JPH0395046A - 摩擦部材の製造方法 - Google Patents

摩擦部材の製造方法

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JPH0395046A
JPH0395046A JP22942089A JP22942089A JPH0395046A JP H0395046 A JPH0395046 A JP H0395046A JP 22942089 A JP22942089 A JP 22942089A JP 22942089 A JP22942089 A JP 22942089A JP H0395046 A JPH0395046 A JP H0395046A
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寛 河野
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新海 幹夫
Katsumi Higuchi
勝美 樋口
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2404/00Parts for transporting or guiding the handled material
    • B65H2404/50Surface of the elements in contact with the forwarded or guided material
    • B65H2404/52Surface of the elements in contact with the forwarded or guided material other geometrical properties
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    • B65H2404/5212Reliefs produced by embedding particles

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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えばOA機器等に使用される紙送りローラ
や動力伝達用のプーりなどに使用される摩擦部材及びそ
の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 例えば、プロッタ、タイブライタ、ファクシミリ等に使
用される紙送りローラは、2本のローラのうち少なくと
も一方のローラの表面にゴムライニング、ショットプラ
スト加工あるいはローレット加工を施したものが用いら
れていた。
しかしながら、最近ではPETフィルムや葉書などの厚
い紙に印刷する場合が増加しており、PETフィルムの
場合は表面が非常に滑らかで滑り易く、また葉書などの
厚紙の場合は質量が大きいため、送りや移動を繰返すう
ちに位置ずれを生じ、正確な紙送りができなくなるとい
う問題があった。
そこで、アルミニウム等からなるローラ素材の全表面に
、コーティング、スプレイ等により均一な薄膜状の接着
剤層を形或し、ローラ素材を回転させながらアルミナ粒
子等を付着させて表面に摩擦層を形成したローラが多数
使用されている。なお、必要に応じてアルミナ粒子等の
表面に接着剤を塗布し、アルミナ粒子の脱落を防止した
ものもある。
このようなローラによって紙やフィルムを送ると、アル
ミナ粒子等が紙やフィルムにくい込んで強制的に紙送り
を行なうことができるので、繰返し移動させても位置ず
れを生ずることがない。
[発明が解決しようとする課題] 上記のように構成したローラは、正確に紙送りを行なう
ことができるが、次のような問題がある。
(1)製造にあたっては、ローラ素材の加工一表面処理
一指定部以外のマスキングー表面に接着剤を塗布一粒子
を付着一接着剤の上塗り一乾燥・硬化等、多くの工程を
経なければならないので、製作が面倒であるばかりでな
く、コスト高になる。
(2)ローラ素材は、接着剤のコーティングに馴む材料
であること、洗浄の際の耐溶剤性、乾燥の際の耐高温性
を有する材料であることなど種々条件があり、材料の選
定が面倒である。
(3)ローラ素材を高精度に製作しても、接着剤により
粒子を付着させるため、ローラの精度は必ずしも充分で
はない。
(4)表面に付着した粒子が重なり合って異常に突出す
ることがあり、このため紙やフィルムを損傷する。
本発明は上記の課題を解決すべくなされたもので、製造
が簡単でコストを大幅に低減でき、しかも確実に紙送り
や動力の伝達を行なうことのできる摩擦部材及びその製
造方法を得ることを目的としたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る摩擦部材は、熱硬化性樹脂若しくは熱可塑
性樹脂又は低融点の金属からなるバインダーに無機質粒
子等を混合して成型品を横或し、該成型品の表面のバイ
ンダー等を除去して前記無機質粒子を表面に露出させた
ものである。
また、本発明に係る摩擦部材の製造方法は、熱硬化性樹
脂若しくは熱可塑性樹脂又は低融点の金属からなるバイ
ンダーと、無機質粒子及び必要に応じて硬化剤等を混合
して射出成型等により所望の形状に成型したのち、該戊
型品の表面のバインダー等をショットブラスト加工等に
より除去して前記無機質粒子を表面に露出させるように
したものである。
〔作 用〕
例えば紙送りローラの場合、表面に露出した無機質粒子
が用紙やフィルムにくい込み、これらを確実に送り出す
ことができ、ずれ、ダブり、しわ、斜行等の発生を防止
できる。
[発明の実施例] 本発明は、熱硬化性樹脂(尿素樹脂、メラミン樹脂、フ
ェノール樹脂等)、熱可塑性樹脂(ポリエチレン、ボリ
アミド等)あるいは低融点金属(アルミニウム、亜鉛、
錫等)からなるバインダーに、無機質粒子(アルミナ、
シリコンカーバイト等)(以下粒子という)と硬化剤を
均一に分散して混合し、中心部にシャフトを配置した射
出成型、圧縮或型等により第1図に示すように所望の形
状に戒型して成型品(ローラ素材)({)を製造し、つ
いで、第2図に示すようにショットブラスト加工により
その表面のバインダーを除去して表面に粒子を露出させ
たものである。なお、第1図、第2図において、〈2〉
はバインダー (3)は粒子、(4)はシャフトである
以下に本発明の具体的実施例について説明する。
実施例 1 (1)材 料             (重量)粒 
子:アルミナ婁80(平均粒度230 四) 300部
硬化剤:へキサミン          10  部(
2)成型 上記の材料を均一に分散して混線、粘結したのち、内径
21.21Dm%長さ13mmの型を有する圧縮成型金
型に投入し、280kg /c一の圧力により成型した
ついで、この成型品を電気炉により 150’Cで3時
間加熱して焼成し、ローラ素材(1〉を製作した。
ク3)目 立(粒子の露出) 装置名:新東工業社製 スバウダーSF−KR型投射材
:アルミナ婁120 圧  力 :  5.Okg/cd 距  離= 15(1) 投射角度:70° 吐出ffi : 1,500 g / min上記の条
件で、ローラ素材(1)を第3図に示すように20個連
結し、回転させながら、ショットブラストのノズルを1
.2m/sinの速度で移動させ、表面に12.8秒間
投射材を投射した。
〈4)評価 上記によって製作したローラを紙送り装置に取付け、A
−4版の用紙を20枚/分の速度で送って通紙試験を行
なったところ、ずれ、ダブり、しわ、斜行、引っ掛り等
の発生がなく、良好な結果が得られた。
実施例 2 実施例1において、投射材を$40(平均粒径500p
)のアルミナに代え、他は同じ条件でショットブラスト
作業を行ない、ローラ素材(1)の表面のバインダー等
を除去してローラを製作した。
このローラにより実施例1と同様に通紙試験を行なった
ところ、用紙のずれが発生して正確な紙送りができなか
った。また、ローラの外観からも効果的な目立てがなさ
れていないことが確認された。
実施例 3 (1)材 料              (重量)粒
 子:溶融ホワイトアルミナ”240   100部バ
イン:ABS樹脂ベレット      60部ダー (2)戊型 上記配合物を射出成型機に投入し、外径22關、長さ1
3+amのローラ素材を製作した。
(3)目 立 実施例1のうち 投射材:アルミナ零320 圧  力 :  4.Okg/cd 吐出量:  l.200g/ win に変更して目立てを行ない、外径21.2mmのローラ
を製作した。
(4〉評価 上記のローラにより実施例1と同様に通紙試験を行った
ところ、ずれ、ダブり、しわ、斜行、引っ掛り等がなく
、その上粒子が細かいため用紙に対する疵もほとんど発
生せず、きわめて良好な結果が得られた。
次に上記実施例に基いて細部の考察を行なえば、次の通
りである。
(L)材料の配合について、 (A)粒子 アルミナ(AI2203)、炭化けい素(S■02)、
ダイヤモンド等のセラミックスあるいは鉱物質粒子が好
ましく、ヌーブ硬度(HK )で800(石英)〜8.
00G  (ダイヤモンド)の高硬度の粒子を使用でき
るが、通常はアルミナ(HK−2000)又は炭化けい
素(}iK −2500)が適当である。
また、本発明に適する粒子の粒度は、#80(平均粒径
230p)〜審400(平均粒径40−)の範囲が望ま
しく、粒度が粗いと配合の均一分散が不良で、かつ最終
製品の精度が劣り、性能も悪い。一方、粒度が細かすぎ
るとショットブラストによる粒子の露出が困難である。
(B)バインダー 上記粒子より硬度の低いものであれば、基本的には金属
、無機物、合或樹脂等、何れでもよいが、製造の面で制
限を受ける。即ち、金属で は溶融するために融点の比
較的低いアルミニウム(融点658℃)、亜鉛(419
℃)、錫(232℃)等が好ましく、合成樹脂では耐熱
性がありショットブラストのかけ易い材料、即ち、フェ
ノール樹脂、メラミン樹脂、エボキシ樹脂、ABS,P
CSPOM,PPO等の熱硬化性樹脂あるいはエンブラ
が好ましい(ゴムのようにボアソン比が0.5に近い弾
性体は、ショットブラストがかけ難く、不適当である。
) (C)配合比 実験的に、或型母体の強度維持、適正粒子密度の上から
、粒子/バインダ比は容量%で100/ 50〜100
/ 200の範囲が好ましいことがわかった。
(2)自 立 (A)投射材の材質 成型母材の粒子と同硬度かそれ以下で、バイングーの硬
度より硬い材料が望ましく、鉱滓、鉄球、鋼球、スチー
ルグリット、アルミナ、炭化けい素、けい砂、ガラスビ
ーズ等が使用でき、成型母材の材質に合わせて適宜選択
すればよい。
(B)投射材の粒子径 戒型母材の粒子径と同じかそれ以下の大きさで、成型母
材の粒子径を100とした場合、概数100〜40の範
囲が好ましい。粒子径が大きすぎると、橋掛け現象が発
生し、バインダーの選択的除去ができない。また小さす
ぎると、ショットプラストをかけるためのエネルギーが
不足し、低効率で製品も低性能となる。
実験によれば、投射材の径は、成型母材の粒子径の70
%前後が好ましかった。
前述の成型母材の粒子径と投射材の粒子径との関係(1
00〜40)を整理すれば、表1の通りである。
表  1 上記の説明では、本発明を紙送りローラに実施した場合
を示したが、例えば第4図に示すようにベルト(6〉が
掛けられる動力伝達用のブーリ(5)や、第5図に示す
ような平板状の摩擦部材(7〉にも本発明を実施するこ
とができる。また、上記の実施例ではショットブラスト
加工により粒子を露出する場合について説明したが、腐
食、溶解等により表面のバインダーを除去し、粒子を露
出させるようにしてもよい。
さらに、実施例では中心部にシャフトを配置した金型に
より、このシャフトと一体にローラ素材を戊型する場合
について述べたが、成型後シャフトを除去し、後でロー
ラ軸を圧入してもよい。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば次のよ
うな顕著な効果を得ることができる。
(1.)工程は、粒子と基剤等の混線、粘結一成型一目
立でよいので、従来に比べてきわめて簡単になりコスト
を1/5〜1/10に低減することができる。
〈2)この種の摩擦部材は粒子の露出程度が摩擦機能を
左右するが、本発明によれば、粒子の配合割合やショッ
トブラストの射出材の種類、射出時間、射出速度等を調
整することにより所望の摩擦機能を得ることができ、精
度を向上させることができる。
(3)ショットブラストで加工するので表面に粒子が異
常に突出することがなく、用紙等を損傷するおそれがな
い。
(4)小物や単純な形状の摩擦部材を大量生産する場合
、工程の簡素化、コストの低減等の面から特に有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るローラ素材の実施例の拡大断面図
、第2図は完成したローラの拡大断面図、第3図はショ
ットブラストの例を示す斜視図、第4図(a) , (
b)及び第5図は本発明の別の実施例の斜視図である。 1:ローラ素材、2:バインダー 3:無機質粒子、4
:シャフト、5:ブーリ、6:動力伝達ベルト、7:平
板状の摩擦部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱硬化性樹脂若しくは熱可塑性樹脂又は低融点の
    金属からなるバインダーに無機質粒子等を混合して成型
    品を構成し、該成型品の表面のバインダー等を除去して
    前記無機質粒子を表面に露出させたことを特徴とする摩
    擦部材。
  2. (2)熱硬化性樹脂若しくは熱可塑性樹脂又は低融点の
    金属からなるバインダーと、無機質粒子及び必要に応じ
    て硬化剤等を混合して射出成型等により所望の形状に成
    型したのち、該成型品の表面のバインダー等をショット
    ブラスト加工等により除去して前記無機質粒子を表面に
    露出させたことを特徴とする摩擦部材の製造方法。
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