JPH0390006A - 稲苗立枯病防除剤およびその防除方法 - Google Patents

稲苗立枯病防除剤およびその防除方法

Info

Publication number
JPH0390006A
JPH0390006A JP22293489A JP22293489A JPH0390006A JP H0390006 A JPH0390006 A JP H0390006A JP 22293489 A JP22293489 A JP 22293489A JP 22293489 A JP22293489 A JP 22293489A JP H0390006 A JPH0390006 A JP H0390006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
calcium peroxide
rice
active component
soil
seedlings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22293489A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohiro Hiramatsu
基弘 平松
Shingo Yamamoto
伸吾 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokko Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokko Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokko Chemical Industry Co Ltd filed Critical Hokko Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP22293489A priority Critical patent/JPH0390006A/ja
Publication of JPH0390006A publication Critical patent/JPH0390006A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、稲の育苗期間中に育苗箱内に発生し、幼苗に
被害をもたらす有害植物病原菌を防除し、健苗育成に優
れた効果を発揮する新規な稲苗立枯病防除剤に関する。
ゆえに、本発明は、農業分野、特に稲苗立枯病防除剤と
して有用である。
旺111遣遣 本発明で使用される過酸化カルシウムは、農業分野にお
いて、湛水土中直播栽培に用いる稲種子に粉衣すること
により、発芽促進効果を有することが、特公昭47−2
8751号公報および特公昭55−22.045号公報
にそれぞれ記載されている。また、湛水直播栽培用の浸
種後の稲種子を播種前に過酸化カルシウムを粉衣して使
用するこ植物防疫協会1985年1月30日発行)の第
453頁〜454頁に記載されている。さらに、過酸化
カルシウムを土壌改良剤として使用できることが特開昭
53−17155号公報に、レンコン腐敗病防除効果を
有することが特開昭51−67720号公報に、珪酸白
土や合成ゼオライトとともに混合して湛水直播栽培用の
稲種子に粉衣処理することにより、その種子に対して静
菌作用を有することが、特開平1−75407号公報に
それぞれ記載されている。しかしながら、過酸化カルシ
ウムまたはこれを有効成分として含有する粉剤な稲苗立
枯病防除剤として使用することは知られていない。
3   が  しようと 稲作栽培は、本田への稲苗の機械移植の普及に伴い、育
苗方法もほとんど箱育苗法に代っている8箱育苗法は少
量の培土に多量の種籾を密播し、発芽を揃えるために3
2℃前後の高温多湿条件下で栽培する。このため、種苗
が軟弱になりやすいこと、培土中に生息する病原菌の繁
殖に好適な環境条件であることなどの理由により、リゾ
ープス属菌、トリコデルマ属菌、フザリウム属菌などに
よって稲苗立枯病が発生し、種苗に大きな被害をおよぼ
している。
一方、従来、稲苗立枯病防除剤としてTPN、ヒドロキ
シイソキサゾールなどが使用されている。しかしながら
、これらの薬剤は稲苗立枯病を引き起すすべての病原菌
に対して効力などの点で必ずしも満足すべきものとはい
いがたく、このような欠点の少ない薬剤の開発が望まれ
ている。
本発明は、このような事情に鑑み、新規な稲苗立枯病防
除剤とその使用方法を提供することにある。
本発明者らは、前記した課題を解決すべく多数の化合物
について鋭意検討した。その結果、意外にも粉状の過酸
化カルシウム、もしくは過酸化カルシウムを有効成分と
して含有する粉剤がその目的に合致し、極めて高い稲苗
立枯病防除効果を発揮することを見いだした。
住1」上 本発明において、過酸化カルシウムは、稲苗立枯病防除
剤およびその防除方法!!yにおける有効成分とし゛て
作用する。そして、その使用によりリゾープス菌、トリ
コデルマ菌、フザリウム菌な橘 どに対して作用し、これらによ訃音C枯病を有効に防除
することができる。
販の過酸化カルシウム試薬をそのまま使用することもで
きるし、また市販の過酸化カルシウムな有効成分として
含有する粉剤(一般名:過酸化カルシウム剤)を使用す
ることもできる。この場合は、過酸化カルシウムを各、
11担体と共に、常法により製剤化すればよい、使用さ
れる担体としては、シリカゲル、炭酸カルシウム、クレ
ー、珪藻上、タルク、ベントナイト、ショ糖などを利用
することができる。そして、これらに適当な補助剤、例
えば安定剤、固着剤などを適量配合して製剤化して使用
できる。
本発明を粉剤として製剤化する場合の製剤中の有効成分
の配合量は、10重量%から90重量%程度になるよう
にするのが望ましい、また本発明の稲苗立枯病防除剤に
、他の殺菌剤や殺虫剤、植物生長調節剤、植物栄養素な
どを混合して使用することもできる。
次に本発明の実施例を示す、なお、実施例中で部とある
ものはすべて重量部である。
及産負ユ 過酸化カルシウム 35部、炭酸カルシウム35部、珪
藻± 20部、シリカゲル 10部を混合した後、十分
粉砕して粉剤を得る。
笈皇亘ユ 過酸化カルシウム 10部、珪藻± 40部、クレー 
50部を混合した後、十分粉砕して粉剤を得る。
X亙11 過酸化カルシウム 90部、ショ糖 10部を混合した
後、十分粉砕して粉剤を得る。
4   ・ 上記実施例の粉剤、粉状の過酸化カルシウムあるいは市
販の過酸化カルシウム粉剤を覆土用培地と混和し、播種
後覆土する方法(覆土混和処理)、育苗箱に播種する前
の稲種籾に粉衣する方法(種子粉衣処理)の他に床上の
みに混和し、播種後覆土する方法(床上混和処理)、播
種前に培土全体とよく混和する方法(全層混和処理〉な
どのいずれの方法でも可能である。
施用量は、培土に混和する場合は、培土5文あたり過酸
化カルシウムとして2gから300g、好ましくは5g
から100gが適当である。また種籾に粉衣する場合は
、種籾の1重量%から30重量%、好ましくはSfi量
%から20重量%相当量を種籾によく粉衣することによ
り、稲苗立枯病を防除することができる。
立y 本発明の稲苗立枯病防除剤を使用することにより次のよ
うなすぐれた効果がもたらされる。すなわち 第1に、本発明の稲苗立枯病防除剤は、種子に粉衣処理
することはもちろんのこと、土壌混和方法などの種々の
使用方法によってもすぐれた防除効果が得られる。
第2に、本発明の施用量範囲において、稲の出芽、苗生
育に対して薬害を与えることなく、しかも環境汚染もな
いため、安全に使用できる。
第3に、本発明の有効成分である過酸化カルシウムは入
手しやすく、さらにまた容易に製剤化すを試験例により
具体的に説明する。
u  トリコデルマ菌による稲苗立枯病防除汚染土壌:
予めトリコデルマ ビリッジ(Tricho−der+
sa viride)を21日間培養したフスマ含有培
土な土壌滅菌した黒色火山灰土壌と混和し、トリコデル
マ菌汚染土壌を得た。
慕]聾よ!12目点ニー粉状の過酸化カルシウム、実施
例1の粉剤に準じて調製した所定量の粉剤および市販の
過酸化カルシウム粉剤を、上記の方法で得たトリコデル
マ菌汚染土壌5立とよく均一に混和し、その3.51を
床上として育苗箱(60×3Qx3cm)に入れ、これ
に20℃、4日間浸種した稲種籾(品種二日本晴)20
0gを播種し、残りの1.51の土壌で覆土した。そし
て、IL;Lの水道水を潅水し、32℃の温室に2日間
格納し出芽させた。その後、10〜15°Cのガラス温
室に5日装置いて緑化させた後、15〜25℃のガラス
温室で育苗管理した。
□ztiニー播種20日後に枯死苗、茎基部褐変苗など
のトリコデルマ菌による苗立枯病症状を示した発病菌数
とこれらの病状を示さない健全菌数について調査(1区
あたり合計菌数約500本)し、下記の式により健全荷
重(%〉を求めた。
健全荷重(%)=健全菌数X100 総調査苗数 また薬害については、出芽率、生育程度などについて観
察し、下記の薬害程度で示した。
薬害程度 ±:微 +:少 卦;中 費二大 本試験は、1薬剤処理区あたり2区制で行い、平均健全
荷重(%)を求めた。その結果は、第1表のとおりであ
る。
第 表 についての肴効成分換算値を示す(以下、同じ)。
汚」邊1」裏ニー子めリゾープス オリゼ(Rhizo
pus o−出□)を14日間培養したフスマ含有培土
を土壌滅菌した黒色火山土壌と混和し、リゾープス汚染
土壌を得た。
−iニー20℃、4日間浸種した稲種籾〈品種:日本晴
)を第2表に示したような籾重量比となるように、粉状
過酸化カルシウム、実施例1の粉剤に準して調製した所
定量の粉剤および市販の過酸化カルシウム粉剤とともに
、それぞれプラスチック製カップに入れ、均一に粉衣$
ボした。粉衣した種籾は、上記したりゾープス菌の汚染
土壌を300m文つめた育苗箱(15x 12区3cm
)に1箱あたり20gずつ播種し、再び同じリゾーブス
菌の汚染土壌の200m1量で覆土した。そして32°
C12日間出芽処理した後、ガラス温室に移して栽培管
理した。
免旌遺1:播種14B後に、主根肥大苗、冠根肥大苗な
どのりゾーブス閑による苗立枯病症状を示した発病菌数
とそのような症状を示さない健全菌数について調査(1
区あたり合計菌数約200本〉し、健全荷重(%)を試
験例1と同様に求めた。
また、薬害についても試験例1と同様の基準で調査した
本試験は、1薬剤処理区あたり3区制で行い、平均健全
荷重(%)を求めた。その結果は、第2表のとおりであ
る。
第2表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)過酸化カルシウムを有効成分として含有することを
    特徴とする稲苗立枯病防除剤。 2)過酸化カルシウムを粉状で、もしくは過酸化カルシ
    ウムを有効成分として含有する粉剤を稲種子に粉衣する
    か、もしくは育苗用培土に混和処理することを特徴とす
    る稲苗立枯病防除方法。
JP22293489A 1989-08-31 1989-08-31 稲苗立枯病防除剤およびその防除方法 Pending JPH0390006A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22293489A JPH0390006A (ja) 1989-08-31 1989-08-31 稲苗立枯病防除剤およびその防除方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22293489A JPH0390006A (ja) 1989-08-31 1989-08-31 稲苗立枯病防除剤およびその防除方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0390006A true JPH0390006A (ja) 1991-04-16

Family

ID=16790160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22293489A Pending JPH0390006A (ja) 1989-08-31 1989-08-31 稲苗立枯病防除剤およびその防除方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0390006A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006005764A3 (en) * 2004-07-14 2006-04-13 Solvay Use of inorganic peroxides for oxygenation of soil in order to prevent diseases caused by anaerobic agents in plants
JP2020125283A (ja) * 2019-01-31 2020-08-20 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 植物の土壌伝染病防除用組成物及び土壌伝染病防除方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006005764A3 (en) * 2004-07-14 2006-04-13 Solvay Use of inorganic peroxides for oxygenation of soil in order to prevent diseases caused by anaerobic agents in plants
JP2020125283A (ja) * 2019-01-31 2020-08-20 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 植物の土壌伝染病防除用組成物及び土壌伝染病防除方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1133270A (en) Preparation for protection of emerging sugar beet against damping-off and method of its production
JP3536180B2 (ja) 植物の病害を防除するための組成物と方法
TW202110329A (zh) 植物病害防治劑及植物病害防治法
JPH02245178A (ja) トリコデルマsp―35/84、殺菌剤、ならびに真菌類の防除方法
JPH0390006A (ja) 稲苗立枯病防除剤およびその防除方法
CN107372548A (zh) 含有克菌丹和氟唑环菌胺的农药组合物及其用途
JPS60146804A (ja) 土壌病害菌の発芽増殖阻害剤
CN109730079A (zh) 一种防治黄瓜猝倒病制剂
JPS6219501A (ja) 農園芸用殺菌剤組成物
JPH02279609A (ja) 種子消毒剤および種子消毒方法
JP4429496B2 (ja) イネ病害防除剤およびイネ病害防除方法
JPH05168348A (ja) 土壌病害の防除法
JPS5852206A (ja) イネ病害の省力防除方法およびイネの生育促進方法
KR100239153B1 (ko) 브이에이균근균 접종 담체의 제조법
JPH0331202A (ja) 植物病害防除方法
CN112335684A (zh) 一种微生物新农药在防治作物纹枯病中的应用
JPS5823845B2 (ja) 農業用殺菌組成物
US3338780A (en) Methyl arsine oxide method of controlling soil-borne pythium fungi
JPS6148801B2 (ja)
JPS5929162B2 (ja) 稲紋枯病の防除方法
JPS58116406A (ja) 農業用殺菌組成物
JPS61225104A (ja) 農園芸用殺菌剤組成物
JPS6011007B2 (ja) いもち病防除用組成物
JPH026726B2 (ja)
JPS6350323B2 (ja)