JPH0397512A - 電気絶縁軸受用外輪の製造方法 - Google Patents

電気絶縁軸受用外輪の製造方法

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JPH0397512A
JPH0397512A JP1236385A JP23638589A JPH0397512A JP H0397512 A JPH0397512 A JP H0397512A JP 1236385 A JP1236385 A JP 1236385A JP 23638589 A JP23638589 A JP 23638589A JP H0397512 A JPH0397512 A JP H0397512A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電気絶縁軸受用外輪の製造方法に関する。
(従来の技術) 軸受として、外輪と内輪との間に転動体が介装されたも
のは一般に知られている。回転電機においては、磁気不
平衡、静電気の蓄積、外部電源の回転軸への直接印加、
整流器電源の使用にょる軸誘電などの原因により、回転
軸の両端間、又は回転軸と各軸受間、又は回転軸の各軸
受嵌合部に大なり小なり軸電圧が発生し、この軸電圧の
発生が著しくなると、各軸受部を通って軸電流が流れ、
これによって軸受の摩耗、回転軸の損傷、潤滑油の黒化
などを招き、場合によっては軸受を損傷又は焼損するこ
とがある。
これに対して、先行技術として、軸受にセラミック表面
仕上げを施し、その内側のセラミックの気孔内に粘弾性
を有する合成樹脂を含浸させ、セラミックの割れ易さを
改良するとともに、このセラミック層にて絶縁をすると
いう技術(実開昭60−161721号公報参照)、溶
射法により無機化合物の絶縁被膜を形成するという技術
(特開昭59−103023号公報参照)、ベーキング
法またはコーティング法により絶縁被膜を形成するとい
う技術(特開昭55−10111号公報参照)、溶射法
によって形戊したセラミック被膜により絶縁を行なうと
いう技術(実開昭59−173467号公報参照)はあ
る。
又、車軸軸受部に関しては、外輪の外周面と側面とを覆
う絶縁性高分子部材を介装するという技術(実開昭54
−105408号公報参照)、並びに上記外輪と鞍との
間に、高分子弾性材料による膜状部材の両面に薄肉の金
属板を接着して成る電気絶縁部材を介装するという技術
(実開昭58−33820号公報参照)は知られている
すなわち、車輌主電動機の回転軸受が電気的に絶縁遮蔽
されていない場合、金属製の軸受を介して主電動機枠か
ら電機子軸との間にて軸電流が流れ、軸受を損傷又は焼
損しやすくなるものであり、そのため、上記先行技術は
軸電流を遮蔽して主電動機軸受部の損傷を防止しようと
するものである。
(発明が解決しようとする課題) 車輌主電動機の軸受は、一般には主電動機鏡蓋(軸受取
付部)に組み付けられるものであり、この鏡蓋への組付
作業を必要とする。軸受には高い寸法精度が要求される
が、一般に絶縁部材を施した軸受は、軸受そのものの寸
法精度が得られず、その組み付けにより組付寸法精度が
低くなる。
寸法精度が悪くなる欠点を改良したのが、セラミック加
工を施した軸受であるが、セラミック自身の脆さは拭い
きれず、また、組み付けて後でなければ、主電動機鏡蓋
と軸受との間の絶縁性を評価することができない。
高分子絶縁材料のみを用いる技術の場合、この高分子部
材自体の寸法精度を高めることができないため、寸法精
度を高める点では不利になる。さらに、軸負荷時の歪み
量を小さくする観点から薄肉にされるが、そのため、取
付時ないしは取外し時に高分子部材あるいはセラミック
材は損傷を招き易い。
そこで、本発明は、上述の寸法精度の要求及び組付性の
要求を満足し且つ絶縁性評価を容易な輔受用外輪、つま
り、金属製外輪本体の外周面に高分子弾性材料による絶
縁性薄膜を介して薄肉の金属板を一体に設けてなる外輪
の製造方法を提供するものである。この場合、その製造
においては、外輪本体の外周面と薄肉金属板との間に形
成した微小間隙に液状の高分子弾性材料を流し込む必要
があるが、高分子弾性材料自体に粘性があることから上
記微小間隙への流し込みは一般に難しく、また、エアを
巻き込んで気泡を生じ易いという問題がある。
すなわち、本発明の課題は、上述の軸受用外輪を高分子
弾性材料に粘性が多少あっても製造できるようにするこ
と、且つ気泡を生ずることなく製造できるようにするこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、このような課題に対して、外輪本体と薄肉の
金属板とを所定の隙間を存して型に支持し、この型を回
転させながら液状の高分子弾性材料を型の中央部に注ぐ
ことにより、遠心力を利用して高分子弾性材料を外輪本
体と薄肉金属板との隙間に上昇流入させ、その状態で高
分子弾性材料を硬化せしめるようにするものである。
すなわち、その具体的な手段は、 内輪との間に転動体が介装されて軸受を構成する外輪の
製造方法であって、 回転型の底に、転動体が転動する軌道を有する金属製の
外輪本体を、底の中央部より周縁部に通ずる隙間を設け
且つ外輪本体の軸心がこの回転型の底面と直交するよう
に支持する一方、上記回転型の周壁に薄肉の金属板を上
記外輪本体の外周面との間に間隙を設けて支持し、 上記回転型を外輪本体の軸心まわりに回転させながら、
この型の底の中央部に液状の電気絶縁性の高分子弾性材
料を注ぎ、この高分子弾性材料を型の回転による遠心力
により上記隙間から底の周縁部を経て外輪本体と薄肉の
金属板との間に上昇流入させ、この流入状態で高分子弾
性材料を硬化させることにより、外輪本体と薄肉の金属
板とが高分子弾性材料による絶縁性薄膜を介して一体に
なった外輪を得ることを特徴とする電気絶縁軸受用外輪
の製造方法である。
(作用) 上記製造方法においては、液状の高分子弾性材料は、型
の回転によって生ずる遠心力によって型の周壁に沿って
広がりながら、型の底より外輪本体と薄肉金属板との間
隙に上昇流入するため、この流入過程でのエアの巻き込
み、従って気泡は生じない。また、上記外輪本体と薄肉
金属板との間隙への高分子弾性材料の流入は、遠心力に
よって強制的に行われるため、この高分子弾性材料の粘
性の大小の影響はあまり受lナず、比較的速やかに行わ
れることになる。
そして、得られる外輪は、上記高分子弾性材料による絶
縁性薄膜を介して外輪本体と薄肉金属板とを一体にして
なるものであるため、軸受のハウジング側と電気的に絶
縁するための絶縁性を有するものになる。
(発明の効果) 従って、本発明によれば、外輪本体と薄肉金属板とを支
持する型を回転させながら液状の高分子弾性材料を型の
中央部に注ぎ、遠心力を利用して高分子弾性材料を外輪
本体と薄肉金属板との間隙に上昇流入させた状態で硬化
させるようにしたから、外輪本体と薄肉金属板とが絶縁
性薄膜を介して一体になった軸受用外輪を、高分子弾性
材料の粘性の大小に拘らず、また気泡を生ずることなく
円滑に且つ短時間で製造することができるようになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図には本発明方法により製造した外輪を用いた電気
絶縁軸受1が示されている。この軸受1は、主電動機鏡
M(以下、ハウジング2という)に固定される外輪3と
、電機子軸4が嵌められる内輪5との間に複数の転動体
(玉あるいはコロ)6を介装したものである。
外輪3は、第2図に拡大して示すように、外輪本体11
と、この外輪本体11の外周部を覆うポリウレタン系高
分子弾性材料による絶縁性薄膜12と、この絶縁性薄膜
12の外面に設けられた薄肉金属板13とを一体にして
構成されている。
すなわち、外輪本体11は、金属製、従って導電性を有
するものであり、その内周部に転動体6の軌道11aを
有する。絶縁性薄膜12は、外輪本体11と上記ハウジ
ング2とを電気的に絶縁するためのものであって、高分
子弾性材料によって形成されており、外輪本体11の外
周面1lbから側面11Cにわたる部分に設けられてい
る。薄肉金属板13は、外輪本体11に直接触れないよ
う、絶縁性薄膜12の全周縁部に外部への露出部を残し
て、絶縁性薄膜12における外輪本体11の外周面に対
応する部位に固着されている。
上記外輪3の外径が170w程度である場合の絶縁性薄
M12の厚さ及び物性、並びに薄肉金属板13の厚さの
好ましい値は次の通りである。
なお、上記絶縁性薄膜12及び薄肉金属板13の厚さは
、その重ね合わせ部分の値である。
一方、内輪5はその外周部に転動体6の軌道5aを有し
、また、各転動体6は保持器7に保持されている。そし
て、この内輪5と転動体6と保持器7とは、いずれも金
属製であり、従って導電性を有する。
次に、上記外輪3の製造方法を説明する。
この製造方法は、第3図に示す装置を用いるものである
。すなわち、同図において、15は外輪本体11が軸心
を垂直にして支持される水平な底面16と、この底面1
6の周縁から立ち上げられ薄肉金属板用部材13Aが板
面を垂直にして装着支持される周壁17とを有する凹状
の回転型、l8は中央に開口を有し周縁部が上記回転型
15の周H117の上端にねじ止めされる上蓋である。
そして、上記回転型15の中心部より下方へ突出した軸
部19と回転駆動モータ21の出力軸とに伝動ベルト2
2が懸回されている。
上記回転型15の底面16には、それぞれ外輪本体11
をその側面と内周面との角部において下から支持する3
つの支持部材23が所定間隔を存して設けられ、相隣る
支持部材23.23の間に、底面16の中央部から外輪
本体11と底而16との間を通って周壁17に通ずる隙
間24を形或するようになっている。回転型15の周壁
17には、上記薄肉金属板用部材13Aを外輪本体11
の外周面との間に間隙を存して支持すべく下部が薄肉金
属板13の板厚よりも狭い巾で内周側に突出した支持段
部25が形成されている。また、回転型15は、外輪本
体11の側面に対応する位置にエジェクタ用のボルト2
6を備えている。
外輪3の製作は以下のステップにより行なう。
■ 外輪本体11の絶縁性薄膜12が固着される外周面
1lb及び側面11cに、サンドプラスト処理を施して
接着剤を塗布し、室温で乾燥後、50℃×120分の予
熱処理を行なう。接着剤としては、例えば、ロード・フ
ァー・イースト社製ケムロック#218を用いることが
できる。
■ 回転型15は125℃に予熱しておき、これに上記
外輪本体11及び薄肉金属板用部材13Aを第3図に示
す如く組み込む。
■ 上i!18を回転型15に固定する。
■ 上記回転型15を上記回転駆動モータ21により外
輪本体11の軸心まわりに115Orpmで回転させる
■ 上記回転型15の底面16の中央部に上記上!!1
8の開口より液状の高分子弾性材料を注ぐ。
■ 上記高分子弾性材料を注入してから10分後に回転
型15の回転を停止し、この回転型の温度を125℃に
した状態で1時間保持することにより、上記高分子弾性
材料の加硫(型内加硫)を行なう。
■ 上蓋18を取外し、エジェクタ用ボルト26を突出
せしめて、外輪本体11と薄肉金属板用部材13Aとが
一体になった成形品を離型し、110℃×24時間の後
加硫を行なう。
■ 以上の如くして(必要に応じて薄肉金属板用部材1
3Aの外面に研磨加工による仕上げ処理を施して)得ら
れた外輪3と内輪5との間に転動体6を組み付けて軸受
1を得る。
上記液状の高分子弾性材料は、ポリエステルボリオール
の100fflffi部と、l,5−ナフテレンジイソ
シアネートの30ffiffi部とを減圧反応槽内で撹
拌重合させた後、これに1.4−プタンジオールを混合
撹拌して得ることができる。
また、上記高分子弾性材料は、ボリテトラメチレンエチ
レングリコール(三井東圧社製L −167)100重
量部と、4.4゜メチレンビス(2−クロレアニリン)
(キュアミンMT) 511i’ffi部とにより構成
してもよい。この場合、DOP (ジオクチルフタレー
ト)を混入してもよいが、このDOPは必ずしも要する
ものではない。
上記製造方法においては、回転型15の底面16の中央
部に注がれた液状の高分子弾性材料は、回転型15の回
転によって生ずる遠心力によって外輪本体11と底面1
6との隙間24を通って回転型15の周!!17に移動
し、さらにこの周壁17に沿って広がりながら、底而1
6より外輪本体11と薄肉金属板用部材13Aとの間隙
に上昇流入することになる。このため、この流入過程で
の液状高分子弾性材料へのエアの巻き込み、従って気泡
は生じない。
また、上記外輪本体11と薄肉金属板用部材13Aとの
間隙への高分子弾性材料の流入は、遠心力によって強制
的に行われるため、この高分子弾性材料の粘性の大小の
影響はあまり受けず、比較的速やかに行われることにな
る故にホットライフの短い材料の使用も可能になる。ま
た、上記間隙に上昇流入した高分子弾性材料は上蓋18
によって外部に洩れ出ることが防止される。
しかして、得られた上記軸受1は、外輪3の絶縁性薄膜
12がポリウレタンで構成され、外輪3がこの絶縁性薄
膜12によってハウジング2と電気的に絶縁するための
絶縁性を有する。よって、この外輪3を製作した段階で
、外輪本体11と薄肉金属板13との間の電気抵抗を測
定することによって、その絶縁性を評価することができ
る。この場合、上記絶縁性薄膜12と薄肉金属板13の
重ね合わせ部の各々の厚さは0.5關、1.0+uであ
り、電気抵抗は100MΩ以上であった。
そうして、上記軸受1はハウジング2及び電機子軸4に
組み付けられる。この組付状態において、軸受1は上述
の如く絶縁性薄膜12にIOOMΩ以上の電気抵抗があ
るため、ハウジング2がら電機子軸4への放電はなく、
軸受1の異常摩耗は生じない。この場合、薄肉金属板1
3は絶縁性薄膜l2の周縁部よりも内側に設けられ、外
輪本体11と接触しないから、電気絶縁性に悪影響を及
ぼすことはなく、しかも、絶縁性薄膜12が外輪本体1
1の外周面1lbだけでなく側面11cをも覆っている
から、電気絶縁性を確実に得ることができるものである
そして、上記軸受lの組付において、上述の如く外輪3
が絶縁性を有するため、この軸受1とハウジング2との
間には電気的絶縁のための余分な介装物を設ける必要が
ない。よって、軸受1の組付が容易である。また、軸受
部の寸法精度(軸受1をハウジング2に組み付けた状態
でのハウジング2と電機子軸4との間の位置精度)は、
基本的には軸受1の外径、つまりは外輪3の外径で決ま
ることになり、外輪3を製作した段階でその寸法を調整
することにより、軸受部の寸法精度を高くすることがで
きる。つまり、余分な介装物がある場合、それだけ上記
寸法精度が落ちてくるが、上記軸受1の場合には介装物
が不要であるから、上記寸法精度を高くすることができ
るものである。
この場合、絶縁性薄膜12はそれ自体の厚さが薄いため
使用時の負荷による歪量が小さく、上記寸法精度への影
響は無視することができる。すなわち、絶縁性薄膜12
の最も薄い部分の厚さを0,1mm以上とするのは所望
の電気絶縁性を得るためであり、また、この厚さを2,
0關以下とするのは上記使用時の負荷による歪量を考慮
したためである。
また、絶縁性薄s12をショア硬さで80A以上とする
のは、0.1關の厚さでも使用時の負荷に耐え得るよう
にするとともに、この負荷による上記歪量を小さくする
ためである。また、ショア硬さ60D以下とするのは、
この絶縁性薄H12による軸受部の振動の減衰効果を得
るためであり、これよりも硬いと、減衰効果が得られな
いだけでなく、絶縁性薄膜12は靭性が低くなり、薄肉
であるが故に使用時の荷重で破損し易くなる。
さらに、上記絶縁性薄膜12と薄肉金属板13とはその
厚さが薄いため、外輪3の外径も従来のものと大差がな
いものになり、ハウジング2側の改造も要求されない。
さらに、上記薄肉金属板13は、軸受1を組み立てる際
や、軸受1をハウジング2に組み付ける際に、絶縁性薄
膜12に外傷を生じないようこれを保護するとともに、
軸受1をハウジング2に組み付けた状態での使用時に絶
縁性薄812が大きな負荷によって破壊することを防止
するものであり、上記絶縁性薄膜12よりも厚くするこ
とが好ましい。
第4図は、上記外輪3の製造装置の他の例を示すもので
ある。
この装置の場合、回転型30は軸部を備えておらず、別
の軸部31を備えた回転台32にチャック手段33にて
結合されるようになっている。また、第4図に示すよう
に、回転型30に支持した外輪本体11の内周部に環状
の内嵌体34を嵌めると、回転型30の中央部に注いだ
高分子弾性材料による外輪本体11の内周部の汚損を防
止することができる。さらに、この内嵌体34の場合、
その内周面に上部を内側へ突出せしめて下向きの段部3
4aを形威しているから、高分子弾性材料がこの内嵌体
34の内周部に付着して上昇することを防止することが
できる。35はM型用のエジエクタビンである。
第5図及び第6図は外輪の他の例を示すものである。
すなわち、第5図に示す外輪41は、絶縁性薄膜43の
巾を薄肉金属板44の巾と同じにして、外輪本体42の
側面全体を外部に露出せしめたものである。一方、第5
図に示す外輪45は、絶縁性薄膜47を薄肉金属板48
の両側から露出させて外輪本体46の側面を覆うように
し、且つ絶縁性薄膜47における外輪本体46の外周面
を覆う部分の厚さと、外輪本体46の側面を覆う部分の
厚さとが同一にしたものである。
なお、上記実施例では絶縁性薄膜及び薄肉金属板を外輪
本体の全周にわたって設けたが、この外輪本体のハウジ
ングに取り付けられる部位にのみ設けてもよい。
また、上記実施例は鉄道車輌の主電動機の回転軸受に関
するものであるが、本発明が他の機械器具(例えば、電
機溶接機器など)の軸受の外輪の製作にも適用できるこ
とはもちろん、さらに展開して車輌の車台軸受用の外輪
にまで適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は軸受の断面図、
第2図は外輪の断面図、第3図は外輪の製造装置を示す
断面図、第4図は同製造装置の池の例を示す断面図、第
5図及び第6図は外輪の他の例を示す断面図である。 1・・・・・・軸受 3.41.45・・・・・・外輪 5・・・・・・内輪 6・・・・・・転動体 11,42.46・・・・・・外輪本体11a・・・・
・・軌道 1lb・・・・・・外周面 11C・・・・・・側面 12,43.47・・・・・・絶縁性薄膜13.44.
48・・・・・・薄肉金属板15・・・・・・回転型 16・・・・・・底面 17・・・・・・周壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内輪との間に転動体が介装されて軸受を構成する
    外輪の製造方法であって、 回転型の底に、転動体が転動する軌道を有する金属製の
    外輪本体を、底の中央部より周縁部に通ずる隙間を設け
    且つ外輪本体の軸心がこの回転型の底面と直交するよう
    に支持する一方、上記回転型の周壁に薄肉の金属板を上
    記外輪本体の外周面との間に間隙を設けて支持し、 上記回転型を外輪本体の軸心まわりに回転させながら、
    この型の底の中央部に液状の電気絶縁性の高分子弾性材
    料を注ぎ、この高分子弾性材料を型の回転による遠心力
    により上記隙間から底の周縁部を経て外輪本体と薄肉の
    金属板との間に上昇流入させ、この流入状態で高分子弾
    性材料を硬化させることにより、外輪本体と薄肉の金属
    板とが高分子弾性材料による絶縁性薄膜を介して一体に
    なった外輪を得ることを特徴とする電気絶縁軸受用外輪
    の製造方法。
JP1236385A 1989-09-12 1989-09-12 電気絶縁軸受用外輪の製造方法 Granted JPH0397512A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2374036B (en) * 1999-11-12 2004-02-04 Black & Decker Inc Overmolded motor bearing
CN102814899A (zh) * 2012-08-28 2012-12-12 无锡市华润环保设备有限公司 一种滚塑机摇杆机构
US9523288B2 (en) 2011-07-06 2016-12-20 Siemens Aktiengesellschaft Hydraulic bearing for a stationary gas turbine

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