JPH0389227A - 検索マークを付与したフィルム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えばマイクロフィルムリーダ等を用いて、
マイクロフィルムに付与された検索マークを検知するこ
とによりフィルム上の所望の画像を所定の目的位置に停
止させることができる検索マークを付与したフィルムに
関する。

（従来の技術） 従来、この種の検索マークを付与したフィルムとしては
、例えば、第４図に示すようなものがある。図において
、１００は書類等の文書や図面を画像コマとして記録し
たマイクロフィルム（以下フィルムと記す）であり、各
画像コマ１０１に対して、所望の画像コマを目的位置に
停止させるための検索マーク１０２が付与されている。

この検索マーク１０２は、対応する画像の画像領域（フ
ィルムの長平方向において画像が記録されている領域）
Ａ内に設けられている。

マイクロフィルムリーグ等によりこのフィルム１００の
画像の検索を行う際には、フィルム１００を移送させる
ととも、に検知手段により検索マーク１０２の検知を行
い、これをマイクロプロセッサ等の処理手段で計数する
ことにより、所望の画像を目的位置に停止させる。ここ
で、検知手段は、画像を拡大するためにフィルム１００
に光を照射する光路（以下拡大光路と記す）上に設置さ
れている場合と、拡大光路から離れて設置されている場
合がある。

前者の場合には、検知手段により所望の画像コマ１０１
に対応する検索マーク１０２を検知すると同時にフィル
ム１００を停止させれば、所望の画像コマ１０１が拡大
光路上の目的位置に停止することとなる。後者の場合に
は、検知手段により所望の画像コマ１０１に対応する検
索マーク１０２を検知した後、エンコーダ等を用いてフ
ィルム１００を所定距離移動させ、所望の画像コマ１０
１を拡大光路上の目的位置に停止させる。

そして、目的位置に停止した所望の画像コマ１０１は、
拡大光路で光を照射されてその光像が拡大され、この拡
大画像がスクリーン上に投影、またはプリントされる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記した従来技術において、検知手段が
拡大光路上に設置されている場合には、画像をスクリー
ン上に投影あるいはプリントする際に画像の一部が検知
手段の陰になり、投影画像あるいはプリント画像の一部
が欠落することがあった。また、このとき検知手段は拡
大光路上で光源により光を照射され続けるが、この光源
は光量１発熱量が大きいので、検知手段が熱されて故障
することが多いという問題があった。

一方、検知手段が拡大光路から離れて設置されている場
合には、所望の画像コマ１０１に対応する検索マーク１
０２を検知した後フィルム１００を所定距離移動させな
ければならないので、停止位置精度が低く、また、エン
コーダ等を用いる必要があるためコストが高くなるとい
う欠点があった。

本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、検索マークを検
知する検知手段を拡大光路外に設置して、拡大画像の欠
落や検知器の故障を防止し、かつ、高精度で画像を目的
位置に停止させることができる検索マークを付与したフ
ィルムを提供することにある。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明にあっては、画像を
目的位置に停止させるための検索マークを付与したフィ
ルムにおいて、前記検索マークが、対応する画像の画像
領域外にあり、かつ、この画像から所定距離の位置に設
けられていることを特徴とする。

（作　用） 本発明の検索マークを付与したフィルムにおいては、検
索マークが対応する画像の画像領域外にあり、かつ、こ
の画像から所定距離の位置に設けられているので、検索
マークを検知する検知手段を拡大光路外に設置し、かつ
、所望の画像コマを停止させる目的位置と検知手段との
距離を、画像コマとこれに対応する検索マークとの距離
に等しくすることができる。従って、この検知手段によ
り目的の検索マークを検知すると同時にフィルムを停止
させれば、所望の画像コマが拡大光路上の目的位置に停
止するので、検索マーク検知後にフィルムを移動させる
必要がなく、高精度で画像を目的位置に停止させること
ができる。

（実施例） 以下に、本発明を図示の実施例に基いて説明する。第１
図は本発明の一実施例の検索マークを付与したフィルム
を示す説明図である。図において、ＦｌはＡ４サイズの
文書や図面をｌ／２４の縮率で撮影、記録した１６ｍｍ
ロール状マイクロフィルム（以下フィルムと記す）、１
は画像コマである０図中矢印ａ方向にはフィルムＦ１の
先端が、矢印す方向にはフィルムＦ１の後端があり、各
画像に対してフィルム先端側に検索マーク３が付与され
ている。

この検索マーク３は、対応する画像コマ１の画像領域Ａ
外にあり、かつ、この画像コマｌの先端と検索マーク３
の先端との距離が所定距離βとなるように設けられてい
る。

第２図はフィルムＦ１を検索するための検索装置のフィ
ルム給送部の構成を示す斜視図である。

図において、１０はリーダプリンタに組み込まれた検索
装置のフィルム給送部を示しており、概略フィルムＦ１
を収納する供給カートリッジ１１と、この供給カートリ
ッジ１１からフィルムＦ１を巻き取る巻取リール１２と
の間に、フィルムＦ１の画像を拡大するための拡大光路
１３と、検索マーク３を光学的に検知する検知手段１４
とが設けられて構成されている。

供給カートリッジ１１近傍にはフィルムＦｌを巻取リー
ル１２へ送り出すためのキャプスタンローラ１５が配設
され、巻取り−ル１２には、フィルムＦ１先端を巻取リ
ール１２の軸１２ａに巻き付るために、スプリング１６
．・・・により軸１２ａに押し付けられるガイド部材１
７．・・・が設けられている。図中１８は供給カートリ
ッジ１１の有無を検知するマイクロスイッチ、１９．２
０はガイドローラ、２１は供給カートリッジ１１内のフ
ィルムスブール（不図示）を回転駆動する巻戻用モータ
、２２は巻取り−ル１２を回転駆動する巻取用モータ、
２３はキャプスタンローラ１５を回転駆動する送り出し
用モータ、２４はキャプスタンローラ１５をフィルムＦ
１に接触させるためのソレノイドである。

拡大光路１３においては、光源２５から発生した光がコ
ンデンサレンズ２６を介して、所望の画像コマ１を停止
させる目的位置２７にある画像コマ１を照射し、その透
過光による光像が投影用レンズ２８により拡大され、こ
の拡大画像がスクリーン（図示せず）上に投影、または
プリントされる。

検知手段１４は、拡大光路１３上の目的位置２７との距
離が、画像コマ１と検索マーク３との距離℃に等しくな
るようにされている。そして、ランプ３１から検知手段
１４へ向う光を検索マーク３が遮光することにより、検
索マーク３が検知される。

この装置を用いてフィルムＦ１の画像の検索を行う際に
は、まず、送り出し用モータ２３及びソレノイド２４が
作動し、キャプスタンロータ１５が回転しながらフィル
ムＦ１に接触する。それによりフィルムＦ１は巻取リー
ル１２に向って送り出され、ガイドローラ１９により矢
印ａ方向に搬送されて、拡大光路１４上を通り、さらに
検知手段１４とランプ３１との間を通って移送される。

そして、フィルムＦ１の先端がガイドローラ２０を通過
したときに不図示のフィルム検知器から検知信号が出力
され、それにより巻取用モータ２２が作動し、巻取リー
ル１２が回転する。

フィルムＦ１の先端が巻取リールの軸１２ａに巻き付く
と送り出し用モータ２３及びソレノイド２４が不作動と
なり、キャプスタローラ１５は回転を停止してフィルム
Ｆ１から離れ、フィルムＦ１は巻取リール１２の回転に
より軸１２ａに巻き取られる。この後フィルムＦ１を巻
き戻す場合には、巻戻用モータ２１が作動するとともに
巻取用モータ２２は不作動となり、フィルムＦ１は供給
カートリッジ１１内の不図示のフィルムスブールの回転
により供給カートリッジ１１内に巻き戻される。

そして、フィルムＦ１を巻取方向（矢印ａ方向）１巻戻
方向（矢印す方向）のいずれかに移送させながら、検知
手段１４により検索マーク３を検知し、これをマイクロ
プロセッサ等の処理手段（図示せず）で計数し、この計
数内容と所望の画像コマのコマ番号（以下検索コマ番号
と記す）とを比較することにより、画像の検索を行う。

そして、検知手段１４により検知された検索マーク３に
対応するコマ番号と検索コマ番号とが一致したときにフ
ィルムＦ１の移送を停止する。このとき、所望の画像コ
マ１に対応する検索マーク３は検知手段１４の設置位置
に停止し、目的位置２７と検知手段１４との距離は、所
望の画像コマ１とこれに対応する検索マーク３との距離
４に等しいので、所望の画像コマ１は拡大光路１３上の
目的位置２７に停止する。そして、目的位置２７に停止
した画像コマ１は光源２５により光を照射されて、その
拡大画像が不図示のスクリーン上に投影、またはプリン
トされる。

上記実施例においては、検索マーク３が対応する画像コ
マ１の画像領域Ａ外にあり、かつ、この画像コマ１から
所定距離の位置に設けられているので、検知手段１４を
拡大光路１３外に設置し、かつ、目的位置２７と検知手
段１４との距離を画像コマ１と検索マーク３との距離℃
に等しくすることができる。従って、画像コマ１が拡大
光路１３上で検知手段１４の陰になることはなく、拡大
画像の欠落、及び光源２５の発熱による検知手段１４の
故障が防止され、かつ、目的検索マーク検知後にフィル
ムＦ１を移動させる必要がないので、高精度で所望の画
像コマ１を目的位置２７に停止させることができる。ま
た、エンコーダ等を用いる必要がないので、コストを低
減することができる。

さらに、画像コマ１とこれに対応する検索マーク３との
距離が狭い範囲に限定されないので、検索マーク３の付
与位置を広範囲に変化させて検知手段１４を任意の位置
に設置することができる。

第３図は本発明の他の実施例の検索マークを付与したフ
ィルムを示す説明図である０図において、このフィルム
Ｆ２は、検索マーク１３として長さが異なる複数種類の
マークが用いられている意思外は、上記実施例と同様の
ものである。この実施例においても、検索マーク１３が
対応する画像コマ１０の画像領域Ａ外にあり、かつ、画
像コマ１０の先端と検索マーク１３の先端との距離が所
定距離℃とされているので、上記実施例と同様の効果を
あげることができる。さらに、画像コマ１０の大きさ９
種類に応じてこれに対応する検索マーク３の長さを変化
させれば、検索マーク３を検知することにより画像の大
きさ１種類を区別することができる。

上記各実施例においては、検索マークを対応する画像コ
マのフィルム先端側に設けたが、フィルム後端側に設け
てもよい。この場合には、検知手段を目的位置に対して
フィルム後端側に設け、かつ、目的位置と検知手段との
距離を、画像コマとこれに対応する検索マークとの距離
に等しくすることにより、上記各実施例と同様の効果を
あげることができる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明の検索マークを付与したフ
ィルムにおいては、検索マークを検知する検知手段を拡
大光路外に設置して、拡大画像の欠落や、検知手段の故
障を防止することができる。

そして、拡大光路上の目的位置と検知手段の設置位置と
の距離を画像とこれに対応する検索マーりとの距離に等
しくすることにより、所望の画像に対応する検索マーク
を検知した後フィルムを移動させる必要がないので、高
精度で、所望の画像を目的位置に停止させることができ
る。また、エンコーダ等を用いる必要がないので、コス
トを低減することができる。

さらに、画像と検索マークとの距離が狭い範囲に限定さ
れないので、検索マークの付与位置を広範囲に変化させ
て、検知手段を任意の位置に設置することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の検索マークを付与したフィ
ルムを示す説明図、第２図は同実施例のフィルムを検索
するための検索装置のフィルム給送部の構成を示す斜視
図、第３図は本発明の他の実施例の検索マークを付与し
たフィルムを示す説明図、第４図は従来の検索マークを
付与したフィルムを示す説明図である。 符号の説明 ｌ・・・画像コマ　　　　３・・・検索マーク１３・・
・拡大光路　　　１４・・・検知手段２７・・・目的位
置　　　Ａ・・・画像領域Ｆｌ、Ｆ２・・・マイクロフ
ィルム （検索マークを付与したフィルム）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 画像を目的位置に停止させるための検索マークを付与し
   たフィルムにおいて、 前記検索マークが、対応する画像の画像領域外にあり、
   かつ、この画像から所定距離の位置に設けられているこ
   とを特徴とする検索マークを付与したフィルム。