JPH039850Y2 - - Google Patents

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JPH039850Y2
JPH039850Y2 JP20095682U JP20095682U JPH039850Y2 JP H039850 Y2 JPH039850 Y2 JP H039850Y2 JP 20095682 U JP20095682 U JP 20095682U JP 20095682 U JP20095682 U JP 20095682U JP H039850 Y2 JPH039850 Y2 JP H039850Y2
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  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)
  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はストレツチヤレベラのグリツプ装置に
係り、極薄板金属の引張り矯正に好適なグリツプ
装置に関するものである。
一般に、ストレツチヤレベラは、金属材料、特
に高張力アルミニユーム合金などに張力を与え
て、内部応力の除去などの処理を行なうものであ
る。このストレツチヤレベラは、第1図に示す如
く、金属材料を把持するための把持装置としてヘ
ツドストツクグリツプヘツド10およびテールス
トツクグリツプヘツド12を備え、これらのグリ
ツプヘツド10,12はレール14上に相対向し
つつ走行自在に配置されている。このようなスト
レツチヤレベルにおいて、グリツプヘツド10,
12は、張力を付与すべき金属材料の長さに応じ
て移動され、グリツプヘツド10,12の間隔調
整によつて金属材料の両端部を両グリツプヘツド
10,12によつて適正なつかみ代で把持しうる
ように設定されている。
従来のグリツプヘツド10,12内に設けられ
たグリツプ装置を第2図に示す。この図に示され
るように、グリツプヘツド10,12における両
者の対向面には、相対応した高さ位置に凹部16
が形成され、この凹部16の上下面には開口端方
向に向かつて狭まるテーパが与えられている。ま
た、前記凹部16の上下面にはそれぞれ上側ジヨ
ーブロツク18と下側ジヨーブロツク20とから
なるグリツプ手段が装着され、ジヨーブロツク1
8,20はテーパ面に沿つて前後方向に摺動可能
とされている。これらジヨーブロツク18,20
はその後端部に設けられた枢着ピン24に連結さ
れたロツド(図示せず)を介し、前記グリツプヘ
ツド10,12の後端部に取付けられたグリツプ
シリンダ26に連結されている。グリツプシリン
ダ26は上下ジヨーブロツク18,20をテーパ
凹部16の開口端方向に押送するもので、この押
送時にはジヨーブロツク18,20がテーパ面に
よつて案内されて間隔が狭められ、金属材料を把
持しうるものである。また、前記ジヨーブロツク
18,20の金属材料への当接面には上側グリツ
プジヨー28と下側グリツプジヨー30とが嵌着
され、当該グリツプジヨー28,30を介して金
属材料を把持するようになつている。各ジヨーブ
ロツク18,20の表面部にはあり溝32が設け
られ、前記グリツプジヨー28,30はそれぞれ
このあり溝32内に挿入されるとともに、同様に
あり溝32内に挿入されたキーブロツク34によ
つて脱落が防止されている。キーブロツク34は
ボルト36によつてあり溝32内に固定されてい
る。
ところで、上記従来のグリツプ装置では、上下
両ジヨーブロツク18,20は幅方向において複
数に分割されているものである。すなわち、第3
図に示す如く、下側ジヨーブロツク20は幅方向
に沿つて配列された分割ジヨーブロツク20A,
20B,20C……から構成される。そして、各
分割ジヨーブロツク20A,20B,20C……
にはやはり同様に分割体構造とされた分割グリツ
プジヨー30A,30B,30C……が個々に装
着されているものである。また同様に上側ジヨー
ブロツク18においても幅方向に沿つて分割され
ており、対応する上下一対のジヨーブロツク1
8,20がそれぞれ金属材料の把持作用を行なう
ようになつている。この分割構造とする理由は、
金属板が幅方向について上下に波打ちを生じてい
ることが有り、グリツプ手段を幅方向に一体化す
ることにより把持作用を十分に行なうことが出来
ず、その結果引張り張力を確実に発生させること
が出来なくなる虞れがあるからである。したがつ
て、上述した如くジヨーブロツク18,20およ
びグリツプジヨー28,30を幅方向において分
割し、対応する上下一対のジヨーブロツク18,
20によつて波打ち現象に十分に追従させ、把持
を確実ならしめているものである。
しかしながら、上記従来のグリツプ装置では、
ジヨーブロツクやグリツプジヨーが幅方向に分割
されている故に、金属材料が極薄板材料の場合に
は、当該ストレツチヤレベラによる引つ張り矯正
が出来ないという問題点がある。これはグリツプ
手段が幅方向に分割された構成であるため、極薄
板金属材料を把持して引張り張力を与えた際に、
隣接する引張り手段相互が上下反対方向に移動し
て剪断作用をなし、当該金属材料に亀裂などの損
傷を与える虞れがあるからである。したがつて、
極薄板材料に対しては当該ストレツチヤレベラに
よる引張り矯正作用を行ないえず、一般的に厚板
金属材料のみ矯正作用を行なうのみであつた。
本考案は、上記従来の問題点に着目し、厚板材
料から極薄板材料までグリツプジヨー交換作業に
より引つ張り矯正を与えることが出来るようにし
たストレツチヤレベラのグリツプ装置を提供する
ことを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案は、相対向
して配置されたグリツプヘツドの各対向面部にテ
ーパ凹部を設け、当該凹部内には前後に往復動可
能ならしめた上下一対のジヨーブロツクを幅方向
に複数設け、これらジヨーブロツクの表面部には
対象金属板の上下面に直接当接されるジヨーを取
付けてなるストレツチヤレベラのグリツプ装置に
おいて、前記ジヨーブロツクに取付けられるグリ
ツプジヨーの少なくとも下側グリツプジヨーを幅
方向に一体的に延長形成し、複数のジヨーブロツ
クに掛け渡して着脱可能に取付けるようにグリツ
プ装置を構成したものである。斯かる構成によ
り、下側ジヨーブロツクに取付けられるグリツプ
ジヨーを分割ジヨーブロツク相互に掛け渡す状態
で取付け、把持作用を行なわせると、分割ジヨー
ブロツク相互は一律な動作を行ない、極薄板材料
に対し剪断作用を行なう虞れが全く無くなるので
ある。したがつて、厚板金属材料を引張り矯正す
る場合には通常の分割体構造によつて波打ち現象
に追従させ、極薄板材料を引つ張り矯正する場合
には一体構造とされたグリツプジヨーを分割ジヨ
ーブロツク相互に掛け渡してストレツチさせれば
よく、引張り矯正作用を金属材料の板厚いかんに
係わらず行わせることが出来る。
以下に本考案に係るストレツチヤレベラのグリ
ツプ装置の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。なお前述した従来例と同一構成には同一番号
を付して説明を省略する。
第4図には本実施例に係るグリツプ装置の下側
ジヨーブロツク20の斜視図を示す。この図に示
されるように、当該下側ジヨーブロツク20は幅
方向に複数分割されており、各分割ジヨーブロツ
ク20A,20B,20C……は相互に一定の隙
間38を形成しつつ隣接配置されている。各分割
ジヨーブロツク20A,20B,20C……の上
表面部には幅方向に沿つてあり溝32,32A,
32B,32C……が形成されている。各あり溝
32は同一断面形状とされ、底面部に至るに従つ
て幅広がり形状となるように形成されている。こ
のようなジヨーブロツク20に取付けられるグリ
ツプジヨー40は幅方向に一体的に延長形成され
ており、下側ジヨーブロツク20の全幅長さに亘
る長さを有しているものである。そして、当該一
体グリツプジヨー40は各々のあり溝32A,3
2B,32C……内に貫通して装着され、複数の
分割ジヨーブロツク20A,20B,20C……
相互に掛け渡して取付けられている。このグリツ
プジヨー40の断面は台形状とされ、あり溝32
の幅より若干小さな幅長さを有し、やはりあり溝
32内に挿入されたキーブロツク34,34A,
34B,34C……によつて各分割ジヨーブロツ
ク20A,20B,20C……に対して固定され
その脱落が防止されている。なおキーブロツク3
4はボルト36によつてあり溝32に固定される
ものである。
このように一体的なグリツプジヨー40を掛け
渡して取付けられた下側ジヨーブロツク20は、
第2図に示されるようなテーパ凹部16の下面側
に装着され、グリツプシリンダ26の作用によつ
て凹部6の開口側に押送されることにより上側ジ
ヨーブロツク18とともに金属材料の把持作用を
行なうものである。ここで上側ジヨーブロツク1
8は同様に幅方向に分割されており、これに装着
されるグリツプジヨー28は従来と同様分割され
たものである。なお、取付け作業の困難性を問わ
なければ、上側ジヨーブロツク18に対して下側
のグリツプジヨー40と同様な幅方向に一体的に
延長形成された一体グリツプジヨーを取付けるこ
とも可能である。
このように構成されたストレツチヤレベラのグ
リツプ装置によれば、グリツプシリンダ26の作
用によつて上下ジヨーブロツク18,20を凹部
16の開口端側に向かつて押送することによりジ
ヨーブロツク18,20相互は互いに近接し、上
側の分割されたグリツプジヨー28が金属材料の
上表面に当接し、下側の一体的なグリツプジヨー
40はその下面側に幅方向全体に亘つて当接され
ることとなる。この時、分割構造の下側ジヨーブ
ロツク20はグリツプジヨー40によつて一体的
に連繋されることとなり、隣接する分割ジヨーブ
ロツク相互の間に反対方向の上下運動すなわち剪
断運動が生じることはない。また、一方の上側ジ
ヨーブロツク18は分割構造であるものの、下側
ジヨーブロツク20に対し追従して金属材料の圧
着作用をなすので、やはり上側の隣接するジヨー
ブロツク18相互は同一の挙動をなし金属材料に
対し剪断作用をなすこともない。このようなこと
から、当該実施例に係るグリツプ装置によれば、
引張り張力を与える金属材料が極薄板材料であつ
ても十分に圧着作用をなし、隙間38間において
剪断作用が生じることもなく安定した把持作用を
行なうことが出来るのである。したがつて、当該
実施例の如く下側ジヨーブロツク20に対し一体
的なグリツプジヨー40を取付けたグリツプ装置
では、金属材料が極薄板である場合に極めて効果
的な把持作用を行ないうる。
一方、金属材料が厚板の場合には、幅方向に沿
う波打ち現象に追従させた圧着状態を経なければ
安定した引つ張り張力を付与することが出来ない
ので、一体グリツプジヨー40を従前の分割され
たグリツプジヨー30に交換すればよい。
なお、上側ジヨーブロツク18に取付けられる
グリツプジヨー28を下側のグリツプジヨー40
と同様に幅方向に延長形成された一体物とすれ
ば、金属材料に対する圧着がより均一に行なわ
れ、材料表面を傷つける虞れもないという効果が
ある。
以上説明したように、本考案に係るストレツチ
ヤレベラのグリツプ装置によれば、金属材料が極
薄板材料であつても亀裂損傷を与えることなく引
張り調質を行なうことが出来るという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のストレツチヤレベラの側面図、
第2図は従来のグリツプ装置断面図、第3図は同
従来の斜視図、第4図は本実施例に係るグリツプ
装置の要部斜視図である。 10,12……グリツプヘツド、18……上側
ジヨーブロツク、20……下側ジヨーブロツク、
28……上側グリツプジヨー、30……下側グリ
ツプジヨー、40……グリツプジヨー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相対向して配置されたグリツプヘツドの各対向
    面部にテーパ凹部を設け、当該凹部内には前後に
    往復同可能ならしめた上下一対のジヨーブロツク
    を幅方向に複数設け、これらジヨーブロツクの表
    面部には対象金属板の上下面に直接当接されるグ
    リツプジヨーを取付けてなるストレツチヤレベラ
    のグリツプ装置において、前記ジヨーブロツクに
    取付けられるグリツプジヨーの少なくとも下側グ
    リツプジヨーを幅方向に一体的に延長形成し、複
    数のジヨーブロツク相互に掛け渡して着脱可能に
    取付けたことを特徴とするストレツチヤレベラの
    グリツプ装置。
JP20095682U 1982-12-29 1982-12-29 ストレツチヤレベラのグリツプ装置 Granted JPS59106626U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20095682U JPS59106626U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 ストレツチヤレベラのグリツプ装置

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JP20095682U JPS59106626U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 ストレツチヤレベラのグリツプ装置

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Publication Number Publication Date
JPS59106626U JPS59106626U (ja) 1984-07-18
JPH039850Y2 true JPH039850Y2 (ja) 1991-03-12

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JP20095682U Granted JPS59106626U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 ストレツチヤレベラのグリツプ装置

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JPS59106626U (ja) 1984-07-18

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