JPH0396554A - 非腐食補強材埋設プレストレストコンクリート部材 - Google Patents

非腐食補強材埋設プレストレストコンクリート部材

Info

Publication number
JPH0396554A
JPH0396554A JP23153189A JP23153189A JPH0396554A JP H0396554 A JPH0396554 A JP H0396554A JP 23153189 A JP23153189 A JP 23153189A JP 23153189 A JP23153189 A JP 23153189A JP H0396554 A JPH0396554 A JP H0396554A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
members
carbon fiber
concrete member
reinforcement
reinforcing material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23153189A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07103632B2 (ja
Inventor
Masamichi Tezuka
正道 手塚
Jun Kondo
近藤 順
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ORIENTAL KENSETSU KK
Original Assignee
ORIENTAL KENSETSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ORIENTAL KENSETSU KK filed Critical ORIENTAL KENSETSU KK
Priority to JP1231531A priority Critical patent/JPH07103632B2/ja
Publication of JPH0396554A publication Critical patent/JPH0396554A/ja
Publication of JPH07103632B2 publication Critical patent/JPH07103632B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)
  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、海岸沿いに建設され、海水飛沫に晒される
構造物に使用される非腐食補強材埋設ブレストレストコ
ンクリート部材に関するものである。
近年、鋼製補強材を埋設したプレストレストコンクリー
ト部材(以下これをPC部材という)の下部の塩害によ
る早期劣化が社会問題となっている。この解決策として
、炭素繊維,アラミド繊維またはビニロン繊維等の何れ
か一種の非腐食補強材を単独でコンクリート部材内の下
部に緊張埋設してPC部材を構或する研究が行なわれ、
最近、炭素繊維系補強材を埋設したPC橋梁が建設され
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
コンクリート部材の下部に炭素繊維系補強材を緊張埋設
した場合の第1の問題点は、鋼製補強材に比べて炭素繊
維系補強材の伸びが小さいことであり、これをPC部材
の補強材として使用した場合、設計荷重を越える荷重す
なわち終局荷重が作用した際に、PC部材が急激に破壊
する恐れがあり、この破壊を予知することができないこ
とである。
〔従来の技術〕
また第2の問題点は、炭素繊維系補強材が非常に高価な
ために、構造物全体の建設コストが大幅に増加すること
である。橋梁の場合、鋼製補強材を用いたものの建設コ
ストに比べて、炭素繊維系補強材を用いたものの建設コ
ストは約2倍になる。
またコンクリート部材の下部にアラミド繊維系補強材を
緊張埋設した場合の問題点は、鋼製補強材に比べて、伸
びが大きいので、終局荷重に対する補強効果が小さく、
かつ耐アルカリ性に劣ることである。
さらにまた、コンクリート部材の下部にビニロン繊維系
補強材を緊張埋設した場合の問題点は、アラミド繊維系
補強材の伸びよりも、ビニロン繊維系補強材の伸びがさ
らに大きいので、終局荷重に対する補強効果がさらに小
さくなることである。
この発明は、塩害の影響を受けることなく、かつ破壊靭
性が高く、しかも比較的安価に製作できる非腐食補強材
埋設ブレストレストコンクリート部材を提供することを
目的とするものである.〔課題を解決するための手段〕 前記目的を達戒するために、この発明の非腐食補強材埋
設ブレストレストコンクリート部材においては、横方向
に延長するコンクリート部材lの下部に、その部材の一
端部から他端部にわたって延長するビニロン繊維系補強
材2が緊張状態で一体に埋設されると共に、コンクリー
ト部材1の一端部から他端部にわたって延長する炭素繊
維系補強材3が非緊張状態で一体に埋設されている。
〔実施例〕
次にこの発明を図示の例によって詳細に説明する. 第1図はプレテンション方式による非腐食補強材埋設P
C部材の配筋状態を示す横断正面図、第2図はその縦断
側面図であって、ウエブとその上部に連設されたフラン
ジとからなるT形断面のコンクリート部材1におけるウ
エブの下縁部に、炭素臓維束からなる複数本(図示の場
合は3本)の炭素繊維系補強材3が非緊張状態で一体に
埋設され、かつ前記ウエブの下側に、ビニロン繊維束か
らなる多数本のビニロン繊維系補強材2が緊張状態で一
体に埋設され、前記コンクリート部材1におけるフラン
ジに多数のフランジ補強筋4が埋設され、さらに前記ビ
ニロン繊維系補強材2と炭素繊維系補強材3とフランジ
中央部のフランジ補強筋4とはスターラップ筋5の内側
に配置され、また各フランジ補強筋4は配力筋6の内側
に配置されている。
前記スターラップ筋5,フランジ補強筋4および配力筋
6としては、鉄筋にエボキシ樹脂塗装を施したものを使
用してもよく、あるいはガラス繊維束または安価な合成
繊維束を使用してもよい。
この発明の非腐食補強材埋設ブレストレストコンクリー
ト部材においては、設計荷重によりコンクリート部材断
面の下縁に生ずる引張応力を打ち消すために、ビニロン
繊維系補強材2がコンクリート部材lの下縁側の所定の
位置に緊張状態で一体に埋設される.そのビニロン繊維
系補強材2の使用量は設計荷重によるコンクリート部材
下縁の引張応力に応じて求められる。
ビニロン繊維系補強材2はコンクリート打設前にプレテ
ンションベッド上のアバット間に張設されて予め緊張さ
れ、コンクリートが硬化して所定の強度に達したのち、
コンクリート部材1の端部から突出しているビニロン繊
維系補強材が切断される.このビニロン繊維系補強材2
の緊張埋設によりコンクリート部材1の下縁に圧縮応力
が発生し、荷重により、コンクリート部材1の下縁に作
用する引張応力を打ち消すことができる。設計荷重作用
時のプレストレスの計算は弾性理論に基づいて行なわれ
るので、ビニロン繊維系補強材2の伸びが大きいという
欠点は、鋼製補強材および炭素繊維系補強材に比べ緊張
時の伸びが大きいというだけで問題とはならない.むし
ろビニロン繊維系補強材は、鋼製補強材および炭素繊維
系補強材に比べて、コンクリートのクリープ.乾燥収縮
による損失が少ないという利点がある。
ビニロン繊維系補強材2の使用量は終局強度理論に基づ
きコンクリート部材と補強材の終局強度の釣合から求め
られる.この場合、終局強度については、ビニロン繊維
系補強材によるプレストレスが無視される。
この発明においては、設計荷重に対しビニロン繊維系補
強材2が補強機能を発揮するので、終局荷重に対する強
度不足分を補うために、最下位のビニロン繊維系補強材
2よりもコンクリート部材下縁側において、炭素繊維系
補強材3を非緊張状態で埋設している。
前記炭素繊維系補強材3は緊張されないので、全数の炭
素繊維系補強材をコンクリート部材1の全長にわたって
延長するように埋設する必要がなく、第3図に示す破壊
抵抗モーメントを考慮して各炭素繊維系補強材3の長さ
を決定すればよい。
第3図は終局時における非腐食補強材埋設PC部材の作
用モーメ曲げモーメントとビニロン繊維系補強材による
破壊抵抗モーメントと炭素繊維系補強材による破壊抵抗
モーメントと炭素繊維系補強材のみによる破壊抵抗モー
メントとの関係を示している。
異なる長さの炭素繊維系補強材をコンクリート部材に埋
設する場合は、コンクリート部材巾方向の両側に長い補
強材を埋設すると共に、コンクリート部材巾方向の中間
に短い補強材を埋設する。
一般に、設計荷重に対して鋼製補強材あるいは炭素繊維
系補強材を用いた場合には、終局荷重に対しても設計荷
重に対してと同様の補強量を使用すれば十分である.し
かし、ビニロン繊維系補強材の場合は、伸びが大きいた
め設計荷重に対する補強量のみでは不十分である。従っ
てこの補強不足分を補わねばならない。この補強不足分
をビニロン繊維系補強材のみで補おうとすれば、その使
用量が相当多くなって、コンクリート部材断面内の下部
に配置することが不可能になる場合があり、また配置で
きるとしても、炭素繊維系補強材のみを配置する場合に
比べて補強材費が相当高くなる。
しかし、炭素繊維系補強材3でビニロン繊維系補強材2
の補強不足分を補う場合は、ビニロン設計荷重に対する
ビニロン繊維系補強材の使用量の20%(断面積比)程
度使用するだけで済み、補強材の配置に関する問題もな
く、かつ経済的である。
また炭素繊維系補強材3は緊張による歪みが生じないの
で、終局歪みに達するまで十分な変形能力を有し、変形
能力の大きいビニロン繊維系補強材の効果と相まって、
炭素繊維系補強材の欠点である急激な破壊を改善するこ
とができる。
〔発明の効果〕
この発明は前述のように構威されているので、以下に記
載するような効果を奏する。
終局荷重に対してはビニロン繊維系補強材2および炭素
繊維系補強材3の双方によりコンクリート部材を補強し
、設計荷重に対してはビニロン繊維系補強材2を緊張材
として利用してコンクリート部材を補強するので、両者
の利点を活かしつつ欠点を補うことができ、そのため従
来の炭素繊維系補強材のみを緊張材として用いたPC部
材に比べて変形能力が増加し、破壊靭性を高めることが
できる。さらにビニロン繊維系補強材のみあるいは炭素
繊維系補強材のみを緊張材として用いた場合に比べて、
同一の補強性能を得るための補強材の費用を節約でき経
済的である。また炭素繊維系補強材3をコンクリート部
材端部にて緊張する必要がなく、終局荷重作用時に必要
な部分に必要な長さで必要な量の炭素繊維系補強材を配
置すればよいので、高価な補強材の使用量を節減するこ
とができる.
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例に係る非腐食補強材埋設PC
部材を示す横断正面図、第2図はその縦断側面図、第3
図は終局時における非腐食補強材埋設PC部材の作用曲
げモーメントおよび破壊抵抗モーメントを示す図である
。 図において、1はコンクリート部材、2はビニロン繊維
系補強材、3は炭素繊維系補強材、4はフランジ補強筋
、 5はスターラップ筋、 6は配力 筋である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 横方向に延長するコンクリート部材1の下部に、その部
    材の一端部から他端部にわたつて延長するビニロン繊維
    系補強材2が緊張状態で一体に埋設されると共に、コン
    クリート部材1の一端部から他端部にわたって延長する
    炭素繊維系補強材3が非緊張状態で一体に埋設されてい
    る非腐食補強材埋設プレストレストコンクリート部材。
JP1231531A 1989-09-08 1989-09-08 非腐食補強材埋設プレストレストコンクリート部材 Expired - Lifetime JPH07103632B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1231531A JPH07103632B2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 非腐食補強材埋設プレストレストコンクリート部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1231531A JPH07103632B2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 非腐食補強材埋設プレストレストコンクリート部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0396554A true JPH0396554A (ja) 1991-04-22
JPH07103632B2 JPH07103632B2 (ja) 1995-11-08

Family

ID=16924952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1231531A Expired - Lifetime JPH07103632B2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 非腐食補強材埋設プレストレストコンクリート部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07103632B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011256575A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Takenaka Komuten Co Ltd 合成梁構造
JP2019190155A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 三井住友建設株式会社 梁とその施工方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59150848A (ja) * 1983-02-15 1984-08-29 日機装株式会社 強化コンクリ−ト構造物
JPS63552A (ja) * 1986-06-20 1988-01-05 三菱化学株式会社 繊維補強セメント系部材
JPS63151749A (ja) * 1986-12-12 1988-06-24 三菱化学株式会社 長繊維補強複合部材

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59150848A (ja) * 1983-02-15 1984-08-29 日機装株式会社 強化コンクリ−ト構造物
JPS63552A (ja) * 1986-06-20 1988-01-05 三菱化学株式会社 繊維補強セメント系部材
JPS63151749A (ja) * 1986-12-12 1988-06-24 三菱化学株式会社 長繊維補強複合部材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011256575A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Takenaka Komuten Co Ltd 合成梁構造
JP2019190155A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 三井住友建設株式会社 梁とその施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07103632B2 (ja) 1995-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101022853B1 (ko) 교량시공용 합성거어더
US20040216249A1 (en) Corrosion-free bridge system
US5457839A (en) Bridge deck system
JPH06235207A (ja) 荷重支持構造体
KR100950027B1 (ko) 교량용 합성거더
KR20050052040A (ko) 교량용 합성거더 및 이를 이용한 시공방법
JPH0396554A (ja) 非腐食補強材埋設プレストレストコンクリート部材
CN108396631B (zh) 一种密集纵隔板uhpc箱梁桥
JP2827851B2 (ja) プレストレス導入鉄骨ばり
KR20040044813A (ko) 복합소재로 제작된 구조용 부재
KR100423062B1 (ko) 스틸 아이형 거더와 철근콘크리트와 피.씨. 긴장재를일체로 합성한 장경간 슬래브교의 설계 및 가설방법
KR20020031603A (ko) 섬유보강콘크리트를 이용한 프리플렉스 빔 교량구조물
CN100370102C (zh) 拉压区为异强混凝土的配筋混凝土受弯结构构件
KR100520009B1 (ko) 강성이 증대된 건설용 빔
KR100345978B1 (ko) 다경간 프리플렉스 합성형교 및 리프리스트레스트 프리플렉스 합성형교의 슬라브콘크리트 연속결합방법.
KR200360711Y1 (ko) 가설 교량 주거더의 단면계수 및 단면 2차 모멘트를증대시키는 에이취 형강과 티 형강을 조합한 시공법에따른 가설 교량의 구조
KR100439470B1 (ko) 교량용 합성빔
KR102462235B1 (ko) 철도용 하로교 및 그 시공방법
Massicotte et al. Analysis and design of SFRC bridge decks
GB2256881A (en) Load supporting structure
KR100964948B1 (ko) 프리-리프팅에 의해 내하력이 증가된 교량 구조물
CN210917008U (zh) 一种柔性边界约束的预制装配式超高性能混凝土无缝桥面板
KR20090131443A (ko) 슬래브와 거더가 일체화된 강합성 교량
KR102051320B1 (ko) Icc 거더
KR20040057064A (ko) 구조적 안정성 확보를 위한 소수주형 강합성 교량의보강구조