JPH039699Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH039699Y2 JPH039699Y2 JP1985174841U JP17484185U JPH039699Y2 JP H039699 Y2 JPH039699 Y2 JP H039699Y2 JP 1985174841 U JP1985174841 U JP 1985174841U JP 17484185 U JP17484185 U JP 17484185U JP H039699 Y2 JPH039699 Y2 JP H039699Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- synthetic resin
- resin film
- water
- laminate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 36
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 36
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 30
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 claims description 13
- 239000011295 pitch Substances 0.000 claims description 9
- 239000002657 fibrous material Substances 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 7
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 238000004049 embossing Methods 0.000 description 7
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 6
- 238000007373 indentation Methods 0.000 description 5
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 3
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 3
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 2
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 2
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 2
- 210000002700 urine Anatomy 0.000 description 2
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 1
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 1
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 1
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 1
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はおむつのバツクシート、特に使い捨て
おむつのバツクシートに関する。
おむつのバツクシートに関する。
従来、使い捨ておむつは、基本的には、肌との
接触を和らげるための透水シート、尿の洩れを防
ぐための防水シート、尿を吸収するために透水シ
ートと防水シート間に挿入される吸水部材とから
構成されるのが一般的になつてきている。このよ
うな従来の使い捨ておむつでは、防水シートとし
て防水紙、ポリエチレンフイルム等の合成樹脂フ
イルムが単体として使用され、吸水部材とヒート
シール等により接着して一体化されているにすぎ
ない。
接触を和らげるための透水シート、尿の洩れを防
ぐための防水シート、尿を吸収するために透水シ
ートと防水シート間に挿入される吸水部材とから
構成されるのが一般的になつてきている。このよ
うな従来の使い捨ておむつでは、防水シートとし
て防水紙、ポリエチレンフイルム等の合成樹脂フ
イルムが単体として使用され、吸水部材とヒート
シール等により接着して一体化されているにすぎ
ない。
防水シートとして合成樹脂フイルムを吸水部材
の外側に単に重ね合わせたバツクシートは耐漏水
性の観点から実用的効果がある。しかし、外観、
感触の上で合成樹脂フイルム固有の冷たさ、硬さ
がある。合成樹脂フイルムを使用したバツクシー
トのクロスライク化あるいは高級化という観点か
ら、従来のバツクシートでは外部構造、表面特
性、外観、感触ともに未だ不十分である。
の外側に単に重ね合わせたバツクシートは耐漏水
性の観点から実用的効果がある。しかし、外観、
感触の上で合成樹脂フイルム固有の冷たさ、硬さ
がある。合成樹脂フイルムを使用したバツクシー
トのクロスライク化あるいは高級化という観点か
ら、従来のバツクシートでは外部構造、表面特
性、外観、感触ともに未だ不十分である。
そこで、本考案は不透水性合成樹脂フイルムを
使用した従来おむつのバツクシートの未解決点を
改善するものであつて、嵩高でソフトな肌ざわり
という実用的効果と共に、立体的外観の付与によ
り美的効果を高めクロスライク化を向上させたお
むつのバツクシートを提供しようとするものであ
る。
使用した従来おむつのバツクシートの未解決点を
改善するものであつて、嵩高でソフトな肌ざわり
という実用的効果と共に、立体的外観の付与によ
り美的効果を高めクロスライク化を向上させたお
むつのバツクシートを提供しようとするものであ
る。
上記問題を解決するための本考案のおむつのバ
ツクシートは繊維材料からなる不織シートと不透
水性合成樹脂フイルムとの積層体からなり、上記
不織シートの繊維相互の部分接合により形成され
る表面凹凸と、上記不織シートと上記不透水性合
成樹脂フイルムとの部分接着により形成される表
面凹凸とのいずれか一方、または両方と、更に、
上記不織シートと不透水性合成樹脂フイルムとの
積層体に賦形加工を施して形成された表面凹凸と
を有し、上記各種表面凹凸のピツチが互いに異な
ることを特徴とするものである。
ツクシートは繊維材料からなる不織シートと不透
水性合成樹脂フイルムとの積層体からなり、上記
不織シートの繊維相互の部分接合により形成され
る表面凹凸と、上記不織シートと上記不透水性合
成樹脂フイルムとの部分接着により形成される表
面凹凸とのいずれか一方、または両方と、更に、
上記不織シートと不透水性合成樹脂フイルムとの
積層体に賦形加工を施して形成された表面凹凸と
を有し、上記各種表面凹凸のピツチが互いに異な
ることを特徴とするものである。
即ち、本考案は不織シートの繊維相互を部分的
に接合することにより形成した表面凹凸、および
上記不織シートと上記不透水性合成樹脂フイルム
とを上記繊維同志の部分接合とはピツチを異にし
て部分接着することにより形成した表面凹凸、お
よび上記不織シートと不透水性合成樹脂フイルム
との積層体に賦形加工を施して形成した上記2表
面凹凸とは異なるピツチの表面凹凸によりバツク
シート表面を3種の凹凸で形成したことを特徴と
する。
に接合することにより形成した表面凹凸、および
上記不織シートと上記不透水性合成樹脂フイルム
とを上記繊維同志の部分接合とはピツチを異にし
て部分接着することにより形成した表面凹凸、お
よび上記不織シートと不透水性合成樹脂フイルム
との積層体に賦形加工を施して形成した上記2表
面凹凸とは異なるピツチの表面凹凸によりバツク
シート表面を3種の凹凸で形成したことを特徴と
する。
または、本考案のバツクシートは不織シートの
繊維相互を部分接合することにより形成した表面
凹凸、および上記不織シートと不透水性合成樹脂
フイルムとの積層体にエンボス加工等の賦形加工
により波形等任意の凹凸賦形を施すことにより形
成した、上記繊維相互の部分接合による表面凹凸
とは異なるピツチの表面凹凸を有することを特徴
とする。この場合、不織シートと不透水性合成樹
脂フイルムとは全面接着されていてもよい。ま
た、繊維相互の部分接合部は散点状に部分的に接
着して形成されていてもよい。
繊維相互を部分接合することにより形成した表面
凹凸、および上記不織シートと不透水性合成樹脂
フイルムとの積層体にエンボス加工等の賦形加工
により波形等任意の凹凸賦形を施すことにより形
成した、上記繊維相互の部分接合による表面凹凸
とは異なるピツチの表面凹凸を有することを特徴
とする。この場合、不織シートと不透水性合成樹
脂フイルムとは全面接着されていてもよい。ま
た、繊維相互の部分接合部は散点状に部分的に接
着して形成されていてもよい。
または、本考案は不織シートと不透水性合成樹
脂フイルムとを部分接着することにより形成した
表面凹凸、およびこの凹凸表面を有する不織シー
トと不透水性合成樹脂フイルムとの複合体にエン
ボス加工等の賦形加工により、上記表面凹凸と異
なるピツチの波形等任意の凹凸賦形を施すことに
より2種の凹凸でバツクシート表面を形成したこ
とを特徴とする。この場合、繊維相互間の接合部
は繊維ウエブ相互を全面的に接合して形成された
ものでもよい。また、不織シートと不透水性合成
樹脂フイルムとの接着部は散点状に部分的に接合
して形成されたものでもよい。
脂フイルムとを部分接着することにより形成した
表面凹凸、およびこの凹凸表面を有する不織シー
トと不透水性合成樹脂フイルムとの複合体にエン
ボス加工等の賦形加工により、上記表面凹凸と異
なるピツチの波形等任意の凹凸賦形を施すことに
より2種の凹凸でバツクシート表面を形成したこ
とを特徴とする。この場合、繊維相互間の接合部
は繊維ウエブ相互を全面的に接合して形成された
ものでもよい。また、不織シートと不透水性合成
樹脂フイルムとの接着部は散点状に部分的に接合
して形成されたものでもよい。
上記積層体に与えられた賦形加工部は積層体の
表面部のみに形成されていてもよく、または表裏
両面部に形成されていてもよい。
表面部のみに形成されていてもよく、または表裏
両面部に形成されていてもよい。
上記ピツチの異なる各種の表面凹凸による縮み
によつて上記積層体の見かけ厚さが平面状の積層
体の約4倍以上になつているのが好ましい。
によつて上記積層体の見かけ厚さが平面状の積層
体の約4倍以上になつているのが好ましい。
以下、本考案の実施例を示す図面を参照して本
考案を更に詳細に説明する。
考案を更に詳細に説明する。
第1図において、本考案のおむつのバツクシー
トは繊維相互を部分的に熱圧着して繊維シート2
面部分に熱圧着部22による凹凸状の縮みを形成
し、この縮みを有する繊維シート(不織シート)
2に不透水性合成樹脂フイルム3をラミネート法
により全面接着し、このようにして形成された不
織シート2と合成樹脂フイルム3との積層体に押
込み法によつて波型変形4を加えて積層体全体に
縮みを与えたものである。このバツクシートにお
いて、繊維ウエブの目付は15g/m2とし、合成樹
脂フイルム3の厚さは15μとした、押し込み加工
におけるオーバーフイード率は20%とした。押込
み加工には、例えば、ブレード/ロールまたはス
タフアーボツクスを使用することができる。賦形
上必要に応じて加温またはスチームを加えてもよ
い。
トは繊維相互を部分的に熱圧着して繊維シート2
面部分に熱圧着部22による凹凸状の縮みを形成
し、この縮みを有する繊維シート(不織シート)
2に不透水性合成樹脂フイルム3をラミネート法
により全面接着し、このようにして形成された不
織シート2と合成樹脂フイルム3との積層体に押
込み法によつて波型変形4を加えて積層体全体に
縮みを与えたものである。このバツクシートにお
いて、繊維ウエブの目付は15g/m2とし、合成樹
脂フイルム3の厚さは15μとした、押し込み加工
におけるオーバーフイード率は20%とした。押込
み加工には、例えば、ブレード/ロールまたはス
タフアーボツクスを使用することができる。賦形
上必要に応じて加温またはスチームを加えてもよ
い。
このようにして作つた立体状バツクシートの見
かけ厚さは約0.3mmであり、平面状態のシートの
約8倍であつた。この見かけ厚さは自然状態に置
いた無加重のバツクシートを測定したものであ
る。
かけ厚さは約0.3mmであり、平面状態のシートの
約8倍であつた。この見かけ厚さは自然状態に置
いた無加重のバツクシートを測定したものであ
る。
上記の繊維相互の接合部は第1図の実施例のよ
うに熱圧着によつて形成されたものでもよいが、
接着剤により、低融点繊維の利用により、ニード
リングあるいは水流の利用により、その他いずれ
の方法により形成されたものであつてもよい。
うに熱圧着によつて形成されたものでもよいが、
接着剤により、低融点繊維の利用により、ニード
リングあるいは水流の利用により、その他いずれ
の方法により形成されたものであつてもよい。
上記の不織シート2と合成樹脂フイルム3との
接着部33の形成にも格別の限定はなく、所望の
方法を選択できる。また、この不織シート2と合
成樹脂フイルム3との接着部33は繊維相互の接
合部をもたない繊維ウエブの状態で合成樹脂フイ
ルムに部分的に熱圧着されて形成された凹部であ
つてもよく、予め繊維相互を接合して不織シート
を形成しておいて、該不織シートと合成樹脂フイ
ルムとを接着して形成された凹部であつてもよ
い。凹凸変形のある表面性に富んだバツクシート
を提供する上で、上記繊維相互間の部分的な接合
によつて形成された接合部22と上記不織シート
2と上記合成樹脂フイルム3との間の部分的接着
によつて形成された接着部33とがバツクシート
の表面部分に凹部を形成しているのが好ましい
が、該接合部および該接着部のいずれか一方がバ
ツクシートの表面部分に凹部を形成していてもよ
い。ここで言う表面部分にはバツクシートの表裏
両面部分および表裏いずれか一面部分を指す。
接着部33の形成にも格別の限定はなく、所望の
方法を選択できる。また、この不織シート2と合
成樹脂フイルム3との接着部33は繊維相互の接
合部をもたない繊維ウエブの状態で合成樹脂フイ
ルムに部分的に熱圧着されて形成された凹部であ
つてもよく、予め繊維相互を接合して不織シート
を形成しておいて、該不織シートと合成樹脂フイ
ルムとを接着して形成された凹部であつてもよ
い。凹凸変形のある表面性に富んだバツクシート
を提供する上で、上記繊維相互間の部分的な接合
によつて形成された接合部22と上記不織シート
2と上記合成樹脂フイルム3との間の部分的接着
によつて形成された接着部33とがバツクシート
の表面部分に凹部を形成しているのが好ましい
が、該接合部および該接着部のいずれか一方がバ
ツクシートの表面部分に凹部を形成していてもよ
い。ここで言う表面部分にはバツクシートの表裏
両面部分および表裏いずれか一面部分を指す。
上記接合部22および上記接着部33をバツク
シート表面部分上へ部分的に形成する場合の接合
部および接着部によつて形成するパターンは任意
である。ピンポイントの千鳥格子配置でもよく、
鎖線の格子縞状の配置でもよい。また接合部22
と接着部33の比率についても格別の制限はな
い。但し、繊維ウエブの毛羽止め、繊維ウエブと
合成樹脂フイルムの積層体繊維の上からは、いず
れもバツクシート単位面積当たり2〜5%以上あ
ればよいが、バツクシートの平面性に立体感を与
え、外観の装飾性に変化を加える上では5〜20%
前後が望ましい。
シート表面部分上へ部分的に形成する場合の接合
部および接着部によつて形成するパターンは任意
である。ピンポイントの千鳥格子配置でもよく、
鎖線の格子縞状の配置でもよい。また接合部22
と接着部33の比率についても格別の制限はな
い。但し、繊維ウエブの毛羽止め、繊維ウエブと
合成樹脂フイルムの積層体繊維の上からは、いず
れもバツクシート単位面積当たり2〜5%以上あ
ればよいが、バツクシートの平面性に立体感を与
え、外観の装飾性に変化を加える上では5〜20%
前後が望ましい。
上記の積層体全体に加えられた押込み法による
波形変形は、軽くて厚みのある嵩高な外部構造、
趣味的変化のある外観、および柔軟な感触を増大
させるために加えられている。そのために本考案
のバツクシートは少なくとも2態様以上の縮み模
様をシート表面部分に有する。
波形変形は、軽くて厚みのある嵩高な外部構造、
趣味的変化のある外観、および柔軟な感触を増大
させるために加えられている。そのために本考案
のバツクシートは少なくとも2態様以上の縮み模
様をシート表面部分に有する。
本考案において賦形加工部4は上記のように押
込み加工によつて積層体の表裏全面に波形変形を
加えて形成されたものでもよく、またはエンボス
加工によつて、例えば鋳型状の凹凸ロールの組合
わせ、凹凸ロールとフラツトロールの組合わせか
ら任意の立体パターンにデザイン化された形状の
ものであつてもよい。押込み加工によるオーバー
フイード率は5〜50%/単位面積が望ましい。上
記凹凸賦形による上記積層体の見かけ厚さは0.05
〜3mmがおむつのバツクシートとして、実用的で
ある。
込み加工によつて積層体の表裏全面に波形変形を
加えて形成されたものでもよく、またはエンボス
加工によつて、例えば鋳型状の凹凸ロールの組合
わせ、凹凸ロールとフラツトロールの組合わせか
ら任意の立体パターンにデザイン化された形状の
ものであつてもよい。押込み加工によるオーバー
フイード率は5〜50%/単位面積が望ましい。上
記凹凸賦形による上記積層体の見かけ厚さは0.05
〜3mmがおむつのバツクシートとして、実用的で
ある。
凹凸のピツチは任意であるが、小ピツチで深い
賦形のものがソフト性に優れる。
賦形のものがソフト性に優れる。
なお、上記繊維シート2の繊維材料には格別の
限定はない。例えば、ポリプロピレン、ポリエチ
レン等のポリオレフイン系繊維、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリアミド繊維は強度および可撓
性の点で望ましい。また、ステープルおよびフイ
ラメントのいずれの繊維長のものも使用できる。
軽量で強度なバツクシートを形成するにはフイラ
メントが望ましい。繊維ウエブの目付は柔軟性、
軽量性から約5〜40g/m2の範囲が好ましい。繊
維ウエブによつて形成される不織シートの厚みは
約0.05〜0.25mmが好ましい。
限定はない。例えば、ポリプロピレン、ポリエチ
レン等のポリオレフイン系繊維、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリアミド繊維は強度および可撓
性の点で望ましい。また、ステープルおよびフイ
ラメントのいずれの繊維長のものも使用できる。
軽量で強度なバツクシートを形成するにはフイラ
メントが望ましい。繊維ウエブの目付は柔軟性、
軽量性から約5〜40g/m2の範囲が好ましい。繊
維ウエブによつて形成される不織シートの厚みは
約0.05〜0.25mmが好ましい。
上記合成樹脂フイルム材料にも格別の限定はな
い。一般的に、不透水性を与えるために、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ナイロン等が使用され
る。
い。一般的に、不透水性を与えるために、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ナイロン等が使用され
る。
第2図は第1図の積層方向の断面を示す。第2
図において、不織シート2の接合部22は凹部を
形成し、接合されない自由部分は相対的に凸部を
形成し、この凸部は積層体全体に付加された賦形
加工4によつて相乗的にふくらみを増し、それに
よつて嵩高なバツクシートを形成している。
図において、不織シート2の接合部22は凹部を
形成し、接合されない自由部分は相対的に凸部を
形成し、この凸部は積層体全体に付加された賦形
加工4によつて相乗的にふくらみを増し、それに
よつて嵩高なバツクシートを形成している。
本考案の他の実施例として、第3図に積層方向
断面図で示すおむつのバツクシートを作つた。
断面図で示すおむつのバツクシートを作つた。
第3図の実施例において、繊維ウエブN6を20
g/m2使用してスパンボンド法により全面的に接
合して不織シート2とし、これを約20μの不透水
性合成樹脂フイルムPE3とエンボス加工により
部分的に散点接着して接着部33をもつ積層体と
し、次いでこの積層体を更にエンボス加工してバ
ツクシート表面部分に縮みを与えた。このエンボ
ス加工ではエンボスロールとそのエンボス模様が
転写されたペーパーロールを組合わせて使用し、
温度50℃下で線圧150Kg/cmを加えて該積層体に
凹凸賦形を加えた。この賦形加工による凹凸模様
は水玉状凹凸タテ、ヨコ5mmピツチで千鳥状に配
置したものであり、このようにして作つた立体状
バツクシートの見かけ厚さは約1mmであり、平面
状態のシート厚の約8倍であつた。
g/m2使用してスパンボンド法により全面的に接
合して不織シート2とし、これを約20μの不透水
性合成樹脂フイルムPE3とエンボス加工により
部分的に散点接着して接着部33をもつ積層体と
し、次いでこの積層体を更にエンボス加工してバ
ツクシート表面部分に縮みを与えた。このエンボ
ス加工ではエンボスロールとそのエンボス模様が
転写されたペーパーロールを組合わせて使用し、
温度50℃下で線圧150Kg/cmを加えて該積層体に
凹凸賦形を加えた。この賦形加工による凹凸模様
は水玉状凹凸タテ、ヨコ5mmピツチで千鳥状に配
置したものであり、このようにして作つた立体状
バツクシートの見かけ厚さは約1mmであり、平面
状態のシート厚の約8倍であつた。
他の実施例として、上記凹凸賦形ををエンボス
ロールとフラツトロールとの組合わせにより繊維
ウエブ2または不透水性合成樹脂フイルム3のい
ずれか片面側のみに縮みを形成することも可能で
ある(図示せず)。
ロールとフラツトロールとの組合わせにより繊維
ウエブ2または不透水性合成樹脂フイルム3のい
ずれか片面側のみに縮みを形成することも可能で
ある(図示せず)。
更に、上記したように繊維ウエブ相互を部分的
に接合して不繊シートとし、この部分的接合部を
もつ不織シートとし、この部分的接合部をもつ不
織シートに不透水性合成樹脂フイルムを更に部分
的に接着して積層し、この積層体を上記したよう
な賦形加工を施して複雑な縮み形状を持つ立体構
造として変化のあるバツクシートとすることもで
きる(図示せず)。
に接合して不繊シートとし、この部分的接合部を
もつ不織シートとし、この部分的接合部をもつ不
織シートに不透水性合成樹脂フイルムを更に部分
的に接着して積層し、この積層体を上記したよう
な賦形加工を施して複雑な縮み形状を持つ立体構
造として変化のあるバツクシートとすることもで
きる(図示せず)。
本考案によるおむつのバツクシートは不織シー
ト側部を身体側、即ち内側にしてもよいが、不織
シート側をおむつの外側として使用した方が身体
にソフトな感触を与える上で望ましい。
ト側部を身体側、即ち内側にしてもよいが、不織
シート側をおむつの外側として使用した方が身体
にソフトな感触を与える上で望ましい。
上記構成による本考案のおむつのバツクシート
は上記した接合部および接着部以外の部分の繊維
ウエブのふくらみが積層体全体に施された賦形加
工によつて相乗的に増加されるのでバツクシート
全体として嵩高でふつくらとした厚みを有し、従
来品にない柔軟な外観と感触を着用者に与える。
また、立体パターンの異なる縮み構造により、合
成樹脂特有のベトツキがなくサラサラとした肌さ
わりである。更に、そのような縮み構造により、
合成樹脂表面の艶消し効果が促進されて優れたク
ロスライク性が提供される。
は上記した接合部および接着部以外の部分の繊維
ウエブのふくらみが積層体全体に施された賦形加
工によつて相乗的に増加されるのでバツクシート
全体として嵩高でふつくらとした厚みを有し、従
来品にない柔軟な外観と感触を着用者に与える。
また、立体パターンの異なる縮み構造により、合
成樹脂特有のベトツキがなくサラサラとした肌さ
わりである。更に、そのような縮み構造により、
合成樹脂表面の艶消し効果が促進されて優れたク
ロスライク性が提供される。
更に、縮み構造はシートの立体的デザイン化を
向上させ、パターンを自由に選択することによつ
て趣味性、装飾性を高めることができる効果があ
る。
向上させ、パターンを自由に選択することによつ
て趣味性、装飾性を高めることができる効果があ
る。
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は
第1図の積層方向の断面図、および第3図は本考
案の他の実施例の積層方向断面図である。 不織シート(不織シート)……2、接合部(熱
圧着部)……22、不透水性合成樹脂フイルム…
…3、接着部……33、賦形加工部(波形変形)
……4。
第1図の積層方向の断面図、および第3図は本考
案の他の実施例の積層方向断面図である。 不織シート(不織シート)……2、接合部(熱
圧着部)……22、不透水性合成樹脂フイルム…
…3、接着部……33、賦形加工部(波形変形)
……4。
Claims (1)
- 繊維材料からなる不織シート2と不透水性合成
樹脂フイルム3との積層体からなり、上記不織シ
ート2の繊維相互の部分接合22により形成され
る表面凹凸と、上記不織シートと上記不透水性合
成樹脂フイルムとの部分接着33により形成され
る表面凹凸とのいずれか一方、または両方と、更
に、上記不織シートと不透水性合成樹脂フイルム
との積層体に賦形加工4を施して形成された表面
凹凸とを有し、上記各種表面凹凸のピツチが互い
に異なることを特徴とするおむつのバツクシー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985174841U JPH039699Y2 (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985174841U JPH039699Y2 (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6283807U JPS6283807U (ja) | 1987-05-28 |
JPH039699Y2 true JPH039699Y2 (ja) | 1991-03-11 |
Family
ID=31113604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985174841U Expired JPH039699Y2 (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH039699Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4540310B2 (ja) * | 2003-06-18 | 2010-09-08 | 旭化成せんい株式会社 | 使い捨ておむつ用バックシート |
CL2007003436A1 (es) * | 2006-11-29 | 2008-10-24 | Procter & Gamble | Articulo absorbente desechable que comprende un sustrato el cual contiene un lienzo con una primera superficie y una segunda superficie opuesta a la primera, y donde el lienzo incluye ademas un patron de repeticion de macrounidades impresas, donde la |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5558602U (ja) * | 1978-10-17 | 1980-04-21 | ||
JPS59149903U (ja) * | 1983-03-26 | 1984-10-06 | 三井東圧化学株式会社 | 使い捨ておむつ用バツクシ−ト |
-
1985
- 1985-11-15 JP JP1985174841U patent/JPH039699Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6283807U (ja) | 1987-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI238708B (en) | Spun bonded type nonwoven fabric and material for use in sanitary goods | |
KR100249640B1 (ko) | 벌크한 신장 필로우형 라미네이트 | |
CN100448575C (zh) | 复合伸缩部件及其制造方法 | |
JP3611761B2 (ja) | 吸収性物品 | |
US6468931B1 (en) | Multilayer thermally bonded nonwoven fabric | |
JP4488817B2 (ja) | 複合伸縮部材及びその製造方法 | |
US7632979B2 (en) | Absorbing article having honeycomb recesses on lower absorbent layer and varying layer densities | |
KR100665456B1 (ko) | 3차원적 형태의 돌출부를 갖는 입체시트 재료 | |
JP5053954B2 (ja) | 止着テープ及びその製造方法、並びにテープ型おむつ | |
WO2010074205A1 (ja) | 吸収性物品の表面シート | |
CA2149099A1 (en) | Absorbent Sanitary Article | |
JP2004532758A5 (ja) | ||
KR20090034872A (ko) | 시트 부재, 고밀도 영역 함유 시트의 제조 방법 및 시트 부재를 사용한 일회용 기저귀 | |
KR20140047179A (ko) | 엠보스 롤러 장치 및 이를 이용한 표면 시트의 제조방법 및 이 표면 시트를 이용한 흡수성 물품 | |
KR20100130598A (ko) | 조임 테이프 및 조임 테이프를 갖는 일회용 기저귀, 및 이를 제조하는 공정 | |
CN108348374A (zh) | 吸收性物品 | |
JP3830472B2 (ja) | 吸収性物品 | |
CA2331190C (en) | Elastically stretchable composite sheet and process for making the same | |
US20020022426A1 (en) | Applications for elastic laminate web | |
JP4108050B2 (ja) | 立体シート | |
JPH039699Y2 (ja) | ||
JPH0246339Y2 (ja) | ||
TWI391129B (zh) | Absorbent items | |
WO2018020688A1 (ja) | 吸収性物品の液透過性シート用の積層不織布、並びに上記積層不織布の、吸収性物品の液透過性シートへの使用 | |
JP5054605B2 (ja) | 止着テープ、その製造方法及び製造装置、並びにテープ型おむつ |