JPH0393743A - メチルイソブチルケトンの製造方法 - Google Patents

メチルイソブチルケトンの製造方法

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JPH0393743A
JPH0393743A JP1231164A JP23116489A JPH0393743A JP H0393743 A JPH0393743 A JP H0393743A JP 1231164 A JP1231164 A JP 1231164A JP 23116489 A JP23116489 A JP 23116489A JP H0393743 A JPH0393743 A JP H0393743A
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東尾 保彦
Toshio Nakayama
敏男 中山
Katsuyuki Shioda
克幸 塩田
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、7セトンと水素とを原料とし、一段の反応で
メチルイソブチルケトンを製造する方法{こ関するもの
である。
メチルイソブチルケトン(以下、rMIBKJと記すこ
とがある。)は有機溶剤、塗料、安定剤等の原料として
有用である。
く従来の技術〉 MIBKは、通常、7セトンと水素を原料として、次の
ような三段法によって工業的に製造されている。
この三段法の特徴は、上式に示されろ縮合、脱水、およ
び水素添加の工程を順次行なうものである。まず、アセ
トンを水酸化バリウム等の固体塩基触媒を用いて、10
〜20℃、常圧液相で反応させることによりジアセトン
アルコールを合或し、次に、縮合して得られたジアセト
ンアルコーノレを、硫酸、リン酸等の酸触媒の存在下に
、液相で100〜120″Ctこ加熱して脱水反応を行
ない、メシチルオキシドを得る。続いて、このメシチル
オキシドを分離精製した後、ラネーニッケル触媒等の存
在下に水素添加を行なうことにより、MIBKを製造す
るという方法である。
この方法は、広く工業的に行なわれているが、縮合、脱
水、水素添加工程と三つの反応工程があり、また、それ
ぞれの工程で、ジアセトンアルコール、メシチルオキシ
ド等の中間体の分離精製が必要であり、操作が繁雑であ
る。さらに、アセトンからジアセトンアルコールへの縮
合反応は平衡反応のため、その転化率は15%程度と低
いという問題点がある。
そのために、7セトンと水素から一工程でMIBKを製
造する検討が行なわれている。この方法は、平衡的(こ
有利であり、1回通過あたりの原料転化率を上げること
ができ、三段法に比して経済的昏こ有利となる。このよ
うな一段法によるMI BKの製造法として従来、酸型
イオン交換樹脂とパラジウムー炭素を触媒として使用す
る方法(ドイツ特許第1238453号公報)、リン酸
ジルコニウムにパラジウムを担持させた触媒を用いる方
法(特公昭49 − 6994号公報)、H型ゼオライ
トにパラジウムを担持させた触媒を用いる方法(特公昭
46 − 2643号公報)等が報告されている。
また、本願出願人も、二オブ酸とパラジウムよりなる触
媒を用いる方法(特開昭61− 78745号公報)、
アルミナとニオブ酸化物とからなる担体にパラジウムを
担持した触媒を用いる方法(特開昭63−119436
号公報)を提案している。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、一段法によるMI BKの製造方法にお
いても、ア七トンの転化率は必ずしも十分とはいえず、
この方法を工業的に実施するために、更なる改良が望ま
れていた。
〈課題を解決するための手段〉 かかる現状をこ鑑み、本発明者らは、工業的に有利に実
施可能な一段法によるMI BKの製造方法を提供する
ことを主たる目的として、鋭意検討した。その結果、ア
セトンと水素を反応させて得られる反応液から分離回収
して得られる、アセトンを主成分とする液(以下、「リ
サイクルアセトン」と記すことがある。)を再度反応G
こ用いるという着想を得、実験を行ったところ、リサイ
クルに伴ない、反応戒績、特にアセトン転化率が大きく
低下することがわかった。
そこで、リサイクルアセトンを用いた場合の反応或績の
低下原因について、更に検討を行った。その結果、リサ
イクルアセトン中に含まれる水分が、アセトン転化率低
下の原因であることを見い出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、 触媒の存在下、アセトンと水素を反応させて、一段の反
応でメチルイソブチルケトンを製造する方法(こおいて
、反応に先立ち、原料であるアセトンに含まれる木を除
去することにより、該アセトン中の水の含量をl重量%
以下とすることを特徴とするメチルイソブチルケトンの
製造方法Gこ係るものである。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明方法において、反応に供せられるアセトンは、反
応に先立ち水を除去すること(こより、水の含量を!重
量%以下としたアセトンである。
先にも説明したよう薔こ、リサイクルアセトン中(こは
、分離回収の条件Gこもよるが、通常1重量%を超える
水分が含まれている。
このようなリサイクルアセトンを,そのまま反応用原料
として使用すると、触媒の活性低下をきたし、7セトン
転化率が大きく低下する。
リサイクルアセトン中の水分を1重量%以下をこする方
法(二ついては、特に限定されないが、蒸留による方法
又は固体乾燥剤の使用による方法が好ましく用いられる
本発明方法に用いられる触媒は、特に限定されないが、
好ましくはニオプ酸とパラジウムよりなる触媒またはア
ルミナとニオブ酸化物とからなる担体にパラジウムを担
持した触媒が用いられる。
これらの触媒はその調製が容易であり、また触媒の活性
が高く、選択性も良好である。さらに、原料アセトン中
の水分による触媒の活性低下も比較的小さく、安定した
触媒である。
本発明方法の反応形態としては、触媒を断熱あるいは等
温型反応器に充填し、そこにア七トンと水素とを通じる
いわゆる固定床流通反応を採用してもよいし、または触
媒をアセトン中に懸濁させ、そこに水素を吹き込んで反
応を行なわしめてもよい。固定床流通反応で反応を行な
う場合、気相で反応させてもよいし、液相で反応させて
もよいが、好ましくは液相で反応が行なわれる。懸濁法
で反応を行なう場合、反応を回分式または連続式のいず
れの方法で行ってもよい。
反応温度は通常80〜250℃で行なわれ、好ましくは
120〜200 ’Cで行なわれる。この温度より低い
温度では反応速度が小さくなり、またこの温度より高温
ではアセトンの高縮合生成物が増加する。
反応圧力は通常大気圧〜50気圧で反応が行なわれ、反
応温度にもよるが好ましくは10〜30気圧である。
く実施例〉 以下に、実施例によって本発明方法をさらに具体的に説
明するが、本発明の範囲はこれ番こよって制限を受ける
ものではない。
実施例1 ニオプ酸( CBMM社製,水分含量7重量%,円柱状
)を塩化パラジウムの水溶液に浸漬し、ヒドラジンで還
元後300℃で焼成した。パラジウムの担持量は0.1
重量%であった。
この触媒100 Il!gを内径28■の垂直(こ配置
した反応管内番こ充填し、温度160’C、圧力20K
f/cjの条件下、水分含量を0.1重量%に調製した
ア七トンを158 9 /hr ( LHSV= 2 
)、水素256Nmj / minの供給速度で反応器
に導入し反応を行ない、第1表に示す結果を得た。
反応結果は反応液のガスクロマトグラフィー分析によっ
て得た。
第  1  表 ラー・シーブ)を加えて、水分含量0.2重量%まで水
を除去したアセトンを原料として、実施例1と同じ条件
で反応を行ったのが実施例2である。なお、反応或績の
値は、いずれも反応開始10時間後の値である。
第  2  表 (注)選択率はモル基準 IPA=インプロパノール DIBK=ジイソプチルケトン 実施例2及び比較例l 実施例1で得られた反応液を蒸留し、2.4重量%の水
を含有するアセトンを回収した。この回収アセトンを原
料として、実施例1と同じ条件で反応を行ったのが比較
例1である。
また、この回収アセトンに脱水剤(モレキ−実施例3及
び比較例2 実施例1で用いた7セトンに水を加え、アセトン中の水
分含量を第3表(こ記載した値に調製した原料アセトン
を用いて、MIBK合成反応を行い、第3表昏こ示す結
果を得た。
なお、原料アセトンが異なる以外は、すべて実施例1に
記載したのと同じ条件で反応を行った。また、反応成績
の値は、反応開始100時問後の値である。
第3表 この触媒50rを内径28圏の垂直をこ配置した反応管
内に充填し、温度100℃、圧力20Kg/c++1の
条件下、水分含量をO. 1重量%に調製したアセトン
を79 t /hr ( LHSV= 2 )、水素1
28N一/minの供給速度で反応器をこ導入し、反応
を行い、第4表{こ示す結果を得た。
第  4  表 実施例4 水酸化ニオブ20タをIO重量%シーウ酸水溶液400
 fに加え、100℃で5時間加温し、水酸化ニオブを
溶解させた。
この溶液150fGこ0.5重量%パラジウム担持アル
ミナ触媒(日本エンゲルハルド社製)50?を室温で3
時間浸漬した。触媒を溶液から取り出した後150℃で
3時間乾燥した。この触媒を再び水酸化ニオブ水溶液1
50fに室温で3時間浸漬した後、150″Cで3時間
乾燥した。その後350″Cで5時間空気中で焼戒した
後、水素気流中100℃でパラジウムの還元を行った。
比較例3 実施例4で用いたアセトンに水を加え、水分含量が2.
0重量%のアセトンを調製した。このア七トンを用いて
MIBK合或反応を行い、下記の結果を得た。
なお、原料7セトンが異なる以外は、すべて実施例4に
記載したのと同じ条件で反応を行った。その結果、アセ
トン転化率26.4%, MIBK選択率89.2%と
なった。
なお、反応成績は反応開始lO時間後の値である。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明により、触媒の存在下、ア
セトンと水素を反応させて、一段の反応で、メチルイソ
ブチルケトンが収率よく得られるようになった。
以上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)触媒の存在下、アセトンと水素を反応させて、一
    段の反応でメチルイソブチルケトンを製造する方法にお
    いて、反応に先立ち、原料であるアセトンに含まれる水
    を除去することにより、該アセトン中の水の含量を1重
    量%以下とすることを特徴とするメチルイソブチルケト
    ンの製造方法。
  2. (2)水を除去すべき原料であるアセトンが、アセトン
    と水素を反応させて得られる反応液から分離回収して得
    られる、アセトンを主成分とする液である請求項(1)
    記載の方法。
  3. (3)触媒として、ニオブ酸とパラジウムよりなる触媒
    を用いることを特徴とする請求項(1)又は(2)記載
    の方法。
  4. (4)触媒として、アルミナとニオブ酸化物とからなる
    担体に、パラジウムを担持した触媒を用いることを特徴
    とする請求項(1)又は(2)記載の方法。
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