JPH04100580A - 文書類の処理方法 - Google Patents

文書類の処理方法

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JPH04100580A
JPH04100580A JP2217745A JP21774590A JPH04100580A JP H04100580 A JPH04100580 A JP H04100580A JP 2217745 A JP2217745 A JP 2217745A JP 21774590 A JP21774590 A JP 21774590A JP H04100580 A JPH04100580 A JP H04100580A
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gas
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waste
microwaves
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JP2217745A
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Masakatsu Miura
三浦 正勝
Shigenobu Tanaka
田中 重信
Yuji Yokota
祐司 横田
Koji Ikeda
光二 池田
Toshima Sekiguchi
関口 逸馬
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、不用となった予算1人事、住民登録。
金融関係、預貯金などにかかわる。いわゆる取扱注意文
書や重要秘密文書などの不用帳簿・資料類をマイクロ波
照射によって、短時間に炭化あるいは急速に燃焼処理し
て、それによって外部への漏えい防止を図ることを特徴
とする文書類の処理方法に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 銀行や自治体を初めとする企業及び公共団体などでは、
それぞれ年間数十トンという大量にでる内部機密文書を
含む古紙の処理に頭を痛めている。
一方では、これらの古紙の有効利用熱が高まっており、
特に、 OA機器や電算機で打ち出される上質紙は良質
な紙に再生できるが、これらの中にはいわゆるマル秘情
報書類も多いため、現状ではゴミ焼却炉での焼却、シュ
レッダ−による裁断処理して投棄するか、あるいは製紙
工場で溶解し再生処理されている。しかしながら、これ
らの文書類の量が多くなると、伝熱特性が悪いことと空
気の流通が良くないことから容易には焼けないとか、ま
た裁断困難であったり、溶解処理して再生紙として利用
する場合には再生不能なカーボン紙や感圧紙を分離する
必要があり、また細かに切ると繊維が切れて再生できな
いなど問題は単純でない。そのため処理が困難となって
、漏えい禁止や溶解処理証明書の提出を義務づけて、そ
の処理を回収業者に委託しているのが現状である。しか
し、委託された業者自身これらの処理が容易でないこと
から、焼却されるべき書類がゴミ処理場に投棄されるな
どの事例が生じ、社会問題化している。
(発明の課題) 本発明は、従来の文書類の廃棄処理に見られる前記問題
点を解決した新しい処理方法及び処理装置を提供するこ
とをその課題とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは上記の課題を解決するために鋭意検討と実
験を重ね、マイクロ波の適用で、分厚い書類やその束を
誘電加熱して、書類の内部から熱分解して容易に炭化処
理すること、及び燃焼処理することに成功した。
即ち、本発明によれば、廃棄すべき文書類に高周波数の
マイクロ波を照射し、炭化又は燃焼させることを特徴と
する文書類の処理方法が提供される。
また、本発明によれば、廃棄すべき文書類をマイクロ波
照射処理し、熱分解又は燃焼させる処理室と、該処理室
に導波管を介して接続するマイクロ波発振装置と、該処
理室に配設された不活性ガス及び/又は空気供給口と、
該処理室に形成されたガス抜出口を備えたことを特徴と
する文書類の処理装置が提供される。
本明細書における文書類には、各種事業所で廃棄物とし
て生じる各種機密文書の他、通常の書類や、コピーされ
た紙、包装紙、書物1図面等も包含される。
本発明においては、廃棄用文書類(以下、単に被処理物
とも言う)は、マイクロ波照射による誘電加熱によって
積み重ねられた書類の内部より炭化又は燃焼される。マ
イクロ波の周波数としては、特に限定されるものではな
いが高周波エネルギーと浸透深度を考慮し、1000〜
6000MHzが好適であるが、電波法の規制を考慮す
ると、2450MHzの周波数のマイクロ波が規制を受
けず、有利に適用される。
本発明により被処理物にマイクロ波を照射する場合、少
量の不活性ガス(窒素や炭酸ガス、水蒸気など)を流通
させると、誰でも危険なく藺草に炭化処理することがで
きる。空気を流通させた場合には、燃焼が可能となって
処理速度を急速に促進することができるとともに、マイ
クロ波照射に要する電力を大幅に節約することができる
。さらにこの場合に生じる廃熱を熱交換器の設置によっ
て有効利用することができる。しかし空気雰囲気の場合
には、発生ガス中の炭化水素濃度が爆発限界濃度に容易
に達し、赤熱炭素と残存酸素によって処理室で爆発する
ことがあるので充分な注意が必要である。この爆発防止
には1発生する炭化水素ガスを速やかに燃焼させる種火
を用いることが有効で、これにより誰もが安全に処理す
ることができる。また不活性ガスと空気との切り替え、
あるいは混合比を変えることにより燃焼速度や炭化速度
を制御することが可能であり、また部分燃焼させること
ができる。
本発明においては、取扱注意文書を処理できるばかりで
なく、被処理物を不活性雰囲気下あるいは低酸素濃度雰
囲気下でマイクロ波照射処理するとともに1発生ガスを
冷却凝縮する場合には、副産物として炭化物と液状物を
得ることができる。
この場合、炭化物は燃料や、吸着剤、融雪剤等として有
効利用することができる。液状物は木酢液や紙の熱分解
タールを含むが、この液状物は駆虫剤等として有効利用
することができる。
次に、本発明を図面により説明する。第1図は本発明の
方法を実施するための装置概略図を示すがこれに限定さ
れるものではない。
第1図において、Aは被処理物のマイクロ波照射処理室
、Bはガス抜出口、Cはガス供給口、Eは熱分解液回収
室、■は凝縮液回収室、Kは冷却器、Fは吸引・減圧ポ
ンプ、Vはマイクロ波発振装置、河はマイクロ波照射窓
、Sは被処理物である。また、1は回転モータ、2はガ
ス流量計、3は空気、4は不活性ガス、5は冷却水、6
は保温材、7は導波管、9は被処理物支持フレームであ
る。
本発明の方法を実施するには、先ず、マイクロ波処理室
A内に被処理物Sを充填し、不活性ガス4をガス供給口
Cを通して室内に導入し、ガス抜出口Bを通して室内か
ら抜出し、吸引・減圧ポンプFを通して排出させる。
次に、前記のように不活性ガスを流通させた状態で、マ
イクロ波発振装Hwをオンにして、マイクロ波を導波管
7及びマイクロ波照射窓Nを通して処理室A内に照射し
、この照射により被処理物Sを加熱する。被処理物Sは
、その照射むらを防ぐために回転モータ1により支持フ
レーム9とともに回転させる。
被処理物Sは、このマイクロ波照射によって誘電加熱さ
れる。この場合この加熱現象は文書等の内部がマイクロ
波によって励起されて発熱が起るとともに紙の組成に含
まわる酸素番こよって自己酸化が促進され、その熱量で
被処理物は熱分解され、炭化物と、熱分解液と、ガス状
物が生成する。
この熱分解液により生じたガス状物は抜出口Bから抜出
し、また、熱分解液もこのガス抜出口Bから抜出され、
液状物回収室Eに導入され、ここで高沸点タールを含む
熱分解液を回収する。熱分解液の抜出口は、前記ガス抜
出口と必ずしも兼用する必要はなく、別に設けてもよい
、ガス状物は導管10及び冷却器Kを通って、ポンプF
を通って排出する。ガス状物に含まれている常温液状の
木酢液や低沸点タール分は冷却器内で凝縮し、凝縮物回
収室■に回収される。
第1図に示した装置は、被処理物の熱分解処理装置とし
て使用し得る他、燃焼処理装置として用いることができ
る。この場合には、シール部材を水冷却などによって保
護し、マイクロ波照射処理室内には種火を存在させ、ガ
ス供給口Cがら空気3を導入する。種火の存在により、
被処理物より発生する炭化水素ガスはその発生と同時に
速やかに燃焼されるので、爆発の危険性は除かれる。燃
焼熱は熱交換器の設置によって回収し、有効利用するこ
とができる。
前記した装置においては、不活性ガスと空気との切換え
を容易に行うことができる他、不活性ガスを空気に混合
することにより、種々の酸素濃度のガスを得ることがで
き、このようなガスを被処理物の部分燃焼や燃焼速度:
A整のために処理室A内に供給することもできる。さら
に、最初に不活性ガスを処理室内に供給して熱分解処理
を行った後、次に空気を処理室内に供給して燃焼処理を
行うこともできる。
(実施例) 次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例 第1図に示した装置を用いて実験を行った。この場合、
実験試料には、電話帳を鋸で1/3に切断したものを使
用した。大きさは、210mm X 95mm X厚さ
30mm(約800頁)で重さが382gである。マイ
クロ波発振管は、発振周波数2450MHz、最大出力
1200vである。マイクロ波処理室は、約370++
uoΦX460m1!Inのステンレス製である。窒素
ガスを5Q、/minを処理室に流通させながら、一方
ではポンプで730〜740m+++Hg程度になるよ
うガスを吸引しながらマイクロ波を照射(入カニ170
V、13A) した。照射開始後、約2分で処理室の覗
き窓に水滴が付着し、約5分を経過すると白煙が発生、
その後約1分でガス冷却部にタールの留出が認められた
。照射開始から12分後にマイクロ波の照射を止め、処
理室から試料を取り出してマイクロ波照射の効果を調へ
た。
その結果、電話帳は1表面のほんの一部を除きほぼ完全
に炭化されていた。その炭化物の収率は、21.2%で
あった。この炭化物を空気中に取り出すと容易に赤熱し
未炭化部分の燃焼とともに炭化物の灰化が進行した。炭
化物は縮約140o+m、横方内約70mmに収縮され
ていたが、頁間は隙間ができ、厚みは数倍に膨潤してい
た。この炭化物は非常に粉化し易く、ちょっとした作用
で粉々になる状態であり、仮にそのままの形状を維持し
たとしてもとても内容を判読できるような状態ではなか
った。
またガス冷却によって回収した液状物の収率は45゜9
%であり、その液状物は熱分解タールを含む、いわゆる
木炭製造の際得られる副産物の本酢液といわれる酸性溶
液と同様の溶液であった。ガス生成量を、炭化物と液状
物の残りとするとその収率は32.9%であった。
本実施例では、この様に分厚い書類を短時間に。
しかも簡単に炭化物に変換して処理することができた。
さらに、発生ガスの冷却によって、容易に木酢液を含む
熱分解タールを回収することができた。
また、本実施例において、空気雰囲気中で書類の表面を
燃焼させながら(または種火の存在下で)マイクロ派を
照射すると、試料の中心部で熱分解が起こりそれによっ
て膨潤が起こって空気の流通が促進され、大容量の書類
を短時間に燃焼処理することができる。つまり、種火の
存在によって、発生する炭化水素ガスを発生と同時に速
やかに燃焼させることができることから、爆発の危険性
は除かれ、分厚い書類の束を内部から急速に燃焼処理す
ることができ、さらにこの場合には大幅に電力が節約で
きる。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、各種事業所で廃棄物と
して生成される秘密書類等の各種文書類を短時間に効率
よく炭化又は燃焼処理することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は1本発明を実施する装置の1例の概略図である
。1は回転モーター、2はガス流量計、3は空気、4は
不活性ガス、5は冷却水、6は保温材、7は導波管、8
は熱分解液、9は試料支持フレーム。 Aはマイクロ波処理室、Eは熱分解液回収室、■は凝縮
液回収室、には冷却器、Fは吸引・減圧ポンプ、Vはマ
イクロ波発振装置、旧よマイクロ波照射窓である。 特許出願人工業技術院長 杉浦 賢 指定代理人 工業技術院北海道工業開発試験所長銘木 

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)廃棄すべき文書類に高周波数のマイクロ波を照射
    し、炭化又は燃焼させることを特徴とする文書類の処理
    方法。
  2. (2)廃棄すべき文書類をマイクロ波照射処理し、熱分
    解又は燃焼させる処理室と、該処理室に導波管を介して
    接続するマイクロ波発振装置と、該処理室に配設された
    不活性ガス及び/又は空気供給口と、該処理室に形成さ
    れたガス抜出口を備えたことを特徴とする文書類の処理
    装置。
JP2217745A 1990-08-17 1990-08-17 文書類のマイクロ波照射処理装置 Expired - Lifetime JP2560223B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6615749B2 (en) * 2001-12-17 2003-09-09 Schleicher & Co. Of America, Inc. System for destroying documents
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CN110756544A (zh) * 2018-07-27 2020-02-07 福建美天环保科技有限公司 生活垃圾微波催化分解处理系统

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