JPH0393734A - クメン類の製造方法 - Google Patents

クメン類の製造方法

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JPH0393734A
JPH0393734A JP1231090A JP23109089A JPH0393734A JP H0393734 A JPH0393734 A JP H0393734A JP 1231090 A JP1231090 A JP 1231090A JP 23109089 A JP23109089 A JP 23109089A JP H0393734 A JPH0393734 A JP H0393734A
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明はクメン類の製造方法C関し、特に、構造が単純
な反応器で行うことができ、しかも触媒の劣化が少ない
クメン類の製造方法に関する。
く従来の技術〉 クメン、シメン等のクメン類は、クメン法におけるフェ
ノール、クレゾール等の原料として大量に使用され、そ
の工業的製造方法も多数知られている。 その中でも代
表的な方法として、フリーデルタラフッ型触媒、例えば
A 42 C fl sの存在下に、ブロビレンとベン
ゼンまたはトルエンを反応させる方法がある。 以下、
クメンの製造を例はとり、この方法を説明する。 フリ
ーデルタラフッ型触媒の存在下、液状ベンゼンと気体プ
ロピレンとを反応させる気液反応によって行われ、クメ
ンと主要な副生物としてポリイソプロビルベンゼンが生
威し、これらの反応生成物と未反応のベンゼンとを含む
反応混合物が得られる。 この反応混合物から、蒸留等
の適当な分別手段により、クメンが回収され、副生物で
あるポリイソブロビルベンゼンと、未反応のベンゼンと
は反応原料とじて再循環される。
従来、提案されてぃるクメンの工業的製造方法には、ベ
ンゼンとプロピレンの反応と、再循環ポリイソプロビル
ベンゼンとベンゼンの反応とを、同一の反応帯域で行う
1段法、並びに両反応を別個の反応帯域で行う2段法が
ある。
しかし、1段法においては、反応帯域内での反応混合物
の滞留時間が長いため、大型の反応器を必要とし、多大
な装置設備費を必要とする等、実用上の問題があった. 一方、2段法として、クメン類の製造方法ではないが、
クメン類と類似の化合物であるエチルベンゼンの製造方
法が提案されている。 代表的なものとして、特開昭5
0−59332号公報(米国特許第3,848,012
号明細書に対応)、特開昭56−95131号公報に記
載されているものが挙げられる。 前者の特開昭50−
59332号公報に記載されたエチルベンセンの製造方
法は、ベンゼン、エチレンおよび塩化アルくニウム触媒
を140〜2001:の温度、加圧下に特定のエチレン
分/ベンゼン分のモル比、および少ない量の塩化アル主
ニウムを第1反応帯域に導入してエチレンとベンゼンの
反応を行い、該帯域から反応生成物を連続的に除去し、
反応生成物と再循環ポリエチルベンゼンを同様な条件下
で第2反応帯域に導入してポリエチルベンゼンとベンゼ
ンの反応を行う2段法である。 また、後者の特開昭5
6−95131号公報に記載された方法は、第2反応帯
域における再循環ポリエチルベンゼンとベンゼンとの反
応を130〜180℃の高温で行うことを特徴とする方
法である. く発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、前者の特開昭50 59332号公報は記載の方法では、第2反応帯域にお
ける反応を十分に行わせるためには、第2反応帯域にお
ける反応温度を140〜200℃とし、また滞留時間を
15分以上とすることが必須である。 そのため、第2
反応帯域を構成する反応器として高温高圧用のものが必
要となり、多大の装置費用が必要となる欠点があった。
 また、後者の特開昭56−95131号公報に記載さ
れた方法をクメンの製造に適用し、ベンゼンのアルキル
化剤としてプロピレンまたは塩化プロパンを使用した場
合、上記のような1.30〜180℃という高温では、
ポリイソブロビルベンゼン等の高沸点、高塩基性物質の
生成が多く、触媒の劣化が著しい等の欠点がある。
そこで本発明の目的は、2段法にょるクメン類の製造法
を改良し、低温での反応効率を高め、構造が単純な反応
器の使用を可能にし、よって設備費を低減でき、しかも
触媒の劣化を抑制することができるクメン類の製造方法
を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 木発明は、前記課題を解決するために(A)式(■): DI 前記トランスアルキル化反応帯域に再循環させる工程を
含む、式(III): pl [ここで、R1 は水素原子またはメチル基である]で
表わされる芳香族炭化水素および(B)プロピレンを(
B)/(A)のモル比が0.3〜0.9の割合で含む原
料混合物と、前記(B)のプロピレン1モル当り0.0
01〜o.oosモルのフリーデルタラフッ型触媒とを
、同時にアルキル化反応帯域に導入し、60〜120℃
および反応成分を実質的に液相に保つに充分な圧力で反
応させ、次いで、連続的に該アルキル化反応帯域から反
応混合物を抜き出し、トランスアルキル化反応帯の液流
れ状態がレイノルズ数(Re)で2000以上になるよ
うに連続的に供給して反応させ、得られる反応生戊物中
からポリイソブロビルベンゼン類を[ここで Rlは前
記式(I)で定義したとおりである]で表わされるクメ
ン類の製造方法を提供するものである. 本発明Cおいて、『アルキル化」とは式(1)で表わさ
れる化合物とブロビレンを反応させることをいい、また
「トランスアルキル化」とは、再循環されるポリイソブ
ロビルベンゼンと式(1)で表わされる化合物を反応さ
せることをいう. 本発明の方法においては、まずアルキル化反応帯域に原
料混合物とフリーデルタラフッ型触媒とを同時に連続的
に導入して反応させる。
用いられる原料混合物の(A)li分である芳香族炭化
水素を表わす前記式(I)において、R1は水素原子ま
たはメチル基である.この式(1)で表わされる芳香族
炭化水素の具体例は、ベンゼン、トルエンがある.原料
混合物中の(B)戒分/(A)戒分のモル比は0.3〜
0.9、好ましくは0。4〜0.6である。 ここでい
う(A)成分の量には、後段のトランスアルキル化反応
帯域で得られる反応生成物中から回収されてアルキル化
反応帯域へ再循環される未反応の式(I)で表わされる
化合物の量も含まれる。 原料混合物中における(B)
/(A)の、モル比が0.3以上であるとクメン類の収
率が向上し、0.9以下になると分離しがたいジイソブ
ロビルベンゼン類が減少する. また用いられるフリーデルタラフツ型触媒としては、A
立Cfts錯体が挙げられる. このA fL C j
! s錯体触媒は、通常、AfLCfLs 、クメン類
とHCぶとからなる錯体である。
触媒の使用量は、(B)成分1モル当り、0.001〜
0.005モル、好ましくは0.001〜0.003モ
ルの割合である. 触媒の使用量が(B)戒分1モル当
り0.001モル以上になるとプロピレンのアルキル化
速度が向上するため、アルキル化装置を大型化する必要
がなく、0.005モル以下だと触媒コストの増加がな
い。
アルキル化反応帯域における反応は、前記フリーデルタ
ラフッ型触媒のみでも進行するが、反応が、高収率を達
成するために、助触媒を用いてもよい。 用いられる助
触媒としては、ハライド系助触媒としてこの種の技術分
野で既知のものでよく、例えばHCft,HBr%HF
、塩化エチル等、またはアルキル化反応帯域でこれらの
物質を生成させるものなどが挙げられる。
この助触媒を使用する場合、その使用量は、通常、(B
)戒分1モル当り0.0005 〜0 . 0 3モル
、好ましくは0.002〜o.o2モル程度である。
これらの(A)成分および(B)成分を含む原料混合物
、並びにフリーデルタラフッ型触媒および必要に応じて
助触媒をアルキル化反応帯域に、同時に、連続的に導入
して液相でアルキル化反応を行う. 反応温度は60〜120℃、好ましくは80〜110℃
である。 反応温度が60℃未満であると、反応が著し
く遅くなる。  また、アルキル化反応は温度が高くな
る程反応速度が大きくなるが、120℃を超えると高沸
点化合物の生戒が著しくなり、触媒の劣化が進み、その
結果、次段のトランスアルキル化反応におけるクメン類
の生成速度が大幅に低下する。
反応圧力は、反応戒分を実質的に液相に保つに十分な圧
力に保持される。 また、助触媒を使用する場合には、
その助触媒が液相に溶解される圧力に調整すればよい。
 一般に、大気圧〜1 0 kg/cm’・G1好まし
くは大気圧〜5kg/cII12・G程度である。
アルキル化反応帯域中における反応混合物の滞留時間は
特に制限されず、例えば10分以上であればよい。
次に、アルキル化反応帯域から反応混合物が連続的に抜
き出され、トランスアルキル化反応帯域へ供給される。
 このとき、このトランスアルキル化反応帯域から得ら
れる反応生戒物中から分別されて再循環されて来るポリ
イソブロビルベンゼンを前記反応混合物とともに、トラ
ンスアルキル化反応帯域へ供給すればよい。
トランスアルキル化反応は発熱がほとんどないため、こ
の再循環ポリイソプロビルベンゼンは、後述のトランス
アルキル化の反応温度近くまで予熱しておくとトランス
アルキル化の反応温度をアルキル化の反応と同等にでき
るため、より早い反応速度が得られる。
トランスアルキル化反応帯域の入口において、アルキル
化反応帯域から供給される反応混合物と再循環ポリイソ
プロビルベンゼンの合計におけるプロピレン分/ベンゼ
ン分のモル比は、通常0.3〜0.9、好ましくは0.
6〜0.9に調整される。 ここで、ブロビレン分とは
、前記(B)戒分のプロピレン、式(III)で表され
るクメン類およびポリイソブロビルベンゼンに由来する
プロビル基であり、ベンゼン分とは式(Iで表わされる
化合物、式(III)で表わされるクメン類およびポリ
イソブロビルベンゼンに由来するベンゼン核である. 
このモル比が小さくてもトランスアルキル化反応に影響
はないが、プロピレン分の量が少ないと反応生戒物中の
クメン類の濃度が低くなり、っまりクメン類の収率が低
下し経済的に好ましくないまたモル比を高くすることは
ポリイソブロビルベンゼンを多く装入することを意味す
るが、モル比が1.0以上となると生成するポリイソプ
ロビルベンゼンが増加し、不経済である。
トランスアルキル化反応の触媒は、前記アルキル化にお
ける触媒と同様のものであり、また助触媒についても同
様である。 実際は、アルキル化反応帯域から抜き出さ
れる反応混合物中から触媒および助触媒を分離させるこ
となく、そのままトランスアルキル化反応帯域へ供給す
ればよい。 また、アルキル化の条件によっては、ポリ
イソプロビルベンゼン以外に他のアルキルベンゼン類が
副生じ、触媒の活性を低下させることがあるので、その
場合はトランスアルキル化反応帯域の入口で触媒を追加
して所定の触媒量に調整してもよい。
トランスアルキル化反応帯域における液流れ状態はレイ
ノルズ数(Re)が2000以上に調整される。 レイ
ノルズ数(Re)が2000未満の液流れ状態でトラン
スアルキル化反応が行われると、反応器内での液の逆混
合が生じ、クメン類の収率が低下する。 反応器を商業
規模にするとRe数を容易に数万〜数十万とすることが
できるので、より一層本発明の効果が発揮される. レイノルズ数(Re)が2000以上の液流れ状態であ
る反応帯域の具体例としては、管状反応器があげられる
。 管状反応器としては、まっすぐな長管状反応器、ヘ
ヤピン状反応器、コイル状反応器、二重管式反応器また
は反応器内に充填物、オリフィス、スタティックくキサ
ー等のユニットを設置した反応器等が良い。 管状反応
器、コイル状反応器は隼管式あるいは多管式のいずれで
もよい。 多管式反応器の例としては、熱交換器′型反
応器があげられ、管側にトランスアルキル化反応物を流
し、殻側に反応を後述する所定温度に維持するための加
熱された熱媒体を流す方式を採るのが良い. また、二
重管式反応器を採用する場合は、内管または外管のいず
れかをアルキル化反応帯域とし、他方をトランスアルキ
ル化反応帯域として使用するとよいが、トランスアルキ
ル化反応帯域での液流れをレイノルズ数(Re)が20
00以上の状態とすることが必須である。 他の例とし
ては、縦長の槽型反応器があげられる。 これは横置き
でも縦置きでも良い。 なお、反応混合物の流れ方向と
しては上向き、下向き、水平方向のいずれでも良い.ト
ランスアルキル化の反応温度は、通常、60〜120℃
、好ましくは80〜110℃程度である。 反応温度が
120℃を超えると触媒の劣化が著しく、60℃未満で
は反応速度が遅く、レイノルズ数(Re)が2000以
上である液流れ状態であっても反応時間を30分以内と
することができない. 反応圧力は、反応成分を実質的に液相に保つに充分な圧
力に保持される. また、助触媒を使用する場合には、
その助触媒が液相C溶解される圧力に調整すれば良い。
 一般に、大気圧〜1 0 kg/co+’・G1好ま
しくは大気圧〜5kg/cm”・G程度である. またトランスアルキル化反応帯域における反応混合物の
滞留時間は特に制限されず、通常、3ないし20分程度
である。
以上の通りのトランスアルキル化反応によって得られる
反応生成物は、トランスアルキル化反応帯域から連続的
に抜き出され、次いで該反応生成物から、触媒、および
助触媒を使用した場合にはその助触媒も除去される。
反応生成物から触媒を除去する手段としては公知の方法
で良く、例えば水まkはアルカリ水溶液による洗浄、ま
たはアンモニアを加えての沈殿の生成、その他の方法を
使用することができる。 すべての残存触媒が反応生成
物からクメン類等を分別する処理の前に除去されている
ことが好ましい. 触媒が除去された後、反応生成物かう蒸留等の周知の方
法によって、下記式(III):pl [ここでRlは前記式(I)で定義したとおりである] で表されるクメン類が分別される. 得られるクメン類
の具体例としては、クメン、シメンが挙げられ、使用す
る(A)成分によってクメンまたはシメンが得られる。
また反応生成物からクメン類を分別するときに、ポリイ
ソブロビルベンゼンおよび未反応の式(I)で表わされ
る化合物が得られる。 このポリイソブロビルベンゼン
はトランスアルキル化反応帯域へ、式(1)で表わされ
る化合物はアルキル化反応帯域へそれぞれ再循環される
。 さらに、少量の高沸点物が得られるが、これは系外
に排出される。
く実施例〉 以下、実施例および比較例により本発明を具体的に説明
する。
(実施例1) 内径2 0 0 mm1高さ1.5mの管型のアルキル
化反応器に、ブロビレンおよびベンゼンをプロピレン/
ベンゼンのモル比が0.4の割合で含む原料混合物と、
触媒として塩化アルミニウム(Aj2Cぶ,)錯体をA
ICfls /プロピレンのモル比が0.0019の割
合で連続的に供給し、温度110℃、圧力2 . 0 
kg/cm’・Gで反応させた。 反応器内での反応混
合物の滞留時間は10分であった. 次に、アルキル化反応器から反応混合物を抜き出し、こ
れに後記のトランスアルキル化反応器の反応生成物から
分離されて再循環されたポリイソブロビルベンゼンを全
体のプロピレン分/ベンゼン分のモル比が0.6となる
ように混合し、得られた混合物を、内径100mm,長
さ2.8mの管型のトランスアルキル化反応器に供給し
、流通線速度Q . 4 8 m/win.で流通させ
て反応させた. 反応器内の液流れ状態はレイノルズ数
(Re)で2000であり、温度は110℃、圧力は2
 kg/ca+2−Qに保持された.また反応混合物の
滞留時間は6分であった.トランスアルキル化反応器か
ら反応生成物を抜き出し、5 wt零水酸化ナトリウム
水溶液を用いて洗浄して触媒を除去した後、得られた精
製物中のクメン、ジイソブロビルベンゼン(DIPB)
およびトリイソブロビルベンゼン(TIPB)の含有率
をガスクロマトグラフィーで測定したところ、それぞれ
44重量%、13重量%および0.5重量%であった。
(実施例2〜4) 直径1.5mm,流通経路の長さ190mのコイル状の
細管からなるトランスアルキル化反応器に、予めアルキ
ル化反応器で製造しておいた、ベンゼン、クメン、ジイ
ソブロビルベンゼンおよび高沸点不純物をそれぞれ、4
3重量%、30重量%、24重量%および0.5重量%
含み、並びに触媒としてA ft C j2s錯体をA
IICII../ブロビレン分のモル比0.0019の
割合で含有する混合物を供給し、110℃で液流れ状態
を、それぞれレイノルズ数(Re)が2000,220
0,2400となるように流通させて反応させた。 得
られた反応生成物中のクメン濃度を測定した. 結果を
表1に示す。
表     1 表     2 (実施例5〜7) トルエン、シメン、ジイソブロビルトルエンおよび高沸
点不純物をそれぞれ50重量%、30重量%、10重量
%および0.5重量%含有し、A fl C fLsを
実施例2〜4と同様に含有する混合物に変更した以外は
、実施例2〜4と全く同様にして反応を行い、得られた
反応生成物のシメン濃度を測定した。 結果を表2に示
す。
く発明の効果〉 本発明の方法は、反応効率が高いため構造が単純な反応
器で実施することができるため、装置の設備費用が従来
法社比して低減でき、しかも触媒の劣化を抑制すること
ができるため工業的実用価値が高い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [ここで、R^1は水素原子またはメチル基である]で
    表わされる芳香族炭化水素および(B)プロピレンを(
    B)/(A)のモル比が0.3〜0.9の割合で含む原
    料混合物と、前記 (B)のプロピレン1モル当り0.001〜0.005
    モルのフリーデルクラフツ型触媒とを、同時にアルキル
    化反応帯域に導入し、60〜120℃および反応成分を
    実質的に液相に保つに充分な圧力で反応させ、次いで、
    連続的に該アルキル化反応帯域から反応混合物を抜き出
    し、トランスアルキル化反応帯域の液流れ状態がレイノ
    ルズ数(Re)で2000以上になるように連続的に供
    給して反応させ、得られる反応生成物中からポリイソプ
    ロピルベンゼン類を前記トランスアルキル化反応帯域に
    再循環させる工程を含む、式(III): ▲数式、化学式、表等があります▼(III) [ここで、R^1は前記式( I )で定義したとおりで
    ある]で表わされるクメン類の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7712362B2 (en) 2005-06-30 2010-05-11 Nippon Seiki Co., Ltd. Liquid surface detection device
WO2011118823A1 (en) * 2010-03-26 2011-09-29 Sumitomo Chemical Company, Limited Method of producing propylene oxide

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7712362B2 (en) 2005-06-30 2010-05-11 Nippon Seiki Co., Ltd. Liquid surface detection device
WO2011118823A1 (en) * 2010-03-26 2011-09-29 Sumitomo Chemical Company, Limited Method of producing propylene oxide

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