JPH039688A - ディジタルフィルタ回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はディジタル映像機器に関するものである。

（従来の技術） 従来、この種のディジタル映像機器は輝度信号と２つの
色差信号を３つの系統で処理していた。

第３図は従来のディジタル特殊効果装置の例を示す図で
あるが、この構成について説明する。

入力のアナログ映像信号ａはＡ／Ｄ変換器３１でディジ
タルコンポジット信号すに変換される。デコーダ３２で
は輝度信号Ｙと２つの色差信号Ｃ，。

Ｃ１ｌにデコードされる３つのコンポーネント信号ｃ、
ｄ、ｅに変換される。この輝度信号Ｙと２つの色差信号
ＣＩ、Ｃ１ｌは４：２：２の比でサブリングされている
０本実施例では、輝度信号が４倍のサブキャリア、色差
信号は２倍のサブキャリアでサンプリングされる。フィ
ルタ３３．３４．３５はローパスフィルタを構成してお
り、特殊効果に応じて帯域制限をしている。　３６．３
７．３８はフレームメモリーで各コンポーネント信号を
１画面分蓄積し。

アドレス発生回路３９によってリード、ライトが行われ
、アドレスの操作によって縮小、拡大２回転などの効果
を発生できる。

アドレス変換された信号１ｔＪ＋にはエンコーダ４０で
コンポジット信号になり、Ｄ／Ａ変換器４１でもとのア
ナログ映像信号に変換される。

ここで、フィルタ部分３３．３４．３５を第４図に示す
、このフィルタはディジタルＦＩＲフィルタで一般形式
で表現してあり、下式で記述できる。

Ｈ（Ｚ）＝に、＋に、Ｚ−’＋に２Ｚ−”＋−・・・・
ＫｎＺ−Ｉｌ　−（Ａ）５０はサンプリングの１クロツ
クに相当する遅延素子で乗算器５１で係数Ｋｎ−Ｋｎが
乗算される。

すべての乗算器の結果は加算器５２で加算される。

５３、５４は同じ構成のディジタルフィルタで２つの色
差信号に対してフィルタ処理を行う。

第５図は輝度信号と色差信号のタイミングチャートであ
る。同図において、３つのフィルタの構成は同一である
が、輝度信号は４倍のサブキャリア、２つの色差信号は
２倍のサブキャリアのクロックで動作する。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来の構成では、３系統のフィルタ回路が必要であ
り、高次のフィルタの場合は回路規模が非常に増大する
欠点があった。

本発明の目的は、従来の欠点を解消し、輝度信号のクロ
ックの１／２で動作している２つの色差信号を１系統の
フィルタで処理し回路規模を縮小するディジタルフィル
タ回路を提供することである。

（課題を解決するための手段） 本発明のディジタルフィルタ回路は、輝度信号と２つの
色差信号のサンプリング周波数が４：２：２の比率で処
理されるディジタル映像機器において、２つの色差信号
を２倍のクロックで多重し、フィルタの各タップの遅延
量を２倍にし、１系統の回路で等価の特性を得るもので
ある。

（作　用） 本発明によれば、２系統のフィルタを１系統の回路で実
現するもので、特に次数の高いフィルタ回路に対して回
路規模の増大を防ぐことができる。

（実施例） 本発明の一実施例を第１図、第２図、第６図および第７
図に基づいて説明する。

第１図は本発明の一実施例におけるフィルタ回路の概略
ブロック図であり、第２図は同タイミングチャートであ
る。同図において、２つの色差信号０＋Ｐは切換器１に
入力される。切換信号ｑは第５図に示したように信号０
＋Ｐを切換え、２つの色差信号を２倍のクロックで交互
に多重にする（信号ｒ）。２，３．４は第４図に示す遅
延素子。

乗算器、加算器と同機能であるが遅延素子２の段数が従
来例に示したサンプリングの１クロツクに相当する遅延
素子５０に比べ２倍になっている。

第４図に示した色差信号に対するフィルタ回路は上記の
（Ａ）式で表現され２倍のサブキャリアのクロックで処
理される。この処理は処理クロックを２倍にし、各タッ
プの遅延量を２倍にして次式で処理した場合と、フィル
タ特性は従来と等価になる。

Ｈ（Ｚ）＝に０＋ＫＩＺ−”＋に、Ｚ−’＋・＝−に、
Ｚ−”　　＝−（Ｂ）第６図に２次のフィルタの等価の
例を示す。

ここで、２つの色差信号を２倍の処理クロック、すなわ
ち輝度信号と同じクロック周期で多重し、（Ｂ）式のフ
ィルタ処理を行う、このとき、２つの色差信号は交互に
多重されているため、混合することなく、各々の要素に
ついて演算できる。この結果を分離すれば、従来と同等
の機能を１系統で実現することができる。

第７図は多重信号によるフィルタリングのタイミングチ
ャートである。第１図および第７図において、信号Ｓは
色差信号に対して（Ｂ）式のフィルタリングを行い多重
された結果である。５，６はラッチ回路で、位相が９０
″ずれた２つのクロックｔ、ｕで、色差信号Ｓをサンプ
リングすることでもとの２つの色差信号Ｖ、ｗに分離す
る。さらにラッチ７．８において、クロックＸでサンプ
ルし、位相のそろった色差信号ｙＨ２を再生する。

信号Ｐは４倍のクロックで多重された色差信号でＣ，、
Ｃ１１が交互に繰り返される。信号イはＺ−２の出力、
信号つは２段目の２１の出力で、それぞれ２クロツク、
４クロツク遅延したものである。

これらのクロックの各フェーズで信号ア、イ、つに係数
に０〜に、、を乗じて加算し、信号工が得られる。この
信号は第４図に示した２系統で処理した色差信号のフィ
ルタリングと等価のものが得られる。信号オはクロック
信号を表わす。

（発明の効果） 本発明によれば、２系統のフィルタを１系統の回路で実
現するもので、特に次数の高いフィルタ回路に対しては
回路規模の増大を防ぐことが可能となり、その実用上の
効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるディジタルフィルタ
回路の概略ブロック図、第２図は同タイミングチャート
、第３図は従来のディジタル映像機器の系統図、第４図
は従来のディジタルフィルタ回路の概略ブロック図、第
５図は輝度信号と色差信号のタイミングチャート、第６
図は２次のフィルタの等価の例を示す図、第７図は多重
信号によるフィルタリングのタイミングチャートである
。 ■　・・・切換器、　２　・・・遅延素子、　３　・・
・乗算器、　４　・・・加算器、　５．Ｇ、７゜８・・
・ラッチ回路、　Ｏｒ　Ｐ＋　９＋　Ｖ＋　Ｗ＋ｙ、ｚ
　・・・色差信号、　ｑ　・・・切換信号。 ｒ・・・色相信号、　ｔ、ｕ、ｘ　・・・クロック。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 輝度信号と２つの色差信号のサンプリング周波数が４：
   ２：２の比率で処理されるディジタル映像機器において
   、前記２つの色差信号を２倍のクロックで多重し、フィ
   ルタの各タップの遅延量を２倍にし、１系統の回路で等
   価の特性を得ることを特徴とするディジタルフィルタ回
   路。