JPH0398449A - 回転電機 - Google Patents
回転電機Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
る回転電機に関する.更に詳述すると、本発明はコギン
グトルクの低減を図った回転電機に関する. (従来の技術) 直流モータのような永久磁石界磁のモータにおいては、
鉄心によるレラクタンス変化と永久磁石の磁界分布の相
関によって発生するコギングトルクが問題となる.この
コギングトルクは回転の円滑を損う原因となることから
小さく抑えることが望まれる. 従来のコギングトルク低減方法の一つとしては、マグネ
ットの着磁条件を着磁器の電圧や容量等を制御すること
によって変化させ、コギングが小さく抑えられる最良点
を決めるようにしている.例えば、着磁条件を変化させ
てマグネット表面の磁化分布が正弦波状を示すように未
飽和着磁を行っている.この場合、コア究極部の中心角
に関係なくコギングの最良点を簡単に決めることができ
る。
個々のマグネットの磁化分布が微妙に異なってしまい、
モータ毎にコギングの大きさがばらついて安定した特性
が得られない問題を伴なう.また、マグネットが未飽和
着磁のため利用する磁束数が少なく出力トルクが低くな
る問題がある.換言すれば、コギングトルクを少なくす
るために、磁束の変化を正弦波様となるように未飽和着
磁するために、大きな出力トルクを得るだけの磁束数が
得られないという欠点がある.加えて、未飽和着磁のマ
グネットは電機子反作用磁界で減磁されるため、磁束数
が減少してやはり出力トルクが減少する問題がある. 本発明は、コギングトルクの小さな回転電機を提供する
ことを目的とする.更に、本発明はta子コアの究極の
中心角とは無間係にコギングトルクを小さくできる回転
電機を提供することを目的とする. (R題を解決するための手段) かかる目的を達成するため、本発明は、4n(nは1以
上の整数)極の磁極数を有するマグネットと、3k(k
は1以上の整数〉極の究極数を有する′@機子コアとを
備え、いずれか一方を他方に対して回転するように楕成
した回転電機であって、上記マグネットに対向する上記
電機子コアの各々の究極め中心角を電気角で159゜±
10”スは201゜±10゜、好ましくは約159°又
は約201゛とし、上記マグネットと上記電機子コアと
の無励磁時における静止位置を2種類出現させるように
している. (作用) したがって、電機子コアの各々の究極の中心角を電気角
で159°±10’又は201′±10°に設定するこ
とによって、マグネットあるいは電機子コアの無励磁に
おける上述の2種類の静止位!(I),(n)が双方と
も現れ易くなり、静止回数が従来の6回/360゜より
も多い7回/360゜以上となる.そして、約159゜
又は約201”において、静止位t(I)と(II)の
両方がマグネットの中心角の大きさとは無関係に完全に
成立し、位相が異なる2種のコギングの静止位置が交互
に表れ、振幅が小さく波長も宛かいコギングに変化する
. (実施例) 以下、本発明の構成を図面に示す実總例に基づいて詳細
に説明する. 本発明をモータに適用したー実施例を第1図に示す.こ
のモータは4磁極3究極横成のアウターロータ形モータ
であって、モータケース・ヨーク1の内周面に2個の円
弧状マグネット2が等間隔をあけて均等配置されている
.各マグネット2は厚さ方向に着磁され1個のマグネッ
トがia*を構成している,各マグネット2の中心角θ
.は任意の角度例えば電気角で約108°に設定されて
いる.また、ヨーク1にはその中心軸線に沿って究極4
を有するステータコア3が軸支され、各究極4がマグネ
ット2の内周面と対向するように配置されている,ヨー
ク1及びマグネット2はステータコア3を中心に回転可
能に設けられている.コア3の究極4は3個であり各究
極4毎にコイル5が巻回されている.各究極4の中心角
θaは電気角で159°±lO°又は201゜±10”
好ましくは約159゜又は約201゛に設定されている
.尚、本実施例の場合、磁極対は2なので、電気角と機
械角は一致せず、中心角θaはa械角で1/2の約79
.5°又は約100、5゜となる. ここで、電機子コア3の各々の究極4の中心角θaとは
、突@4の円周上の両端・2点が中心Oを挾む角を意味
し、1究極当りの角度を意味する。
約201°に設定する場合、マグネット2の中心角θヨ
に関係なく最良のコギング特性が得られる.しかし、コ
ギングトルクを一般に実用的な小さなものと考えられて
いるレベル(第4図に鎖線で示される範囲)よりも小さ
な領域内に単に抑える場合には、θaは厳密に約159
゛又は約201”に設定する必要はなく、究極4の中心
角θ圓によっても若干異なるが、θヨの大きさに比例し
て最大電気角で159@±10゜又は201゜±10°
の範囲に設定すれば支障がない.また、マグネット2の
1磁極当りの中心角θKは電気角で90〜180@、好
ましくは108°前後に取る.実用レベルのコギングト
ルク特性を得るには、マグネット2の中心角θ.をl8
0゜にする場合、精度的にいい条件でなければ製作でき
ないが、90゜〜120@の範囲に納める場合には精度
的にいい条件でなくともコギングトルクを実用レベルに
納めることができる.即ち、θaを電気角で159゜±
10゜又は201゜±100の範囲は十分製作誤差に収
まる値であると考えられる.第2図(A).(B)に4
磁極3究極構成のアウターロータ型モータあるいはステ
ータマグネット型の場合のマグネットと電機子コアの構
造の一例を示す.マグネット2は円筒形状のヨーク1の
内周面に等間隔をあけて固着され、電機子コアは軸部の
周面に外側に突出する円弧状の3つの究極を一体成形し
て成る.この場合の中心角θヨ,θaは図示の通りであ
る. 第3図(A).(B)に2磁極3究極構成のインナーロ
ータ型モータの場合のマグネットと電機子コアの構造の
一例を示す.マグネット2はスビンドル形状のヨーク1
の周面に等間隔をあけて固着されている.また、電機子
コア3は円筒状コアの内側に突出する円弧状の3つの究
極4を有し各々に電機子コイルが巻回される.この場合
の中心角θ..θaは図示の通りである。
ングトルクが低減される, 第5図の特性図は実験結果であり、θaとコギングとの
関係を、θ.を゛パラメータとして示している.この実
験からも明らかなように、通常、4n極のamを有する
マグネットと3k極の究極を有する電機子コアとから成
る4−31成の回転電機においては、無励磁時に第6図
(A)に示す静止位置(I)若しくは第6図(B)に示
す静止位置(II)のいずれかを取る.この静止位置は
、電機子コア3の各々の究極4の中心角θaが159°
又は201゜よりも大きく離れている場合(第4図中■
.■で示す冫に現れる.そのときの、静止位置■のコギ
ングトルク特性[第5図(A)]と、静止位W1(If
)のコギング特性[第5図(G》]とは、位相が異なる
だけで共に6回7360°の静止回数を有する.そして
、θa=159°又は201゜に近づくに従いある角度
においてその静止位置の転換が起る.その過渡領域(第
4図中■,■で示す〉におけるコギングトルクは第5図
(B)及び第5図(F)で示されるように、振幅が小さ
くなる.そこで、更にθaを159゜又は201゜に近
づけると、第5図(C)及び第5図(E)に示すように
、静止位置(I)のコギングトルク特性に静止位置(I
I)の特性が若干出現し始め、あるいは静止位置(f[
)のコギングトルク特性に静止位置(I)の特性が若干
出現し始め、振幅及び波長の圧縮が起る.即ち静止位置
の転換の過渡現象が生じている.そして、約159゜又
は201゜において静止位!(I)と(U)とが双方と
も完全に成立し、位相が異なる2種のコギングトルクの
静止位置が交互に表れ、振幅が小さく波長も短かい第5
図(D)のようなコギングトルク特性に変化する.した
がって、1磁極当りの中心角θaが電気角で約159゜
又は201゛に設定するとき、コギングはマグネット2
のllil極当りの中心角θ.の大きさに関係な<jt
Aとなる。このとき、静止位置が6回/360゜から1
2回/360’と2倍になる.目視確認ではコギングが
減少しているため′7〜12回/360゜の静止位置が
確認できた.因みに、このときのコギングトルクは、従
来の着磁制御によるコギングトルク低減方法の場合C5
〜3 1 cm )に比べて半分以下(1.5〜1.0
gam)に低減することができた.尚、この電機子コア
3の各突41i4の中心角θaは厳密な意味で159゜
又は201゜ (t気角)に限定されるものではなく、
実用レベルにおいて若干の誤差を許容し得る.例えばθ
.=90°〜180゜め場合を例にとって説明すると、
θaが少なくとも電気角で159@±10°又は201
°±10°の当りから第4図に鎖線で示される実用レベ
ル(図中■,■で示す)に収まる. 尚、上述の実施例は本発明のtIF週な実施の一例では
あるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸
脱しない範囲において種々変形実施可能である.例えば
、本実施例ではマグネットは磁極毎に1つのブロックを
形成するようにしているが、全体を1つのブロックとす
るリング状のマグネット材に所定電気角の磁極を所定数
形成するように着磁によって形成しても良い. また、本発明はアウターロータ型あるいはインナーロー
タ型に限定されず、面対向(アキュシャル)型回転電機
にも適用することができる.また、本実施例では4極、
3究極の3相モータについて説明したが、これに限定さ
れるものではなく、磁極数=2P 究極致
:ka86 12 9 16 12 20 15 24 18 28 21 32 24 等のいわゆる多極回転tIlにも応用可能である.更に
、本実施例ではモータとして説明しているが、発@機と
しても利用可能である.この場合、コギングトルクが低
減するため振動による騒音発生が抑制され、静かな発電
機を提供できる。
電機子コアの各々の究極め中心角を電気角で159゜±
10゜又は201゜±10°、好ましくは約159゜又
は約201゜に設定しているので、無励磁時に2種類の
静止位置が成立し、従来の回転′r4rsの2f合、即
ち静止位置<I+I[)の状態となりコギングが小さく
抑えられる.しかも、本発明は、電機子コアの各々の究
極め中心角を一定の値に設定するだけでコギングトルク
を減少させているので、各磁極を飽和着磁できる.した
がって、本発明の回転電機は、磁束の減少がな<、tm
子反作用磁界による減磁を受け難く、モータとして使用
する場合、出力トルクが従来よりも大きくできる.
に適用した実施例を示す概略構成図、第2図(A)及び
(B)は本発明の回転電機を構成するアウターロータ型
ないしステータマグネット型のマグネットと電機子コア
の一例を示す正面図、第3図(A),(B)は本発明の
回転電機のインナーロータ型のマグネット及び電機子コ
アの一実施例を示す正面図、第4図は本発明の回転電機
の電機子コアの中心角とコギングとの関係をマグネット
中心角をパラメータとして示すグラフである.第5図(
A)〜(G)は第4図の■〜■の状態におけるコギング
トルク特性図、第6図は4−31成の回転電機の無励磁
時における静止位置を示す正面図で、(A)は回転位置
工、(B)は回転位置■を示す. 2・・・マグネット、3・・・電機子コア、4・・・究
極、 θa・・・電機子コアの各々の究極の中心角.5 第2図 第3図
Claims (2)
- (1)4n(nは1以上の整数)極の磁極数を有するマ
グネットと、3k(kは1以上の整数)極の究極数を有
する電機子コアとを備え、いずれか一方を他方に対して
回転するように構成した回転電機であって、上記マグネ
ットに対向する上記電機子コアの各々の究極の中心角を
電気角で159゜±10゜又は201゜±10゜とし、
上記マグネットと上記電機子コアとの無励磁時における
静止位置を2種類出現させることを特徴とする回転電機
。 - (2)請求項1記載の上記電機子コアの各々の究極の中
心角を電気角で約159゜又は約201゜としたことを
特徴とする回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23458989A JPH07118895B2 (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23458989A JPH07118895B2 (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | 回転電機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0398449A true JPH0398449A (ja) | 1991-04-24 |
JPH07118895B2 JPH07118895B2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=16973393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23458989A Expired - Lifetime JPH07118895B2 (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | 回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07118895B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08182285A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-07-12 | Haramachi Seiki Kk | 小型直流モータ |
EP2345467A2 (en) | 2010-01-15 | 2011-07-20 | Tomy Company, Ltd. | Spinner for toy top |
US8715032B2 (en) | 2010-10-06 | 2014-05-06 | Tomy Company, Ltd. | Spinner for toy top |
EP3357551A1 (en) | 2017-02-01 | 2018-08-08 | Tomy Company, Ltd. | Spinning top launching device |
-
1989
- 1989-09-12 JP JP23458989A patent/JPH07118895B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08182285A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-07-12 | Haramachi Seiki Kk | 小型直流モータ |
EP2345467A2 (en) | 2010-01-15 | 2011-07-20 | Tomy Company, Ltd. | Spinner for toy top |
US8715032B2 (en) | 2010-10-06 | 2014-05-06 | Tomy Company, Ltd. | Spinner for toy top |
EP3357551A1 (en) | 2017-02-01 | 2018-08-08 | Tomy Company, Ltd. | Spinning top launching device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07118895B2 (ja) | 1995-12-18 |
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