JPH0398756A

JPH0398756A - 工作物拘束研磨方法及び装置

Info

Publication number: JPH0398756A
Application number: JP23204789A
Authority: JP
Inventors: Hisamine Kobayashi; 久峰小林; Naoki Harada; 直樹原田; Noriyuki Matsunaga; 松永　憲幸
Original assignee: Tipton Manufacturing Corp
Current assignee: Tipton Manufacturing Corp
Priority date: 1989-09-07
Filing date: 1989-09-07
Publication date: 1991-04-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、工作物をチェイン又はワイヤなどの長尺条
に固定した状態で密閉状のバレル槽内に入れ、所定速度
で移動中に研磨することを目的とした工作物拘束研磨方
法及び装置に関する。

（従来の技術）従来、均一径のホースを上下多段及び／又は内外多重で
螺旋状にしてなるバレル槽を有する多段多重槽研磨機は
知られていた（特公昭５１−４０３１６号）。また、ラ
イン加工用長距離環状振動バレル加工機において、バレ
ル槽外に架設したチェインから工作物をバレル槽内に吊
下して、移動中に研磨する技術も知られていた（特公昭
６〇一５１９８９号）。

（発明により解決すべき課題）従来知られていた多重多段槽研磨機は、工作物投入口か
ら工作物を投入し、その移動中に研磨して工作物排出口
から取り出すのであるが、研磨時間が一定されているの
で、工作物の種類により研磨不足、又は研磨過剰のおそ
れがある場合でも、一通過における研磨状態を調節する
ことに限界があった。

また、従来知られているライン加工用長距離環状振動バ
レル加工機においては、工作物を移動させるチェインが
バレル槽外に架設されているので、その技術を多重多段
槽研磨機に応用することができない問題点があった。

（課題を解決する為の手段）然るにこの発明は、工作物を長尺条に固定した状態で、
長尺条をバレル槽の工作物投入口から装入し、工作物排
出口から前記長尺条を引き出すようにして、前記従来の
問題点を解決したのである。

即ち、長尺条の引出し速度を調節することによって、一
通過加工時間を任意に調節することができるようになっ
た。

即ち、この発明の方法は、均一径のホースを上下多段及
び／又は内外多重で螺旋状に配したバレル槽の工作物投
入口から、一定間隔に工作物を取付けた長尺条を挿入し
、前記長尺条を研磨材中に移動させて工作物を研磨する
ことを特徴とした工作物拘束研磨方法である。また、長
尺条を、チェイン又はワイヤとしたものである。次に、
長尺条に、調整可能な移動手段を付与したものである。

更に、長尺条は、環状で循環式とし、長尺条に駆動力を
付与したものである。

次にこの発明の装置は、均一径のホースを上下多段及び
／又は内外多重で螺旋状にしてなるバレル槽を有する振
動バレル研磨機の一側に、前記バレル槽内に挿通する長
尺条の保持手段を配し、他側に前記長尺条の引出し手段
を配したことを特徴とする工作物拘束研磨装置である。

また、他の装置は、均一径のホースを上ｆ多段及び／又
は内外多重で螺旋状にしてなるバレル槽を有する振動バ
レル研磨機の一側に、前記バレル槽内に一部を挿通でき
る長尺条の他部を環状に架設したことを特徴とする工作
物拘束研磨装置である。

前記のように長尺条は、通常チェイン又はワイヤのよう
に研磨中に切断のおそれがない材料を使用するが、耐摩
耗性と強靭性を具備し、工作物の着脱が容易であれば、
例えばナイロンなどの合成樹脂ロープを用いることがで
きる。また、長尺条の移動方向は、研磨材の移動方向又
は移動方向と逆行させることもできる。

（作　　用）この発明は、工作物を長尺条に固定して研磨機に装入す
るので、各工作物は一定の間隔を保ち、かつ長尺条の速
度により移動させることができる。

また、長尺条が移動するのは、その先端側を引き出せば
よいので、中途における駆動力の付与は不必要であり、
長尺条に関連ある装置は長尺条の操作（架設又は巻取り
）ができればよいので、比較的簡単な構成である。

（実施例１）この発明の実施例を、第１図及び第２図に基づいて説明
する。

均一径のホース１を上下多段で内外二重に螺旋状に配し
てバレル槽２をｔＲ成し、バレル槽２の一側へ工作物装
入口３を設け、他側へ工作物排出口４を設ける。また、
バレルｔｇ２は基台５上へ多数のスプリング６により懸
架され、中央下部にはアンバランス重錘７、７ａを備え
た振動モータ８を設置して、多段多重研磨機９が構戊さ
れている。

前記研磨機９の一側には長尺条１ｏの巻出ドラム１１（
保持手段）が架設され、他側に巻取ドラム１２（引出し
手段）が架設されている。

前記実施例において、振動モータ８を始動すると共に、
長尺条１０の装入側１０ａへ工作物１３を取付け（工作
物同士がぶつからないように一定間隔で）、巻取ドラム
１２を回転すると、バレル槽２は所定の振動を生起して
ホース１内を研磨材が螺旋流動し、矢示１４の方向へ移
動する。また工作物１３は長尺条１０が矢示１５の方向
へ移動するに伴って同方向へ移動し、ホース１内で研磨
材により研磨される。この場合に、工作物の性質及び必
要とする加工度に応じ、バレル槽全長の工作物の通過時
間を決め、これに基づき巻取ドラム１２の巻取速度を定
める。ついで、長尺条が工作物排出口４から出た位置で
加工済の工作物を取り外す。このようにして連続的に研
磨することができると共に、工作物の種類が変る毎に、
その最適研磨時間を設定することができる。

尚、工作物１３の長尺条１０への取付けは、第４図に示
すような装着部１８と、板ばね１９とを有する工作物繋
留部材２０を使用すると便利である。

（実施例２）第３図の実施例は、実施例１で使用した多段多重研磨機
９の外側に、長尺条１０の一部を環状に架設し、長尺条
１０は、その一部を研磨機内に挿通し、他部を研磨機外
でほぼ環状に架設する。前記環状部に工作物取付位置１
０ａと、工作物取外し位置１０ｂを設け、中途のローラ
１６ａ，１６ｂの一つを駆動ローラとしたものである。

前記実施例において、振動モータと駆動ローラ１６ａと
を始動すると共に、工作物取付位置１０ａで工作物を取
付け、長尺条１０を矢示１７の方向へ移動させると、工
作物は設定時間に亘り研磨される。

尚、駆動ローラ１６ａを用いなくても、振動運動により
研磨材に推進力があるので、フリーのローラのみで工作
物を前進しながら研磨する事もできる。

前記実施例２によれば、長尺条は無端環状に移動する為
、連続運転に際しても、作業は簡単容易であり、自動化
に支障はない。

（発明の効果）この発明によれば、長尺条に固定した工作物を研磨機の
工作物投入口側から順次投入したので、各工作物は取付
間隔を保持して研磨されると共に、長尺条の移動速度を
調節することにより研磨時間を調節し得る効果がある。

４．また、長尺条を環状に架設した場合には、全自動で長時
間研磨も可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施装置の正面図、第２図は同じく
平面図、第３図は同じく他の実施装置の平面図、第４図
は同じく工作物吊下げ状態を示す斜視図である。１・・・ホース　　　　　２・・・バレル槽３・・・工
作物装入口　　４・・・工作物排出口５・・・基　台　
　　　　６・・・スプリング８・・・振動モータ　　　
９・・・多段多重研磨機１０・・・長尺条　　　　１１
・・・巻取ドラムｌ２・・・巻取ドラム

Claims

【特許請求の範囲】１　均一径のホースを上下多段及び／又は内外多重で螺
旋状に配したバレル槽の工作物投入口から、一定間隔に
工作物を取付けた長尺条を挿入し、前記長尺条を研磨材
中に移動させて工作物を研磨することを特徴とした工作
物拘束研磨方法２　長尺条を、チェイン又はワイヤとした請求項１記載
の工作物拘束研磨方法３　長尺条に、調整可能な移動手段を付与したことを特
徴とする請求項１記載の工作物拘束研磨方法４　長尺条は、環状で循環式とし、長尺条に駆動力を付
与した請求項１記載の工作物拘束研磨方法５　均一径のホースを上下多段及び／又は内外多重で螺
旋状にしてなるバレル槽を有する振動バレル研磨機の一
側に、前記バレル槽内に挿通する長尺条の保持手段を配
し、他側に前記長尺条の引出し手段を配したことを特徴
とする工作物拘束研磨装置６　均一径のホースを上下多段及び／又は内外多重で螺
旋状にしてなるバレル槽を有する振動バレル研磨機の一
側に、前記バレル槽内に一部を挿通できる長尺条の他部
を環状に架設したことを特徴とする工作物拘束研磨装置