JPH04103539A - 特異的抗体を含有する白色化卵黄及び特異的抗体含有組成物 - Google Patents

特異的抗体を含有する白色化卵黄及び特異的抗体含有組成物

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JPH04103539A
JPH04103539A JP2223061A JP22306190A JPH04103539A JP H04103539 A JPH04103539 A JP H04103539A JP 2223061 A JP2223061 A JP 2223061A JP 22306190 A JP22306190 A JP 22306190A JP H04103539 A JPH04103539 A JP H04103539A
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whitened
specific antibody
antigen
feed
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JP2223061A
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Shigemitsu Akachi
赤地 重光
Hajime Hatta
一 八田
Masa Kanetake
武祚 金
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Taiyo Kagaku KK
Original Assignee
Taiyo Kagaku KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、特異的抗体を含有する白色化卵黄、該白色化
卵黄の製造方法及び該白色化卵黄を用いて調製される特
異的抗体含有組成物に関する。
[従来の技術] 一般に、口腔内感染症、消化器官感染症、皮膚感染症、
膣内感染症等は、体外器官又は組織表層への病原ウィル
スあるいは病原細菌による付着が感染の第1ステツプで
ある。これら感染症の病原体を抗原として調製された特
異的抗体は、対応する病原体に結合し、病原体が歯面、
腸管上皮細胞等の体外器官又は組織表層への付着を阻害
することにより感染症の予防あるいは治療に有効である
ことが指摘されている。
通常、特異的抗体は免疫哺乳動物(ウサギ、ヤギ、ウマ
等)を殺し、その血液より分離して得られる。従って該
抗体の大量生産には必然的に多数の動物を犠牲にしなけ
ればならないが、免疫に用いる哺乳動物は高価であるの
みならず、その血液中にはウィルス存在の可能性もあっ
て衛生学的に必ずしも清潔ではなく、その取り扱いに繁
雑な操作と注意を必要とし、また抗体収量も必ずしも良
好でない。
一方、鶏も侵入異物抗原に対し、自己の血液中に特異的
抗体を産生しその鶏卵の卵黄中には該特異的抗体が親鶏
血液から移行して存在する。この事実は、1962年に
パターソンらによりはじめて見い出された[Patte
rson、 R,ら: J、 Immunol。
89.272.  (1962)]。
これ以来、鶏を用いてその卵の卵黄中に種々の抗原に対
する特異的抗体が得られることか報告されている。
そして、この鶏の免疫システムを利用して、その鶏卵よ
り抗原特異的抗体の大量調製が可能となった。
このような鶏卵より得られる抗原特異的抗体を用いた感
染症の予防研究も種々進められ、鶏卵抗体を用いた感染
症の予防例が報告されるに至っている(特開昭62−2
15534号公報)。
[発明が解決しようとする課題] 従来、鶏卵抗体を用いた感染症病原体に対する特異的抗
体を含有する組成物は、通常、特異的抗体を含有する卵
黄の卵黄液、卵黄粉末などを飼料、食品、化粧品、医療
用品(例えば、医薬部外品)等に配合することにより調
製されている。
しかしながら、この場合卵黄の有する特有な色、臭い及
び味が配合する商品へ混入し、その商品価値をそこなt
という問題が指摘されている。
この問題を解決する方法として、卵黄から特異的抗体を
精製し利用する試みがなされている。しかし、この場合
、卵黄特有の色、臭い及び味は特異的抗体の精製度が上
るに従い減少するが、反面特異的抗体の精製工程が複雑
化しかつ経済的にコストが非常に高くなるという問題が
生ずる。
このような課題に鑑み、当業界では卵黄由来の色、臭い
及び味に問題がな(かつ比較的低コストで製造可能な特
異的抗体含有組成物の開発が期待゛されているが、未だ
充分なものは見い出されていないのが実情である。
本発明の目的は、このような卵黄の色、臭い及び味に問
題のない特異的抗体を含有する白色化卵黄を提供するこ
とにある。
本発明の他の目的は、前記白色化卵黄の製造方法を提供
することにある。
本発明のさらに他の目的は、前記白色化卵黄を用いて調
製される特異的抗体含有組成物を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 従来より、産卵鶏をカロチノイド類の少ない飼料で飼育
すると卵黄は白色化し、鶏卵の商品価値が低下すること
が知られている。従って、通常の産卵鶏飼育用の配合飼
料はカロチノイド類を多く含有するとうもろこしが主成
分であり、尚かっ、コーングルテンミール、コーンジャ
ームミール、アポカロチン酸エステル、カンタキサンチ
ン、アルファルファミール等のカロチノイド類含有素材
を配合したものである。
従来、鶏卵抗体を得る場合も、前記のようなカロチノイ
ド類を含有する配合飼料で飼育する方法が用いられてき
たが、本発明者らは前記課題を解決するために、あらか
じめ抗原で免疫された産卵鶏をカロチノイド類を実質的
に含まない飼料で飼育することにより、通常の飼料で飼
育した場合と比較し、意外にも抗原特異的抗体の鶏卵卵
黄中への産生量を何ら低下させることなく、卵黄のみが
白色化することを見い出した。さらにその白色化卵黄は
、従来の卵黄色が白色化するのみならず、卵黄特有の風
味すなわち、動物臭と黄味味までも非常に少なくなるこ
とを見い出し、さらに研究を重ねて本発明を完成するに
至った。
即ち、本発明の趣旨は、 (1)  予め抗原で免疫された鶏が産卵した卵より得
られる、特異的抗体を含有する白色化卵黄、(2)予め
抗原で免疫された鶏を、カロチノイド類を実質的に含ま
ない飼料で飼育することを特徴とする、特異的抗体を含
有する白色化卵黄の製造方法、並びに (3)特異的抗体を含有する白色化卵黄を用いて調製さ
れる特異的抗体含有組成物、 に関する。
本発明の特異的抗体を含有する白色化卵黄は、特異的抗
体を含有している白色化した卵黄であり、その白色化度
合はロツシュ社製のYolk Co1our Fanで
通常2以下の白色度を示すものである。
この白色化卵黄は色が白色であると同時に臭いや味につ
いても通常の卵黄とは異なり、動物臭や黄味味が殆んど
感じられないものである。
白色化卵黄中に含有される特異的抗体は、通常の鶏卵卵
黄から得られるものと抗体価及びその産生量において何
ら異なるものではない。
この特異的抗体を含有する白色化卵黄は、以下のように
して得ることができる。
予め抗原で免疫された鶏を、カロチノイド類を実質的に
含まない飼料で飼育し、その鶏が産卵した卵より得られ
る。
ここで用いられる抗原は、抗原となるものであれば特に
限定されるものではなく、例えば花粉、細菌、ウィルス
、カビ、アレルゲン、罹患動物の血液、精子、毒素など
種々のものが例示され、該抗原に対する特異的抗体の使
用目的に応じて適宜選択される。
特異的抗体の使用目的からみた場合、特に抗原が感染症
病原体である場合の特異的抗体を含有する飼料、食品、
化粧品、医療用品等の開発が期待されている。
抗原が感染症病原体の場合については、特に限定される
ものではないが具体的に次のようなものが例示される。
例えば、口腔内で歯面への付着が感染原因となるストレ
プトコッカス・ミュータンス、ストレプトコッカス・ソ
ブリヌス等のう蝕誘発菌、胆管内上皮細胞への付着が感
染原因とされるロタウィルス、アデノウィルス等のウィ
ルス性下痢症病原体、サルモネラ菌、コレラ菌、チフス
菌、カンピロバクタ−5病原性大腸菌等の細菌性下痢症
病原体、咽頭部への付着が感染原因とされるインフルエ
ンザウィルス等のインフルエンザ病原体、皮膚面での付
着増殖が感染原因とされるプロピオニバクテリウム・ア
クネス等のニキビ菌、白癬菌等の水虫菌など、種々の感
染症の病原体の1種あるいは2種以上の複合抗原が用い
られる。
免疫される鶏としては、特に制限はないが、抗体の量産
性などの点からは、白色レグホン系、ロードアイランド
レッド系、横斑プリマスロック系、ニューハンプシャー
系等の卵用種を用いるのが特に好ましい。
免疫方法としては、皮下注射、筋肉注射、腹腔内投与等
、鶏を免疫することのできる方法であれば特に制限はな
い。
抗原の投与量は所望の抗体価が得られ、かつ鶏に対して
悪影響を与えない程度の量を適宜選択すればよい。
通常、初回免疫後、毎週1回で3〜5回程度くり返し投
与すると、抗原に特異的に反応する抗体が鶏卵中に得ら
れる。
その後、抗体価の維持を目的として1〜4月毎に追加免
疫すると良い。
また、必要に応じてFCA(フロイント完全アジュバン
ト)、FIA(フロイント不完全アジュバント)等のア
ジュバントを併用して免疫しても良い。
このようにして通常、初回免疫から1力月以上経過する
と、鶏卵中から十分な抗体価を有する抗体を調製するこ
とができる。
鶏卵中の特異的抗体価は、酵素免疫測定法(ELISA
)、ラジオイムノアッセイ、マイクロタイター法等を用
いて測定することができ、免疫後に2週間程度の間隔で
抗体価を測定することにより抗体価の推移を追跡するこ
とができる。
本発明では、このようにして免疫された鶏を、カロチノ
イド類を実質的に含まない飼料を用いて飼育する。
ここで、カロチノイド類とは、ルティン、ゼアキサンチ
ン、クリプトキサンチン等のキサントフィル類、及びβ
−カロチンに代表されるカロチン類である。
卵黄の色素は大部分がカロチノイド系の色素であるが、
卵黄の色をつくり出すカロチノイド類は鶏の体内では合
成されず、もっばら飼料に由来するものである。
本発明の白色化卵黄は、飼料中にカロチノイド類を実質
的に含まない飼料で飼育すれば容易に得ることができる
即ち、カロチノイド類を実質的に含まない飼料とは、産
卵鶏の配合飼料中に実質的に卵黄へのカロチノイド供与
体となるものが配合されていないものであればよい。例
えば、通常の産卵鶏配合飼料中、卵黄へのカロチノイド
供与体となるとうもろこし、コーングルテンミール、コ
ーンジャームミール、コーングルテンフィード、アポカ
ロチン酸エステル、カンタキサンチン等を少なくとも含
まず、マイロ、小麦、米を主要穀類として、大豆油かす
、なたね油かす、ミートポーンミール、魚粉、フィツシ
ュソルブル、米ぬか、ふすま、カキガラ、炭酸カルシウ
ム、食塩、動物性油脂、リン酸カルシウム、及び産卵鶏
への使用を認められているビタミン、ミネラル等の微量
成分を配合し、粗タンパク質で17%以上、代謝エネル
ギーで2820 Kcal/kg以上となるよう配合し
た飼料を挙げることができる。
このようにして飼育された鶏が産卵した卵より得られる
卵黄は白色化しており、その白色化度合は前記の如くロ
ツシュ社製のYolk Co1our Fanで通常2
以下である。
本発明の特異的抗体含有組成物は、前記のようにして免
疫した鶏の卵より、本発明の白色化卵黄を分離し、卵黄
をそのままで、あるいは卵黄液を粉末化した卵黄粉末と
して、又は卵黄液をカラギナン等を用いて卵黄リポタン
パク質を除去した卵黄水溶性タンパク質を粉末化した卵
黄水溶性タンパク質粉末として調製し、飼料、食品、化
粧品又は医療用品(例えば、医薬部外品)等に配合する
ことにより調製することができる。
卵黄粉末の調製は、常法により行なうことができ、例え
ばスプレードライヤを用いて容易に行なうことができる
。また、卵黄水溶性タンパク質粉末の調製も常法により
行なうことができ、例えば、デキストラン硫酸やポリエ
チレングリコール(PEG)、寒天、カラギナン、ファ
ーセレラン、ペクチン、キサンタンガム、アルギン酸、
アルギン酢塩、アルギン酸誘導体等を用いてリポタンパ
ク質を沈澱させ(Journal of Immuno
logical Meth。
ds、 46.63−68.1981 / rmmun
ological Communication、 9
(5)、475−493.1980 /特開昭63−2
15699号/特開昭64−38098号)、その上清
を粉末化する方法や、プロパツール、クロロホルム等を
用い卵黄中の脂質を脱脂したのち、その残渣を粉末化す
る方法等、公知の種々の方法が用いられる。
白色化卵黄の配合量は、特異的抗体の種類、配合組成物
の種類により異なるが、特異的抗体の効果が発揮され得
る必要量を配合させればよい。
本発明の特異的抗体含有組成物は、特異的抗体の用途に
応じて種々の態様がある。例えば、抗原がう蝕誘発菌で
ある場合の特異的抗体であれば、その特異的抗体を含有
する白色化卵黄をチョコレート、アイスクリーム、チュ
ーイングガム、グミキャンデイ−、ヨーグルト、成分調
整牛乳、ベビーフード、飲料等の食品、あるいはうがい
液、練り歯みがき、口腔パスタ等の医薬部外品に配合す
ることにより特異的抗体含有組成物を調製することがで
きる。本発明の白色化卵黄は卵黄特有の味、臭い、色が
ほとんどない為、これらの配合商品が本来有する味、臭
い、色をそこなわないう蝕予防食品あるいはう蝕予防効
果を有する医薬部外品が得られる。
これらのう蝕予防組成物の場合、白色化卵黄の配合量は
通常、抗体として0.05重量%以上を含有するよう調
製される。
抗原が下痢症病原体である場合の特異的抗体においては
、その特異的抗体を含有する白色化卵黄を子豚代用乳、
修生用飼料等の家畜飼料及びベビーフード、育児調製粉
乳、経口流動食等の食品に配合することにより調製する
ことができる。
本発明の白色化卵黄は、卵黄特有の味、臭い、色がほと
んどない為、家畜及び人の嗜好性を高めた下痢症予防飼
料あるいは食品が得られる。
これらの下痢症予防組成物の場合、白色化卵黄の配合量
は通常抗体として0.05重量%以上を含有するよう調
製される。
抗原がインフルエンザウィルスである場合の特異的抗体
においては、その特異的抗体を含有する白色化卵黄を前
記のう蝕予防組成物の場合と同様の食品や医薬部外品に
配合することによりインフルエンザ予防食品あるいはイ
ンフルエンザ予防効果を存する医薬部外品が得られる。
また、抗原がニキビ菌である場合は、ニキビ菌に対する
特異的抗体を含有する白色化卵黄をフェースバック剤、
洗顔クリーム、石けん等の化粧品に配合することにより
、これらの配合商品の商品価値をそこなわないニキビ予
防化粧品が得られる。
[発明の効果] 本発明の特異的抗体を含有する白色化卵黄は、卵黄特有
の黄色、動物臭及び味の殆どないものであるため、白色
化卵黄中の抗体を精製することなく白色化卵黄をそのま
まで、あるいは卵黄粉末、卵黄水溶性タンパク質粉末と
して用いても、配合商品の本来の色、臭、味を損なわな
い特異的抗体含有組成物を得ることができる。
また、抗体の単離、精製工程が必要でないことから比較
的低コストで製造することができる。
[実施例] 以下、実施例及び試験例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるもので
はない。
試験例1 く産卵鶏への免疫及び産卵率の変化〉 抗原としては、ストレプトコッカス・ミュータンス(S
、mutans) MT 8148血清型Cを用いた。
S、 mutansを5%スクロース含有プレインハー
トインフュージョン培地で37°C148時間静置培養
した後、培養液に対し、0.5%(V/V)となるよう
にホルマリンを加え、37°C124時間放置し、菌体
の不活化処理を行った。培養液を遠心分離(10,OO
Oxg、10分間)し沈殿物を集め、この沈殿物を生理
食塩水で3回洗浄した。沈殿物を生理食塩水に懸濁し、
ホモミキサー(ヒスコトロン)で均質化した後、吸光度
660nmにおける吸収(濁度)を8.0とし、抗原液
の調製を行った。
産卵鶏は、白色レグホン系の鶏を1群10羽づつ、A、
B、C群の3群に分けた。A、  B群には、1羽当り
抗原!77L77を筋注で免疫した。免疫は毎週1回、
初回を含めて4回くり返した。その後は卵黄中の抗原特
異的抗体価の維持を目的として、3ケ月毎に1度の免疫
を行った。C群については免疫を行わず、コントロール
産卵鶏とした。
初回免疫後、A、  C群は通常の成鶏飼育用配合飼料
(日本農産工業株式会社製、S−セブンA)で飼育した
。B群はカロチノイド類を含まない白色化卵黄飼料で飼
育した。本試験で用いた白色化卵黄飼料の原材料配合率
を表−1に示す。
〔以下余白〕
表−1白色化卵黄飼料の原材料配合率 原材料区分    原材科名    配合率1、穀  
 類   玄 米    40%マイロ    15% 小麦  11% 2、植物性油かす類  大豆油がす   13%3、動
物質性飼料  魚 粉    4%脱脂粉乳    4
% 4、そうこう類   米ぬか    3%ふすま   
  2% 5、そ の 他  炭酸カルシウム  4.5%力  
キ  ガ  ラ    1.5%リン酸カルシウム  
1.5% 食    塩    0.27% ビタミンミネラル 0.23% 合   計    100 % また、A、  B、 C群の初回免疫後の産卵率の変化
を表−2に示す。表−2より白色化卵黄飼料で飼育した
B群の産卵率は通常の成鶏用配合飼料で飼育したA、 
C群の配卵率と何ら変化は認められなかった。
表−2 産卵率の変化 初回免疫〜1ケ月 1〜2ケ月 2〜3ケ月 3〜4ケ月 4〜5ケ月 5〜6ケ月 6〜7ケ月 7〜8ケ月 8〜9ケ月 9〜10ケ月 10〜11ケ月 11〜12ケ月 83%   82% 79%   80% 83%   81% 84%   84% 82%   81% 80%   83% 72%   76% 73%   70% 69%   68% 65%   63% 61%   66% 63%   62% 82% 80% 85% 85% 81% 79% 74% 67% 65% 68% 64% 59% 試験例2 〈卵黄中の抗原特異的抗体価の推移〉 初回免疫後、卵黄中の抗原(スクロース培養S。
mutans菌体)特異的抗体価の変化を酵素免疫測定
法(ELISA)により測定した。試験例1で用いた抗
原液を遠心分離し、その沈殿物をコーティングバッファ
ー(0,1M炭酸ナトリウムバッファーpH9,6)で
充分洗浄後、同バッファーに懸濁し、660nmにおけ
る吸光度を1.0に調整した。この液100μlをEL
ISA96穴プレートの穴中レートたりに添加し、5°
C1−夜装置でコーティング操作を行った。ウェルをP
BS−Tween (0,5%Tween20を含む生
理的リン酸バッファーpH7,2)で洗浄後、PBS−
Tweenで1,000倍に希釈した卵黄の100μl
をウェルへ添加した(n=3/サンプル)。室温2時間
放置後、ウェルをPBS−Tw e e nで洗浄し、
次にPBS−Tweenで2゜000倍希釈した。抗ニ
ワトリIgG−ウサギIgGアルカリフォスファターゼ
コンジュゲート(ザイメット社製)の100Ilfをウ
ェルへ添加した。室温2時間放置後、ウェルをPBS−
Tweenで洗浄し、次に基質バッファー(ジェタノー
ルアミンバッファーpH9,8)に溶解したpニトロフ
ェニルホスフェ−)(1■/−)溶液の100μlをウ
ェルへ添加し、室温30分間酵素反応を行った。酵素反
応は2MNaOH溶液の50μlをウェルへ添加し停止
させた。プレートリーダーにより各ウェルの405nm
における吸光度を測定し、ブランク値(卵黄液の代りに
PBS−Twe en 100μlを用いたもの)を引
き、ELTSA  valueを卵黄中の抗原特異的抗
体価とした。A、B、C群の卵黄中の抗原特異的抗体価
の推移を第1図に示す。通常の成鶏飼育飼料及び表−1
の白色化卵黄飼料で飼育した免疫部(A群及びB群)で
は、初回免疫後の卵黄中抗原特異的抗体価の差は認めら
れなかった。
試験例3 く卵黄色の測定及び卵黄粉末の官能検査〉初回免疫後、
A、  B、  C群の産卵鶏について、その卵黄の色
の変化をロツシュ社製のYolk Co1our Fa
nを用いて測定した。結果を表−3に示す。
通常の成鶏飼育用配合飼料を用いたA群、C群ではその
卵黄色は産卵期間を通じ、Yolk Co1our F
anでlO〜12の間であった。白色化卵黄飼料で飼育
したB群では、免疫後3週目にはYolk Co1ou
r Fan 2以下となり、その後産卵期間を通じ1〜
2の値となった。
表−3初回免疫後の卵黄色の変化 衣にA、B、C群の初回免疫後、1〜4ケ月の鶏卵をそ
れぞれ集め卵黄を分離し、スプレードライ法で粉末化し
た。それぞれの卵黄粉末の色、味、臭いについてパネラ
−10人で官能検査を行った。
その結果を表−4に示す。白色化卵黄は粉末化するとほ
とんど白色であり、かつ卵黄特存の味がなく、非常に淡
白な味であるという評価を得た。また、臭いについては
卵黄特有の動物臭がなく、この点においても食品等への
抗原特異的抗体付与素材として従来の卵黄粉末より優れ
るものであるという結果を得た。なお、評価基準は0〜
10点の段階で評価し、各スコアー〇平均値で結果を示
した。色については、完全な白色を0点とし、卵黄色を
10点とした。味は卵黄の味を全く感じないものを0点
とし、卵黄の味の強いものを10点とした。臭いは動物
臭を全く感じないものを0点とし、動物臭の強いものを
10点とした。
表−4卵黄粉末の官能検査評価結果 実施例1 くう蝕誘発菌特異的抗体含有白色化卵黄の調製〉抗原と
しては、S、mutans  MT 8148 (血清
型C)とS、5obrinus 6715 (血清型g
)の混合抗原を用いた。それぞれの菌をBIT培地で3
7°C148時間培養後、0.5%(v/v)ホルマリ
ンで菌体の不活化処理を行った。さらに菌体は生理食塩
水で充分に洗浄した。
抗原液は、その1rnl中にそれぞれの不活化菌体を1
0a個づつ含むように調製した。産卵8100羽を用い
、1羽あたり抗原液1mlと水酸化アルミニウムゲル1
−の混合液を筋注で免疫した。免疫は毎週1回で初回免
疫を含めて合計4回行った。
初回免疫後、産卵鶏は試験例1で用いた白色化卵黄飼料
で飼育した。4回目の免疫後、3ケ月間に産卵した鶏卵
7380個より卵黄を分離し、YolkColour 
Fanで2以下の白色化卵黄液117.5kgを得た。
この白色化卵黄液1 mlに対し生理的リン酸バッファ
ーpH7,2/ml及びクロロホルム2rILlを混合
し、遠心分離後の水層を卵黄4倍希釈液としてそれぞれ
の抗原に対する特異的抗体価を測定したところ、S、m
utans  MT 8148、S、s。
brinus  6715いずれの菌に対する凝集抗体
価も516倍であった。
凝集抗体価は卵黄2″倍希釈液の50μlとマツクハラ
ンド濃度5に調製した菌液50μlを混合し、37°C
で2時間反応させた後、5°C124時間放置し、目視
検査を行い、菌体の凝集が確認できる卵黄液の最大希釈
倍率であられした。
本実施例で得た白色化卵黄液117.5kgは63 ’
C13,5分間の殺菌後、スプレードライヤで粉末化し
、う蝕誘発菌特異的抗体含有白色化卵黄粉末55.8k
gを得た。該白色化卵黄粉末の抗体純度は5RID法で
1.5%であった。
実施例2 くう蝕誘発菌特異的抗体含有白色化卵黄を配合したアイ
スクリームの調製〉 無塩バター0.7kg、全脂練乳1.0kg、牛乳3、
Okg、脱脂粉乳0.05kg、グラニユー糖0゜4k
g、水あめ(75%ブリックス)1.4kg、乳化安定
剤0.05kg、水2.6kg及び実施例1で得たう蝕
誘発菌特異的抗体含有白色化卵黄粉末0゜5kgを混合
し、70°C110分間の加温溶解した。
次いでこの混合液をホモジナイザーした後、80℃、1
5秒間の殺菌を行った。殺菌後ただちに5°Cまで冷却
し、ワニラエッセンスを適量添加し、再度アイスクリー
ムミックスを均質化した。次いで、エージング後、フリ
ージングを行い、う蝕誘発菌特異的抗体含有白色化卵黄
を配合したアイスクリームを作製した。得られたアイス
クリームは卵黄特有の風味及び色が全くないものであっ
た。
実施例3 くう蝕誘発菌特異的抗体含有白色化卵黄を配合したチョ
コレートの調製〉 カカオマス1.5kg、カカオ脂2.1kg、粉糖4.
4kg、レシチン0.05kg、全脂粉乳1.6kgを
ミキサーで混合しリファイニング及びコンチング終了後
、テンバリング工程において、チョコレート品温的40
°Cで実施例1で得られたう蝕誘発菌特異的抗体含有白
色化卵黄粉末を0.35kg添加し均質化した。その後
、型流−し・冷却工程を経て、う蝕誘発菌特異的抗体含
有白色化卵黄を配合したチョコレートを作製した。得ら
れたチョコレートは卵黄特有の風味が全くないものであ
った。
実施例4 くう蝕誘発菌特異的抗体含有白色化卵黄を配合した練り
はみがきの調製〉 第2リン酸カルシウム・2水和物5kg、ソルビット1
.0kg、グリセリン1.0kg、カルボキシメチルセ
ルロース0,1kg、リジウムラウリルサルフェー)0
.2kg、香料0,1kg、サッカリン0.01kg、
実施例1て得たう蝕誘発菌特異的抗体含有白色化卵黄粉
末0.5kg、及び水2.09kgを配合することによ
りう蝕誘発菌特異的抗体含有白色化卵黄粉末を配合した
練りはみがきを得た。
得られた練りはみがきは卵黄特有の風味及び色が全くな
いものであった。
実施例5 〈仔豚下痢症病原体特異的抗体含有白色化卵黄の調製〉 抗原としては、仔豚下痢症の病原体として、病原性大腸
菌に88抗原産生株、K99抗原産生株、987P抗原
産生株及びブタロタウィルス(oSU株)の混合抗原を
用いた。病原性大腸菌については、それぞれの菌株をB
HI培地て37°C124時間培養した後、0.5%(
V/V)ホルマリン処理で菌体の不活化を行った。菌体
は生理食塩水で充分洗浄した。
ブタロタウィルスはあらかじめ10%(V/V)修生脂
児血清含有ミニマムエッセンシャル培地(MEM)で培
養したサル腎細胞(MA 104細胞)を宿主として常
法に従い感染増殖させ、その培養液より35%ショ糖溶
液を用いた超遠心法(100゜000Xg、3時間)で
ウィルス粒子をベレット状に沈殿精製した。このウィル
ス粒子を生理食塩液に懸濁しEDTA処理でウィルスの
不活化を行った。
抗原液はその1rILl中にそれぞれの大腸菌108個
づつ及びウィルス(Lowryタンパク質量として)5
0μg含むものを調製した。産卵鶏50羽を用い、1羽
あたり抗原液177+77と、水酸化アルミニウムゲル
l艷の混合液を筋注で免疫した。免疫は隔週1回で初回
免疫を含めて合計4回行った。
初回免疫後、産卵鶏は試験例1で用いた白色化卵黄飼料
で飼育した。4回gの免疫後、2ケ月間に産卵した鶏卵
2103個より卵黄を分離し、YolkColour 
Fanで2以下の白色化卵黄液34.3kgを得た。こ
の白色化卵黄液1rnlに対し、生理的リン酸バッファ
ー(pH7,2)1−及びクロロホルム2−を混合し遠
心分離後の水層を卵黄4倍希釈液として、それぞれの抗
原に対する特異的抗体価を測定したところ、大腸菌に8
8抗原産生株、K99抗原産生株、987P抗原産生株
、に対する凝集抗体価でそれぞれ512倍、256倍、
256倍であった。またブタロタウィルスに対する中和
抗体価は256倍であった。
大腸菌に対する凝集抗体価は卵黄2″′倍希釈液の50
μlとマツクハランド濃度5に調製した。
大腸菌液50μ!を混合し、37°C12時間反応させ
た後、5℃、24時間放置し、目視検査を行い、菌体の
凝集が確認できる卵黄液の最大希釈倍率で示した。
ロタウィルスに対する中和抗体価は卵黄2″倍希釈液5
0μlとブタロタウィルス(O3U株)50μlを混合
し、37°C11時間反応させた後、MA 104細胞
に感染させ、37°CS 16時間後に細胞をメタノー
ル固定し、細胞上の感染ウィルス数を蛍光抗体法で測定
する時、感染を100%阻害する卵黄の最大希釈倍率で
示した。尚、本測定系では、MA I 04細胞数に対
する感染ウィルス数として20:1を用いた。
実施例6 く修生下痢症病原体特異的抗体含有白色化卵黄の調製〉 抗原としては修生下痢症の病原体として病原性大腸菌に
99抗原産生株とウシロタウィルス(NCDV株)の混
合抗原を用いた。
病原性大腸菌はBHI培地で37°C124時間培養し
た後、0.5%(V/V)ホルマリン処理で菌体の不活
化を行った。次に菌体を生理食塩水で充分洗浄した。
ウシロタウィルスはあらかじめ10%(V/V)仔牛胎
児血清含有ミニマムエツセンシャル培地(MEM)で培
養したサル腎細胞(MA 104細胞)を宿主として常
法に従い感染増殖させ、その培養液より35%ショ糖溶
液を用いた超遠心法(100゜000Xg、3時間)で
ウィルス粒子を沈殿させ精製した。このウィルス粒子を
生理食塩水に懸濁させ、EDTA処理でウィルスの不活
化を行った。
抗原液はその1ml中に大腸菌10”個及びロタウィル
ス(Lowryタンパク質量として)50μg含むもの
を調製した。
免疫に産卵鶏10羽を用い、1羽あたりに抗原液1 m
lと水酸化アルミニウムゲル1 mlの混合液を筋注て
免疫した。免疫は隔週1回で初回免疫を含めて合計4回
行った。初回免疫後、産卵鶏は試験例1で用いた白色化
卵黄飼料で飼育した。4回目の免疫後、2ケ月間に産卵
した鶏卵485個より卵黄を分離し、Yolk、 Co
1our Fanて2以下の白色化卵黄液7.3kgを
得た。この卵黄液について大腸菌及びウシロタウィルス
に対する特異的抗体価を実施例5と同様の方法で調べた
ところ、大腸菌に99抗原産生株に対する凝集抗体価で
512倍、ウシロタウィルス(NCDV株)に対する中
和抗体価で256倍であった。
実施例7 〈ヒトロタウィルス特異的抗体含有白色化卵黄の調製〉 抗原としてヒトロタウィルスWa株(血清型1)とMo
株(血清型3)の混合抗原を用いた。
ヒトロタウィルスはあらかじめ10%(v/V)修生脂
児血清含有ミニマムエッセンシャル培地(MEM)で培
養したサル腎細胞(MA 104細胞)を宿主として常
法に従い感染増殖させ、その培養液より35%ショ糖溶
液を用いた超遠心法(100,000Xg、3時間)で
ウィルス粒子を沈殿させ精製した。このウィルス粒子を
生理食塩水に懸濁させ、EDTA処理でウィルスの不活
化を行った。
抗原液は、その177Il中に、Lowryタンパク質
量としてWa株とMo株のそれぞれを50μgづつ含む
ものを調製した。免疫は産卵鶏10羽を用い1羽あたり
に抗原液1イと水酸化アルミニウムゲル1−の混合液を
筋注で免疫した。免疫は隔週1回で初回免疫を含めて合
計4回行った。初回免疫後、産卵鶏は試験例1で用いた
白色化卵黄飼料で飼育した。4回目の免疫後、3ケ月間
に産卵した鶏卵702個より卵黄を分離し、Yolk 
Co1our Panて2以下の白色化卵黄液11.5
kgを得た。この卵黄液を63°C13,5分間殺菌し
、スプレードライヤーで粉末化し、ヒトロタウィルス特
異的抗体含有白色化卵黄粉末5.6kgを得た。
該白色化卵黄粉末50gを生理的リン酸バッファ  (
pH7,2)に溶解し、100mj’とした後、この液
を用いてヒトロタウィルスに対する中和抗体価を実施例
5と同様の方法で調べたところ、Wa株に対し、512
倍、Mo株に対して256倍であった。
実施例8 くニキビ菌特異的抗体含有白色化卵黄の調製〉抗原とし
てプロピオニバクテリウム・アクネスGAI5419を
GUM培地で嫌気的に37°C172時間培養した後、
0.5%(・+、/V)ホルマリン処理で菌体の不活化
を行った。次いで菌体を生理食塩水で充分洗浄した。生
理食塩水1−中に開園を109個懸濁させ抗原液として
用いた。産卵鶏10羽に対し、1羽当り抗原液1mlと
し水酸化アルミニウムゲル1mlを混合し筋注により免
疫した。
免疫は毎週1回で初回免疫を含めて5回行った。
最終免疫より2ケ月間に産卵した鶏卵462個より卵黄
を分離し、Yolk Co1our Fanで2以下の
白色化卵黄7.8kgを得た。この卵黄液についてプロ
ピオニバクテリウム・アクネスに対する凝集抗体価を実
施例5と同様の方法で調べたところ512倍であった。
この白色化卵黄液を63°C13゜5分間殺菌し、スプ
レードライヤーで粉末化し、ニキビ菌特異的抗体含有白
色化卵黄粉末3,1kgを得た。該白色化卵黄粉末の抗
体純度は5RID法で1.6%であった。
実施例9 くニキビ菌特異的抗体含有白色化卵黄を配合した抗ニキ
ビ皮膚外用剤の調製〉 実施例8で得られたニキビ菌特異的抗体含有白色比卵黄
粉末5.0%、ソルビトール5.0%、グリセリン5.
0%、カオリン30.0%、亜鉛華5.0%、酢酸ビニ
ル系乳剤25.0%及び精製水25.0%を配合し、抗
ニキビ皮膚外用剤(フェースバック)を試作した。本島
は卵黄特有の色、臭いの全く気にならない抗ニキビ皮膚
外用剤であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、卵黄中の抗原特異的抗体価の推移を示した図
である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)予め抗原で免疫された鶏が産卵した卵より得られ
    る、特異的抗体を含有する白色化卵黄。
  2. (2)請求項(1)記載の抗原が、感染症病原体である
    請求項(1)記載の特異的抗体を含有する白色化卵黄。
  3. (3)請求項(2)記載の感染症病原体が、う蝕誘発菌
    、下痢症病原体、インフルエンザウイルス、ニキビ菌又
    は白癬菌である請求項(2)記載の特異的抗体を含有す
    る白色化卵黄。
  4. (4)予め抗原で免疫された鶏を、カロチノイド類を実
    質的に含まない飼料で飼育することを特徴とする、特異
    的抗体を含有する白色化卵黄の製造方法。
  5. (5)請求項(1)、(2)又は(3)記載の特異的抗
    体を含有する白色化卵黄を用いて調製される特異的抗体
    含有組成物。
  6. (6)請求項(5)記載の特異的抗体含有組成物が飼料
    、食品、化粧品又は医療用品である請求項(5)記載の
    特異的抗体含有組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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