JPH0397464A - 加熱式芳香装置 - Google Patents
加熱式芳香装置Info
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- JPH0397464A JPH0397464A JP1233975A JP23397589A JPH0397464A JP H0397464 A JPH0397464 A JP H0397464A JP 1233975 A JP1233975 A JP 1233975A JP 23397589 A JP23397589 A JP 23397589A JP H0397464 A JPH0397464 A JP H0397464A
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Landscapes
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、芳香カードを装着して,これを加熱すること
により、芳香を得るようにした加熱式芳香装置に関する
. [従来の技術] 従来より、液状の芳香剤や固体状の芳香剤を自然気化に
よって室内に拡散させる構或の芳香装置が各種提供され
ている. たとえば,液状の芳香剤を用いたものでは、芳香剤を瓶
等の容器に貯留するとともに、この容器の開口部に布等
の繊雑材を装着し,この繊雑材によって芳香剤を吸収す
るようにして、外気に拡散させる構威となっている. また,固体状の芳香剤を用いたものでは、拡散窓を有し
たケース内に芳香剤を配置し、拡散窓から芳香剤を外部
に拡散させる構成となっている. [発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述のような従来の芳香装置においては
,芳香剤を自然気化する構或であることから、容易に芳
香剤の芳香を止めることができない.したがって、一般
的には、芳香剤が無くなるまで、常時芳香状態を継続す
る構成であり、たとえば自動車内で用いる場合のように
、比較的短い時間だけ必要となる場合にも,非使用時を
通じて無駄に芳香剤を消費することになる.このため、
特に高級な芳香剤を使用すると、大幅に経済的浪費を招
く不都合がある. また、このような従来の芳香装置においては、芳香剤が
無〈なるまでは、これを交換することも困難であり、芳
香装置自体を交換しない限り、別の香りの芳香を容易に
得ることができない.したがって、その時々の気分によ
って、好きな芳香を選択するという自在性にも欠ける欠
点があった. さらに、液体状の芳香剤を用いた芳香装置においては,
容器を落とす等して,シート等に芳香剤をこぼしてしま
い、匂いがとれな〈なるという不都合も生じていた. 本発明は、必要に応じて任意の香りの芳香を得ることが
でき、しかも芳香剤の取り扱いが容易な芳香装置を提供
することを目的とする。
により、芳香を得るようにした加熱式芳香装置に関する
. [従来の技術] 従来より、液状の芳香剤や固体状の芳香剤を自然気化に
よって室内に拡散させる構或の芳香装置が各種提供され
ている. たとえば,液状の芳香剤を用いたものでは、芳香剤を瓶
等の容器に貯留するとともに、この容器の開口部に布等
の繊雑材を装着し,この繊雑材によって芳香剤を吸収す
るようにして、外気に拡散させる構威となっている. また,固体状の芳香剤を用いたものでは、拡散窓を有し
たケース内に芳香剤を配置し、拡散窓から芳香剤を外部
に拡散させる構成となっている. [発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述のような従来の芳香装置においては
,芳香剤を自然気化する構或であることから、容易に芳
香剤の芳香を止めることができない.したがって、一般
的には、芳香剤が無くなるまで、常時芳香状態を継続す
る構成であり、たとえば自動車内で用いる場合のように
、比較的短い時間だけ必要となる場合にも,非使用時を
通じて無駄に芳香剤を消費することになる.このため、
特に高級な芳香剤を使用すると、大幅に経済的浪費を招
く不都合がある. また、このような従来の芳香装置においては、芳香剤が
無〈なるまでは、これを交換することも困難であり、芳
香装置自体を交換しない限り、別の香りの芳香を容易に
得ることができない.したがって、その時々の気分によ
って、好きな芳香を選択するという自在性にも欠ける欠
点があった. さらに、液体状の芳香剤を用いた芳香装置においては,
容器を落とす等して,シート等に芳香剤をこぼしてしま
い、匂いがとれな〈なるという不都合も生じていた. 本発明は、必要に応じて任意の香りの芳香を得ることが
でき、しかも芳香剤の取り扱いが容易な芳香装置を提供
することを目的とする。
[課題を解決する手段]
本発明は、取り外し可能に装着された芳香カードを加熱
することにより芳香剤を発散させる加熱式芳香装置であ
って、上記芳香カードを部分的に加熱する加熱手段と、
上記芳香カードの未加熱領域と既加熱領域とを識別する
識別手段と、この識別手段の識別結果に基いて、上記加
熱手段による加熱位置を未加熱領域に順次移動する加熱
位置移動手段とを有することを特徴とする. [作用] 本発明では、芳香装置に対して着脱自在で、加熱により
芳香剤を発散する芳香カードを用いることから、従来に
比べ芳香剤の取り扱いが極めて容易となる. また、芳香カードを加熱して芳香を得ることから、加熱
を停止すれば、芳香剤の発散も停止するので、必要なと
きにだけ芳香を得ることが可能となり、しかも芳香カー
ドは取り外し自在であるので、適宜に交換して用いるこ
とが容易に実現できる. さらに,芳香カードの未加熱領域を識別して加熱位置を
移動し、部分的に加熱していくことから、一旦使用した
芳香カードを、再び使用する場合にも、未加熱領域から
良好な芳香を得ることができる. [実施例〕 第l図は、本発明の一実施例による芳香装置の回路構成
を示すブロック図である. この芳香装置は、加熱により芳香する芳香カ一ド1を装
着することにより、これを間欠的に加熱して芳香を得る
ようにしたものである.第2図は,本実施例で使用され
る芳香カ一ドlを示す分解斜視図である. この芳香カード1は、芳香剤を含浸した略方形状の芳香
板2と、この芳香板2を表裏両面から挟み込んで保持す
る一対の補強板3、4とから構威されている. 芳香板2は,ろ紙等の繊維質材料に加熱蒸散性の芳香剤
を含浸して略方形状に形或したものである.この芳香板
2は,裏面に発散防止用のフィルムが被着されており.
この裏面側から加熱されることにより、表面側から芳香
を発散するようになっている.このように片面だけに芳
香を発散する構成により、カードの裏面への無用な発散
を防止している. また、上記補強板3、4は、耐熱性のプラスチック、た
とえばmis強化ボリプロビレン(FRPP)等より形
成されている.なお、この材質としては、使用する芳香
剤に対し,含浸性が小さく、ンリ等の変形を生じないも
のを採用している.補強板3は、芳香板2の表面を覆う
ものであり、芳香板2の表面から発散する芳香剤の粒子
を有効に放出するための透孔5が多数形威されている。
することにより芳香剤を発散させる加熱式芳香装置であ
って、上記芳香カードを部分的に加熱する加熱手段と、
上記芳香カードの未加熱領域と既加熱領域とを識別する
識別手段と、この識別手段の識別結果に基いて、上記加
熱手段による加熱位置を未加熱領域に順次移動する加熱
位置移動手段とを有することを特徴とする. [作用] 本発明では、芳香装置に対して着脱自在で、加熱により
芳香剤を発散する芳香カードを用いることから、従来に
比べ芳香剤の取り扱いが極めて容易となる. また、芳香カードを加熱して芳香を得ることから、加熱
を停止すれば、芳香剤の発散も停止するので、必要なと
きにだけ芳香を得ることが可能となり、しかも芳香カー
ドは取り外し自在であるので、適宜に交換して用いるこ
とが容易に実現できる. さらに,芳香カードの未加熱領域を識別して加熱位置を
移動し、部分的に加熱していくことから、一旦使用した
芳香カードを、再び使用する場合にも、未加熱領域から
良好な芳香を得ることができる. [実施例〕 第l図は、本発明の一実施例による芳香装置の回路構成
を示すブロック図である. この芳香装置は、加熱により芳香する芳香カ一ド1を装
着することにより、これを間欠的に加熱して芳香を得る
ようにしたものである.第2図は,本実施例で使用され
る芳香カ一ドlを示す分解斜視図である. この芳香カード1は、芳香剤を含浸した略方形状の芳香
板2と、この芳香板2を表裏両面から挟み込んで保持す
る一対の補強板3、4とから構威されている. 芳香板2は,ろ紙等の繊維質材料に加熱蒸散性の芳香剤
を含浸して略方形状に形或したものである.この芳香板
2は,裏面に発散防止用のフィルムが被着されており.
この裏面側から加熱されることにより、表面側から芳香
を発散するようになっている.このように片面だけに芳
香を発散する構成により、カードの裏面への無用な発散
を防止している. また、上記補強板3、4は、耐熱性のプラスチック、た
とえばmis強化ボリプロビレン(FRPP)等より形
成されている.なお、この材質としては、使用する芳香
剤に対し,含浸性が小さく、ンリ等の変形を生じないも
のを採用している.補強板3は、芳香板2の表面を覆う
ものであり、芳香板2の表面から発散する芳香剤の粒子
を有効に放出するための透孔5が多数形威されている。
また、補強板3の表面には、芳香カード1の使用状態を
芳香装置側に検出させるための表示手段が設けられてい
る.この表示手段は、芳香カード1の加熱に伴う感熱塗
料の変色を利用したものであり、具体的には,補強板3
に形成した溝部6内に感熱塗料を塗布したものとなって
いる.溝部6は、第3図に示すように、芳香カードlの
挿入方向(矢[A方向)に泊って,補強板3の一側縁部
近傍に形成されている.また、この実施例では、溝部6
の底面に黒色系の塗料を塗布し,この黒色系塗料の上面
に、加熱前は白色系で加熱後に透明となる感熱塗料を塗
布したものである.つまり、この表示手段では、加熱前
の状態では、白色の感熱塗料よって黒色系塗料を覆うこ
とにより、溝部6は、光を反射する白色系のラインとな
り、加熱後は、感熱塗料が透明となって黒色系塗料が露
呈し、溝部6は,光を吸収する黒色系のラインとなる.
したがって、この溝部6のラインを、光センナで参照す
ることにより、芳香カード1が、挿入方向のどこまでが
加熱済すなわち使用済か,どこまでが加熱前すなわち未
使用であるかを検出することができる. なお、感熱塗料には不可逆性のものが用いられており、
一旦加熱されて変色した後は、半永久的に加熱済の表示
状態を雑持するものである.また,このような感熱塗料
によるラインを溝部6内に設けることにより,この部分
を薄肉とし、芳香カード1の裏面からの熱を効率よく感
熱塗料に与えることができ,確実な変色を得ることがで
きる. また、感熱塗料の変色温度は、もちろん芳香カードlの
加熱温度に対応している必要があるが、たとえば、芳香
装置を車載用に構成した場合、車内の温度が80°C程
度に上昇することから、この温度での芳香カード1の芳
香や感熱塗料の変色を防ぐ必要がある.そこで、この場
合,芳香装置の加熱温度を!00°C程度とし、芳香剤
の芳香温度と感熱塗料の変色温度とを,この加熱温度の
範囲内に設定している. また、補強板3の裏面には、第4図に示すように、芳香
板2と補強板4を装着する凹部7が形成されている.つ
まり、この実施例では、芳香板2を凹部7の内側に配置
した後、補強板4を凹部7の開口に嵌合して固定するこ
とにより,芳香板2を補強板3,4で挟持する.なお、
補強板3,4同士の固定方法としては、接着等、種々採
用できる. 一方、この芳香装置は、第1図に示すように、芳香カー
ドlを装着する装着部1lと、ここに装着された芳香カ
ード1を搬送するカード搬送機構部12と、芳香カード
1を加熱する加熱部l3と、予め加熱時間等の設定を行
う設定部l4と、芳香カード1の排出等を指示する操作
部l5と、上記設定部l4および操作部l5より得られ
る指示に基いて本装置の動作全体を制御する制御回路1
6とを有している. 第5図は、芳香装置の外観を示す斜視図である. この芳香装置は,略直方体形状のプラスチック製外筐2
0を有しており、この外筐20の前面に,上記芳香カー
ド1を装着する挿入口21が形威されるとともに、上記
操作部15を構成する排出スイッチ22と、r P O
W E R J、rHEATJおよびrENDJの各
表示ランプ23〜25が設けられている. 第6図は、芳香装置の内部構戊を示す分解斜視図である
. 図示のように、上記外筐20には、上記設定部l4およ
び制御回路16等が設けられる配線基板27と、上記装
着部11、搬送機構部12および加熱部13等が設けら
れるベース26とが,上下に重った状態で配置されてい
る. ベース26は、耐熱性のプラスチック等よりなり、底板
26aの両側に支持板26b、26cを立設したもので
あり、各支持板26b.26cの間に、上記装着部11
としてのスペースが確保され、芳香カードlが挿入され
る.なお、支持板26b、26cには、芳香カードlの
挿入排出をガイドするスライドレール部31が一体形成
されている. また、ベース26の一方の支持板26bには,上記搬送
機構部l2が設けられている.この搬送機構部l2は、
第7図および第8図に示すように、駆動モータ28と、
減速ギア群29と,搬送ローラ30とから構成され、駆
動モータ28の動力によって搬送ローラ30を回動し、
芳香カ一ドlを進入方向および排出方向に搬送する.駆
動モータ28には、DCWA御モータが用いられている
.この駆勤モータ28の制御は制御回路l6によって行
われるが、進入時の搬送速度(正転速度)に対して排出
時の搬送速度(逆転速度)が大きくなっており,芳香カ
ードlを速やかに排出する構成となっている. 搬送ローラ30゛は,減速ギア群29に支持されて,片
持ち構造で装着部ll側に突出している.この搬送ロー
ラ30は、外周に摩擦ゴムが配装されており、上記スラ
イドレール部31にガイドされて装着部ll内に挿入さ
れてきた芳香カード1の先端部を受け止め,挿入操作を
一旦停止させるようになっている.そして、この状態で
、後述するセンサにより電源がオンされ、搬送ローラ3
0が正転駆動されることにより、芳香カード1を進入方
向に搬送する. また,ベース26の底板26aには、加熱部l3が設け
られている.この加熱部13は、装着部11の幅方向に
長手棒状に形成されており、芳香カ一ド1を,その進行
方向に対して局部的に加熱する構成となっている. 第9図(a).(b)は,加熱部l3を示す一部切欠斜
視図である. この加熱部l3は、棒状に形威したマイカ板32にニク
ロム線33を巻回し、この周囲をグラスウール34で絶
縁して、この上から断面U字状の銅板35を被せ、この
銅板35の頂部だけを露出させた状態で、基端部側を断
熱材36で包囲したものである.ここで、断熱材36は
、エボキシ系樹脂にカーボン粉を混入し、ねって固めた
ものを用いている.また、銅板35の突出量は、数■程
度となっている. そして、断熱材36は,さらに板ばね状の取付け金具3
7の先端に取付けられ、この取付け金具37の基端部は
、シリコンゴム等の断熱板38を介してベース26の底
板26aに固定されている. このような構造により、銅板35の頂部によって線状の
ヒートポイントを形成するとともに、その他の部分を断
熱材36で包囲し,外部に熱を発散させないものとなっ
ている.そして、断熱材36は、取付け金具37によっ
てベース26の底板26a上にフローテング支持され、
銅板35が装着部11に挿入される芳香カードlの裏面
に有効に接触できる構成となっている. また,上記ベース26の他方の支持板26cには、芳香
カードlの挿入、使用状況、使用終了を検出するための
各センサ40,41.42が設tナられている. まず、芳香カード1の挿入検出センサ40は、第10図
に示すように、上記搬送ローラ30に対向する位置(図
中a)に設けられており、機械的接点が、芳香カード1
の先端縁に押圧操作されることにより、芳香カード1が
挿入されたことを検出するものである.そして、この挿
入検出センサ40がオンすることにより、芳香装置への
電源がオンし、搬送機構部12が始動して搬送ローラ3
0が正転し,芳香カードlを進入方向に搬送する.つま
り、この実施例では,利用者によって挿入された芳香カ
ードlは,先端が搬送ローラ30に当接する位置(図中
a)で、搬送ローラ30の摩擦力を受けて停止するが、
これと同時に挿入検出センサ40によって検出され、以
後は、搬送機構部12の制御によって自動的に搬送され
ることになる. また,使用状況検出センサ4lは,上述した芳香カード
lOWIt部6内の色を検出することにより、芳香カー
ド1がどの位置まで未使用であるかを識別するものであ
る.つまり、この使用状況検出センサ4lは、発光素子
と受光素子の組合わせによる反射型の光学式センサであ
り、発光素子からの光が溝部6で反射し、受光素子で受
光されるか否かにより、溝部6の色を検出する.上述の
ように、感熱塗料が未だ加熱されておらず、白色系のま
まであれば,発光素子の光は反射して受光素子で受光さ
れるが、感熱塗料が加熱によって黒色系の塗料が露呈す
ると、発光素子の光は吸収され,受光素子には受光され
ないことになる.このような使用状況検出センサ41は
、上記加熱部13のヒートポイントに対応する位置(図
中b)に配置されており、このセンサ4lの検出結果に
応じて加熱部13の制御を行うものである. また、使用終了検出センサ42は、装着部11の奥に配
置されており、機械的接点が、芳香カード1の先端縁に
押圧操作されることにより、芳香力−ド1が所定の使用
終了位置まで進入したことを検出する.そして,この使
用終了検出センサ42がオンすると、制御回路16は,
排出動作に移行し、搬送ローラ30が逆転して芳香カー
ド1を排出位置(図中a)まで搬送十る. また,上記配線基板27には,設定部l4としての2つ
のタイマ43.44が設けられている.一方のタイマ4
3は,加熱部13による加熱時間を設定するものであり
、他方のタイマ44は、停止時間を設定するものである
.そして、各タイマ43、44の可変抵抗器43a、4
4aを予め調整することにより時間設定を行う. ところで、人間の嗅覚は、一定時間同じ匂いをかぐこと
によって麻痺する性質があることから、芳香カードlを
長時間連続的に加熱して蒸散しても,利用者の実感とし
ては,あまり有効な芳香を得ることができない.そこで
,本芳香装置では、所定時間毎に加熱蒸散と停止とを切
り換えることにより、利用者に対して有効な芳香を与え
るとともに,芳香剤の節約を図るものである.なお、具
体的には、加熱時間と停止時間とを、5分から8分の間
で設定している. また、配線基板27には、使用状況検出センサ41の感
度調整用の可変抵抗器45が設けられている. なお,配線基板27には、12vのDC?t[が供給さ
れているが、この電源は、芳香装置を家屋内で使用する
場合には、ACアダプタを使用することができ,また芳
香装置を車内で使用する場合には、カーシガレッター用
のDCプラグを設けてバッテリーから得ることができる
. そして、このようにして得た12vDC電源を可変抵抗
群46により所定電圧に降圧して、各回路素子に供給し
ている. 制御回路16は、以上のような各構成要素を全体的に制
御し、芳香カード1の間欠送りによる芳香拡散処理を行
う. 第11図は,このような処理動作を示すフローチャート
である. まず、挿入検出センサ40によって芳香カードlの挿入
が検知されることにより(St),電源がオンする(3
2),これによりrPOWERJの表示ランプ23が点
灯する.そして、同時に搬送機構部12が始動して搬送
ローラ30を正転し、芳香カードlを進入方向に搬送す
る(S3),この段階で、利用者が排出スイッチ22を
押すと(34),制御回路16は、排出処理に移行し(
S 1 7) ,芳香カ一ドlが排出されると(3 1
8) .挿入検出センサ40がオフして電源がオフし
(S 1 9) .準備状態に戻る.また、排出スイッ
チ22が押されないまま芳香カードlが進入方向に搬送
され、上記使用状況検出センサ41により芳香カードl
の未使用領域が検出されると(55).芳香カード1の
搬送を停止し(S6),加熱を開始する(S7),ここ
で、上記rHEATJの表示ランプ24が点灯される.
また、同時に上記タイマ43が作動し(Sa),予め設
定された加熱時間を計時していく. なお、加熱中に利用者が排出スイッチ22を押すと(3
9),制御回路l6は、上述した排出処理(S 1 7
)に移行する. また、所定時間経過してタイマ43がタイムオーバーと
なれば(S 1 0) .加熱を停止して(Sll).
タイマ44が作動し(S l 2) ,予め設定された
停止時間を計時していく.また,この加熱停止中にも、
利用者が排出スイッチ22を押した場合には(S 1
3) .制御回路l6は、上述した排出処理(S 1
7)に移行する. そして、所定時間経過してタイマ44がタイムオーバー
となれば(S 1 4) ,搬送機構部l2が作動して
搬送ローラ30を正転し、芳香カードlを進入方向に搬
送する(S 1 5) .そして、この搬送によって、
使用状況検出センサ41が再び芳香カ一ドlの未使用領
域を検出することにより(SS).上記S6以降の処理
を繰り返す.また、使用状況検出センサ4lが芳香カー
ドlの未使用領域を検出せず、上記使用終了検出センサ
42がオンした場合には(5 1 6) .その芳香カ
ード1が使用終了であるとみなして,制御回路16は、
上述した排出処理(S l 7)に移行する.また,こ
の使用終了検出センサ42のオンによる排出に際しては
,上記rENDJの表示ランプ25を点減させて,使用
終了である旨を表示する. このようにして、芳香カード1を間欠的に移動しながら
加熱し、芳香を得るとともに、非使用時には芳香カード
を排出して無駄な拡散を無くすことができる.また、芳
香カードを適宜排出して他の芳香カードと交換すること
が可能であり、好みの香りを容易に得ることができる. なお、上記実施例では、芳香カードの加熱時間と停止時
間とを、予め設定する構成としたが、これを利用者が適
宜設定できるようにしてもよい.すなわち、上記実施例
では、タイマの可変抵抗を調整して加熱時間と停止時間
を設定したが、この可変抵抗と連動した調整ツマミを上
記操作部l5に設けることにより利用者が適宜調整でき
る構成とすることが可能である. また、上記実施例では、芳香板2に加熱蒸散性の芳香剤
を含浸した芳香カードlを用いる構戒を説明したが、他
の芳香カードとしては、例えばマイクロカプセルを付着
した芳香カードを用いてもよい.つまり、この芳香カー
ドでは、第12図に原理的に示すように、微細な粒子状
のマイクロカプセル50に芳香剤を封入したものを接着
剤等によりカード基板5lに塗布し、このマイクロカプ
セル50を上記実施例と同様にして加熱していき、熱に
よって徐々にマイクロカプセル50の外皮を破っていく
ことにより、芳香を得るようにしたものである. また,上記実施例では、芳香カードlの加熱と搬送の間
欠動作のタイミングが1対1で対応していたが、例えば
2度加熱した後に1回搬送動作を行ったり、あるいは加
熱と停止の間欠動作とは無関係に、一定時間加熱する毎
に搬送を行う等の変形も可能である.これは、例えば連
続する加熱時間が長い場合、同じ位置で芳香カード1を
加熱しても芳香剤の蒸散が弱まってしまうので、許容時
間を超えた時点で次の領域に移動する構成をとることに
より、常に新鮮な芳香剤の蒸散を得ることができる. また、上記実施例では、芳香カード1が適正な状態で挿
入された場合を前提で説明したが,芳香カードlが表裏
逆あるいは前後逆に挿入されるのを訪止する手段を設け
ることも可能である.たとえば、芳香カードlに突起を
設けるとともに,この突起に対応する切り欠きを挿入口
21側に形成し、突起と切り欠きが一致したときだけ芳
香カード1を挿入可能とすることにより、芳香カード1
の誤挿入を防止することができる.また,もちろん芳香
カードl側に切り欠き、挿入口21側に突起を設けても
よい. また、このような機械的な手段ではなく、上記使用状況
検出センサ41の応用により、誤挿入に対処することが
できる.つまり、使用状況検出センサ41では、黒色系
のラインを検出したときに使用済領域と判断することか
ら、芳香カード1の溝部6を形威した以外の側縁部に黒
色系のラインを設けておき、芳香カ一ドlを誤挿入した
場合には,常に使用状況検出センサ4lが黒色系のライ
ンを検出して使用済と判断し、結果的に排出処理を行う
ように構成することにより、誤挿入防止を行うことがで
きる. また,上記実施例では、白色系から透明に変色する感熱
塗料を用いて芳香カードlの使用済領域を識別したが,
白色系から直接黒色系に変色する感熱塗料を用いてもよ
いし、あるいは最初黒色系や有彩色から加熱後に透明に
代るような感熱塗料を用いて色の変化を検出するように
してもよい. さらに、感熱塗料を直接塗布する代りに、感熱塗料が塗
布された粘着シートを貼るようにしてもよい. また2」二記実施例では、芳香カードを搬送することに
より、芳香カードの加熱位置を移動したが、反対に芳香
カードは固定したままで、加熱部側を変位させ、加熱位
置を移動することも可能である. さらに,上記実施例における具体的構成は種々変形が可
能であり、たとえば芳香カードを搬送する駆動源として
DCMIIモータを用いたが、パルスモー夕を用いても
よいし、電源分圧用の可変抵抗器を用いる代りにチ言ツ
パ回路と平滑コンデサによる電源回路を用いてもよい.
また、一定の加熱温度でなく、段階的に切り換えて芳香
剤の発散量を制御する様にしてもよい. [発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、取り外し可能に
装着される芳香カードを加熱して芳香を得ることから、
従来に比べ芳香剤の取り扱いが極めて容易となるうえ、
必要なときにだけ芳香を得ることが可能となり、好みの
香を選択して得ることができる効果がある. さらに、芳香カードの未加熱領域を識別して加熱位置を
移動し、部分的に加熱していくことから、一旦使用した
芳香カードを、再び使用する場合にも、未加熱領域から
良好な芳香を得ることができ,しかも使用済芳香カード
を確実に識別することができる.
芳香装置側に検出させるための表示手段が設けられてい
る.この表示手段は、芳香カード1の加熱に伴う感熱塗
料の変色を利用したものであり、具体的には,補強板3
に形成した溝部6内に感熱塗料を塗布したものとなって
いる.溝部6は、第3図に示すように、芳香カードlの
挿入方向(矢[A方向)に泊って,補強板3の一側縁部
近傍に形成されている.また、この実施例では、溝部6
の底面に黒色系の塗料を塗布し,この黒色系塗料の上面
に、加熱前は白色系で加熱後に透明となる感熱塗料を塗
布したものである.つまり、この表示手段では、加熱前
の状態では、白色の感熱塗料よって黒色系塗料を覆うこ
とにより、溝部6は、光を反射する白色系のラインとな
り、加熱後は、感熱塗料が透明となって黒色系塗料が露
呈し、溝部6は,光を吸収する黒色系のラインとなる.
したがって、この溝部6のラインを、光センナで参照す
ることにより、芳香カード1が、挿入方向のどこまでが
加熱済すなわち使用済か,どこまでが加熱前すなわち未
使用であるかを検出することができる. なお、感熱塗料には不可逆性のものが用いられており、
一旦加熱されて変色した後は、半永久的に加熱済の表示
状態を雑持するものである.また,このような感熱塗料
によるラインを溝部6内に設けることにより,この部分
を薄肉とし、芳香カード1の裏面からの熱を効率よく感
熱塗料に与えることができ,確実な変色を得ることがで
きる. また、感熱塗料の変色温度は、もちろん芳香カードlの
加熱温度に対応している必要があるが、たとえば、芳香
装置を車載用に構成した場合、車内の温度が80°C程
度に上昇することから、この温度での芳香カード1の芳
香や感熱塗料の変色を防ぐ必要がある.そこで、この場
合,芳香装置の加熱温度を!00°C程度とし、芳香剤
の芳香温度と感熱塗料の変色温度とを,この加熱温度の
範囲内に設定している. また、補強板3の裏面には、第4図に示すように、芳香
板2と補強板4を装着する凹部7が形成されている.つ
まり、この実施例では、芳香板2を凹部7の内側に配置
した後、補強板4を凹部7の開口に嵌合して固定するこ
とにより,芳香板2を補強板3,4で挟持する.なお、
補強板3,4同士の固定方法としては、接着等、種々採
用できる. 一方、この芳香装置は、第1図に示すように、芳香カー
ドlを装着する装着部1lと、ここに装着された芳香カ
ード1を搬送するカード搬送機構部12と、芳香カード
1を加熱する加熱部l3と、予め加熱時間等の設定を行
う設定部l4と、芳香カード1の排出等を指示する操作
部l5と、上記設定部l4および操作部l5より得られ
る指示に基いて本装置の動作全体を制御する制御回路1
6とを有している. 第5図は、芳香装置の外観を示す斜視図である. この芳香装置は,略直方体形状のプラスチック製外筐2
0を有しており、この外筐20の前面に,上記芳香カー
ド1を装着する挿入口21が形威されるとともに、上記
操作部15を構成する排出スイッチ22と、r P O
W E R J、rHEATJおよびrENDJの各
表示ランプ23〜25が設けられている. 第6図は、芳香装置の内部構戊を示す分解斜視図である
. 図示のように、上記外筐20には、上記設定部l4およ
び制御回路16等が設けられる配線基板27と、上記装
着部11、搬送機構部12および加熱部13等が設けら
れるベース26とが,上下に重った状態で配置されてい
る. ベース26は、耐熱性のプラスチック等よりなり、底板
26aの両側に支持板26b、26cを立設したもので
あり、各支持板26b.26cの間に、上記装着部11
としてのスペースが確保され、芳香カードlが挿入され
る.なお、支持板26b、26cには、芳香カードlの
挿入排出をガイドするスライドレール部31が一体形成
されている. また、ベース26の一方の支持板26bには,上記搬送
機構部l2が設けられている.この搬送機構部l2は、
第7図および第8図に示すように、駆動モータ28と、
減速ギア群29と,搬送ローラ30とから構成され、駆
動モータ28の動力によって搬送ローラ30を回動し、
芳香カ一ドlを進入方向および排出方向に搬送する.駆
動モータ28には、DCWA御モータが用いられている
.この駆勤モータ28の制御は制御回路l6によって行
われるが、進入時の搬送速度(正転速度)に対して排出
時の搬送速度(逆転速度)が大きくなっており,芳香カ
ードlを速やかに排出する構成となっている. 搬送ローラ30゛は,減速ギア群29に支持されて,片
持ち構造で装着部ll側に突出している.この搬送ロー
ラ30は、外周に摩擦ゴムが配装されており、上記スラ
イドレール部31にガイドされて装着部ll内に挿入さ
れてきた芳香カード1の先端部を受け止め,挿入操作を
一旦停止させるようになっている.そして、この状態で
、後述するセンサにより電源がオンされ、搬送ローラ3
0が正転駆動されることにより、芳香カード1を進入方
向に搬送する. また,ベース26の底板26aには、加熱部l3が設け
られている.この加熱部13は、装着部11の幅方向に
長手棒状に形成されており、芳香カ一ド1を,その進行
方向に対して局部的に加熱する構成となっている. 第9図(a).(b)は,加熱部l3を示す一部切欠斜
視図である. この加熱部l3は、棒状に形威したマイカ板32にニク
ロム線33を巻回し、この周囲をグラスウール34で絶
縁して、この上から断面U字状の銅板35を被せ、この
銅板35の頂部だけを露出させた状態で、基端部側を断
熱材36で包囲したものである.ここで、断熱材36は
、エボキシ系樹脂にカーボン粉を混入し、ねって固めた
ものを用いている.また、銅板35の突出量は、数■程
度となっている. そして、断熱材36は,さらに板ばね状の取付け金具3
7の先端に取付けられ、この取付け金具37の基端部は
、シリコンゴム等の断熱板38を介してベース26の底
板26aに固定されている. このような構造により、銅板35の頂部によって線状の
ヒートポイントを形成するとともに、その他の部分を断
熱材36で包囲し,外部に熱を発散させないものとなっ
ている.そして、断熱材36は、取付け金具37によっ
てベース26の底板26a上にフローテング支持され、
銅板35が装着部11に挿入される芳香カードlの裏面
に有効に接触できる構成となっている. また,上記ベース26の他方の支持板26cには、芳香
カードlの挿入、使用状況、使用終了を検出するための
各センサ40,41.42が設tナられている. まず、芳香カード1の挿入検出センサ40は、第10図
に示すように、上記搬送ローラ30に対向する位置(図
中a)に設けられており、機械的接点が、芳香カード1
の先端縁に押圧操作されることにより、芳香カード1が
挿入されたことを検出するものである.そして、この挿
入検出センサ40がオンすることにより、芳香装置への
電源がオンし、搬送機構部12が始動して搬送ローラ3
0が正転し,芳香カードlを進入方向に搬送する.つま
り、この実施例では,利用者によって挿入された芳香カ
ードlは,先端が搬送ローラ30に当接する位置(図中
a)で、搬送ローラ30の摩擦力を受けて停止するが、
これと同時に挿入検出センサ40によって検出され、以
後は、搬送機構部12の制御によって自動的に搬送され
ることになる. また,使用状況検出センサ4lは,上述した芳香カード
lOWIt部6内の色を検出することにより、芳香カー
ド1がどの位置まで未使用であるかを識別するものであ
る.つまり、この使用状況検出センサ4lは、発光素子
と受光素子の組合わせによる反射型の光学式センサであ
り、発光素子からの光が溝部6で反射し、受光素子で受
光されるか否かにより、溝部6の色を検出する.上述の
ように、感熱塗料が未だ加熱されておらず、白色系のま
まであれば,発光素子の光は反射して受光素子で受光さ
れるが、感熱塗料が加熱によって黒色系の塗料が露呈す
ると、発光素子の光は吸収され,受光素子には受光され
ないことになる.このような使用状況検出センサ41は
、上記加熱部13のヒートポイントに対応する位置(図
中b)に配置されており、このセンサ4lの検出結果に
応じて加熱部13の制御を行うものである. また、使用終了検出センサ42は、装着部11の奥に配
置されており、機械的接点が、芳香カード1の先端縁に
押圧操作されることにより、芳香力−ド1が所定の使用
終了位置まで進入したことを検出する.そして,この使
用終了検出センサ42がオンすると、制御回路16は,
排出動作に移行し、搬送ローラ30が逆転して芳香カー
ド1を排出位置(図中a)まで搬送十る. また,上記配線基板27には,設定部l4としての2つ
のタイマ43.44が設けられている.一方のタイマ4
3は,加熱部13による加熱時間を設定するものであり
、他方のタイマ44は、停止時間を設定するものである
.そして、各タイマ43、44の可変抵抗器43a、4
4aを予め調整することにより時間設定を行う. ところで、人間の嗅覚は、一定時間同じ匂いをかぐこと
によって麻痺する性質があることから、芳香カードlを
長時間連続的に加熱して蒸散しても,利用者の実感とし
ては,あまり有効な芳香を得ることができない.そこで
,本芳香装置では、所定時間毎に加熱蒸散と停止とを切
り換えることにより、利用者に対して有効な芳香を与え
るとともに,芳香剤の節約を図るものである.なお、具
体的には、加熱時間と停止時間とを、5分から8分の間
で設定している. また、配線基板27には、使用状況検出センサ41の感
度調整用の可変抵抗器45が設けられている. なお,配線基板27には、12vのDC?t[が供給さ
れているが、この電源は、芳香装置を家屋内で使用する
場合には、ACアダプタを使用することができ,また芳
香装置を車内で使用する場合には、カーシガレッター用
のDCプラグを設けてバッテリーから得ることができる
. そして、このようにして得た12vDC電源を可変抵抗
群46により所定電圧に降圧して、各回路素子に供給し
ている. 制御回路16は、以上のような各構成要素を全体的に制
御し、芳香カード1の間欠送りによる芳香拡散処理を行
う. 第11図は,このような処理動作を示すフローチャート
である. まず、挿入検出センサ40によって芳香カードlの挿入
が検知されることにより(St),電源がオンする(3
2),これによりrPOWERJの表示ランプ23が点
灯する.そして、同時に搬送機構部12が始動して搬送
ローラ30を正転し、芳香カードlを進入方向に搬送す
る(S3),この段階で、利用者が排出スイッチ22を
押すと(34),制御回路16は、排出処理に移行し(
S 1 7) ,芳香カ一ドlが排出されると(3 1
8) .挿入検出センサ40がオフして電源がオフし
(S 1 9) .準備状態に戻る.また、排出スイッ
チ22が押されないまま芳香カードlが進入方向に搬送
され、上記使用状況検出センサ41により芳香カードl
の未使用領域が検出されると(55).芳香カード1の
搬送を停止し(S6),加熱を開始する(S7),ここ
で、上記rHEATJの表示ランプ24が点灯される.
また、同時に上記タイマ43が作動し(Sa),予め設
定された加熱時間を計時していく. なお、加熱中に利用者が排出スイッチ22を押すと(3
9),制御回路l6は、上述した排出処理(S 1 7
)に移行する. また、所定時間経過してタイマ43がタイムオーバーと
なれば(S 1 0) .加熱を停止して(Sll).
タイマ44が作動し(S l 2) ,予め設定された
停止時間を計時していく.また,この加熱停止中にも、
利用者が排出スイッチ22を押した場合には(S 1
3) .制御回路l6は、上述した排出処理(S 1
7)に移行する. そして、所定時間経過してタイマ44がタイムオーバー
となれば(S 1 4) ,搬送機構部l2が作動して
搬送ローラ30を正転し、芳香カードlを進入方向に搬
送する(S 1 5) .そして、この搬送によって、
使用状況検出センサ41が再び芳香カ一ドlの未使用領
域を検出することにより(SS).上記S6以降の処理
を繰り返す.また、使用状況検出センサ4lが芳香カー
ドlの未使用領域を検出せず、上記使用終了検出センサ
42がオンした場合には(5 1 6) .その芳香カ
ード1が使用終了であるとみなして,制御回路16は、
上述した排出処理(S l 7)に移行する.また,こ
の使用終了検出センサ42のオンによる排出に際しては
,上記rENDJの表示ランプ25を点減させて,使用
終了である旨を表示する. このようにして、芳香カード1を間欠的に移動しながら
加熱し、芳香を得るとともに、非使用時には芳香カード
を排出して無駄な拡散を無くすことができる.また、芳
香カードを適宜排出して他の芳香カードと交換すること
が可能であり、好みの香りを容易に得ることができる. なお、上記実施例では、芳香カードの加熱時間と停止時
間とを、予め設定する構成としたが、これを利用者が適
宜設定できるようにしてもよい.すなわち、上記実施例
では、タイマの可変抵抗を調整して加熱時間と停止時間
を設定したが、この可変抵抗と連動した調整ツマミを上
記操作部l5に設けることにより利用者が適宜調整でき
る構成とすることが可能である. また、上記実施例では、芳香板2に加熱蒸散性の芳香剤
を含浸した芳香カードlを用いる構戒を説明したが、他
の芳香カードとしては、例えばマイクロカプセルを付着
した芳香カードを用いてもよい.つまり、この芳香カー
ドでは、第12図に原理的に示すように、微細な粒子状
のマイクロカプセル50に芳香剤を封入したものを接着
剤等によりカード基板5lに塗布し、このマイクロカプ
セル50を上記実施例と同様にして加熱していき、熱に
よって徐々にマイクロカプセル50の外皮を破っていく
ことにより、芳香を得るようにしたものである. また,上記実施例では、芳香カードlの加熱と搬送の間
欠動作のタイミングが1対1で対応していたが、例えば
2度加熱した後に1回搬送動作を行ったり、あるいは加
熱と停止の間欠動作とは無関係に、一定時間加熱する毎
に搬送を行う等の変形も可能である.これは、例えば連
続する加熱時間が長い場合、同じ位置で芳香カード1を
加熱しても芳香剤の蒸散が弱まってしまうので、許容時
間を超えた時点で次の領域に移動する構成をとることに
より、常に新鮮な芳香剤の蒸散を得ることができる. また、上記実施例では、芳香カード1が適正な状態で挿
入された場合を前提で説明したが,芳香カードlが表裏
逆あるいは前後逆に挿入されるのを訪止する手段を設け
ることも可能である.たとえば、芳香カードlに突起を
設けるとともに,この突起に対応する切り欠きを挿入口
21側に形成し、突起と切り欠きが一致したときだけ芳
香カード1を挿入可能とすることにより、芳香カード1
の誤挿入を防止することができる.また,もちろん芳香
カードl側に切り欠き、挿入口21側に突起を設けても
よい. また、このような機械的な手段ではなく、上記使用状況
検出センサ41の応用により、誤挿入に対処することが
できる.つまり、使用状況検出センサ41では、黒色系
のラインを検出したときに使用済領域と判断することか
ら、芳香カード1の溝部6を形威した以外の側縁部に黒
色系のラインを設けておき、芳香カ一ドlを誤挿入した
場合には,常に使用状況検出センサ4lが黒色系のライ
ンを検出して使用済と判断し、結果的に排出処理を行う
ように構成することにより、誤挿入防止を行うことがで
きる. また,上記実施例では、白色系から透明に変色する感熱
塗料を用いて芳香カードlの使用済領域を識別したが,
白色系から直接黒色系に変色する感熱塗料を用いてもよ
いし、あるいは最初黒色系や有彩色から加熱後に透明に
代るような感熱塗料を用いて色の変化を検出するように
してもよい. さらに、感熱塗料を直接塗布する代りに、感熱塗料が塗
布された粘着シートを貼るようにしてもよい. また2」二記実施例では、芳香カードを搬送することに
より、芳香カードの加熱位置を移動したが、反対に芳香
カードは固定したままで、加熱部側を変位させ、加熱位
置を移動することも可能である. さらに,上記実施例における具体的構成は種々変形が可
能であり、たとえば芳香カードを搬送する駆動源として
DCMIIモータを用いたが、パルスモー夕を用いても
よいし、電源分圧用の可変抵抗器を用いる代りにチ言ツ
パ回路と平滑コンデサによる電源回路を用いてもよい.
また、一定の加熱温度でなく、段階的に切り換えて芳香
剤の発散量を制御する様にしてもよい. [発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、取り外し可能に
装着される芳香カードを加熱して芳香を得ることから、
従来に比べ芳香剤の取り扱いが極めて容易となるうえ、
必要なときにだけ芳香を得ることが可能となり、好みの
香を選択して得ることができる効果がある. さらに、芳香カードの未加熱領域を識別して加熱位置を
移動し、部分的に加熱していくことから、一旦使用した
芳香カードを、再び使用する場合にも、未加熱領域から
良好な芳香を得ることができ,しかも使用済芳香カード
を確実に識別することができる.
第1図は,本発明の一実施例による芳香装置の回路構成
を示すブロック図である. 第2図は、同実施例で使用される芳香カードを示す分解
斜視図である. 第3図は、上記芳香カードの表面を示す平面図である. 第4図は、上記芳香カードの裏面の構造を示す分解斜視
図である. 第5図は、同実施例における芳香装置の外観を示す斜視
図である. 第6図は、同芳香装置の内部構戊を示す分解斜視図であ
る. 第7図は、同実施例に設けられる搬送機構部を示す側面
図である. 第8図は、同搬送機構部を示す平面図である. 第9図は、同実施例に設けられる加熱部を示す一部切欠
斜視図である. 第10図は、同実施例に設けられる各センナの配置を示
す一部省略側面図である. 第11図は、同実施例における処理動作を示すフローチ
ャートである. 第12図は、芳香カードの他の例を原理的に示す拡大側
面図である. ・・・芳香カード、 1・・・装着部、 2・・・カード搬送機構部、 3・・・加熱部、 4・・・設定部, 5・・・操作部、 6・・・制御回路、 0・・・外筐、 6・・・ベース、 7・・・配線基板、 0・・・挿入検出センサ、 1・・・使用状況検出センサ、 2・・・使用終了検出センサ、 3,44・・・タイマ.
を示すブロック図である. 第2図は、同実施例で使用される芳香カードを示す分解
斜視図である. 第3図は、上記芳香カードの表面を示す平面図である. 第4図は、上記芳香カードの裏面の構造を示す分解斜視
図である. 第5図は、同実施例における芳香装置の外観を示す斜視
図である. 第6図は、同芳香装置の内部構戊を示す分解斜視図であ
る. 第7図は、同実施例に設けられる搬送機構部を示す側面
図である. 第8図は、同搬送機構部を示す平面図である. 第9図は、同実施例に設けられる加熱部を示す一部切欠
斜視図である. 第10図は、同実施例に設けられる各センナの配置を示
す一部省略側面図である. 第11図は、同実施例における処理動作を示すフローチ
ャートである. 第12図は、芳香カードの他の例を原理的に示す拡大側
面図である. ・・・芳香カード、 1・・・装着部、 2・・・カード搬送機構部、 3・・・加熱部、 4・・・設定部, 5・・・操作部、 6・・・制御回路、 0・・・外筐、 6・・・ベース、 7・・・配線基板、 0・・・挿入検出センサ、 1・・・使用状況検出センサ、 2・・・使用終了検出センサ、 3,44・・・タイマ.
Claims (2)
- (1)取り外し可能に装着された芳香カードを加熱する
ことにより芳香剤を発散させる加熱式芳香装置であって
、 上記芳香カードを部分的に加熱する加熱手段と; 上記芳香カードの未加熱領域と既加熱領域とを識別する
識別手段と; この識別手段の識別結果に基いて、上記加熱手段による
加熱位置を未加熱領域に順次移動する加熱位置移動手段
と; を有することを特徴とする加熱式芳香装置。 - (2)請求項(1)において、 上記芳香カードを時間設定によって間欠的に加熱するこ
とを特徴とする加熱式芳香装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1233975A JPH0397464A (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 加熱式芳香装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1233975A JPH0397464A (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 加熱式芳香装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0397464A true JPH0397464A (ja) | 1991-04-23 |
JPH0470025B2 JPH0470025B2 (ja) | 1992-11-09 |
Family
ID=16963572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1233975A Granted JPH0397464A (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 加熱式芳香装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0397464A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6078728A (en) * | 1998-06-22 | 2000-06-20 | S. C. Johnson & Son, Inc. | Volatile carrier for use with a heating device |
-
1989
- 1989-09-08 JP JP1233975A patent/JPH0397464A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6078728A (en) * | 1998-06-22 | 2000-06-20 | S. C. Johnson & Son, Inc. | Volatile carrier for use with a heating device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0470025B2 (ja) | 1992-11-09 |
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