JPH0395854A - 電子機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は例えば、血糖値計などのような、電子機器にお
いて電源に、特にボタン電池を使用する電子機器に関す
る。

［従来の技術］ 電子実装部品を備えるポータブルの各種装置は小型軽量
化を図るために従来の乾電池に替えて、小型かつ長寿命
のボタン電池を使用することが主流になりつつある。

これらボタン電池は近年になり性能の向上が著しく、例
えばボタン型のリチウム電池は１個で高電圧（３Ｖ）の
発生が可能で、しかも長寿命であることから、各種ポー
タブル機器に設けられた電池収容部に２個が直列にされ
て内蔵されて、電子実装部品を駆動するに必要な６ｖの
電圧を得る構成が知られている。

このような電池収容方法においては次の２方法がある。

（イ）装置本体に設けられている電池収容部に、工場出
荷の時点で、ボタン電池を予め直列にして収容しておき
、装置本体の電源スイッチをオンすることで即時使用が
できるようにする。

（ロ）工場出荷の時点では、ボタン電池を装置本体の電
池収容部から外した状態にしておき、使用時に装置の使
用者がボタン電池をセットする。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記の（イ）の場合には、工場出荷から
、販売店を経て、使用者に至までの期間における電池の
消耗が問題である。また、（ロ）の場合には、使用者が
ボタン電池を電池収容部にセットする作業は面倒であり
、特に、血糖値計のように試験具、採血具、採血針等が
小さい容積の小箱に一体的に収容される場合には、小箱
にボタン電池を収容できない問題点があった。

したがって、本発明の電子機器はこれら上述の問題点に
鑑みてなされたものであり、発明の目的は、工場出荷か
ら使用者に至までの期間における電池の消耗を防止する
電子機器を提供することにある。また、血糖値計等のよ
うに試験具、採血具、採血針等が小さい容積の小箱に一
体的に収容される場合に、電池を別途収容する容積を必
要としない電子機器である血糖値計を提供する点にある
。

［課題を解決するための手段］及び［作用】　上述の課
題を解決し、目的を達成するために、本発明は電池を電
源とする電子機器であって、直列に接続された複数の電
池の正電極部、負電極部の間の少なくとも１か所に絶縁
部材を介在させて電源回路の電気的接続を絶つ電源部を
備えてなり、未使用時のボタン電池の消耗を防止する一
方、電子機器の使用時に絶縁部材を除去して電子機器に
電源を供給するように働く。

［実施例］ 以下、添付図面に従って本発明の電子機器の実施例を詳
細に説明する。第１図は実施例の電子機器が血糖値計と
して形成された外観斜視図を示しており、二点鎖線図示
の試験具１０を挿入する挿入穴２４を設けた測定器５０
を血糖値の測定用として構成した例を示している。

本図において、測定器５０はカバ一体３８を外周面に形
成しており、このカバ一体３８の上面の左半分には液晶
等によりなる表示部５１が設けらる一方、この表示部５
１の手前には電源のオン／オフを行なう電源スイッチ５
２と、過去に測定した日時とその日時の血糖値を新しい
測定順に押圧して呼び出して、上記の表示部５ｌに表示
するようにした記憶呼出しボタン５３とが設けられてい
る。また、測定器５０の右側面部位には合計で３個の操
作スイッチ５４が設けられており、測定の日時の設定及
び変更、測定結果の記憶設定等を夫々行なうようにして
いる。

次に、測定器５０の右半分の上面前方部には、上記の挿
入穴２４の縁部から始まるテーバ部Ｔを形成することで
試験具１０を挿入しやすくした副カバ一体２２が、着脱
自在に装着される開口部４０が前面に架かる部分まで形
成されている。

このように副カバ一体２２をカバ一体３８に対して着脱
自在に装着する理由は２つあり、第１は副カバ一体２２
が血液やゴミ等で挿入穴２４が汚れた場合に、取り外し
て水洗できるようにするためと、第２は測定手段に設け
られる透光体の表面を綿棒等を用いて奇麗にするために
透光体にアクセス可能にするためである。

次に、第２図は第１図の測定器５０を小箱６０に収容し
た様子を示した外観斜視図であり、試験具６３と、基準
片６２と、採血具６ｌと、この採血具６ｌにセットされ
る採血針６１ａとがビニールに補強を施して形成される
小箱６０内に収容されている様子を示したものである。

このように測定器５０を収容した小箱６０は、この小箱
６０の外形寸法が、その内径寸法にされて加工形成され
ている紙製の梱包箱７０内に収容されており、梱包箱７
０の外形形態で工場出荷されるようにしている。

したがって、小箱６０内にはボタン電池の収容の容積は
確保されていない。

次に、第３図は測定器５０に設けられる電池収容部の外
観斜視図であり、本図は測定器５０を裏返した様子を表
しており、測定器５０を構成するカバ一体３８には図示
のような開口部３８ａが形成されており、この開口部３
８ａに対して着脱自在にされる電池カバー２５が図示の
両矢印方向に移動されて図示のように外した状態にして
、ボタン電池の交換及び装填をする。

一方、測定器５０の内部にはボタン電池ＢＴを直列に２
個収容するようにした電池ケース部２３が、図示のよう
にカバ一体３８を基部にして合計４箇所に設けられてい
る。このように収容されるボタン電池ＢＴは、例えばボ
タン型のリチウム電池であり、１個で高電圧（３Ｖ）の
発生ができるので２個を直列接続することで６Ｖの電圧
を発生する。

一方、弾性の導電性の板材からなる正電極１１は、図示
のようにこの電池ケース部２３の一部から接点部が現わ
れるようにして、カバ一体３８を基部にして設けられる
一方、正電極１ｌと同じく弾性の導電性の板材からなる
破線図示の負電極１３が電池ケース部２３の底部に設け
られている。

以上の構成の電池ケース部２３にボタン電池ＢＴを直列
に２個分収容すると、ボタン電池ＢＴの負電極面が負電
極ｌ３に対して弾性力が作用して接触される一方、ボタ
ン電池ＢＴの正電極部が正電極１１に接触するようにな
る。

次に、本発明の主要構成部材である電気絶縁性の樹脂製
シート材料等からなる絶縁シ一ト１は２個のボタン電池
ＢＴの間に介在されて工場出荷されるようにしている。

この絶縁シ一ト１は測定装置の最初の使用時に、矢印図
示の方向に抜かれることで、２個が重ねられているボタ
ン電池ＢＴを直列状態に接続して電源供給ができるよう
にしてる。

次に、第４図は第３図の電池ケース部２３内の様子を図
示した正面図である。本図において、ボタン電池ＢＴの
正電極部（＋）は、負電極部（一）の外直径よりも大き
な外形を有しており、図示のような２段円柱形の外形を
有している。

このことから図示のようにボタン電池ＢＴを電池ケース
部２３内に２個重ねることで、下層のボタン電池ＢＴの
負電極部（−）は負電極ｌ３に対して接するようになる
一方、上層のボタン電池ＢＴの正電極部（＋）は正電極
１１に接するようになる。

このように電池ケース部２３内に２個重ねられるボタン
電池ＢＴの間には上記の絶縁シート１が図示のように介
在されている結果、上層のボタン電池ＢＴは正電極部（
＋）が、正電極１１のみに接する一方、下層のボタン電
池ＢＴの負電極部（−）は負電極ｌ３に対してのみ接す
るようになることから、装置の未使用時のボタン電池Ｂ
Ｔの消耗を防止することになる。

ここで、上記の絶縁シ一ト１の一端を上記の電池カバー
２５の内側に固定しておけば、電池カバー２５を外した
際に、ボタン電池ＢＴが直列状態に接続されて電源供給
ができるようになる。

以上のようにボタン電池ＢＴは製品の出荷時に予め電池
ケース部２３内に電池の消耗を防止して収容するができ
るとともに、特に上記の小箱６０のように限られた容積
内にボタン電池の収容の容積は確保する必要が無くなる
。

尚、以上の説明においては、血糖値測定の場合について
のみ述べたが、本発明はボタン電池を特に直列に設ける
電子機器においては全て適用できる。また、小箱内に測
定装置を収容する構成は上記の血糖計の他には、尿酸、
ＧＴＯ、ＧＰＴ，コレステロール等の分析装置に本発明
の試験具は適用可能である。

さらに、検体は血液の他に、尿、唾液等の体液への適用
が可能である。

［発明の効果］ 以上述べた如く本発明によれば、工場出荷から使用者に
至までの期間における電池の消耗を防止する電子機器を
提供することができる。

また、特に、血糖値計等のように試験具、採血具、採血
針等が小さい容積の小箱に一体的に収容される場合に、
電池を別途収容する容積を必要としない電子機器を提供
するを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の電子機器としての血糖値計の外観斜視
図、 第２図は第１図の測定器５０を小箱６０に収容した様子
を示した外観斜視図、 第３図は測定器５０に設けられる電池収容部の外観斜視
図、 第４図は第３図の電池ケース部２３内の様子を図示した
正面図である。 図中、１・・・絶縁シート、１０・・・試験具、１１・
・・正電極、１３・・・負電極、２３・・・電池ケース
部、２５・・・電池カバー、５０・・・測定装置、５■
・・・表示部、５２・・・電源スイッチ、５４・・・操
作スイッチ、ＢＴ・・・ボタン電池である。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電池を電源とする電子機器であつて、直列に接続された
   複数の電池の正電極部、負電極部の間の少なくとも１か
   所に絶縁部材を介在させて電源回路の電気的接続を絶つ
   電源部を備えることを特徴とする電子機器。