JPH04102912U

JPH04102912U - 使い捨てパウダー入りパフ

Info

Publication number: JPH04102912U
Application number: JP801991U
Authority: JP
Inventors: 紘一小畑
Original assignee: 和光堂株式会社
Priority date: 1991-01-30
Filing date: 1991-01-30
Publication date: 1992-09-04

Abstract

(57)【要約】【構成】パウダ−透過性の塗布面用材（１）と背当て
材（２）との間にパウダ−（３）を該塗布面用材（１）
及び背当て材（２）の縁部を封止して内包した使い捨て
パウダ−入りパフ。【効果】パウダ−が飛散して周囲を汚したり、また手
がパウダ−で汚れることなく肌に適度な粉付けをするこ
とができ、また使用毎に使い捨てすることができ、衛生
的で携帯に便利である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ベビ−パウダ−、粉おしろい等を塗布するのに用いる使い捨てパウダ−入りパフに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ベビ−パウダ−、粉おしろい等を肌に塗布するには、パウダ−を直接皮膚に振り掛けて塗布するか、パウダ−容器に入っているパフに、パウダ−を付けて皮膚に塗布する方法が行われている。

【０００３】しかしながら、従来の方法でパウダ−を塗布する場合には、パウダ−が粉舞いしたり飛散して周囲を汚したり、また手がパウダ−で汚れるという欠点があった。

【０００４】また、パウダ−をパフに付けて塗布する場合には、衛生的な配慮から、例えば、下半身用あるいは上半身用というように、パフを使い分けする必要がある。また、パウダ−容器を持ち歩くのは不便である。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、このような従来のパフの欠点を除き、肌に適度な粉付けをすることができ、また使用毎に使い捨てすることができる衛生的で、携帯に便利なパフを提供することにある。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の使い捨てパウダ−入りパフは、パウダ−透過性の塗布面用材（１）と背当て材（２）との間に、パウダ−（３）を該塗布面用材（１）及び背当て材（２）の縁部を封止して内包したことを特徴とする。

【０００７】

【実施例】

以下に、実施例を示し、本考案をさらに具体的に説明する。本考案の使い捨てパウダ−入りパフは、例えば、図１及び図２に示すように、パウダ−透過性の塗布面用材（１）及び背当て材（２）の縁部を封止してパフ内にパウダ−（３）を充填したものである。

【０００８】本考案のパウダ−入りパフの形状は、特に制限はなく、例えば、円形であっても多角形であってもよい。

【０００９】本考案に用いるパウダ−透過性の塗布面用材（１）としては、例えば、ウレタンホ−ム（スポンジ）；アセテ−ト、ナイロン、羊毛、綿等の織布；不織布等を挙げることができる。また、塗布面用材（１）は、材質が単一でなくともよく、例えば、ウレタンホ−ム上を微細繊維で被覆したものであってもよい。

【００１０】本考案に用いる背当て材（２）としては、特に制限はなく、例えば、合成又は天然繊維の織布等を用いることができるが、好ましくはパウダ−非透過性のものであり、特に織布に樹脂コ−ティングしたものが好ましい。

【００１１】塗布面用材（１）及び背当て材（２）の縁部を封止する方法としては、内包するパウダ−（３）が漏れないように封止できればよく、例えば、接着剤を用いて接着する方法、塗布面用材（１）及び背当て材（２）の材質により、熱融着する方法等を挙げることができる。

【００１２】内包するパウダ−の量は、パフの大きさにより一概に決定できないが、直径が５．５cmの円形パフで、０．５〜３g である。本考案のパウダ−入りパフは、図２に示すように、背当て材（２）の内側に中芯４を設けることができる。

【００１３】本考案に用いる中芯４は、パフにコシを持たせて、肌にパウダ−（３）を塗布するのを容易にするとともに、パウダ−（３）が、背当て材（２）側に移行するのを防止できるので、背当て材（２）にパウダ−透過性のものを用いるときには、背当て材（２）からパウダ−（３）が漏れるのを防止することができる。

【００１４】中芯４の材質としては、適度なコシを有していれば特に制限はなく、例えば、ウレタンゴム、発泡ポリエチレン等を挙げることができる。

【００１５】本考案のパフの製造法としては、図１に示すパフの場合、例えば、円形、多角形等の所望の形状に切断した塗布面用材（１）上に、所定量のパウダ−を載せ、次いで、その上に背当て材（２）を置き、塗布面用材（１）と背当て材（２）とをその縁部で接着又は熱融着する方法を採用することができる。また、図２に示すパフの場合は、塗布面用材（１）に所定量のパウダ−を載せ、その上に中芯４を置き、塗布面用材（１）の縁部を中芯４の縁部を巻き込むように折り曲げて成形し、次いで、その上に背当て材（２）を置き、塗布面用材（１）の縁部、中芯４及び背当て材（２）を接着又は熱融着する方法を採用することができる。あるいはまた、塗布面用材（１）と切込みを入れた背当て材（２）とをその縁部で封止したものに、切込みからパウダ−を封入後、切込みを適当な方法で封止してもよい。

【００１６】本考案の使い捨てパウダ−入りパフは、例えば、図１に示すように、背当て材（２）に持ち手（５）を設けることができる。

【００１７】このようにして得られた使い捨てパウダ−入りパフは、アルミ袋等で１個づつ分包したものが、衛生的で、携帯にも便利である。

【００１８】また、本考案のパフは、ベビ−パウダ−、粉おしろい等の塗布用に限らず、例えば、内包するパウダ−として、粉石ケン、ワックス等を用い、また必要によりこれを水で濡らして、掃除用具又は艶出し用具として用いることができる。

【００１９】

【考案の効果】

本考案によると、肌にパウダ−を塗布する場合に、パウダ−が飛散して周囲を汚したり、また手がパウダ−で汚れることなく肌に適度な粉付けをすることができ、また使用毎に使い捨てすることができる衛生的で、携帯に便利なパフである。

【図面の簡単な説明】

【図１】断面図

【図２】断面図

【符号の説明】

１・・・・塗布面用材２・・・・背当て材３・・・・パウダ− ４・・・・中芯５・・・・持ち手

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】パウダ−透過性の塗布面用材（１）と背
当て材（２）との間に、パウダ−（３）を該塗布面用材
（１）及び背当て材（２）の縁部を封止して内包したこ
とを特徴とする使い捨てパウダ−入りパフ。