JPH039761B2 - - Google Patents
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- JPH039761B2 JPH039761B2 JP60099919A JP9991985A JPH039761B2 JP H039761 B2 JPH039761 B2 JP H039761B2 JP 60099919 A JP60099919 A JP 60099919A JP 9991985 A JP9991985 A JP 9991985A JP H039761 B2 JPH039761 B2 JP H039761B2
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- Japan
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- slurry
- partition plate
- outlet
- head tank
- container
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- Expired - Lifetime
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- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 17
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 8
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- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 54
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明はスラリを塗装または塗布する際に、
その溶液等に含まれている気泡を除去するための
気泡除去装置に関する。
その溶液等に含まれている気泡を除去するための
気泡除去装置に関する。
以下、陰極線管の螢光面を形成する際に用い
る、螢光体懸濁液(以下、スラリという)の気泡
除去装置を例に説明する。
る、螢光体懸濁液(以下、スラリという)の気泡
除去装置を例に説明する。
スラリは、螢光体の微粒子を、感光性結合剤を
含む水溶液に分散させたもので、粘性を有する液
体である。
含む水溶液に分散させたもので、粘性を有する液
体である。
第2図は、陰極線管の螢光面の製造工程におけ
る、スラリの循環経路を示す図である。
る、スラリの循環経路を示す図である。
図において、ホツパタンク1内に蓄えられてい
るスラリは、ダイヤフラム式のポンプ2で、気泡
除去装置を構成するヘツドタンク3内に、その底
に設けられている流入口4から送り込まれる。ヘ
ツドタンク3は逆円錐形に形成されている水密容
器で、その上部にスラリの溢出口5と、それより
少し低い位置で反対の側にスラリの取出口6とが
設けられており、上面は図示していない蓋によつ
て覆われている。流入口4からタンク内に送り込
まれたスラリは、第3図に破線の矢印で示したよ
うにタンク3内を上昇し、溢出口5と取出口6か
らタンク外に流れ出るが、取出口6から流れ出る
量は一定しており、ポンプ2で送り込まれる量は
十分に多いので、過剰量のスラリは溢出口5から
流れ出て、ホツパタンク1に戻される。このと
き、スラリに含まれている気泡7は、その浮力に
よりスラリよりも速い速度でタンク内を上昇する
ので、その大部分は、溢出口5から流れ出るスラ
リとともに流れ出るように構成されている。
るスラリは、ダイヤフラム式のポンプ2で、気泡
除去装置を構成するヘツドタンク3内に、その底
に設けられている流入口4から送り込まれる。ヘ
ツドタンク3は逆円錐形に形成されている水密容
器で、その上部にスラリの溢出口5と、それより
少し低い位置で反対の側にスラリの取出口6とが
設けられており、上面は図示していない蓋によつ
て覆われている。流入口4からタンク内に送り込
まれたスラリは、第3図に破線の矢印で示したよ
うにタンク3内を上昇し、溢出口5と取出口6か
らタンク外に流れ出るが、取出口6から流れ出る
量は一定しており、ポンプ2で送り込まれる量は
十分に多いので、過剰量のスラリは溢出口5から
流れ出て、ホツパタンク1に戻される。このと
き、スラリに含まれている気泡7は、その浮力に
よりスラリよりも速い速度でタンク内を上昇する
ので、その大部分は、溢出口5から流れ出るスラ
リとともに流れ出るように構成されている。
取出口6から流れ出たスラリは、電磁弁8が閉
じている間は自動比重計9を経てホツパタンク1
に戻されており、電磁弁8が開いている間だけパ
ネル10に注入される。
じている間は自動比重計9を経てホツパタンク1
に戻されており、電磁弁8が開いている間だけパ
ネル10に注入される。
自動比重計9の計測値は図示していない制御装
置に送られ、制御装置はスラリが所定の比重値と
なるように、必要に応じて水タンク11からホツ
パタンク1内に水を補給し、ホツパタンク1で
は、図示していない撹拌器により常に撹拌が行な
われ、螢光体微粒子の沈澱防止と、スラリ成分の
均一化とが図られている。
置に送られ、制御装置はスラリが所定の比重値と
なるように、必要に応じて水タンク11からホツ
パタンク1内に水を補給し、ホツパタンク1で
は、図示していない撹拌器により常に撹拌が行な
われ、螢光体微粒子の沈澱防止と、スラリ成分の
均一化とが図られている。
スラリに含まれている気泡を除去するために設
けられている従来のヘツドタンク3では、スラリ
に含まれている気泡7を完全に除去することがで
きず、パネル10に形成した螢光体の塗膜に気泡
が含まれていることがあり、この原因による製品
歩留りの低下は、約0.4%であつた。
けられている従来のヘツドタンク3では、スラリ
に含まれている気泡7を完全に除去することがで
きず、パネル10に形成した螢光体の塗膜に気泡
が含まれていることがあり、この原因による製品
歩留りの低下は、約0.4%であつた。
これは、ヘツドタンク3にスラリを送給するポ
ンプ2が、螢光体の特性を保持する目的で間欠的
に送出するタイプのものを使用しているため、ス
ラリはヘツドタンク3内を間欠的に上昇し、これ
にともなつてスラリ内の気泡7も間欠的に上昇す
るため、浮力による上昇運動が阻害され、第3図
に示すように、取出口6寄りに上昇する気泡7の
一部が、スラリとともに取出口6から流れ出るた
めであると考えられる。
ンプ2が、螢光体の特性を保持する目的で間欠的
に送出するタイプのものを使用しているため、ス
ラリはヘツドタンク3内を間欠的に上昇し、これ
にともなつてスラリ内の気泡7も間欠的に上昇す
るため、浮力による上昇運動が阻害され、第3図
に示すように、取出口6寄りに上昇する気泡7の
一部が、スラリとともに取出口6から流れ出るた
めであると考えられる。
この発明はかかる問題点の解決を目的としてな
されたもので、スラリに含まれている気泡を完全
に除去し、気泡が含まれていないスラリを取り出
すことのできる気泡除去装置を得ることを目的と
する。
されたもので、スラリに含まれている気泡を完全
に除去し、気泡が含まれていないスラリを取り出
すことのできる気泡除去装置を得ることを目的と
する。
この発明は、逆円錐形に形成された水密溶器内
を底から溢出口の近くまで縦に二分する仕切板
と、その二分された一方の区分内の底に設けられ
ているスラリの流入口と、他方と区分内の底に設
けられているスラリの取出口と、上記仕切板の上
端よりも高い位置に設けられている溢出口とを備
えたものである。
を底から溢出口の近くまで縦に二分する仕切板
と、その二分された一方の区分内の底に設けられ
ているスラリの流入口と、他方と区分内の底に設
けられているスラリの取出口と、上記仕切板の上
端よりも高い位置に設けられている溢出口とを備
えたものである。
流入口から送り込まれた気泡を含むスラリは、
仕切板で区切られた区分内を上昇してゆき、仕切
板をこえて他方の区分内に流れ込み、その区分内
が満ちると、その液面が上昇して溢出口から容器
外に流れ出す。仕切板をこえて他の区分内に溜め
られたスラリに含まれている気泡は、浮力で上昇
してゆき、溢出口から流れ出るスラリとともに容
器外に流れ出る。このように、仕切板で区切られ
てその底に取出口が設けられている区分内におけ
スラリの流れは、取出口から流れ出るスラリの動
きだけで定まり、流入口から流れ込むスラリの動
きとは無関係となる。したがつて、スラリ内を浮
力によつて浮上する気泡の速度より、スラリの下
方に向かう流速の方が小さくなるように構成して
いるので、取出口から気泡が含まれていないスラ
リが取り出される。
仕切板で区切られた区分内を上昇してゆき、仕切
板をこえて他方の区分内に流れ込み、その区分内
が満ちると、その液面が上昇して溢出口から容器
外に流れ出す。仕切板をこえて他の区分内に溜め
られたスラリに含まれている気泡は、浮力で上昇
してゆき、溢出口から流れ出るスラリとともに容
器外に流れ出る。このように、仕切板で区切られ
てその底に取出口が設けられている区分内におけ
スラリの流れは、取出口から流れ出るスラリの動
きだけで定まり、流入口から流れ込むスラリの動
きとは無関係となる。したがつて、スラリ内を浮
力によつて浮上する気泡の速度より、スラリの下
方に向かう流速の方が小さくなるように構成して
いるので、取出口から気泡が含まれていないスラ
リが取り出される。
また、取出口は容器の底に設けられているの
で、懸濁成分である微粒子の沈澱によりスラリ成
分の変化を生じない。
で、懸濁成分である微粒子の沈澱によりスラリ成
分の変化を生じない。
第1図はこの発明の一実施例の斜視図で、ヘツ
ドタンク3は直径20cm、高さ30cmの逆円錐形の水
密に形成されている容器で構成され、その内部に
は、底から溢出口5より僅かに低いところまで容
器内を縦に二分する仕切板12を設けるととも
に、溢出口5が設けられている区分内の底に流入
口4を、また、その反対側の区分内の底に取出口
6を設けたものである。
ドタンク3は直径20cm、高さ30cmの逆円錐形の水
密に形成されている容器で構成され、その内部に
は、底から溢出口5より僅かに低いところまで容
器内を縦に二分する仕切板12を設けるととも
に、溢出口5が設けられている区分内の底に流入
口4を、また、その反対側の区分内の底に取出口
6を設けたものである。
このように構成されているヘツドタンク3で
は、流入口4から、ポンプ2によつて間欠的に送
り込まれるスラリは、仕切板12で区切られた流
入口側の区分内を上昇し、その液面が仕切板12
の上端をこえると、まず取出口側の区分内に流れ
込み、この区分内が満され、更に液面が上昇して
溢出口5に達すると、溢出口5から流れ出るの
で、ヘツドタンク3内のスラリの液面は一定に保
たれる。
は、流入口4から、ポンプ2によつて間欠的に送
り込まれるスラリは、仕切板12で区切られた流
入口側の区分内を上昇し、その液面が仕切板12
の上端をこえると、まず取出口側の区分内に流れ
込み、この区分内が満され、更に液面が上昇して
溢出口5に達すると、溢出口5から流れ出るの
で、ヘツドタンク3内のスラリの液面は一定に保
たれる。
取出口側の区分内に溜められたスラリは、取出
口6から一定流量で電磁弁8に向つて流れ出る
が、ヘツドタンク3内の取出口側を下方に向つて
流れるスラリの速度は、そのスラリ内を浮力で上
昇する気泡7の速度よりも遅くなるように容積が
設定されているので、気泡7は上昇をつづけ、や
がて溢出口6からスラリとともに流れ出す。した
がつて、取出口6から流れ出るスラリには、全く
気泡が含まれていない。
口6から一定流量で電磁弁8に向つて流れ出る
が、ヘツドタンク3内の取出口側を下方に向つて
流れるスラリの速度は、そのスラリ内を浮力で上
昇する気泡7の速度よりも遅くなるように容積が
設定されているので、気泡7は上昇をつづけ、や
がて溢出口6からスラリとともに流れ出す。した
がつて、取出口6から流れ出るスラリには、全く
気泡が含まれていない。
また、スラリの流入側と取り出し側とを仕切板
12で区分したので、ポンプ2により流入側の区
分内を間欠的に上昇するスラリの上昇運動の影響
をうけることがない。
12で区分したので、ポンプ2により流入側の区
分内を間欠的に上昇するスラリの上昇運動の影響
をうけることがない。
さらに、スラリの取出口6をヘツドタンク3の
底に設けたので、螢光体微粒子の沈澱によるスラ
リ成分の変動も生じない。
底に設けたので、螢光体微粒子の沈澱によるスラ
リ成分の変動も生じない。
このように構成されたヘツドタンク3を使用し
て螢光面を製造したところ、スラリの気泡による
製品歩留りの低下を0.1%以下に抑えることがで
きた。
て螢光面を製造したところ、スラリの気泡による
製品歩留りの低下を0.1%以下に抑えることがで
きた。
この発明は以上説明したように、水密に形成さ
れている容器内を縦方向に仕切板で区分するとと
もに、一方の区分内の底に流入口を、他方の区分
内の底に取出口を、その仕切板の上端より高い位
置に溢出口をそれぞれ設けたもので、流入するス
ラリに気泡が含まれていても、気泡を完全に除去
したスラリを取り出すことができる。
れている容器内を縦方向に仕切板で区分するとと
もに、一方の区分内の底に流入口を、他方の区分
内の底に取出口を、その仕切板の上端より高い位
置に溢出口をそれぞれ設けたもので、流入するス
ラリに気泡が含まれていても、気泡を完全に除去
したスラリを取り出すことができる。
第1図はこの発明の一実施例の斜視図、第2図
は気泡除去装置である従来のヘツドタンクを用い
た陰極線管の螢光面製造に用いるスラリの循環径
路を示す図、第3図はそのヘツドタンクの斜視図
である。 3……ヘツドタンク、4……流入口、5……溢
出口、6……取出口、12……仕切板。なお、図
中、同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示
す。
は気泡除去装置である従来のヘツドタンクを用い
た陰極線管の螢光面製造に用いるスラリの循環径
路を示す図、第3図はそのヘツドタンクの斜視図
である。 3……ヘツドタンク、4……流入口、5……溢
出口、6……取出口、12……仕切板。なお、図
中、同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示
す。
Claims (1)
- 1 逆円錐形に形成された水密容器と、この容器
内を底から所定の高さまで縦方向に区分する仕切
板と、この仕切板で区切られている一方の部分の
底に設けられている流入口と、他方の部分の底に
設けられている取出口と、当該容器の上記仕切板
の上端より高い位置に設けられている溢出口とを
備えた蛍光体懸濁液の気泡除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9991985A JPS61257214A (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 | 蛍光体懸濁液の気泡除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9991985A JPS61257214A (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 | 蛍光体懸濁液の気泡除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61257214A JPS61257214A (ja) | 1986-11-14 |
JPH039761B2 true JPH039761B2 (ja) | 1991-02-12 |
Family
ID=14260180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9991985A Granted JPS61257214A (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 | 蛍光体懸濁液の気泡除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61257214A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH027326A (ja) * | 1988-06-27 | 1990-01-11 | Nec Corp | カラー受像管の製造方法 |
CN103785314B (zh) * | 2014-03-04 | 2016-05-11 | 厦门大学 | 一种混合器及流通式光度检测自动化分析仪 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5639106B2 (ja) * | 1971-11-04 | 1981-09-10 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6017204Y2 (ja) * | 1979-08-30 | 1985-05-27 | コンチネンタル商事株式会社 | 給湯装置等の抜気消音装置 |
-
1985
- 1985-05-09 JP JP9991985A patent/JPS61257214A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5639106B2 (ja) * | 1971-11-04 | 1981-09-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61257214A (ja) | 1986-11-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |