JPH04103502U - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JPH04103502U
JPH04103502U JP703991U JP703991U JPH04103502U JP H04103502 U JPH04103502 U JP H04103502U JP 703991 U JP703991 U JP 703991U JP 703991 U JP703991 U JP 703991U JP H04103502 U JPH04103502 U JP H04103502U
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JP
Japan
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heating
output
set value
amount
cooking
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Application number
JP703991U
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Inventor
伸康 大橋
Original Assignee
タイガー魔法瓶株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 調理スタート後又はオートメニューにあって
も任意に加熱量を調節することができるようにする。 【構成】 調理加熱開始後又はオートメニュー選択時に
おける出力調整用のダイヤル又はスライド部材等操作部
18,18′の操作量に応じて本来の設定値を可変する
とともに、それに応じてインバータ制御用の出力制御信
号発生回路6を作動させインバータ回路7をコントロー
ルすることにより、マグネトロン8の発振出力を可変し
て加熱量を自由に調節する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は、出力可変手段を備えた高周波加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のインバータ電源を備えた電子レンジ等の高周波加熱装置では、オートメ ニュー/マニュアルメニュー何れの場合にも例えば仕上り調節装置などの出力調 整装置が設けられており、一応加熱手段の出力の調節設定が可能となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、該従来の出力調整装置は、調理スタートボタンを押す前に使用者が予 じめ設定するようになっているだけで、一旦調理スタートボタンがON操作され てマグネトロンが駆動され加熱が開始されると、以後の出力調整は全く不可能で あった。そのために、例えばマニュアル設定メニューの場合には、どうしても使 用者が勘に頼って推測的にマグネトロンの出力値(ワット数)と出力時間とを設定 していることから、オーバー加熱による吹きこぼれが生じたり、又加熱不足によ る再加熱が必要となるなどの不都合や不便があった。
【0004】 また一方、例えばオートメニューキーの場合には、付属の料理ブックによって 材料の種類や量、使用する容器などが指定されているので、その指定通りに調理 する場合には当該調理の進行状態に応じてコントロールユニット側のマイクロコ ンピュータが順次適切に加熱量(マグネトロン出力値)と加熱時間とを自動的に調 節してくれるので上記のような問題は生じない。
【0005】 しかし、該オートメニューキーを使用する場合には自由度が極めて低く、例え ば料理ブックにより指定された人数分よりも少なく作ったり、また使用する材料 を変更したりすると、当然各ステップ毎の加熱量や加熱時間も変わってくるが、 マニュアルメニューの場合と違ってユーザーの任意の出力調整ができないために 実質的にオートメニューキーによる適切な調理はできず、結局上記マニュアルメ ニューキの場合と同様のオーバー加熱等の問題が生じる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1および2記載の各考案は、それぞれ上述の問題を解決すること を共通の目的としてなされたものであって各々次のように構成されている。
【0007】 (1) 請求項1記載の考案の構成 請求項1記載の考案の高周波加熱装置は、マイクロ波出力により被加熱物を加 熱する加熱手段と、該加熱手段の加熱出力を上記被加熱物の加熱目的に応じて予 じめ設定する加熱出力設定手段と、該加熱出力設定手段によって設定された加熱 出力が得られるように上記加熱手段の出力を制御する加熱出力制御手段と、上記 加熱手段を駆動する加熱開始手段とを備えてなる高周波加熱装置において、上記 加熱出力制御手段によって設定された加熱出力の設定値を表示する設定値表示手 段と、上記加熱開始手段の操作による上記加熱手段の駆動開始後に、上記加熱出 力設定手段によって予じめ設定されている上記加熱出力の設定値を変更するとと もに、それに応じて上記設定値表示手段の表示値を変更する設定値変更手段とを 設けたことを特徴とするものである。
【0008】 (2) 請求項2記載の考案の構成 請求項2記載の考案の高周波加熱装置は、上記請求項1記載の考案の高周波加 熱装置における加熱出力設定手段が、マイクロコンピュータを備え、選ばれた加 熱メニューに応じて加熱開始後の加熱量と加熱量の変化を所定のプログラムに基 いて自動制御する自動加熱出力設定手段であることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
本願の請求項1および2記載の考案は、それぞれ上記のように構成されている 結果、当該各構成に対応して各々次のような作用を奏する。
【0010】 (1) 請求項1記載の考案の作用 請求項1記載の考案の高周波加熱装置では、先ず基本構成として、マイクロ波 出力により被加熱物を加熱する加熱手段と、該加熱手段の加熱出力を上記被加熱 物の加熱目的に応じて予じめ設定する加熱出力設定手段と、該加熱出力設定手段 によって設定された加熱出力が得られるように上記加熱手段の出力を制御する加 熱出力制御手段と、上記加熱手段を駆動する加熱開始手段とが設けられており、 加熱開始前に予じめ加熱手段の加熱出力、つまり加熱量が設定されるようになっ ており、通常の場合には加熱開始後も該設定値通りの加熱が行われる。
【0011】 一方、本装置では該基本構成に対して、更に上記加熱出力設定手段によって設 定された加熱出力の設定値を表示する設定値表示手段と上記加熱開始手段の操作 による上記加熱手段の駆動開始後に、上記加熱出力設定手段によって予じめ設定 されている上記加熱出力の設定値を変更するとともに、それに応じて上記設定値 表示手段の表示値を変更する設定値変更手段との新な2つの手段が設けられてい る。
【0012】 従って、上記のように加熱開始前に予じめ設定されている加熱出力の設定値が 設定値表示手段によって表示されるようになり、マニュアルメニュー時の加熱量 設定操作そのものが容易になり、正確な設定がし易くなる一方、さらに加熱開始 後にも当該設定値を上記設定値変更手段によりガス火感覚で容易かつ任意に変更 調節することができるようになる。その結果、従来のような加熱開始前の加熱量 設定時の設定ミスによるオーバー加熱や加熱不足等の問題を確実に解消すること ができるようになる。
【0013】 (2) 請求項2記載の考案の作用 請求項2記載の考案の高周波加熱装置では、上記請求項1記載の考案と同様の 作用に加え、特にその加熱出力設定手段が、マイクロコンピュータを備え、選ば れた加熱メニューに応じて加熱開始後の加熱量と加熱量の変化を所定のプログラ ムに基いて自動的に制御する自動加熱出力設定手段によって構成されているもの であることから、該構成に上記請求項1の構成が適用されると、予じめ加熱開始 前の任意の出力設定が可能になる一方、加熱メニューに応じた以後の加熱プログ ラムも、それに応じて自動的に調節されてゆき、料理ブック通りのシステムに拘 束されることなく、ユーザが人数、材料等に応じて自由に加熱状態をアレンジす ることができるようになる。
【0014】
【考案の効果】
従って、本願各請求項記載の考案の高周波加熱装置によると、手動加熱又は自 動加熱の如何に拘わらずユーザーがガスコンロの火力を調節するのと全く同様な 感覚で加熱出力を自由にコントロールすることができ、非常に使い勝手の良い高 周波加熱装置を提供し得るようになる。
【0015】
【実施例】
(1) 第1実施例 図1〜図4は、本願考案の第1実施例に係る高周波加熱装置の構成および作用 を示している。
【0016】 先ず、図4は同本願考案の第1実施例における高周波加熱装置である電子レン ジを示しており、該電子レンジ1の本体部には被加熱物が収納される加熱室2と 該加熱室2内に収納された被加熱物にマイクロ波を放射吸収させることによって 加熱する図示しないマグネトロンと、該マグネトロンやヒータ部、ターンテーブ ル等の各部の作動状態をコントロールする図示しないコントロールユニットと、 該コントロールユニットに対して電気的に接続されているとともに当該コントロ ールユニットに各種の制御指令信号を供給する多数の操作キーが配設された操作 パネル3とを備えて構成されている。そして、上記操作パネル3には、例えば図 1に示すように「あたため」、「牛乳あたため」、「酒かん」、「葉菜下ごしらえ」、「 根菜下ごしらえ」等の5種類の単純な加熱、加温を中心とする操作メニューに対 応した自動加熱スイッチ(自動加熱用スイッチ操作キー)12や「お菓子(3種類)」 、「お料理(6種類)」等のクッキング加熱を中心とする操作メニューに対応した自 動加熱スイッチ14などの自動加熱スイッチ、また「レンジ強」、「レンジ弱」、「 生もの解凍」、「グリル」、「オーブン」、「煮物」、「発酵」等の操作メニューよりな る手動加熱スイッチ13、オーブン用の温度調節スイッチ19a,19b、仕上り 調節スイッチ20、スタートボタン15、取り消しボタン16、タイマーノブ1 7、表示部11等の多種多様の操作キー、操作部材、ディスプレイ部等が高密度 に集中して配設されている。
【0017】 さらに、符号18は後述するように調理開始後においてオート/マニュアル何 れの場合においてもマグネトロン8の出力を調節するのに使用される出力調整用 の操作部(出力調整用操作ダイヤル)であり、該操作部18の操作量に対応した出 力設定量は上記表示部11の最下段に設けられたレベルインジケータ部11cに バーレベルの形で例えば200W〜700Wまでの範囲で正確に表示されるよう になっている。また、表示部11には、操作メニューに対応した温度表示部11 aや操作メニュー・加熱方法表示部11bなども設けられている。
【0018】 そこで、次に該操作部18の操作に応じてマグネトロン8の出力量、つまり加 熱量を調節する加熱量制御回路の構成について図2を参照して詳細に説明する。
【0019】 すなわち、今調理開始前又は調理途中において上記操作部18を右方向に回転 操作すると、その回転角に応じてパルスエンコーダ4が作動して所定の数のパル スを発生する。そして、該パルスエンコーダ4で発生したパルス列信号はマイク ロコンピュータよりなるコントロールユニット5に供給されてカウントされ、供 給されたパルス数に対応したマグネトロン8の設定出力レベルが上述した操作パ ネル3の表示部11におけるインジケータ部11Cにバーレベル(例えば500 W)で表示される一方、さらに出力制御信号発生回路6に入力されてパルス幅変 調されてPWM信号に変換される。そして、該PWM信号がマグネトロン8の出 力制御信号としてインバータ回路7に供給され、マグネトロン8の発振出力が上 記操作部18の操作量に対応した値(500W)に調節される。
【0020】 以上の操作および制御を操作パネル部3の操作キーの操作との関係でフローチ ャートにして示すと図3のようになる。
【0021】 先ず加熱開始前のステップS1で何れかの操作キー(操作ノブをも含む)がON( 又は回動)操作されたか否かを判定する。そして、何等かの操作キーがON(又は 回動)操作されたYESの場合には、次にステップS2に進んで、それがオートメ ニューの場合の出力変更用の操作部18の操作であるか否かを判定する。その結 果、YES(オート時の出力変更)である場合には、ステップS3に進んで上記表 示部11のインジケータ部11Cに該変更された設定値をバー表示し、その上で ステップS4に進んで調理スタートボタン15が押されたか否かを更に判定する 。
【0022】 そして、調理スタートボタン15が押されてステップS4の判定結果がYES( ON)になると、次にステップS5で上記マグネトロン8を駆動して調理(加熱)を 開始する。一方、それに続いてステップS6で上記取消ボタン16が押された否 かをも確認の上、NOと判定されると、そのまま上記初期の設定値に基いてマグ ネトロン8を駆動し調理状態を継続する。
【0023】 そして、次に調理途中において、再び上記操作部18の操作による出力変更要 求があったか否かをステップS7で判定し、該判定の結果がYESの時はステッ プS8で上記初期設定されたバー表示値を当該操作部18の操作量に応じて変更 し、かつ該変更値に対応する出力値になるように上記マグネトロン8を制御する 。
【0024】 この結果、上記電子レンジ等高周波加熱装置の加熱量はオートメニュー/マニ ュアルメニューの如何に拘わらず適切な加熱量に適宜コントロールされることに なる。
【0025】 特にオートメニューの場合には、料理ブックによって予じめ指定された人数、 材料、容器等に対してユーザーが任意にアレンジすることができるようになるの で調理の自由度が向上し、材料等の無駄もなくなる。
【0026】 (2) 第2実施例 上記第1実施例では、任意に調整設定されるマグネトロン8の出力値をバー表 示形態のインジケータ部11Cによって表示する一方、該表示値をダイヤル構造 の操作部18によって回動可変するように構成したが、本実施例では、それに代 えて図5に示すように出力値を直接表示部11に数値で表示するとともに操作部 をスライド部材18′によって構成したことを特徴とするものである。
【0027】 このような構成によっても上記第1実施例のものと全く同様の作用効果を得る ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願考案の第1実施例に係る高周波加
熱装置の操作パネル部の構造を示す正面図である。
【図2】図2は、同装置の加熱量制御回路の構成を示す
ブロック図である。
【図3】図3は、同装置のオートメニューを含む加熱量
調整システムの作用を示すフローチャートである。
【図4】図4は、同装置の外部構成を示す正面図であ
る。
【図5】図5は、本願考案の第2実施例に係る高周波加
熱装置の操作パネル部の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
1は電子レンジ本体、2は加熱室、3は操作パネル、5
はコントロールユニット、6は出力制御信号発生回路、
7はインバータ回路、8はマグネトロン、11Cはイン
ジケータ部、18,18′は操作部である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波出力により被加熱物を加熱す
    る加熱手段と、該加熱手段の加熱出力を上記被加熱物の
    加熱目的に応じて予じめ設定する加熱出力設定手段と、
    該加熱出力設定手段によって設定された加熱出力が得ら
    れるように上記加熱手段の出力を制御する加熱出力制御
    手段と、上記加熱手段を駆動する加熱開始手段とを備え
    てなる高周波加熱装置において、上記加熱出力制御手段
    によって設定された加熱出力の設定値を表示する設定値
    表示手段と、上記加熱開始手段の操作による上記加熱手
    段の駆動開始後に、上記加熱出力設定手段によって予じ
    め設定されている上記加熱出力の設定値を変更するとと
    もに、それに応じて上記設定値表示手段の表示値を変更
    する設定値変更手段とを設けたことを特徴とする高周波
    加熱装置。
  2. 【請求項2】 上記加熱出力設定手段は、マイクロコン
    ピュータを備え、選ばれた加熱メニューに応じて加熱開
    始後の加熱量と加熱量の変化を所定のプログラムに基い
    て自動的に制御する自動加熱出力設定手段であることを
    特徴とする請求項1記載の高周波加熱装置。
JP703991U 1991-02-19 1991-02-19 高周波加熱装置 Pending JPH04103502U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5883133A (ja) * 1981-11-12 1983-05-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波加熱装置
JPH01107022A (ja) * 1987-10-19 1989-04-24 Sanyo Electric Co Ltd 電子レンジ

Patent Citations (2)

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