JPH0393794A - 21―アルキルプレグナン誘導体の製造方法 - Google Patents

21―アルキルプレグナン誘導体の製造方法

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JPH0393794A
JPH0393794A JP1228500A JP22850089A JPH0393794A JP H0393794 A JPH0393794 A JP H0393794A JP 1228500 A JP1228500 A JP 1228500A JP 22850089 A JP22850089 A JP 22850089A JP H0393794 A JPH0393794 A JP H0393794A
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JP
Japan
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formula
compound
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derivative
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Application number
JP1228500A
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English (en)
Inventor
Morikimi Mikuchi
三口 守公
Tomoyuki Ikemoto
知之 池本
Minoru Taguchi
稔 田口
Yoshimoto Nakajima
中嶋 由茂元
Katsuo Hatayama
畑山 勝男
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はステロイド化合物のアルキル化方法に関する.
更に詳しくは、水酸基、カルボニル基を保護することな
く、ステロイド化合物をアルキル化する製造方法に関す
る. [従来の技術] 特公昭56−14678号公報に、C−21位のアルキ
ル化されたプレグナン誘導体およびそれらの製造方法が
開示されている。
[発明が解決しようとする課題] 20−ケトブレグナン系ステロイド化合物のC−21位
を塩基の存在下アルキル化しようとする場合、水酸基、
カルボニル基などを有すると水酸基がアルキル化された
り、カルボニル基のα位の活性メチレンがアルキル化さ
れ適当な保護基を使用しなければ、目的とするC−21
位のアルキル化された化合物が収率良く得られなかった
.例えば、副腎ホルモン薬として臨床上重要なベタメサ
ゾン、デキサメサゾン、プレドニソロン、フルオシノロ
ンアセトニドなどのC−21位を塩基の存在下アルキル
化しようとする場合、C−11位水酸基あるいはC−3
位のカルボニル基を保護し、更に、C−21位の水酸基
をハロゲン化した後、リチュウムアルミニウムハイドラ
イド等により還元し、20−ケトプレグナン体に変換し
た後、アルキル化する必要があり、全体として多くの工
程が必要であった.更に、アルキル化の際に適当な条件
を設定しないとC−21位のジアルキル体が副生成する
という欠点があった.[課題を解決するための手段] 本発明者らは、遊離の水酸基あるいはカルボニル基を有
する20−ケトプレグナン系ステロイド化合物のC−2
1位を、選択的にアルキル化する方法を鋭意検討した結
果、C−21位にアルキルチ才基を導入することによっ
て、C−21位のメチレンの活性度を高め、塩基の存在
下メチル化剤でメチル化し、選択的にC−21位にメチ
ル基を導入できることを見出し、この知見に基づき本発
明を完成した. 本発明は、部分構造式(1) とを特徴とする部分構造式(m) (式中、R,は水素原子,水酸基またはC−16位の酸
素原子とともにアルキリデンジ才キシを形成する酸素原
子を示し、R,はアルキル基を示す.)を有する21一
置換アルキルチ才ステロイド化合物とアルキル化剤とを
塩基の存在下反応させ、部分構造式(I[) (式中、R.は低級アルキル基を示し、 R+,Rmは
前記と同意義である.)を有するステロイド化合物を得
、ラネーニッケル触媒による加水素脱硫反応により還元
的にアルキルチ才基を除去するこ(式中、R+−Rmは
前記と同意義である.)を有するステロイド化合物を製
造する方法である.以下、本発明を更に詳述する. まず、出発原料である部分構造式(1)を有する21一
置換アルキルチ才ステロイド化合物は特開昭62−89
894号、特開昭63−60995号、特開昭63−2
15695号などの化合物あるいは開示されている方法
によって製造される.これら21一置換アルキルチ才ス
テロイド化合物は、C−9位,C−11位.C−16位
などに随意の置換基(例えば水酸基、カルボニル基、ハ
ロゲン基、メチル基など)をそのステロイド骨格に有し
ていても良い.例えばベタメサゾン、デキサメサゾン、
プレドニソロン、ヒドロフルチゾンフルオシノロンアセ
トニドなどのそれぞれの21一置換アルキルチ才体はそ
の好例である.これら部分構造式(I)を有する21−
f換アルキルチ才ステロイド化合物を塩基1〜3当量存
在下、アルキル化剤1〜10当量と反応することにより
部分構造式(I)を有するステロイド化合物を得る。
本反応において、塩基とは水素化ナトリウム、水素化カ
リウムなどの水素化アルカリ、t−ブトキシカリウムな
どのアルコラート、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム
などの水酸化アルカリである.アルキル化剤とは、ハロ
ゲン化アルキル(ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化
プロビル、臭化メチル、臭化エチル、臭化プロビルなど
)またはジアルキル硫酸(ジメチル硫酸、ジエチル硫酸
など)などである.反応溶媒としては、エーテル系溶媒
(例えば、テトラヒドロフラン、ジ才キサン)、アミド
系溶媒(例えば、N.N−ジメチルホルムアミド)また
は両者の混合溶媒を用いることができる。反応温度は、
−30〜10℃が好ましい.また反応時間は、5分間〜
1時間が好ましい. 次いで、部分構造式(I)を有するステロイド化合物を
ラネーニツケルなどの触媒による加水素脱硫反応により
還元的にアルキルチ才基を除去し、部分構造式(m)を
有するステロイド化合物を得る. この反応は、ケトン系溶媒(例えば、アセトン)または
アルコール系溶媒(例えば、エタノール)中、室温で2
0分〜1時間攪拌することによって行なうことができる
. 次に本発明の利点を明確にするため、ベタメサゾンを出
発原料として、本発明の応用例を反応概略式として示す
. [発明の効果] 本発明により、21−ヒドロキシ−20−ケトプレグナ
ン系ステロイド化合物を、ステロイド骨格上の水酸基、
カルポニル基などの官能基を保護することな<,C−2
1位のアルキル化されたステロイド化合物を製造できる
. [実施例] 以下、実施例、参考例および試験例を挙げて本発明を具
体的に説明する. 実施例1 ■9α−フル才ロー11β,17−ジヒドロキシー16
β.21−ジメチル−21−メチルチ才−1.4−プレ
グナジェン−3,2o−ジオンの製造 窒素気流下、60%水素化ナトリウム460mgをn−
ヘキサン4mQで洗浄後、テトラヒドロフラン40ml
lを加え、氷冷下、9α−フル才ロー11β,17−ジ
ヒドロキシ−16β−メチル−21−メチルチ才−1,
4−プレグナジエン−3,20一ジ才ン4.Olg, 
N.N−ジメチルホルムアミド12mllとテトラヒド
ロフラン12mQの混合溶液を滴下し、滴下終了後、同
温度で10分間攪拌した.次いで、ヨウ化メチル1.8
0tnllを加え、更に5分間半攪拌した。反応後、氷
水および5%塩酸を加え、酢酸エチルエステルで抽出し
、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食
塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した.
濾過後、溶媒を留去して得られた粗生成物をシリカゲル
力ラムクロマトグラフイー(展開溶媒として、アセトン
:クロロホルム:n−ヘキサン菖3:6:10の混合溶
媒を用いた.)に付し、表記化合物2. 39gを得た
. m. p. 227〜230℃ IR  二:二 CTI1−’  :  3440.2
980.2960.1700.1660.1620. 
1610. P M R ( in CDa!a − 200Hz 
)δ:0.97(3HX 2/5.d.J=7Hz).
1. 05(3H. s). 1. 18(3HX 3
/5. d. J=7Hz).1. 28(3HX 3
/5.d.J=6Hz>.1. 33(3HX 2/5
.d.J=6Hz).1. 55(38. s). 1
. 93(3HX 3/5. s).1. 95(3H
X 2/5,s). 3. 97(IHX 3/5.q
.J=IHz).4. 01(IHX2/5.q.J=
IHz),4.28=4.43(IH.m). 6.1
2(IH.brs)6.33(IH.dd.J=10.
2Hz). 7.20(IH.4.10Hz).元素分
析:CmaH●MFO.Sとして計算値(X): C:
66.03.H;7.62.F:4.35,S;7.3
5実測値(X)! C:65.82.H:7.81.F
:4.46.S;7.09■9α−フル才ロー11β,
17−ジヒドロキシーl6β,21−ジメチル−1,4
−プレグナジエン−3,20−ジオンの製造 アセトン100td中のラネーニッケル21gに9αー
フル才ロー11β,17−ジヒドロキシ−16β,21
−ジメチル−21−メチルチ才−1,4ープレグナジエ
ン−3.20−ジ才ン2. 39gのアセトン140d
#液を加え室温で1時間攪拌した.濾過後、溶媒を留去
し、酢酸エチルエステルを加え、5%塩酸、水および飽
和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た.濾過後、溶媒を留去し表記化合物2.18gを得た
.m. p. 200〜203℃ ?R  二:二 cm−’  :  3450.294
0.2870.170G.1660.162G.161
0. P M R ( in CDGI s , 200Hz
 )δ: 1.05(3H.d,J=7Hz).1. 
17<3H.d.J=8Hz) . 1. 19(3H
,s) ,1. 55(3H. s) . 4. 28
 〜4. 42( IH. m) .6. 12( I
H. br−s) , 6. 33( LH. dd.
 J=10. 2Hz).7. 20(LH. d. 
J=10HZ)元素分析:C■Hm+FO4・1/2H
.Oとして計算値(X): C;89.l5.H;8.
07,F;4.76実測値(X): C:69.35.
fl:8.0g.F:4.73参考例1 9α−フル才ロー17−ヒドロキシ−16β,2l−ジ
メチル−11β一トリプル才ロアセチル才キシ−1.4
−プレグナジェン−3.20−ジ才ンの製造 9α−フル才ロー11β.17−ジヒドロキシー16β
.21−ジメチル−1.4−プレグナジエン−3.20
−ジ才ン2. 00 gのピリジン20t+tQ溶液に
−40〜−30”Cで無水トリフル才ロ酢酸1.80m
Qを滴下後、同温度下で1時間攪拌した.反応液を水冷
10%塩酸に注ぎ沈殿を濾過し、水洗後乾燥して表記化
合物2.10gを得た. m.p.zoo〜203℃ 参考例2 17−アセチル才キシ−9α−フル才ロー11β−ヒド
ロキシー16β,21−ジメチル−1.4ープレグナジ
エン−3.20−ジオンの製造9α−フルオロー17−
ヒドロキシ−16β.21−ジメチル−11β一トリフ
ル才ロアセチル才キシー1.4−プレグナジエン−3.
20−ジ才ン800■の無水酢酸8TllQ溶液にパラ
ートルエンスルホン酸800■を加えて室温で2時間攪
拌した.反応終了後、N.N−ジメチルホルムアミド8
mlおよび10%酢酸ナトリウム水溶液8ynQを順次
加え、約60°Cにて1時間攪拌した.続いて水を加え
、酢酸エチルエステルで抽出し、有機層を飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した.濾過後、溶媒を留去して
得られた粗結晶をエタノールより再結晶して表記化合物
296■を得た.m. p . 252 〜255°C 参考例3 参考例2の無水酢酸を無水酪酸に代えて、17一プチロ
イル才キシ−9α−フル才ロー11β−ヒドロキシ−1
6β,21−ジメチル−1.4−プレグナジエン3.2
0−ジ才ン( m. p . 180〜182”c )
を得た. 試験例 参考例2.3の化合物および比較薬物(ベタメサゾン1
7−パレレート)をそれぞれ白色ワセリンを基剤とした
0.01%濃度(w/w)の軟膏に調製した。これを無
作為に割り付けパッチテスト用絆fllff[フィンチ
ャンバー:エピテスト社製(フィンランド)]に一定量
(約20■)塗布されたものを健常な成人男子20名の
両前腕屈側部に貼り付け、4時間後に絆創膏を除去し、
皮膚に残存する薬剤を酒精綿にて軽く拭き取った後、2
時間後、4時間後の蒼白化の程度を判定した.判定は蒼
白化の程度を++(顕著)、+(中程度)、±(軽度)
、−(無効)の4段階に分け、それぞれ3点、2点、1
点、0点の得点を与え、被験者20名の結果を合算した
後平均値として算出した(fi大値3. 00 ).

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)部分構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は水素原子、水酸基またはC−16位の
    酸素原子とともにアルキリデンジオキシを形成する酸素
    原子を示し、R_2はアルキル基を示す。)を有する2
    1−置換アルキルチオステロイド化合物とアルキル化剤
    とを塩基の存在下反応させ、部分構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_3は低級アルキル基を示し、R_1、R_
    2は前記と同意義である。)を有するステロイド化合物
    を得、次いでこれを還元的にアルキルチオ基を除去する
    ことを特徴とする部分構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_3は前記と同意義である。)を有
    するステロイド化合物を製造する方法。
JP1228500A 1989-09-04 1989-09-04 21―アルキルプレグナン誘導体の製造方法 Pending JPH0393794A (ja)

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