JPH0389058A - 静油圧式無段変速機 - Google Patents
静油圧式無段変速機Info
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- JPH0389058A JPH0389058A JP1225679A JP22567989A JPH0389058A JP H0389058 A JPH0389058 A JP H0389058A JP 1225679 A JP1225679 A JP 1225679A JP 22567989 A JP22567989 A JP 22567989A JP H0389058 A JPH0389058 A JP H0389058A
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Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A1発明の目的
(1)産業上の利用分野
本発明は、斜板式油圧ポンプのポンプシリンダと、斜板
式油圧モータのモータシリンダとを伝動軸上で互いに一
体に連結してシリンダブロックを構威し、このシリンダ
ブロックには、ポンプシリンダのシリンダ孔群とモータ
シリンダのシリンダ孔群との間で伝動軸を囲繞する内側
油路と、この内側油路を囲繞する外側油路とを形成する
と共に、ポンプシリンダの各シリンダ孔に連なるポンプ
ポートを内側及び外側油路に交互に連通させる多数の第
1分配弁と、モータシリンダの各シリンダ孔に連なるモ
ータポートを内側及び外側油路に交互に連通させる多数
の第2分配弁とをそれぞれ放射状に配設し、これら第1
.第2分配弁をそれぞれ作動する第1.第2弁作動装置
をシリンダブロックの外周に配設した、静油圧式無段変
速機に関する。
式油圧モータのモータシリンダとを伝動軸上で互いに一
体に連結してシリンダブロックを構威し、このシリンダ
ブロックには、ポンプシリンダのシリンダ孔群とモータ
シリンダのシリンダ孔群との間で伝動軸を囲繞する内側
油路と、この内側油路を囲繞する外側油路とを形成する
と共に、ポンプシリンダの各シリンダ孔に連なるポンプ
ポートを内側及び外側油路に交互に連通させる多数の第
1分配弁と、モータシリンダの各シリンダ孔に連なるモ
ータポートを内側及び外側油路に交互に連通させる多数
の第2分配弁とをそれぞれ放射状に配設し、これら第1
.第2分配弁をそれぞれ作動する第1.第2弁作動装置
をシリンダブロックの外周に配設した、静油圧式無段変
速機に関する。
(2)従来の技術
この種の静油圧式無段変速機は、例えば特開昭64−7
9469号公報に開示されているように既に知られてい
る。上記公報に開示されたものは、ポンプシリンダ及び
モータシリンダの各シリンダを互いに同径に形成すると
共に、両者のシリンダ孔群のピッチ円を同径にしてシリ
ンダブロックを極力小径に形成している。
9469号公報に開示されているように既に知られてい
る。上記公報に開示されたものは、ポンプシリンダ及び
モータシリンダの各シリンダを互いに同径に形成すると
共に、両者のシリンダ孔群のピッチ円を同径にしてシリ
ンダブロックを極力小径に形成している。
(3)発明が解決しようとする課題
ところが、モータシリンダのシリンダ孔をポンプシリン
ダのそれよりも大径にして油圧モータの容量増加を図ろ
うとする場合、従来通り両者のシリンダ孔群のピッチ円
を同径にすると、モータシリンダのシリンダ孔間隔壁が
薄くなり過ぎるか、ポンプシリンダのシリンダ孔間の隔
壁が厚くなり過ぎるかして、強度上やコンパクト化の上
で不利となる。
ダのそれよりも大径にして油圧モータの容量増加を図ろ
うとする場合、従来通り両者のシリンダ孔群のピッチ円
を同径にすると、モータシリンダのシリンダ孔間隔壁が
薄くなり過ぎるか、ポンプシリンダのシリンダ孔間の隔
壁が厚くなり過ぎるかして、強度上やコンパクト化の上
で不利となる。
本発明は、か\る事情に鑑みてなされたもので、油圧モ
ータの容量増加を図りつ覧、強度不足無くコンパクトに
構威し得る前記静油圧式無段変速機を提供することを目
的とする。
ータの容量増加を図りつ覧、強度不足無くコンパクトに
構威し得る前記静油圧式無段変速機を提供することを目
的とする。
B0発明の構成
(1)課題を解決するための手段
上記目的を達成するために、本発明は、モータシリンダ
の各シリンダ孔をポンプシリンダの各シリンダ孔より大
径に形成すると共に、モータシリンダのシリンダ孔群の
ピッチ円をポンプシリンダのシリンダ孔群のピッチ円よ
りも太き(する一方、ポンプポート群及びモータポート
群のピッチ円を互いに略等しくすべく各モータポートを
対応するシリンダ孔の中心よりシリンダブロック中心側
へ偏心して配置したことを特徴とする。
の各シリンダ孔をポンプシリンダの各シリンダ孔より大
径に形成すると共に、モータシリンダのシリンダ孔群の
ピッチ円をポンプシリンダのシリンダ孔群のピッチ円よ
りも太き(する一方、ポンプポート群及びモータポート
群のピッチ円を互いに略等しくすべく各モータポートを
対応するシリンダ孔の中心よりシリンダブロック中心側
へ偏心して配置したことを特徴とする。
(2)作 用
上記構成によれば、モータシリンダのシリンダ孔をポン
プシリンダのシリンダ孔より大径に形成するも、前者の
シリンダ孔群のピッチ円を後者のシリンダ孔群のピッチ
円より大きくしたことにより、各シリンダ孔間の隔壁に
適正な厚さを与えることができる。
プシリンダのシリンダ孔より大径に形成するも、前者の
シリンダ孔群のピッチ円を後者のシリンダ孔群のピッチ
円より大きくしたことにより、各シリンダ孔間の隔壁に
適正な厚さを与えることができる。
しかも、各モータポートを対応するシリンダ孔の中心よ
りシリンダブロックの中心側へ偏心させて、モータポー
ト群のピッチ円をポンプポート群のピッチ円と略同径に
したので、内側及び外側油路をシリンダブロックの中心
側へ極力近づけることができ、その結果、シリンダブロ
ック及び第1゜第2弁駆動手段の大径化を最小限に抑え
ることができる。
りシリンダブロックの中心側へ偏心させて、モータポー
ト群のピッチ円をポンプポート群のピッチ円と略同径に
したので、内側及び外側油路をシリンダブロックの中心
側へ極力近づけることができ、その結果、シリンダブロ
ック及び第1゜第2弁駆動手段の大径化を最小限に抑え
ることができる。
(3)実施例
以下、図面により本発明の一実施例について説明する。
先ず第1図において、自動二輪車用のパワーユニッ)U
は、エンジンE及び静油圧式無段変速機Tとからなって
おり、エンジンEのクランク軸1及び無段変速機Tは共
通のケーシング4に収容されて支持される。
は、エンジンE及び静油圧式無段変速機Tとからなって
おり、エンジンEのクランク軸1及び無段変速機Tは共
通のケーシング4に収容されて支持される。
無段変速機Tは、ケーシング4の中間壁にボールベアリ
ング6を介して回転自在に支承される入力筒軸5及びこ
れに囲繞される伝動軸としての出力軸31を有し、これ
らはクランク軸1と平行に配置される。クランク軸1は
1次伝動装置R,及び1次トルクダンパD、を介して入
力筒軸5を駆動し、出力軸31は2次伝動装置R2,2
次トルクダンパDz及びプロペラ軸3を介して自動二輪
車の後輪(図示せず)を駆動する。
ング6を介して回転自在に支承される入力筒軸5及びこ
れに囲繞される伝動軸としての出力軸31を有し、これ
らはクランク軸1と平行に配置される。クランク軸1は
1次伝動装置R,及び1次トルクダンパD、を介して入
力筒軸5を駆動し、出力軸31は2次伝動装置R2,2
次トルクダンパDz及びプロペラ軸3を介して自動二輪
車の後輪(図示せず)を駆動する。
第2図において、前記無段変速機Tは定容量型の斜板式
油圧ポンプP及び可変容量型の斜板式油圧モータMから
なっている。
油圧ポンプP及び可変容量型の斜板式油圧モータMから
なっている。
油圧ポンプPは、前記入力筒軸5の左端に連なる筒状の
第1シリンダホルダ16の内周壁にボールベアリング1
1を介して相対回転自在に支承されるポンプシリンダ7
と、このポンプシリンダ7にその回転軸線を囲むように
設けられた環状配列の多数且つ奇数(図示例では9本)
のシリンダ孔8.8・・・にそれぞれ摺合される多数の
ポンププランジャ9.9・・・と、これらポンププラン
ジャ9゜9・・・の外端に前面を当接させるポンプ斜板
10とから構成され、このポンプ斜板10は、これをポ
ンプシリンダ7の軸線と直交する仮想トラニオン軸線0
8を中心にしてポンプシリンダ7の軸線に対し一定角度
傾斜させた状態に保持すべく、アンギュラコンタクトベ
アリング12及びラジアルボールベアリング13を介し
て入力筒軸5に回転自在に支承される。上記アンギュラ
コンタクトベアリング12はポンプ斜板10に調心作用
を与えるように構成される。
第1シリンダホルダ16の内周壁にボールベアリング1
1を介して相対回転自在に支承されるポンプシリンダ7
と、このポンプシリンダ7にその回転軸線を囲むように
設けられた環状配列の多数且つ奇数(図示例では9本)
のシリンダ孔8.8・・・にそれぞれ摺合される多数の
ポンププランジャ9.9・・・と、これらポンププラン
ジャ9゜9・・・の外端に前面を当接させるポンプ斜板
10とから構成され、このポンプ斜板10は、これをポ
ンプシリンダ7の軸線と直交する仮想トラニオン軸線0
8を中心にしてポンプシリンダ7の軸線に対し一定角度
傾斜させた状態に保持すべく、アンギュラコンタクトベ
アリング12及びラジアルボールベアリング13を介し
て入力筒軸5に回転自在に支承される。上記アンギュラ
コンタクトベアリング12はポンプ斜板10に調心作用
を与えるように構成される。
而して、ポンプ斜板10は、入力筒軸5の回転時、ポン
ププランジャ9,9・・・に往復動を与えて吸入及び吐
出行程を繰返させることができる。
ププランジャ9,9・・・に往復動を与えて吸入及び吐
出行程を繰返させることができる。
一方、油圧モータMは、ポンプシリンダ7と同軸上でそ
の左方に配置されるモータシリンダ17と、このモータ
シリンダ17にその回転軸線を囲むように設けられた環
状配列の、前記シリンダ孔8.8・・・と同数のシリン
ダ孔18.1’8・・・にそれぞれ摺合される多数のモ
ータプランジャ19.19・・・と、これらモータプラ
ンジャ19.19・・・の外端に前面を当接させるモー
タ斜板20と、このモータ斜板20をアンギュラコンタ
クトベアリング14及びラジアルボールベアリング15
を介して支承するモータ斜板ホルダ22と、更にこのモ
ータ斜板ホルダ22の背面を支承するモータ斜板アンカ
23とから構成される。
の左方に配置されるモータシリンダ17と、このモータ
シリンダ17にその回転軸線を囲むように設けられた環
状配列の、前記シリンダ孔8.8・・・と同数のシリン
ダ孔18.1’8・・・にそれぞれ摺合される多数のモ
ータプランジャ19.19・・・と、これらモータプラ
ンジャ19.19・・・の外端に前面を当接させるモー
タ斜板20と、このモータ斜板20をアンギュラコンタ
クトベアリング14及びラジアルボールベアリング15
を介して支承するモータ斜板ホルダ22と、更にこのモ
ータ斜板ホルダ22の背面を支承するモータ斜板アンカ
23とから構成される。
この油圧モータMは、最大容量が前記油圧ポンプPより
も大となるように、シリンダ孔18及びモータプランジ
ャ19が油圧ポンプPのそれよりも大径に形成される。
も大となるように、シリンダ孔18及びモータプランジ
ャ19が油圧ポンプPのそれよりも大径に形成される。
モータ斜板ホルダ22及びモータ斜板アンカ23の対向
面f+、fzは、モータシリンダ17の軸線とトラニオ
ン軸線0□との交点を中心とする球面に形成される。
面f+、fzは、モータシリンダ17の軸線とトラニオ
ン軸線0□との交点を中心とする球面に形成される。
また、モータ斜板ホルダ22は、モータシリンダ17の
回転軸線と直交するトラニオン軸線02上に配置される
一対のトラニオン軸22a、22aを両端に一体に備え
、これらはモータ斜板アンカ23に回転可能に支承され
る。
回転軸線と直交するトラニオン軸線02上に配置される
一対のトラニオン軸22a、22aを両端に一体に備え
、これらはモータ斜板アンカ23に回転可能に支承され
る。
前記アンギュラコンタクトベアリング14はモータ斜板
ホルダ22と協働してモータ斜板20に調心作用を与え
るように構成される。
ホルダ22と協働してモータ斜板20に調心作用を与え
るように構成される。
モータ斜板アンカ23はケーシング4の左側壁にボルト
21(第1図)で固着される。このモータ斜板アンカ2
3の右端には筒状の第2シリンダホルダ24がポルト3
2で固着されており、この第2シリンダホルダ24はボ
ールベアリング26を介してモータシリンダ17の外周
面を回転自在に支承する。
21(第1図)で固着される。このモータ斜板アンカ2
3の右端には筒状の第2シリンダホルダ24がポルト3
2で固着されており、この第2シリンダホルダ24はボ
ールベアリング26を介してモータシリンダ17の外周
面を回転自在に支承する。
モータ斜板20は、モータシリンダ17の軸線に対し直
角となる直立位置と、成る角度で傾倒する最大傾斜位置
との間をモータ斜板ホルダ22の回動によって移動する
ようになっており、その傾斜状態では、モータシリンダ
17の回転に伴いモータプランジャ19.19・・・に
往復動を与えて膨脹及び収縮行程を繰返させることがで
きる。
角となる直立位置と、成る角度で傾倒する最大傾斜位置
との間をモータ斜板ホルダ22の回動によって移動する
ようになっており、その傾斜状態では、モータシリンダ
17の回転に伴いモータプランジャ19.19・・・に
往復動を与えて膨脹及び収縮行程を繰返させることがで
きる。
モータ斜板ホルダ22の一側には、トラニオン軸線02
と直交する方向へ延びる作動腕25が固設されており、
モータ斜板20の傾斜角度を制御する変速制御装置27
がこの作動腕25に連結される。
と直交する方向へ延びる作動腕25が固設されており、
モータ斜板20の傾斜角度を制御する変速制御装置27
がこの作動腕25に連結される。
ポンプシリンダ7及びモータシリンダ17は相互に一体
に結合されてシリンダブロックBを構成し、このシリン
ダブロックBの中心部には出力軸31を貫通させる。そ
して、この出力軸31の外周に形成されたフランジ31
aに環状の油路形成体35を介してモータシリンダ17
の外端を衝合し、また同外周に係止されたストッパ環2
8にポンプシリンダ7の外端を衝合すると共に、シリン
ダブロックB(図示例ではポンプシリンダ7)を出力軸
31にスプライン嵌合することにより、シリンダブロッ
クBは出力軸31に固着される。
に結合されてシリンダブロックBを構成し、このシリン
ダブロックBの中心部には出力軸31を貫通させる。そ
して、この出力軸31の外周に形成されたフランジ31
aに環状の油路形成体35を介してモータシリンダ17
の外端を衝合し、また同外周に係止されたストッパ環2
8にポンプシリンダ7の外端を衝合すると共に、シリン
ダブロックB(図示例ではポンプシリンダ7)を出力軸
31にスプライン嵌合することにより、シリンダブロッ
クBは出力軸31に固着される。
出力軸31の右端部はポツプ斜板10を貫通して入力筒
軸5の外方まで延び、そしてポンプ斜板lOの外方でア
ンギュラコンタクトベアリング29を介して入力筒軸5
に回転自在に支承される。
軸5の外方まで延び、そしてポンプ斜板lOの外方でア
ンギュラコンタクトベアリング29を介して入力筒軸5
に回転自在に支承される。
出力軸31の左端部はモータ斜vi20、モータ斜板ホ
ルダ22及びモータ斜板アンカ23を貫通するように延
び、そしてアンギュラコンタクトベアリング30を介し
てモータ斜板アンカ23に回転自在に支承される。
ルダ22及びモータ斜板アンカ23を貫通するように延
び、そしてアンギュラコンタクトベアリング30を介し
てモータ斜板アンカ23に回転自在に支承される。
こうして無段変速機Tは、入力筒軸5から出力軸31ま
での構成部材が1個の組立体に組立てられ、その入力筒
軸5及び出力軸31は、第1図に示すように各右端部に
おいて、前記1次トルクダンパD1の出力部材及び前記
2次トルクダンパD2の入力部材にそれぞれスプライン
結合される。
での構成部材が1個の組立体に組立てられ、その入力筒
軸5及び出力軸31は、第1図に示すように各右端部に
おいて、前記1次トルクダンパD1の出力部材及び前記
2次トルクダンパD2の入力部材にそれぞれスプライン
結合される。
ポンプ斜板10をポンプシリンダ7と同期的に回転させ
るために、ポンプ斜板10には、対応するポンププラン
ジャ9の球状端部9aが係合する球状凹部10aが形成
される。
るために、ポンプ斜板10には、対応するポンププラン
ジャ9の球状端部9aが係合する球状凹部10aが形成
される。
また、モータ斜板20をモータシリンダ17と同期的に
回転させるために、モータ斜板20には、対応するモー
タプランジャ19の球状端部19aが係合する球状凹部
20aが形成される。
回転させるために、モータ斜板20には、対応するモー
タプランジャ19の球状端部19aが係合する球状凹部
20aが形成される。
前記球状凹部10a、20aは、いずれも対応する前記
球状端部9a、19aの半径より大なる半径をもって形
成されていて、如何なる位置においても球状端部9a、
19aとの係合状態が確保されるようになっている。
球状端部9a、19aの半径より大なる半径をもって形
成されていて、如何なる位置においても球状端部9a、
19aとの係合状態が確保されるようになっている。
第3図において、シリンダブロックBには、ポンプシリ
ンダ7のシリンダ孔8群とモータシリンダ17のシリン
ダ孔18群との間において、出力軸31を中心にして同
心に並ぶ環状の内側油路52及び外側油路53と、両油
路52,53間の環状隔壁及び外側油路53の外周壁を
放射状に貫通す゛る、シリンダ孔8,8・・・及び18
.18・・・とそれぞれ同数の第1弁孔54,54・・
・及び第2弁孔55.55・・・と、相隣るシリンダ孔
8.8・・・及び第1弁孔54,54・・・を相互に連
通ずるポンプボ−)a、a・・・と、相隣るシリンダ孔
18.18・・・及び第2弁孔55.55・・・を相互
に連通ずる多数のモータポートb、b・・・とが設けら
れる。
ンダ7のシリンダ孔8群とモータシリンダ17のシリン
ダ孔18群との間において、出力軸31を中心にして同
心に並ぶ環状の内側油路52及び外側油路53と、両油
路52,53間の環状隔壁及び外側油路53の外周壁を
放射状に貫通す゛る、シリンダ孔8,8・・・及び18
.18・・・とそれぞれ同数の第1弁孔54,54・・
・及び第2弁孔55.55・・・と、相隣るシリンダ孔
8.8・・・及び第1弁孔54,54・・・を相互に連
通ずるポンプボ−)a、a・・・と、相隣るシリンダ孔
18.18・・・及び第2弁孔55.55・・・を相互
に連通ずる多数のモータポートb、b・・・とが設けら
れる。
以上において、油圧ポンプPのシリンダ孔8群及び油圧
モータMのシリンダ孔18群は前者のピッチ円よりも後
者のピッチ円の方が大径となるように配列され(即ちd
、<d、)、且つポンプボー)a群及びモータボー16
群は、それぞれのピッチ円が略同径となるように配列さ
れる(即ちd2’i d 4 、図示例ではd4がd、
より若干大径となっている)。このようなボート群の配
列を得るために、油圧ポンプP側では各対応するシリン
ダ孔8及びポンプボー)aは同軸に配置される一方、油
圧モータM側では各シリンダ孔18に対して対応するモ
ータポートbをシリンダブロックBの中心側へ偏心して
配置される。
モータMのシリンダ孔18群は前者のピッチ円よりも後
者のピッチ円の方が大径となるように配列され(即ちd
、<d、)、且つポンプボー)a群及びモータボー16
群は、それぞれのピッチ円が略同径となるように配列さ
れる(即ちd2’i d 4 、図示例ではd4がd、
より若干大径となっている)。このようなボート群の配
列を得るために、油圧ポンプP側では各対応するシリン
ダ孔8及びポンプボー)aは同軸に配置される一方、油
圧モータM側では各シリンダ孔18に対して対応するモ
ータポートbをシリンダブロックBの中心側へ偏心して
配置される。
前記内側油路52は、シリンダブロックBの内周面に環
状溝として形成され、その開放面は出力軸31の外周面
により閉じられる。
状溝として形成され、その開放面は出力軸31の外周面
により閉じられる。
前記第1弁孔54,54・・・にはスプール型の第1分
配弁61.61・・・が、また前記第2弁孔55゜55
・・・には同じくスプール型の第2分配弁62゜62・
・・がそれぞれ摺合される。そして、第1分配弁61.
61・・・の外端にはそれを囲む第1弁作動装置として
の第1偏心輪63が、また第2分配弁62.62・・・
の外端にはそれらを囲む第2弁作動装置としての第2偏
心輪64がそれぞれボールベアリング65.66を介し
て係合され、それらの係合を強制するために、第1分配
弁61.61・・・の外端部は第1偏心輪63と同心関
係の第1強制輪67により相互に連結され、また第2分
配弁62.62・・・の外端部は第2偏心輪64と同心
関係の第2強制輪68により相互に連結される。
配弁61.61・・・が、また前記第2弁孔55゜55
・・・には同じくスプール型の第2分配弁62゜62・
・・がそれぞれ摺合される。そして、第1分配弁61.
61・・・の外端にはそれを囲む第1弁作動装置として
の第1偏心輪63が、また第2分配弁62.62・・・
の外端にはそれらを囲む第2弁作動装置としての第2偏
心輪64がそれぞれボールベアリング65.66を介し
て係合され、それらの係合を強制するために、第1分配
弁61.61・・・の外端部は第1偏心輪63と同心関
係の第1強制輪67により相互に連結され、また第2分
配弁62.62・・・の外端部は第2偏心輪64と同心
関係の第2強制輪68により相互に連結される。
第1偏心輪63は、前記第1シリンダホルダ16の内端
に一体に連設され、第3図に示すように仮想トラニオン
軸線O8に沿って出力軸31の中心から所定距離ε1偏
心した位置に配置される。
に一体に連設され、第3図に示すように仮想トラニオン
軸線O8に沿って出力軸31の中心から所定距離ε1偏
心した位置に配置される。
而して、入力筒軸5とポンプシリンダ7間に相対回転が
生じると、各第1分配弁61は、第1偏心輪63により
第1弁孔54において偏心量ε。
生じると、各第1分配弁61は、第1偏心輪63により
第1弁孔54において偏心量ε。
の2倍の距離をストロークとしてポンプシリンダ7の半
径方向内方位置及び外方位置間を往復動される。そして
、第3図に示すように、油圧ポンプPの吐出領域りでは
、第1分配弁61は前記内方位置側を移動して、対応す
るポンプポートaを外側油路53に連通ずると共に内側
油路52と不通にし、吐出行程中のポンププランジャ9
によりシリンダ孔8から外側油路53へ作動油が圧送さ
れ、また吸入領域Sでは、第1分配弁61は前記外方位
置側を移動して、対応するポンプポートaを内側油路5
2に連通ずると共に外側油路53と不通にし、吸入行程
中のポンププランジャ9により内側油路52からシリン
ダ孔8に作動油が吸入される。
径方向内方位置及び外方位置間を往復動される。そして
、第3図に示すように、油圧ポンプPの吐出領域りでは
、第1分配弁61は前記内方位置側を移動して、対応す
るポンプポートaを外側油路53に連通ずると共に内側
油路52と不通にし、吐出行程中のポンププランジャ9
によりシリンダ孔8から外側油路53へ作動油が圧送さ
れ、また吸入領域Sでは、第1分配弁61は前記外方位
置側を移動して、対応するポンプポートaを内側油路5
2に連通ずると共に外側油路53と不通にし、吸入行程
中のポンププランジャ9により内側油路52からシリン
ダ孔8に作動油が吸入される。
前記第2偏心輪64は、前記第2シリンダホルダ24の
内端に連結され、第4図に示すように、トラニオン軸線
02に沿って出力軸31の中心から所定距離ε2偏心し
た位置に配置される。
内端に連結され、第4図に示すように、トラニオン軸線
02に沿って出力軸31の中心から所定距離ε2偏心し
た位置に配置される。
而して、モータシリンダ17が回転すると、各第2分配
弁62は、第2偏心輪64により第2弁孔55において
偏心量ε2の2倍の距離をストロークとしてモータシリ
ンダ17の半径方向内方位置及び外方位置間を往復動さ
れる。そして、油圧モータMの膨脂領域Exでは、第2
分配弁62は前′記内方位置側を移動してミ対応するモ
ータポートbを外側油路53に連通ずると共に内側油路
52を不通にし、外側油路53から膨脂行程中のモータ
プランジャ19のシリンダ孔18に高圧の作動油が供給
され、また収量領域shでは、第2分配弁62は前記外
方位置側を移動して、対応するモータポートbを内側油
路52に連通すると共に外側油路53と不通にし、収縮
行程中のモータプランジャ19のシリンダ孔18から内
側油路52へ作動油が排出される。
弁62は、第2偏心輪64により第2弁孔55において
偏心量ε2の2倍の距離をストロークとしてモータシリ
ンダ17の半径方向内方位置及び外方位置間を往復動さ
れる。そして、油圧モータMの膨脂領域Exでは、第2
分配弁62は前′記内方位置側を移動してミ対応するモ
ータポートbを外側油路53に連通ずると共に内側油路
52を不通にし、外側油路53から膨脂行程中のモータ
プランジャ19のシリンダ孔18に高圧の作動油が供給
され、また収量領域shでは、第2分配弁62は前記外
方位置側を移動して、対応するモータポートbを内側油
路52に連通すると共に外側油路53と不通にし、収縮
行程中のモータプランジャ19のシリンダ孔18から内
側油路52へ作動油が排出される。
再び第2図において、出力軸31の左端部には、それに
嵌装された一対の第1.第2弁筒40.41と端板42
とにより油室43が画成される。この油室43は、−側
において、エンジンEにより駆動される補給ポンプ44
(第1図参照)の吐出側と連通し、他側においては、第
1弁筒40及び出力軸31内の低圧油路45を介して前
記内側油路52と連通、また第2弁筒41及び出力軸3
1内の高圧油路46を介して前記外側油路53とも連通
する。
嵌装された一対の第1.第2弁筒40.41と端板42
とにより油室43が画成される。この油室43は、−側
において、エンジンEにより駆動される補給ポンプ44
(第1図参照)の吐出側と連通し、他側においては、第
1弁筒40及び出力軸31内の低圧油路45を介して前
記内側油路52と連通、また第2弁筒41及び出力軸3
1内の高圧油路46を介して前記外側油路53とも連通
する。
第1.第2弁筒40,41には第1.第2逆止弁47.
48がそれぞれ収納されており、いずれの逆止弁も、油
室43から対応する油路45,46への油の流れを許容
し、それと反対の流れを阻止するようになっている。
48がそれぞれ収納されており、いずれの逆止弁も、油
室43から対応する油路45,46への油の流れを許容
し、それと反対の流れを阻止するようになっている。
次にこの実施例の作用について説明する。エンジン已に
より油圧ポンプPの入力筒軸5を回転駆動すると、ポン
プ斜板10によりポンププランジャ9.9・・・に吐出
及び吸入行程が交互に与えられる。
より油圧ポンプPの入力筒軸5を回転駆動すると、ポン
プ斜板10によりポンププランジャ9.9・・・に吐出
及び吸入行程が交互に与えられる。
そしてポンププランジャ9は、吐出領域りを通過する間
、シリンダ孔8から外側油路53に作動油を圧送し、ま
た吸入領域Sを通過する間、内側油路52からシリンダ
孔8に作動油を吸入する。
、シリンダ孔8から外側油路53に作動油を圧送し、ま
た吸入領域Sを通過する間、内側油路52からシリンダ
孔8に作動油を吸入する。
外側油路53に送られた高圧の作動油は、油圧モータM
の膨脂領域Exに存するモータプランジャ19のシリン
ダ孔18に供給される一方、収縮領域shに存するモー
タプランジャ19によりそのシリンダ孔18から内側油
路52へ作動油が排出される。
の膨脂領域Exに存するモータプランジャ19のシリン
ダ孔18に供給される一方、収縮領域shに存するモー
タプランジャ19によりそのシリンダ孔18から内側油
路52へ作動油が排出される。
この間に、ポンプシリンダ7が吐出行程のポンププラン
ジャ9を介してポンプ斜板10から受ける反動トルクと
、モータシリンダ17が膨脂行程のモータプランジャ1
9を介してモータ斜板20から受ける反動トルクとの和
によって、シリンダブロックBは回転され、その回転ト
ルクは出力軸31から2次減速装置3へ伝達される。
ジャ9を介してポンプ斜板10から受ける反動トルクと
、モータシリンダ17が膨脂行程のモータプランジャ1
9を介してモータ斜板20から受ける反動トルクとの和
によって、シリンダブロックBは回転され、その回転ト
ルクは出力軸31から2次減速装置3へ伝達される。
この場合、入力筒軸5に対する出力軸31の変速比は次
式によって与えられる。
式によって与えられる。
油圧ポンプPの容量
したがって、油圧モータMの容量を最大値から零に変え
れば、変速比を最大値(ロー状態)から1 (トップ状
態)まで変えることができる。しかも、その油圧モータ
Mの容量はモータプランジャ19のストロークにより決
定されるので、モータ斜板20の傾倒位置から直立位置
まで傾動させることにより変速比を最大値から1まで無
段階に制御することができる。
れば、変速比を最大値(ロー状態)から1 (トップ状
態)まで変えることができる。しかも、その油圧モータ
Mの容量はモータプランジャ19のストロークにより決
定されるので、モータ斜板20の傾倒位置から直立位置
まで傾動させることにより変速比を最大値から1まで無
段階に制御することができる。
変速機Tの作動中、ポンプ斜板10はポンププランジャ
9.9・・・群から、またモータ斜板20はモータプラ
ンジャ19.19・・・群からそれぞれ反対方向のスラ
スト荷重を受けるが、ポンプ斜板10が受けるスラスト
荷重はアンギュラコンタクトベアリング12、入力筒軸
5及びアンギュラコンタクトベアリング29を介して出
力軸31に支承され、またモータ斜板20が受けるスラ
スト荷重はアンギュラコンタクトベアリング14、モー
タ斜板ホルダ22、モータ斜板アンカ23及びアンギュ
ラコンタクトベアリング30を介して出力軸31に支承
される。したがって、上記スラスト荷重は、出力軸31
に引張応力を生じさせるだけで、該軸31を支持するケ
ーシング4には全く作用しない。
9.9・・・群から、またモータ斜板20はモータプラ
ンジャ19.19・・・群からそれぞれ反対方向のスラ
スト荷重を受けるが、ポンプ斜板10が受けるスラスト
荷重はアンギュラコンタクトベアリング12、入力筒軸
5及びアンギュラコンタクトベアリング29を介して出
力軸31に支承され、またモータ斜板20が受けるスラ
スト荷重はアンギュラコンタクトベアリング14、モー
タ斜板ホルダ22、モータ斜板アンカ23及びアンギュ
ラコンタクトベアリング30を介して出力軸31に支承
される。したがって、上記スラスト荷重は、出力軸31
に引張応力を生じさせるだけで、該軸31を支持するケ
ーシング4には全く作用しない。
この場合、モータ斜板ホルダ22及びモータ斜板アンカ
23は、モータシリンダ17の軸線とトラニオン軸線0
2との交点を中心とする球面f。
23は、モータシリンダ17の軸線とトラニオン軸線0
2との交点を中心とする球面f。
f2を対向させているので、これら球面の相互作用によ
りモータ斜板ホルダ22は調心機能を発揮する。その結
果、モータ斜板ホルダ22は、トラニオン軸線02周り
にスムーズに回動し得、モータ斜板20の傾斜角度を容
易に制御することができる。
りモータ斜板ホルダ22は調心機能を発揮する。その結
果、モータ斜板ホルダ22は、トラニオン軸線02周り
にスムーズに回動し得、モータ斜板20の傾斜角度を容
易に制御することができる。
また、油圧ポンプP及び油圧モータMにおいて、各斜板
10.20は、対応するプランジャ9.19の球状端部
9a、19a及びアンギュラコンタクトベアリング12
.14により、前後から調心作用を受け、更に外周をラ
ジアルボールベアリング13.15で支承されるため、
如何なる傾斜状態でも定位置を保ってシリンダブロック
Bと的確に同期回転をすることができる。
10.20は、対応するプランジャ9.19の球状端部
9a、19a及びアンギュラコンタクトベアリング12
.14により、前後から調心作用を受け、更に外周をラ
ジアルボールベアリング13.15で支承されるため、
如何なる傾斜状態でも定位置を保ってシリンダブロック
Bと的確に同期回転をすることができる。
無段変速機Tのこのような運転状態では、内側及び外側
油路52,53の圧力、即ち低圧及び高圧油路45,4
6の圧力により第1.第2逆止弁47.4Bは閉弁して
低圧及び高圧油路45,46から補給ポンプ44側への
作動油の逆流を阻止するが、通常の負荷運転時、油圧ポ
ンプP及び油圧モータM間の油圧閉回路からの漏油に起
因して低圧油路45の圧力が補給ポンプ44の吐出圧よ
りも低くなると、第1逆止弁40が開くので、補給ポン
プ44の吐出油が低圧油路45を経て内側油路52へ補
給される。また逆負荷運転時、前記油圧閉回路からの漏
油に起゛因して高圧油路46の圧力が補給ポンプ44の
吐出圧より低くなると、第2逆止弁48が開くので、補
給ポンプ44の吐出油が高圧油路46を経て外側油路5
3へ補給される。
油路52,53の圧力、即ち低圧及び高圧油路45,4
6の圧力により第1.第2逆止弁47.4Bは閉弁して
低圧及び高圧油路45,46から補給ポンプ44側への
作動油の逆流を阻止するが、通常の負荷運転時、油圧ポ
ンプP及び油圧モータM間の油圧閉回路からの漏油に起
因して低圧油路45の圧力が補給ポンプ44の吐出圧よ
りも低くなると、第1逆止弁40が開くので、補給ポン
プ44の吐出油が低圧油路45を経て内側油路52へ補
給される。また逆負荷運転時、前記油圧閉回路からの漏
油に起゛因して高圧油路46の圧力が補給ポンプ44の
吐出圧より低くなると、第2逆止弁48が開くので、補
給ポンプ44の吐出油が高圧油路46を経て外側油路5
3へ補給される。
このような無段変速機Tにおいて、モータシリンダ17
のシリンダ孔18をポンプシリンダ7のシリンダ孔8よ
り大径に形成して、油圧モータMの最大容量を油圧ポン
プPのそれより大きくしたので、モータ斜板20の最大
傾斜時には大なる変速比を得ることができる。
のシリンダ孔18をポンプシリンダ7のシリンダ孔8よ
り大径に形成して、油圧モータMの最大容量を油圧ポン
プPのそれより大きくしたので、モータ斜板20の最大
傾斜時には大なる変速比を得ることができる。
その際、モータシリンダ17のシリンダ孔18群のピッ
チ円直径d3をボン、ブシリンダ7のシリンダ孔8群の
ピッチ円直径d、より大きくしたので両者7.17共、
シリンダ孔8間及びシリンダ孔18間の各隔壁に適正な
厚みを与えることができる。
チ円直径d3をボン、ブシリンダ7のシリンダ孔8群の
ピッチ円直径d、より大きくしたので両者7.17共、
シリンダ孔8間及びシリンダ孔18間の各隔壁に適正な
厚みを与えることができる。
しかも、各モータポートbを対応するシリンダ孔18の
中心よりシリンダブロックBの中心側へ変位させて、モ
ータボー46群のピッチ円直径d4をポンプポー18群
のピッチ円直径d2と略同径にしたので、内側及び外側
油路52,53をシリンダブロックBの中心側へ極力近
づけることができる。その結果、シリンダブロックB及
びそれを囲繞する第1.第2偏心輪63.64の大径化
を最小限に抑えることができる。
中心よりシリンダブロックBの中心側へ変位させて、モ
ータボー46群のピッチ円直径d4をポンプポー18群
のピッチ円直径d2と略同径にしたので、内側及び外側
油路52,53をシリンダブロックBの中心側へ極力近
づけることができる。その結果、シリンダブロックB及
びそれを囲繞する第1.第2偏心輪63.64の大径化
を最小限に抑えることができる。
尚、図示例では、第2偏心輪64の偏心量を固定にした
が、これを前記特開昭64−79469号公報記載のよ
うに可変にしてクラッチオフ、ロックアツプ等のモード
変換を行うようにしてもよい。
が、これを前記特開昭64−79469号公報記載のよ
うに可変にしてクラッチオフ、ロックアツプ等のモード
変換を行うようにしてもよい。
C6発明の効果
以上のように本発明によれば、モータシリンダのシリン
ダ孔をポンプシリンダのシリンダ孔より大径に形成する
も、前者のシリンダ孔群のピッチ円を後者のシリンダ孔
群のピッチ円より大径にしたので、両者のシリンダ孔間
の隔壁に適正厚さを与え、シリンダブロックの耐久性を
確保しつ\軽量化を図ることができる。
ダ孔をポンプシリンダのシリンダ孔より大径に形成する
も、前者のシリンダ孔群のピッチ円を後者のシリンダ孔
群のピッチ円より大径にしたので、両者のシリンダ孔間
の隔壁に適正厚さを与え、シリンダブロックの耐久性を
確保しつ\軽量化を図ることができる。
しかも、各モータポートを対応するシリンダ孔の中心よ
りシリンダブロックの中心側へ偏心させて、モータポー
ト群のピッチ円をポンプポート群のピッチ円と略同径に
したので、内側及び外側油路をシリンダブロックの中心
側へ極力近づけ、シリンダブロック及び第1.第2弁作
動手段の径方向のコンパクト化を図ることができる。
りシリンダブロックの中心側へ偏心させて、モータポー
ト群のピッチ円をポンプポート群のピッチ円と略同径に
したので、内側及び外側油路をシリンダブロックの中心
側へ極力近づけ、シリンダブロック及び第1.第2弁作
動手段の径方向のコンパクト化を図ることができる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は本発明
の静油圧式無段変速機を備えた自動二輪車用パワーユニ
ットの平面図、第2図は上記無段変速機の縦断面図、第
3図及び第4図は第2図の■−■線及びIV−IV線断
面図である。 B・・・シリンダブロック、M・・・油圧モータ、P・
・・油圧ポンプ、T・・・無段変速機、a・・・ポンプ
ポート、b・・・モータポート、dl・・・ポンプシリ
ンダのシリンダ孔群ピッチ円の直径、d2・・・モータ
ポート群ピッチ円の直径、d3・・・モータシリンダの
シリンダ群ピッチ円の直径、d、・・・モータポート群
ピッチ円の直径
の静油圧式無段変速機を備えた自動二輪車用パワーユニ
ットの平面図、第2図は上記無段変速機の縦断面図、第
3図及び第4図は第2図の■−■線及びIV−IV線断
面図である。 B・・・シリンダブロック、M・・・油圧モータ、P・
・・油圧ポンプ、T・・・無段変速機、a・・・ポンプ
ポート、b・・・モータポート、dl・・・ポンプシリ
ンダのシリンダ孔群ピッチ円の直径、d2・・・モータ
ポート群ピッチ円の直径、d3・・・モータシリンダの
シリンダ群ピッチ円の直径、d、・・・モータポート群
ピッチ円の直径
Claims (1)
- 斜板式油圧ポンプのポンプシリンダと、斜板式油圧モー
タのモータシリンダとを伝動軸上で互いに一体に連結し
てシリンダブロックを構成し、このシリンダブロックに
は、ポンプシリンダのシリンダ孔群とモータシリンダの
シリンダ孔群との間で伝動軸を囲繞する内側油路と、こ
の内側油路を囲繞する外側油路とを形成すると共に、ポ
ンプシリンダの各シリンダ孔に連なるポンプポートを内
側及び外側油路に交互に連通させる多数の第1分配弁と
、モータシリンダの各シリンダ孔に連なるモータポート
を内側及び外側油路に交互に連通させる多数の第2分配
弁とをそれぞれ放射状に配設し、これら第1、第2分配
弁をそれぞれ作動する第1、第2弁作動装置をシリンダ
ブロックの外周に配設した、静油圧式無段変速機におい
て、モータシリンダの各シリンダ孔をポンプシリンダの
各シリンダ孔より大径に形成すると共に、モータシリン
ダのシリンダ孔群のピッチ円をポンプシリンダのシリン
ダ孔群のピッチ円よりも大きくする一方、ポンプポート
群及びモータポート群のピッチ円を互いに略等しくすべ
く各モータポートを対応するシリンダ孔の中心よりシリ
ンダブロック中心側へ偏心して配置したことを特徴とす
る、静油圧式無段変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1225679A JP2920772B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 静油圧式無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1225679A JP2920772B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 静油圧式無段変速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0389058A true JPH0389058A (ja) | 1991-04-15 |
JP2920772B2 JP2920772B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=16833087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1225679A Expired - Fee Related JP2920772B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 静油圧式無段変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2920772B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7000388B2 (en) | 2003-03-31 | 2006-02-21 | Honda Motor Co., Ltd. | Hydraulic continuously variable transmission |
GB2423134A (en) * | 2005-02-09 | 2006-08-16 | Honda Motor Co Ltd | Connection to clutch valve in compact hydrostatic transmission |
US7114332B2 (en) | 2003-11-28 | 2006-10-03 | Honda Motor Co., Ltd. | Clutch apparatus for a hydrostatic continuously variable transmission and transmission incorporating same |
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---|---|---|---|---|
JP4451171B2 (ja) | 2004-03-12 | 2010-04-14 | 本田技研工業株式会社 | 静油圧式無段変速機 |
JP4469636B2 (ja) | 2004-03-12 | 2010-05-26 | 本田技研工業株式会社 | 静油圧式無段変速機のクラッチ装置 |
DE102005010015B4 (de) * | 2004-03-12 | 2013-07-04 | Honda Motor Co., Ltd. | Kupplungsvorrichtung für ein hydrostatisches kontinuierlich veränderliches Getriebe |
JP4514044B2 (ja) * | 2005-02-15 | 2010-07-28 | 本田技研工業株式会社 | 静油圧式無段変速機の潤滑構造 |
JP4981504B2 (ja) | 2007-03-30 | 2012-07-25 | 本田技研工業株式会社 | 軸連結構造 |
JP4975502B2 (ja) | 2007-03-30 | 2012-07-11 | 本田技研工業株式会社 | 静油圧式無段変速機 |
JP5007141B2 (ja) | 2007-03-30 | 2012-08-22 | 本田技研工業株式会社 | 静油圧式無段変速機 |
-
1989
- 1989-08-31 JP JP1225679A patent/JP2920772B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7000388B2 (en) | 2003-03-31 | 2006-02-21 | Honda Motor Co., Ltd. | Hydraulic continuously variable transmission |
US7114332B2 (en) | 2003-11-28 | 2006-10-03 | Honda Motor Co., Ltd. | Clutch apparatus for a hydrostatic continuously variable transmission and transmission incorporating same |
GB2423134A (en) * | 2005-02-09 | 2006-08-16 | Honda Motor Co Ltd | Connection to clutch valve in compact hydrostatic transmission |
US7380399B2 (en) | 2005-02-09 | 2008-06-03 | Honda Motor Co., Ltd | Static hydraulic continuously variable transmission |
GB2423134B (en) * | 2005-02-09 | 2010-04-07 | Honda Motor Co Ltd | Connection to clutch valve in compact hydrostatic transmission |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2920772B2 (ja) | 1999-07-19 |
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