリント基板の接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04103676U true JPH04103676U (ja) | 1992-09-07 |
Family
ID=31746442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1248491U Pending JPH04103676U (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 多層プリント基板の接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04103676U (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006339206A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 基板対基板接続コネクタの保持装置 |
JP2010080893A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Murata Mfg Co Ltd | 回路モジュール |
JP2012094910A (ja) * | 2012-02-01 | 2012-05-17 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | クリップ |
WO2013161142A1 (ja) * | 2012-04-25 | 2013-10-31 | 株式会社デンソー | 基板の固定構造 |
JP2015109445A (ja) * | 2013-12-04 | 2015-06-11 | エルエス産電株式会社Lsis Co.,Ltd. | 電気自動車用電気機器 |
WO2020246068A1 (ja) * | 2019-06-06 | 2020-12-10 | オムロン株式会社 | 電子機器 |
-
1991
- 1991-02-15 JP JP1248491U patent/JPH04103676U/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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