JPH0393813A - 両末端ジチオカルバメート化ポリクロロプレン - Google Patents

両末端ジチオカルバメート化ポリクロロプレン

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JPH0393813A
JPH0393813A JP23038689A JP23038689A JPH0393813A JP H0393813 A JPH0393813 A JP H0393813A JP 23038689 A JP23038689 A JP 23038689A JP 23038689 A JP23038689 A JP 23038689A JP H0393813 A JPH0393813 A JP H0393813A
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JP
Japan
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polymer
dithiocarbamate
chloroprene
polychloroprene
initiator
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JP23038689A
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English (en)
Inventor
Shinji Ozoe
真治 尾添
Hiroshi Yamakawa
浩 山川
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ブロック共重合体の製造において有用な高分
子光重合開始剤となる両末端ジチオカルバメート化ポリ
クロロプレンに関する。
[従来の技術] ブロック共重合体の製造法としては、スチレンーブタジ
エンースチレン(S B S)ブロック共重合体の製造
で代表されるように、リビングアニオン重合法が最も一
般的である。クロロブレンのイオン重合については従来
から検討されて来たが、クロロブレン単量体が有する塩
素原子と金属系触媒との相互作用が非常に大きく、塩素
原子の引き抜きによる触媒の失活等の問題があった[例
えば、ブイソコモレキュラ一二エ ソエヂネニア( V
ysokoiol.soyed.) 6巻、9号、16
37頁、1964年、Vysokomol .Soye
d. 3巻、5号、798頁、1961年、Vysok
omol.Soyed. 1 9巻、12号、2793
頁、1977年等]。従って、現在のところクロロプレ
ンをイオン重合法により製造することは困難である。
他の方法としては、分子鎖末端に官能長を有するテレケ
リックボリマーを用いた高分子反応によるものがあるが
[例えば、特開平1−103605等]、テレケリック
ボリクロロプレンに関する報告は未だない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上記に鑑みなされたもので、テレケリックボ
リクロロプレン、即ち、両末端にジチオカルバメート基
をもつポリクロロブレンを提供する。
[課題を解決するための手段] 即ち、本発明は、下記の一般式(1) ( 1) (式中、M1はクロロブレン単量体残基を、RIは炭素
数1〜8のアルキル基を、R2は炭素数1〜8のアルキ
ル基または水素原子を表す。R,、R2は同一であって
も、異なってもかまわない。
Rl、R2は環状であってもよく、その場合、R1また
はR2は3〜8個のメチレン基からなる。
ここで、nは10〜5000の自然数である。)で表さ
れる、両末端ジチオカルバメート化ポリクロロブレンに
関するものである。
本発明の両末端ジチオカルバメート化ポリクロロブレン
は、下記の一般式(2) (2) (式中、R1は戻素数1〜8のアルキル基を、R2は炭
素数1〜8のアルキル基または水素原子を表す。R, 
、R2は同一であっても、異なってもかまわない。R.
 、R2は環状であってもよく、その場合、Rlまたは
R2は3〜8個のメチレン基からなる。)で表される、
2fllのジチオカーバメイト旦を有する開始剤を用い
て、クロロブレンを光重合することにより合或される。
本発明で用いられるジチオカルバメート化合物としては
、バラキシリレンビスN,Nジメチルジチオカルバメー
ト、バラキシリレンビスN,Nジエチルジチオカルバメ
ート、パラキシリレンビスN,Nジプロピルジチオ力ル
バメート、パラキシリレンビスN,Nジブチルジチオ力
ルバメート、バラキシリレンビスN,Nジペンチルジチ
オカルバメート、バラキシリレンビスN,Nジヘキシル
ジチオ力ルバメート、パラキシリレンビスN, Nジヘ
プチルジチオ力ルバメート、バラキシリレンビスN,N
ジオクチルジチオ力ルバメート、バラキシリレンビスN
メチルジチオカルバメート、バラキシリレンビスNエチ
ルジチオカルバメート、バラキシリレンビスNプロビル
ジチオカルバメート、バラキシリレンビスNブチルジチ
オ力ルバメート、バラキシリレンビスNペンチルジチオ
力ルバメート、バラキシリレンビスNヘキシルジチオ力
ルバメート、バラキシリレンビスNヘプチルジチオ力ル
バメート、バラキシリレンビスNオクチルジチオカルバ
メート、パラキシリレンビスNシクロトリメチレンジチ
オカルバメート、パラキシリレンビスNシクロテトラメ
チレンジチオ力ルバメート、バラキシリレンビスNシク
ロベンタメチレンジチオ力ルバメート、バラキシリレン
ビスNシクロヘキサメチレンジチオ力ルバメート、パラ
キシリレンビスNシクロヘブタメチレンジチオ力ルバメ
ート、バラキシリレンビスNシクロオクタメチレンジチ
オ力ルバメート等が例示される。
クロロプレンの光重合反応においては、該ジチオカルバ
メートの分解、ラジカル発生に必要な波長、例えば30
0〜500nmの紫外線を用いる。
重合反応は、開始剤に紫外線が到達するのであれば、塊
状、溶液状、懸濁状、分散状、スラリー状、エマルジョ
ン状のいずれの状態で行なっても問題はない。
溶液重合に用いる溶剤としては、300〜500nmの
紫外線に特性吸収を持たず、連鎖移動定数の小さいもの
が好ましく、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベ
ンゼンなどの芳香族系炭化水素溶媒、酢酸エチルなどが
例示される。重合は、脱酸素下または窒素、アルゴン等
の不活性雰囲気下で行う。重合温度は、−80〜50℃
の範囲であれば問題ないが、0〜30℃が最も好ましい
[発明の効果] 本発明によれば、ブロック共重合体の製造において有用
な高分子開始剤が得られる。即ち、本発明で得られる両
末端ジチオカルバメート化ボリクロロブレンを光重合開
始剤とし、種々のモノマー例えば、アクリル酸エステル
、メタクリル酸エステル、及び、スチレンなどのラジカ
ル重合性小量体を光重合すれば、クロロブレンゴムを中
間プロックとするABA型ブロック共重合体が得られる
[実施例] 以下、実施例により本発明を説明するが、これは何等本
発明を限定するものではない。
尚、本発明の共重合体の同定および定性に用いた分折方
広及び条件を以下に記す。
1 (1)プロトン核磁気共鳴スペクトル(   H−NM
R) 機MI  Varlan EM3f30A NMR S
pectrometer(2)蒸気圧浸透圧計 機種 KNAUER Vapour Pressure
 Os+IloLIet−−Or (3)イオウ量側定一フラスコ燃焼法 吸収液 3%過酸化水素溶液 滴定液 0.01N酢酸バリウム溶液 実施例1 理工科学産業株式会社製の光化学反応装置(IOOW水
銀灯UVL−100HA内臓)を用いて、以下の手順に
より重合を行なった。尚、741量体、溶媒および開始
剤は、常法により十分乾燥ならびに脱気を行った後重合
に用いた。
反応器を十分窒素置換した後、下記の構造式で表される
バラキシリレンビスN,Nジエチルジチオカーバメイト
(以下XDCと略称する。)2..40g,ベンゼン2
00g,クロロブレン単量体51.3gを仕込み、窒素
雰囲気下十分攪拌しながら10℃で約20時間紫外線照
射を行なった。重合終了後、反応溶液を多量のメタノー
ルに注ぎ再沈精製し、真空乾燥することにより、74%
の収率でクロロプレンボリマーが得られた。また、液体
クロマトグラフィーより、生或ボリマー中には未反応の
XDCが含まれないことを確認した。よってIDCは全
てクロロブレンボリマーに付加したものと考えられる。
蒸気圧浸透圧計により、生或ボリマーの数平均分子量を
IIpJ定したところ、6650であった。また該ポリ
マーのイオウ含有量を測定したところ、1.9wt%で
あった。従って、該ボリマーは1分子当たり平均2.0
個のジチオカルバメート基を有するものと推定された。
生成ボリマーのH−NMR測定を行った結果、第1図に
示すようにポリマーはジチオカルバメート基を含有し、
その単量体残基のモル比が、クロロブレン単量体残基/
ジチオカルバメート基一34.9であった。
以上の粘果から、該ポリマーは両末端にジチオカルバメ
ート基を有するポリクロロブレンであると結論づけられ
る。
実施例2 実施例1で用いたキシリレンビスN,Nジエチルジチオ
カルバメート2.′4 0 gの代わりに、下記の構逍
式 で表されるパラキシリレンビスNエチルジチオカルバメ
ート(以下XECと略称する。)2.08g1ベンゼン
200g,クロロプレン単ユ体60.5gを仕込み、窒
素雰囲気下十分攪拌しながら10℃で約20時間紫外線
照射を行なった。
重合終了後、反応溶液を多量のメタノールに注ぎ再沈情
製し、具空乾燥することにより、62%の収率でクロロ
プレンボリマーが得られた。また、液体クロマトグラフ
ィーより、生成ポリマー中には未反応のXCPCが含ま
れないことを確認した。
よってxcpcは全てクロロプレンポリマーに付加した
ものと考えられる。
蒸気圧浸透圧計により、生成ボリマーの数平均分子量を
測定したところ、6390であった。また該ボリマーの
イオウ含有量を測定したところ、2.0wt%であった
。従って、該ポリマーは1分子当たり平均2.0個のジ
チオカルバメート基を有するものと推定された。
生成ポリマーのH−NMR測定を行った結果、ポリマー
はジチオカルバメート基を含有し、その単量体残越のモ
ル比が、クロロブレン単量体残基/ジチオカルバメート
基−34.1であった。
以上の結果から、該ポリマーは両末端にジチオカルバメ
ート基を有するポリクロロプレンであると結論づけられ
る。
実施例3 実施例1で用いたキシリレンビスN,Nジエチルジチオ
カルバメート2.40gの代わりに、下記の構遣式 で表されるバラキシリレンビスNシクロペンタメチレン
ジチオ力ルバメート(以下xcpcと略称する。)2.
54g,ベンゼン2 0 0 g,クロロプレン単量体
65.5gを仕込み、窒素雰囲気下十分攪拌しながら1
0℃で約20時間紫外線照射を行なった。重合終了後、
反応溶液を多量のメタノールに注ぎ再沈精製し、真空乾
燥することにより、67%の収率でクロロブレンボリマ
ーが得られた。また、液体クロマトグラフィーより、生
或ボリマー中には未反応のxcpcが含まれないことを
確認した。よってxcpcは全てクロロブレンボリマー
に付加したものと考えられる。
蒸気圧浸透圧計により、生成ボリマーの数平均分子量を
測定したところ、7880であった。また該ボリマーの
イオウ含有量を測定したところ、1.6wt%であった
。従って、該ボリマーは1分子当たり平均2.0個のジ
チオカルバメート基を有するものと推定された。
生或ボリマーの}I − N M R it)j定を行
った結果、ボリマーはジチオカルバメート基を含有し、
その単量体残基のモル比が、クロロブレン単量体残基/
ジチオカルバメート基−41.6であった。
以上の結果から、該ボリマーは両末端にジチオカルバメ
ート基を有するポリクロロプレンであると結論づけられ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例1で得られたポリマーのプロ
トン核磁気共鳴スペクトルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)下記の一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、M_1はクロロプレン単量体残基を、R_1は
    炭素数1〜8のアルキル基を、R_2は炭素数1〜8の
    アルキル基または水素原子を表す。R_1、R_2は同
    一であっても、異なってもかまわない。 R_1、R_2は環状であってもよく、その場合、R_
    1またはR_2は3〜8のメチレン基からなる。 ここで、nは10〜5000の自然数である。)で表さ
    れる、両末端ジチオカルバメート化ポリクロロプレン。
JP23038689A 1989-09-07 1989-09-07 両末端ジチオカルバメート化ポリクロロプレン Pending JPH0393813A (ja)

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DE69009380T DE69009380T2 (de) 1989-09-07 1990-09-07 Chloroprenpolymerisat.
US07/578,535 US5089601A (en) 1989-09-07 1990-09-07 Chloroprene polymer
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019017470A1 (ja) * 2017-07-21 2019-01-24 デンカ株式会社 クロロプレン系重合体及びその製造方法
CN114891222A (zh) * 2022-07-01 2022-08-12 华南理工大学 一种分子量不连续的聚(n-取代)二硫代氨基甲酸酯类化合物及其制备方法与应用

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