JPH0410227Y2 - - Google Patents

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JPH0410227Y2
JPH0410227Y2 JP1989045745U JP4574589U JPH0410227Y2 JP H0410227 Y2 JPH0410227 Y2 JP H0410227Y2 JP 1989045745 U JP1989045745 U JP 1989045745U JP 4574589 U JP4574589 U JP 4574589U JP H0410227 Y2 JPH0410227 Y2 JP H0410227Y2
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skein
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Decoration Of Textiles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、全くランダムなかすり調の織編物
が得られる捺染綛糸に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の捺染された綛糸は、第6図及び第7図に
示すように、ジエツト捺染装置(第6図参照)に
よつて捺染されていた。このジエツト捺染装置
は、未染綛糸A′を前進させるための回転する並
列した多数の無端環状ゴムベルト51と、複数の
加圧式染液タンク52と、染液タンクに接続した
パイプ53の先端に取付けられた複数の噴射ノズ
ル54と、噴射ノズルの後方に位置し、綛の染液
をしぼる並列した複数の上下対のゴムローラ55
と、このゴムローラの下方の液受槽56等から構
成されている。捺染綛糸Aは、未染綛糸A′をゴ
ムベルト51に直交して順次置いていき噴射ノズ
ルから噴射される染液によつて、所要幅に例えば
グリーンa、ブルーb、グレーc、ブラウンd
(第7図参照)に縞状に染色されていた。このジ
エツト捺染装置を通過した綛は、蒸気加熱により
染料を固着したのち仕上のため水洗処理、乾燥処
理等が施される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、このジエツト捺染装置によつて染色
された捺染綛糸は、染液吸水後上下対のゴムロー
ラで加圧されるため染液が横方向ににじみ出て隣
の染液と混じり合い汚い染め部分が発生し易いと
共に、噴射ノズルが固定されているため、染め柄
は一ロツトがどの綛も一定であり部分的に違つた
色模様が得られず、この糸を用いて製織又は編立
てた織編物には柄に周期性が見られ、全くランダ
ムなかすり調の柄ができない等の問題点があつ
た。また綛糸がしぼりのゴムローラでこすられて
摩擦損傷が起きやすい問題点があつた。
この考案は、このような問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、綛本体
が美しい色模様に染色されると共に部分的に違つ
た色模様に染めることができ、これを用いて作つ
た織編物には全くランダムなかすり調柄、霜降り
調柄が得られる捺染綛糸を提供しようとするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この考案における
捺染綛糸は、綛本体の片面又は両面に昇華染着性
染料をプリントした転写紙を密着させ加熱加圧に
より昇華転写してなるものである。
〔作用〕
上記したように構成されるこの考案に係る捺染
綛糸は、転写紙にプリントされた昇華染着性染料
がその模様の通りに極めて正確に昇華染着された
ものであつて、染料溶液を注入または含浸する工
程および水洗仕上げ工程を経ずに製造されたもの
であるから、染料同士が液相で混じり合つて生じ
るにじみ出がなく、極めて鮮明な模様が染着され
た綛糸となる。また、綛本体の両面に転写紙を当
てれば、表裏綿の双方向から異なる染料が昇華し
て、鮮明な模様が三次元的に染め分けられてより
多彩で美しい綛糸となる。また転写紙を用いるた
め小ロツトの捺染が容易である。
〔実施例〕
第1図〜第3図は、この考案の第1実施例を示
し、この捺染綛糸は、綛糸転写捺染装置(第1図
参照)によつて捺染される。この綛糸転写捺染装
置は、綛送りベルト1と、フレーム中央部の基板
2と、基板の上方に位置し上下動して綛をプレス
する熱板3と、真空パイプ4を備え基板・熱板を
被う減圧室5等から構成されている。
未染綛糸A′は、ベルト1の上に均等に広げて
薄くして、例えば4本綛を横置きにし、この上面
に転写紙Pを重合し、基板上に間欠移行させ、熱
板3を下降させて(第2図参照)120℃〜220℃で
15〜45秒間加熱加圧すると、紙の染料が昇華し転
写染着して捺染され、ベルトを前進させて取出
す。
この捺染綛糸Aは、第3図に示すように、転写
紙の色模様と全く同じグリーンa、ブルーb、グ
レーc、ブラウンdの色模様に捺染されている。
この色模様は例えば花柄模様、格子縞模様等従来
のジエツト捺染による捺染では得られない多彩で
美しい鮮明なものが得られる。
第4図は、この考案の第2実施例を示す熱転写
捺染の概略図である。この捺染綛糸は未染綛糸
A′の上面に転写紙Pが重合されると共に、下面
にも転写紙P′が重合されており、基板2′は熱板
と同様に加熱可能で、両面に捺染が施されてい
る。両方の転写紙P,P′は同じ色模様のものでも
よく、また違つた色模様のものでもよい。この第
2実施例では更に多彩な捺染模様が得られる利点
がある。
第5図は、この考案の第3実施例を示す熱転写
捺染の概略図である。この捺染綛糸は、転写捺染
が減圧室5内で行なわれたものであり、染料が綛
内部に入りやすく、カラーが鮮明で且つ加熱温度
が低くてよい等の利点がある。
なお、上述の各実施例の捺染綛糸は、昇華転写
捺染後、水洗処理、乾燥処理等の仕上工程は不必
要である。
対象繊維としては、綿・絹・羊毛等の天然繊
維、レーヨン等の化学繊維、ナイロン・ポリエス
テル・アクリル等の合成繊維及びこれらの混紡
糸、合撚糸があり、また、転写紙にプリントされ
ている染料としては、適当な昇華染着性をもつた
分散染料・カチオン染料・塩基性染料がある。
〔考案の効果〕
この考案は、上述の通り構成されているので、
次に記載する効果を奏する。
この捺染綛糸は熱転写捺染によるため転写紙を
自由に選択すれば、簡単に例えば花柄模様等の美
しい色模様でも自由に得られ、従来のジエツト捺
染では全く不可能であつた全くランダムなかすり
調の捺染が可能であり、従来にないランダムな色
模様の織物、編物を作成することができ、また、
綛本体の表裏両面から転写紙を当てれば、より多
彩で鮮明に染め分けられたものとなる。さらに、
この糸は飾糸として刺繍糸・縁取り糸等としても
有用である。
熱転写捺染であるので水洗処理・乾燥処理等の
仕上工程が不必要で経済的である。
更に、熱転写紙を用いるため小ロツトの捺染が
容易であり小ロツト多品質の生産に大きく寄与で
きる。従来のようなしぼり用ゴムローラの接触に
よる糸の摩擦損傷がない等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る綛熱転写捺染装置の
側面図、第2図は綛熱転写捺染の第1実施例を示
す概略図、第3図は同上で捺染された捺染綛糸の
平面図、第4図はこの考案の第2実施例を示す概
略図、第5図はこの考案の第3実施例を示す概略
図である。また、第6図は従来の綛捺染装置を示
す概略図、第7図は同上で捺染された捺染綛糸の
平面図である。 A……捺染綛糸、A′……未染綛糸、P,P′…
…転写紙、2……基板、3……熱板、54……噴
射ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 綛本体の片面又は両面に昇華染着性染料をプリ
    ントした転写紙を密着させ加熱加圧により昇華転
    写してなる捺染綛糸。
JP1989045745U 1989-04-18 1989-04-18 Expired JPH0410227Y2 (ja)

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JP1989045745U JPH0410227Y2 (ja) 1989-04-18 1989-04-18

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JPH02136096U JPH02136096U (ja) 1990-11-13
JPH0410227Y2 true JPH0410227Y2 (ja) 1992-03-13

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ID=31560194

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01174686A (ja) * 1987-12-25 1989-07-11 Touchiyuu Senko:Kk 注染式綛染法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01174686A (ja) * 1987-12-25 1989-07-11 Touchiyuu Senko:Kk 注染式綛染法

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JPH02136096U (ja) 1990-11-13

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