JPH0395196A - 高純度白金錯体の製造方法 - Google Patents

高純度白金錯体の製造方法

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JPH0395196A
JPH0395196A JP23176989A JP23176989A JPH0395196A JP H0395196 A JPH0395196 A JP H0395196A JP 23176989 A JP23176989 A JP 23176989A JP 23176989 A JP23176989 A JP 23176989A JP H0395196 A JPH0395196 A JP H0395196A
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JP
Japan
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complex
formula
platinum
aqueous solution
platinum complex
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JP23176989A
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Hiroyoshi Nowatari
裕義 埜渡
Yasuo Kuroda
泰男 黒田
Osamu Konakawa
粉川 治
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高純度白金錯体の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
白金錯体は制ガン剤として、またはその中間体としての
用途が期待されるため、いくつかの報告がなされている
。医薬品として用いる場合には、特に高純度の白金錯体
を合或する必要があると考えられる。白金錯体の多くは
、ハロゲノ白金錯体を出発原科とし、銀イオンを反応さ
せて得られる反応中間体溶液を経由して、目的の錯体を
製造している。この時、銀イオンはハロゲン原子に対し
て等量使用されている事が多いが、実際の製造工程では
正確に等量を用いることは困難であり、使用する銀イオ
ンの量が不足する場合には、生或物中に原料に含まれる
ハロゲン原子が混入する場合がある。また、使用する銀
イオンが多すぎる場合には・、逆に銀原子が生或物中に
混入することが考えられる。これらの原料中のハロゲン
原子、あるいは銀原子をふくまない高純度白金錯体の製
造方法について、再結晶により精製を行う方法以外に、
明確に記載された報告はなされていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述のとおり、白金錯体中には出発原料中に含まれるハ
ロゲン原子、あるいは銀原子が混入する場合があるが、
例えば医薬品、特に静脈注射用医薬品として用いる場合
には、これら混入物の副作用が現れること、あるいは製
剤中に不溶解物が生じること、血管中で沈積物が生じる
などのことが考えられる。
〔課題を解決するための手段〕
上記の問題点は、白金錯体中の不純物を除去することに
よって解決することができるが、前述のように、用いる
銀イオン量を、出発原料であるハロゲノ錯体中に含まれ
るハロゲン原子量と正確に等モル使用するためには、製
造工程に於で、操作中に煩雑且つ正確な分析を迅速に行
う必要があることから、実際の製造工程においては極め
て困難であり、ほとんど不可能と言える。一般に、金属
錯体の精製法として知られている再結晶法では、満足で
きる純度の白金錯体を得るまでに数回の操作を繰り返し
行わなければならない、また収量が大幅に減少するなど
の欠点の他に、白金錯体については純度を向上させるこ
とができない場合もあり、有効な方法ではないと言える
。本発明者らは、鋭意検討の結果、本発明を完或した。
即ち、本発明は、1.式(1) (式中、Halは塩素、臭素、ヨウ素等のノ・ロゲン原
子を表わす。また。XおよびYはそれぞれアンモニア分
子または炭素数1から7の低級アミンを表わすか、ある
いはXとYは一緒になって炭素数2から9の直鎖状ある
い(式中、XおよびYは前記のものを示す。
また、Aはそれぞれ陰イオン性の配位子を示すか、ある
いは二つのAが一緒になって陰イオン性の二座配位子を
表わす。)で表される白金錯体を製造する際に、式(1
)で表される出発原料のジハロゲノ白金錯体に対し、過
剰量の銀イオンを反応させて、生戒するハロゲン化銀を
分離することによりハロゲン原子を含まない水溶液を得
、次に水溶液中に残存する銀原子を陰イオン交換樹脂を
用いて分離除去して得られる水溶液にA(Aは前記のも
のを示す。)を発生する化合物を反応させる事を特徴と
する高純度白金錯体の製造方法、2.一般式(n)で表
される白金錯体中に残存する不純物を活性炭を用いて除
去することを特徴とする上記の1項記載の製造方法、 3、上記1項記載の方法において、陰イオン交換樹脂に
よる処理を行なわずに、ハロゲン化銀を分離した水溶液
とAを発生する化合物を反応させ、一般式(■)で表わ
される白金錯体を製造した後、白金錯体中に残存する不
純物を活性炭を用いて除去することを特徴とする上記1
項記載の方法、 に関するものである。
更に詳細に説明すると、弐(11で表わされるジ銀等を
水中で反応させ、生成するノ・ロゲン化銀を分離して、
ハロゲン原子を含まない、一般式(上記式中、Xおよび
Yは前記のものを示す。)で表わされるジアコ錯体陽イ
オンを含む水溶液を碍る。次に、この水溶液を前処理に
よってOH型にした陰イオン交換樹脂を用いてイオン交
換し、残存する銀イオンを水酸化銀に変換して、陰イオ
ン交換樹脂上に沈着せしめることにより分離して、一般
式 ?上記式中、XおよびYは前記のものを示す。)で表わ
されるジヒドロキシ白金錯体の水溶液を得る。この水溶
液に、配位子Aを発生する化合物を反応させることによ
り、一般式(11)で表わされる白金錯体を高純度で製
造することができる。
上記一般式(ff)中、XおよびYで表わされる単座配
位子としては例えば、アンモニア、イソプロビルアミン
、シクロベンチルアミン等があげられ、XとYが一緒に
なった二座配位子としては、エチレンジアミン類,  
1.3一フ゜ロバンジアミン類、1,4−ブタンジアミ
ン類などの直鎖アルキルジアミン類の他に、1.2−シ
クロヘキサンジア■ン類のように環状構造を有するジア
ミ/類などもあげられる(ここでジア■ン類とは、ジア
ミンの他に、メチル基、エチル基等の置換基で置換され
たものも含む)。また、Aで表わされる陰イオン性の配
位子としては、上記式(1)中のHalで示したハロゲ
ン原子と別種の塩素、ヨウ素等のハロゲン原子があげら
れ、また2ヶのAが結合した二座配位子としては の構造を有する基(上記式中、l{+ , R2はそれ
ぞれ水素原子または、低級アルキル基を示す。)あるい
は あるいは (上記式中、mは1または2を示す。)の構造を有する
基あるいは、 ?4 (上記式中、R3,R4はそれぞれ水素原子または、低
級アルキル基を示す。)の構造を有する基等があげられ
る。
上記一般式(IDで表される白金錯体のうち代表的なも
のを次に例としてあげるが、これらの例は本発明を限定
するものではない。
1’!l1.  シスージク口ロジアンミン白金(II
)2. シスー4−オキサシクロヘキサンジカルボキシ
ラートジアンミン白金(11) 3. シスーシクロブタン−1,1−ジカルボキシラー
トジアンミン白金(ill 4. シスーグリコラートジアンミン白金fII)5.
 シスーシクロブタン−1.1−ジカルボキシラート−
2−メチル−1,4−ブ.タンジア■ン自金(111 6. シスーオキザラート−1,2−7クロヘキサ/ジ
アミン白金(II) 7. シスーシク口ブタン−1,1−ジカルボキシラー
ト−2−アミノメチルピロリジン白金([1 白金錯体中の配位子の内、立体異性体構造を有するもの
が存在するが、各対掌体、及びその混合物である配位子
を含む錯体も、全く同様に本発明の方法により、高純度
白金醋体を製造する事ができる。
本発明の反応方濱では、ジノ・ロゲノ錯体と銀イオンの
反応に於て、銀イオンの使用量はジノ・ロゲノ錯体に対
して過剰量であれば、特に1限定されないが、残存銀原
子の除去を行う工程で使用する陰イオン交換樹脂の使用
量が、残存銀イオン量が増加するにつれて大量を要する
ことにのが好ましい。反応は0〜1 0 0 0C ,
  好ましくは、50〜80°Cで攪拌しながら行う。
残存銀原子の除去に用いる陰イオン交換樹脂の種類は特
に限定されないが、例えばダウエンクス1−X8、ダイ
ヤイオンSA−10A等ヲ用イることができる。用いる
樹脂の使用量は、特に限定されないが、残存する銀イオ
ンの量により必要量が変化する。
一般式(i)中に含まれる配位子Aを発生する化合物と
しては、例えば塩素イオンの場合には、塩酸、塩化ナ}
 IJウム、塩化カリウム等があげられ、ヨウ素イオン
の場合には、ヨウ素酸、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリ
ウム等があげられる。ハロゲンイオンを発生する化合物
は、適当量使用することができるが、好ましくは、白金
錯体イオンに対しO。5〜10倍モルを使用する。
反応は、0〜100℃、好ましくは、10〜800Cで
攪拌しながら行う。ジカルボキシラートージアミン錯体
、あるいはヒドロキシカルボキシラー・ト錯体な得る場
合には、ジヒドロキシ錯体aV+の水溶液に、その酸塩
、(或は一水素塩)、或は酸を(IV)に対し適当量水
溶液にして加え反応させるが、一般には0.9から6.
0倍モルの範囲で加える方が好ましい。反応は、0〜1
000Cで行うことができるが、好ましくは、40〜9
0°Cで攪拌しながら反応させて、一般式(l)で示さ
れる錯体な得ることができる。
(1′v″)+(カルボン酸塩あるいはカルボン酸)→
 (■) 得られる白金鎖体は、更に活性炭で処理することにより
、純度を更に向上させることが出来る。活性炭処理温度
は特に限定されtよいが、処理速度の点から40〜60
℃で処理することが好ましい。
なお、この活性炭処理を行なう場合は、陰イオン交換樹
脂による処理を省くこともできる。
本発明で得られる化合物(Illは、元素分析、赤外線
吸収スペクトル、高速原子衝撃質量分析法(FAB−M
S  Pt’町、高速液体クロマトグラフ、原子吸光法
等で構造、純度を確認した。
(実施例) 坦下に、実施例を示して本発明の態様を明らかにする。
実施例1. (高純度シスー4−オキサシク口ヘキサン−1.1−ジ
カルボキシラートジアンミン白金の合戊) シスージクロ口ジアンミン白金0.60gを20mlの
水に懸濁し、硝酸銀0.70g(103%等量)を5m
lの水に溶かして加え、遮光下で6o0C、2時間攪拌
して反応させた。室温に冷却した後、生或した塩化銀を
濾別した。濾液を前処理によってOH型とした陰イオン
交換樹脂(ダウエックス1−x8)40mlを充填した
カラムを通過させて、イオン交換を行った。溶出液に、
4−オキサシクロヘキサン−1.1−ジカルボン酸0.
35g(100%等量)をlQmlの水に溶解してカロ
える。溶液を50m1に濃縮した後、50°Cで1時間
攪拌した。反応液を濾過した後、濾液を40°Cで5 
mlに譲縮し、析出した結晶を濾取し、水洗、エタノー
ル洗浄して、シスー4一オキサシク口ヘキサン−1.1
−ジカルボキシラートジアンミン白金の粗結晶0 .4
0gを得た。
この粗結晶を25mlの水に加え、活性炭0.04gを
加えて、60°Cで30分間攪拌した後、濾過により活
性炭を分離した。濾液をs ml IC (a縮し、0
°Cに冷却して、析出した白色結晶を濾取し、少量の冷
却した水、エタノールで洗浄した。得られた結晶を乾燥
して、シスー4−オキサシクロヘキサン−1,1−ジカ
ルボキシラートジアンミン白金0.2 9 gを碍た。
実施例2. (高純度シスーシク口ブタン−1,1−ジカルボキシラ
ート−2−メチル−1,4−フ゜タンジアミン白金の合
或) シスージョード−2−メチル−1,4−ブタンジアミン
白金1.00gを20mlの水に懸濁し、硝酸銀0.6
3g(101%等量)を5mlの水に溶かしてカロえ、
遮光下で60℃、2時間攪拌して反応させた。室温に冷
却した後、生或したヨウ化銀を濾別した。濾液を前処理
によってOH型とした陰イオン交換樹脂(ダウエノクス
l−x8)40mlを充填したカラムを通過させて、イ
ォン交換を行なう。溶出液に、シクロブタン−1.1−
ジカルボン酸0.26g(100%等量)を10mlの
水に溶解して加える。溶液を59mlに濃縮した後、5
0℃で1時間攪拌する。反応液を濾過した後、濾液を4
0°Cで5mlに濃縮し、析出した結晶を濾取し、水洗
、エタノール洗浄して、シスーシクロフ゛タンー1,1
−ジカルボキシラート−2−メチル−1.4−ブタンジ
アミン白金の粗結晶0.65gを得る。この粗結晶を4
9mlの水に加え、活性炭0.07gを加えて、60℃
で30分間攪拌した後、濾過により活性炭を分離する。
濾液を5mlK@縮し、0°Cに冷却して、析出した白
色結晶を濾取し、少量の冷却した水、エタノールで洗浄
する。得られた結晶を乾燥して、高純度シスーシク口ブ
タン−1.1−ジカルポキシラート−2−メチル−1.
4ーブタンジアミン白金0.45gを得る。
実施例3. (高純度シスーシタロブタン−1,1−ジカルボキシラ
ート−2−メチル−1,4−ブタンジアミン白金の合或
) 実施例2と同様にして、反応を行いヨウ化銀を濾別して
得た濾液に、シクロブタン−1.1ージカルポン酸0.
52g(200%等量)をINの水酸化ナ} IJウム
水溶液7.07ml  に溶解して加え、60°Cで2
時間攪拌して反応させた。反応液を濾過した後、濾液な
40°Cで5mlに濃縮し、析出した結晶を濾取し、水
洗、エタノール洗浄して、シスーシクロブタン−1.1
−ジカルボキシラート−2−メチル−1,4−フ゜タン
ジアミン白金の粗結晶0.61gを得た。この粗結晶を
4Qmlの水に加え、活性炭0.18gを加えて、60
℃で30分間攪拌した後、濾過により活性炭を分離した
。濾液を5mlに濃縮し、O0Cに冷却して、析出した
白色結晶を濾取し、少量の冷却した水、エタノールで洗
浄した。得られた結晶を乾燥して、高純度シスーシクロ
ブタンー1,1−ジカルボキシラート−2−メチル−1
.4−ブタンジアミン白金0.40gを得た。
次に、ジノ・ロゲノ白金錯体に対して等量の銀イオンを
反応させる従来の反応方法により、シスー4−オキサシ
ク口ヘキサン−1,1−ジカルポキシラートジアンミン
白金、およびシスーシク口ブタン−1.1−ジカルボキ
シラート−2−メチル−1,4−ブタンジアミン白金の
合成を行い、比較した。
比較例1〜2 (従来法によるシスー4−オキサシク口ヘキサン−1.
1−ジカルボキシラートジアンミン白金の合或) シスージクロ口ジアンミン白金0.60gを2Qmlの
水に懸濁し、硝酸銀0.6794g(100優等量)を
5mlの水に溶かして加え、遮光下で60’C,1時間
攪拌して反応させる。室温に冷却した後、生或した塩化
銀を濾別する。濾液に、4−オキサシクロヘキサン−1
,1−ジカルボ/酸0,696g(200%等量)を4
mlの2N水酸化ナトリウム水溶液に溶解して加え、溶
液を50°Cで1時間攪拌する。反応液を濾過した後、
濾液を40°Cで5mlに濃縮し、析出した結晶を濾取
し、水洗、エタノール洗浄した。得られた結晶を乾燥し
て、シスー4−オキサシク口ヘキサン−1,1−ジカル
ボキシラートジアンミン白金を碍た。この実験を2回行
ない、その収量はo,52g,および0.56gであっ
た。
比較例3〜6 (従来法によるシスーシク口ブタン−1,1−ジカルポ
キシラート−2−メチル−1,4−ブタンジアミン白金
の合e.) シスージョード−2−メチル−1.4−フタンジアミン
白金1.00gを20mlの水に懸濁し、硝酸銀0.6
165g(100%等量)を5mlの水に溶かして加え
、遮光下で60℃、2時間攪拌して反応させた。室温に
冷却した\後、生或したヨウ化銀を濾別した。濾液に、
シクロプタ/一1.1−ジカルボン酸0.523g(2
00%等量)を3.63mlの2N水酸化ナトリウム水
溶液に溶解して加え、50℃で1時間攪拌した。反応液
を濾過した後、濾液を40’Cで5mlに濃縮しo℃に
冷却して、析出した白色結晶を濾取し、少量?冷却した
水、エタノールで洗浄し、得られた結晶を乾燥した。こ
の実験を4回行ない、それぞれ0.58g.0.54g
,0,60g,O,.57gのシスーシク口ブタン−1
.1−ジヵルボキシラ−ト−2−メfルー1.4−7”
タンジア■ン白金を得た。
上記実施例により合或した錯体の純度は、液体クロマト
グラフによりいずれも99.5%以上であることを確認
した。合或した錯体中に含まれるハロゲン元素は、酸素
気流中で燃焼分解し、発生気体をチオ硫酸ナトリウム水
溶液に吸収させ、イオンクロマト法により定量した。ま
た、銀原子は原子吸光法により定量を行なった。表一1
に実施例1〜2及び比較例1〜6の結果をまとめて示す
表−1 白金錯体中のハロゲン原子及び銀原子含有量の
分析結果 とができる。
また、本発明の製造方法では、反応に用いる銀原子を発
生する化合物の使用量が多少変動しても、上記実施例同
様に高純度白金錯体を得ることができることから、工業
的に実施する場合の製造工程管理が非常に容易である。
(発明の効果) 本発明の方法により、不純物元素を含ま々い高純度白金
錯体を容易に製造することができる。
また、本発明の方法によれば、工業的に実施する場合に
おいて、製造工程の管理が極めて容易となる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Halはハロゲン原子を表わす。また、Xおよ
    びYはそれぞれアンモニア分子、または炭素数1から7
    の低級アミンを表わすか、あるいはXとYは一緒になっ
    て炭素数2から9の直鎖状あるいは環状ジアミンを表わ
    す。)で表されるジハロゲノ白金錯体を出発原料とし、
    一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、XおよびYは前記のものを示す。 また、Aはそれぞれ陰イオン性の配位子を示すか、ある
    いは二つのAが一緒になって陰イオン性の二座配位子を
    表わす。)で表される白金錯体を製造する際に、式(
    I )で表される出発原料のジハロゲノ白金錯体に対し、
    過剰量の銀イオンを反応させて、生成するハロゲン化銀
    を分離することによりハロゲン原子を含まない水溶液を
    得、次に水溶液中に残存する銀原子を陰イオン交換樹脂
    を用いて分離除去して得られる水溶液にA(Aは前記の
    ものを示す。)を発生する化合物を反応させる事を特徴
    とする高純度白金錯体の製造方法。 2、一般式(II)で表される白金錯体中に残存する不純
    物を活性炭を用いて除去することを特徴とする第1項記
    載の製造方法。 3、第1項記載の方法において、陰イオン交換樹脂によ
    る処理を行なわずに、ハロゲン化銀を分離した水溶液と
    Aを発生する化合物を反応させ、一般式(II)で表わさ
    れる白金錯体を製造した後、白金錯体中に残存する不純
    物を活性炭を用いて除去することを特徴とする第1項記
    載の方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006132430A1 (ja) * 2005-06-09 2006-12-14 Nanocarrier Co., Ltd. 白金錯体のポリマー化配位化合物の製造方法

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