JPH0388678A - 硝子繊維束梱包体及びその製造法 - Google Patents
硝子繊維束梱包体及びその製造法Info
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- JPH0388678A JPH0388678A JP22489989A JP22489989A JPH0388678A JP H0388678 A JPH0388678 A JP H0388678A JP 22489989 A JP22489989 A JP 22489989A JP 22489989 A JP22489989 A JP 22489989A JP H0388678 A JPH0388678 A JP H0388678A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/10—Non-chemical treatment
- C03B37/12—Non-chemical treatment of fibres or filaments during winding up
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、複数本の硝子ストランドが並列した硝子繊維
束を容器に収容してなる硝子繊維束梱包体及びその製造
法に間する。
束を容器に収容してなる硝子繊維束梱包体及びその製造
法に間する。
「従来の技術J
従来、&A子ストランドなどの硝子繊維束は、溶融した
硝子原料をブッシングから多数のフィラメントとして引
き出し、フィラメントに集束剤を塗布して集束し、この
硝子繊維を巻取りドラムにセットされた紙チューブに巻
取ることにより製造されている。こうして紙チューブに
@取った硝子繊維束は紙チューブごと乾燥させ、その後
、紙チューブを抜き取って硝子繊維束の巻き物であるケ
ーキが得・られる。
硝子原料をブッシングから多数のフィラメントとして引
き出し、フィラメントに集束剤を塗布して集束し、この
硝子繊維を巻取りドラムにセットされた紙チューブに巻
取ることにより製造されている。こうして紙チューブに
@取った硝子繊維束は紙チューブごと乾燥させ、その後
、紙チューブを抜き取って硝子繊維束の巻き物であるケ
ーキが得・られる。
近年、生産性向上のためブッシングが大型化され、硝子
繊維フィラメントの数が増加する傾向にある。このよう
に多数本のフィラメントを一本のストランドに集束して
巻取った場合、ストランドが太くなってしまいチョツプ
ドストランドなどの用途には適さないものとなる。その
ため、紡出されたフィラメントを、それぞれ50〜10
0本程度のフィラメントから構成される数本のストラン
ドに分割して集束させ、これらを−本の巻取りチューブ
に巻取る方法が開発されている。
繊維フィラメントの数が増加する傾向にある。このよう
に多数本のフィラメントを一本のストランドに集束して
巻取った場合、ストランドが太くなってしまいチョツプ
ドストランドなどの用途には適さないものとなる。その
ため、紡出されたフィラメントを、それぞれ50〜10
0本程度のフィラメントから構成される数本のストラン
ドに分割して集束させ、これらを−本の巻取りチューブ
に巻取る方法が開発されている。
すなわち、第4図及び第5図に示すように、電気溶融炉
lから多数のフィラメント2を紡出し、アプリケ−クロ
ール3でフィラメント2に集束剤を塗布し、複数の溝を
有するギャザリングシュー4でフィラメント2を複数本
に分割して集束し。
lから多数のフィラメント2を紡出し、アプリケ−クロ
ール3でフィラメント2に集束剤を塗布し、複数の溝を
有するギャザリングシュー4でフィラメント2を複数本
に分割して集束し。
これによって並列した複数本のストランド5を形成し、
これらのストランド5をワイヤートラバース6にかけて
あや振り運動を与えながら、巻取りドラムにセットされ
た紙チューブ7に巻取るようにしている。
これらのストランド5をワイヤートラバース6にかけて
あや振り運動を与えながら、巻取りドラムにセットされ
た紙チューブ7に巻取るようにしている。
「発明が解決しようとする課題」
4しかしながら、上記従来の硝子繊維束の製造方法では
、ワイヤートラバース6におけるあや振り時に、その折
り返し点において生ずるストランド5の慣性、テンショ
ンの変動などにより、各ストランド5が互いに接触して
結合してしまい、部分的に結合されたストランド5の集
合体となってしまうという問題点があった。すなわち、
第6図に示すように、複数本のストランド5が並列して
いるものの、ところどころで強固に結合された部分8が
形成されることになる。また、ストランド5が分離して
いる部分においても1図に示す5aの部分と5bの部分
とで長さが異なっている。
、ワイヤートラバース6におけるあや振り時に、その折
り返し点において生ずるストランド5の慣性、テンショ
ンの変動などにより、各ストランド5が互いに接触して
結合してしまい、部分的に結合されたストランド5の集
合体となってしまうという問題点があった。すなわち、
第6図に示すように、複数本のストランド5が並列して
いるものの、ところどころで強固に結合された部分8が
形成されることになる。また、ストランド5が分離して
いる部分においても1図に示す5aの部分と5bの部分
とで長さが異なっている。
このようなストランド5の繊維束を、所定の長さで切っ
てチョツプドストランドにした場合、各ストランド5が
ばらけた細いものと、各ストランド5がくっついて太く
なったものとが混在し、また、長さにもばらつきが生じ
ることとなる。このため1合成樹脂の補強材として用い
た場合に、合成樹脂の含浸速度に差異を生じたり、成形
品中における硝子繊維の浮き出し等が生じたりする。し
たがって、補強材として良好な品質のチョツプドストラ
ンドを得ることができなかった。
てチョツプドストランドにした場合、各ストランド5が
ばらけた細いものと、各ストランド5がくっついて太く
なったものとが混在し、また、長さにもばらつきが生じ
ることとなる。このため1合成樹脂の補強材として用い
た場合に、合成樹脂の含浸速度に差異を生じたり、成形
品中における硝子繊維の浮き出し等が生じたりする。し
たがって、補強材として良好な品質のチョツプドストラ
ンドを得ることができなかった。
また、上記従来の硝子繊維束の製造方法では、電気溶融
炉lから紡出するフィラメント2の数を多くして生産性
を向上させようとすると、ギャザリングシュー4の溝の
数を増やして、より多くの数のストランド5に分割する
必要が生じるが、そのようにした場合、糸切れを起こし
たときに谷溝にそれぞれ所定本ずつのフィラメント2を
再度導入しなければならないので、復旧作業が極めて煩
雑になり生産性がかえって低下する。また、ギャザリン
グシュー4の溝の数を増やすと、−溝の幅が狭くなるの
で正確に分割できなくなり、ストランド5がくつついて
しまう、このため、従来の方法では、紡出するフィラメ
ント2の数を多くして生産性を向上させることに限度が
あった。
炉lから紡出するフィラメント2の数を多くして生産性
を向上させようとすると、ギャザリングシュー4の溝の
数を増やして、より多くの数のストランド5に分割する
必要が生じるが、そのようにした場合、糸切れを起こし
たときに谷溝にそれぞれ所定本ずつのフィラメント2を
再度導入しなければならないので、復旧作業が極めて煩
雑になり生産性がかえって低下する。また、ギャザリン
グシュー4の溝の数を増やすと、−溝の幅が狭くなるの
で正確に分割できなくなり、ストランド5がくつついて
しまう、このため、従来の方法では、紡出するフィラメ
ント2の数を多くして生産性を向上させることに限度が
あった。
更に、第7図はこのようにして巻取ったケーキ11から
繊維束13を引きだして使用する状態を示している。繊
維束13はケーキ11の内周12から引きだされるが、
ループを描いて引きだされるため、途中で多数のねじれ
14が発生する。このようなねじれ14は、繊維束13
の利用に際して種々の不都合をもたらすことがある。
繊維束13を引きだして使用する状態を示している。繊
維束13はケーキ11の内周12から引きだされるが、
ループを描いて引きだされるため、途中で多数のねじれ
14が発生する。このようなねじれ14は、繊維束13
の利用に際して種々の不都合をもたらすことがある。
したがって、本発明の目的は、紡出したフィラメントを
所定本ずつ集束して複数本のストランドを作る場合に、
隣接するストランドの間で強固に結合されることがない
ようにし、紡出するフィラメント数を増やして生産性を
向上でできるとともに、良好な品質のストランドを提供
できるようにした硝子繊維束梱包体及びその製造法を提
供することにある。
所定本ずつ集束して複数本のストランドを作る場合に、
隣接するストランドの間で強固に結合されることがない
ようにし、紡出するフィラメント数を増やして生産性を
向上でできるとともに、良好な品質のストランドを提供
できるようにした硝子繊維束梱包体及びその製造法を提
供することにある。
「課題を解決するための手段」
上記目的を達成するため1本発明の硝子繊維束梱包体は
、ブッシングより引き出されて集束された硝子繊維のス
トランドが、複数本、隣接する6のどうしで強固な結合
点を有することなく並列し、そのまま容器内に積層され
収容されたことを特徴とする。
、ブッシングより引き出されて集束された硝子繊維のス
トランドが、複数本、隣接する6のどうしで強固な結合
点を有することなく並列し、そのまま容器内に積層され
収容されたことを特徴とする。
本発明において、硝子繊維のストランドが隣接するもの
どうしで強固な結合点を有することなく並列した状態と
は、個々のストランドが完全に分離しているか、あるい
は容易にばらける程度に弱く結合した状態で、互いに近
接して配列されている状態を意味している。より具体的
には、複数本のストランドが、ところどころで離れたり
1重なったりしていても、全体として見ればほぼ平行に
配列された状態を意味している。
どうしで強固な結合点を有することなく並列した状態と
は、個々のストランドが完全に分離しているか、あるい
は容易にばらける程度に弱く結合した状態で、互いに近
接して配列されている状態を意味している。より具体的
には、複数本のストランドが、ところどころで離れたり
1重なったりしていても、全体として見ればほぼ平行に
配列された状態を意味している。
また、本発明の硝子繊維束梱包体の製造法は、溶融した
硝子原料をブッシングにより多数のフィラメントに形成
し、これらのフィラメントに集束剤を塗布し、フィラメ
ントを集束して硝子m維東とし、この硝子繊維束を回転
ドラムに掛けて引いて、そのまま容器内に積層させて収
容する方法であって、フィラメントに集束剤を塗布した
後から容器内に積層させるまでの間で、硝子繊維束を分
割して硝子繊維のストランドが複数本並列した状態とす
ることを特徴とする。
硝子原料をブッシングにより多数のフィラメントに形成
し、これらのフィラメントに集束剤を塗布し、フィラメ
ントを集束して硝子m維東とし、この硝子繊維束を回転
ドラムに掛けて引いて、そのまま容器内に積層させて収
容する方法であって、フィラメントに集束剤を塗布した
後から容器内に積層させるまでの間で、硝子繊維束を分
割して硝子繊維のストランドが複数本並列した状態とす
ることを特徴とする。
上記製造法においては、前記フィラメントに集束剤を塗
布した後、フィラメントを複数本に分割して集束し、硝
子繊維のストランドが複数本並列した状態としてもよい
、このようにフィラメントを分割して集束する場合には
、その後の工程で集束された個々のストランドを弱く結
合させることができる。その場合には1個々のストラン
ドを弱く結合して集合した状態の硝子繊維束が得られる
ので、ストランドを利用するための後工程におけるハン
ドリング性がより良好となる。
布した後、フィラメントを複数本に分割して集束し、硝
子繊維のストランドが複数本並列した状態としてもよい
、このようにフィラメントを分割して集束する場合には
、その後の工程で集束された個々のストランドを弱く結
合させることができる。その場合には1個々のストラン
ドを弱く結合して集合した状態の硝子繊維束が得られる
ので、ストランドを利用するための後工程におけるハン
ドリング性がより良好となる。
また、前記フィラメントに集束剤を塗布した後、フィラ
メントを集束して硝子繊維束とし、この硝子繊維束を複
数本に分割して、IiI子繊維のストランドが?I数本
並列した状態としてもよい7このようにフィラメントを
集束した後に分割した場合は2個々のストランドが完全
に分離しやすい傾向がある。しかし、分割した個々のス
トランドが完全に分離していて6、容器内にそのまま積
層させることにより2互いに近接した経路を描いて並列
して収容される。
メントを集束して硝子繊維束とし、この硝子繊維束を複
数本に分割して、IiI子繊維のストランドが?I数本
並列した状態としてもよい7このようにフィラメントを
集束した後に分割した場合は2個々のストランドが完全
に分離しやすい傾向がある。しかし、分割した個々のス
トランドが完全に分離していて6、容器内にそのまま積
層させることにより2互いに近接した経路を描いて並列
して収容される。
このように5本発明の特徴の一つは、紡出されたフィラ
メントを集束してそのまま容器内に積層させて収容する
ようにした点にあり、本発明の特徴のもう一つは、フィ
ラメントに集束剤を塗布してから容器内に積層させるま
での間で、フィラメントを分割させて複数本の並列した
ストランドにする点にある。
メントを集束してそのまま容器内に積層させて収容する
ようにした点にあり、本発明の特徴のもう一つは、フィ
ラメントに集束剤を塗布してから容器内に積層させるま
での間で、フィラメントを分割させて複数本の並列した
ストランドにする点にある。
「作用」
本発明では、上記のように複数本に分割されて並列した
ストランドからなる硝子繊維束を、そのまま容器内に積
層させて収容するようにしたので、巻取り方式における
あや掛けなどの必要がなくなり、隣接するものどうしで
強固な結合点を有することなく集合したストランドを得
ることができる。このことは、ストランドの製造工程の
上からも、また、得られたストランドの品質の上がらち
優れた利点をもたらす。
ストランドからなる硝子繊維束を、そのまま容器内に積
層させて収容するようにしたので、巻取り方式における
あや掛けなどの必要がなくなり、隣接するものどうしで
強固な結合点を有することなく集合したストランドを得
ることができる。このことは、ストランドの製造工程の
上からも、また、得られたストランドの品質の上がらち
優れた利点をもたらす。
製品の品質について言えば、複数本の硝子繊維のストラ
ンドが結合することなく並列しており、しかも個々のス
トランドの長さも一定しているので、所定長さに切断し
てチョツプドストランドにした場合、ストランドが個々
にばらけて良好な品質のチョツプドストランドを得るこ
とができる。
ンドが結合することなく並列しており、しかも個々のス
トランドの長さも一定しているので、所定長さに切断し
てチョツプドストランドにした場合、ストランドが個々
にばらけて良好な品質のチョツプドストランドを得るこ
とができる。
すなわち、均一な太さ及び長さを有するチョツプドスト
ランドが得られ、プラスチック強化材として用いた場合
、合成樹脂の含浸速度及び含浸性が均一となり、優れた
FRPが得られる。
ランドが得られ、プラスチック強化材として用いた場合
、合成樹脂の含浸速度及び含浸性が均一となり、優れた
FRPが得られる。
また、本発明の硝子繊維束梱包体から硝子繊維束を引き
出して各種の用途に利用する場合、硝子繊維束にねじれ
が生じないという大きな利点が得られる。すなわち5本
発明では、硝子繊維束をそのまま容器に落として積層さ
せているので、これをそのまま引き出すことにより、ね
じれのない硝子繊維束を供給することができる。
出して各種の用途に利用する場合、硝子繊維束にねじれ
が生じないという大きな利点が得られる。すなわち5本
発明では、硝子繊維束をそのまま容器に落として積層さ
せているので、これをそのまま引き出すことにより、ね
じれのない硝子繊維束を供給することができる。
更に、製造工程について言えば、溶融紡糸された硝子M
IH1束を紙チューブに巻取ることなく直接容器に積層
させて収容するようにしたので1紙チューブの脱着、巻
き始め時における硝子繊維束の予備巻き、かけわたしな
どの煩雑な操作が必要なくなる、更に、一つの溶融炉か
ら紡出するフィラメント数を増やしても、糸切れ時にお
ける復旧作業が容易であり、生産性を向上させることが
できる。
IH1束を紙チューブに巻取ることなく直接容器に積層
させて収容するようにしたので1紙チューブの脱着、巻
き始め時における硝子繊維束の予備巻き、かけわたしな
どの煩雑な操作が必要なくなる、更に、一つの溶融炉か
ら紡出するフィラメント数を増やしても、糸切れ時にお
ける復旧作業が容易であり、生産性を向上させることが
できる。
「実施例」
第1図には、本発明による硝子繊維束梱包体の製造装置
の一例が示されている。以下、この図を参照して、本発
明の硝子繊維束梱包体の製造法の一実施例を説明する。
の一例が示されている。以下、この図を参照して、本発
明の硝子繊維束梱包体の製造法の一実施例を説明する。
硝子原料21が電気溶融炉22に投入され、溶融硝子2
3となる。溶融硝子23は、ブッシング24から落下し
て多数のフィラメント25に形成される。これらのフィ
ラメント25は、下方に引き出されて途中でアプリケー
ター26により集束剤を塗布される。集束剤は、水に必
要に応じて有機、無機の表面処理剤などを添加したもの
からなっている。集束剤を塗布されたフィラメント25
は、ギャザリングシュー27により、所定率ずつ分割さ
れて集束され、複数本(この実施例の場合3本)の硝子
ストランド28となる。
3となる。溶融硝子23は、ブッシング24から落下し
て多数のフィラメント25に形成される。これらのフィ
ラメント25は、下方に引き出されて途中でアプリケー
ター26により集束剤を塗布される。集束剤は、水に必
要に応じて有機、無機の表面処理剤などを添加したもの
からなっている。集束剤を塗布されたフィラメント25
は、ギャザリングシュー27により、所定率ずつ分割さ
れて集束され、複数本(この実施例の場合3本)の硝子
ストランド28となる。
これらの硝子ストランド28は、アイドルロラ29に張
設されて、各硝子ストランド28が並列した硝子繊維束
30とした後、回転ドラム31に張設される。回転ドラ
ム3【は、外周にゴムバンド32が装着されている1回
転ドラム31は図示しない駆動装置に連動し、図中矢印
で示す方向に高速で回転する1回転ドラム31に接触し
てガイドロール33が対向配置されており、硝子繊維束
30は回転ドラム3I及びガイドロール33に挟まれて
、所定の速度で下方に引き出されるようになっている。
設されて、各硝子ストランド28が並列した硝子繊維束
30とした後、回転ドラム31に張設される。回転ドラ
ム3【は、外周にゴムバンド32が装着されている1回
転ドラム31は図示しない駆動装置に連動し、図中矢印
で示す方向に高速で回転する1回転ドラム31に接触し
てガイドロール33が対向配置されており、硝子繊維束
30は回転ドラム3I及びガイドロール33に挟まれて
、所定の速度で下方に引き出されるようになっている。
ガイドロール33は、必要に応じて回転ドラム31に接
触離反するように支持されている。なお、ガイドロール
33を設けなくても回転ドラム31の接触摩擦によって
硝子繊維束30を引きだすことができる。
触離反するように支持されている。なお、ガイドロール
33を設けなくても回転ドラム31の接触摩擦によって
硝子繊維束30を引きだすことができる。
落下する硝子繊維束30はガイド34を通して下方に配
置された段ボール箱等の容器35に落下し積層される。
置された段ボール箱等の容器35に落下し積層される。
なお、硝子繊維束30は、回転ドラム31及びガイドロ
ール33から落下する途中で熱風等を吹き付けて乾燥さ
せてもよい。
ール33から落下する途中で熱風等を吹き付けて乾燥さ
せてもよい。
容器35に落下した硝子繊維束30は、ランダムに積層
させてもよいが、嵩密度を高めるためにはトグロ巻きに
積層させることが好ましい。硝子繊維束30は、通常あ
る程度の剛性を持っているので、容器35に落下させる
だけで上記のようなトグロ巻きに自然に積層される傾向
にあるが、必要に応じてガイド34を移動させることに
より、確実にトグロ巻きとすることができる。
させてもよいが、嵩密度を高めるためにはトグロ巻きに
積層させることが好ましい。硝子繊維束30は、通常あ
る程度の剛性を持っているので、容器35に落下させる
だけで上記のようなトグロ巻きに自然に積層される傾向
にあるが、必要に応じてガイド34を移動させることに
より、確実にトグロ巻きとすることができる。
硝子繊維束30の乾燥は、前記のように回転ドラム31
及びガイドロール33から落下する途中で行なうことも
できるが、容器35に収容した後に容器35ごと乾燥炉
に入れて乾燥させることもできる。また、硝子繊維束3
0を乾燥させることなくそのまま製品として出荷し、客
先にて乾燥を施すことも可能である。
及びガイドロール33から落下する途中で行なうことも
できるが、容器35に収容した後に容器35ごと乾燥炉
に入れて乾燥させることもできる。また、硝子繊維束3
0を乾燥させることなくそのまま製品として出荷し、客
先にて乾燥を施すことも可能である。
なお、上記実施例では、ギャザリングシュー27で複数
本の硝子ストランド28に分割して集束するようにして
いるが、ギャザリングシュー27でテープ状の幅の広い
一本の硝子繊維束にした後、アイドルローラ29、回転
ドラム31、ガイドロール33のいずれかに、上記硝子
繊維束を分割する溝又は刃を設けて分割し、複数本の硝
子ストランド28にしてもよい。更には、硝子繊維束を
容器35に導入するためのガイド34付近に上4記のよ
うな分割刃を設けて、硝子繊維束を分割してもよ°い。
本の硝子ストランド28に分割して集束するようにして
いるが、ギャザリングシュー27でテープ状の幅の広い
一本の硝子繊維束にした後、アイドルローラ29、回転
ドラム31、ガイドロール33のいずれかに、上記硝子
繊維束を分割する溝又は刃を設けて分割し、複数本の硝
子ストランド28にしてもよい。更には、硝子繊維束を
容器35に導入するためのガイド34付近に上4記のよ
うな分割刃を設けて、硝子繊維束を分割してもよ°い。
第2図には、こうして得られた本発明の硝子繊維束梱包
体の一実施例が示されている。
体の一実施例が示されている。
直方体のダンボール箱からなる容器35は、蓋板36を
有し、蓋板36には差し込み片36aが形成されている
。硝子繊維束30は、この容器35内にトグロ巻きにし
て積層され収容されている。硝子繊維束30の両端部3
0a、30bは。
有し、蓋板36には差し込み片36aが形成されている
。硝子繊維束30は、この容器35内にトグロ巻きにし
て積層され収容されている。硝子繊維束30の両端部3
0a、30bは。
容器35から引きだされている。上記蓋板36には、こ
れらの端部30a、30bを取り出すための切欠き36
b、36cが形成されている。更に、容器35には複数
の通気孔37が形成されており、この通気孔37により
硝子繊維束28の乾燥が効率的になされる。
れらの端部30a、30bを取り出すための切欠き36
b、36cが形成されている。更に、容器35には複数
の通気孔37が形成されており、この通気孔37により
硝子繊維束28の乾燥が効率的になされる。
第3図には、上記硝子繊維束30を取り出したときの拡
大形状が示されている。硝子繊維束30は、多数のフィ
ラメント25が集束された硝子ストランド28が複数本
並列し、隣接するものどうしで強固に結合されることな
く集束されてできている。なお、図は模式的に示したも
のであるが。
大形状が示されている。硝子繊維束30は、多数のフィ
ラメント25が集束された硝子ストランド28が複数本
並列し、隣接するものどうしで強固に結合されることな
く集束されてできている。なお、図は模式的に示したも
のであるが。
実際にはフィラメント25を50〜400本程度集束さ
せた硝子ストランド28を2〜32本程度並列させて集
束させたちのからなっている。硝子ストランド28を構
成するフィラメント25の数を上記の範囲とすることに
より、チョツプドストランドとしたときに良好な品質の
ちのを得ることができる。
せた硝子ストランド28を2〜32本程度並列させて集
束させたちのからなっている。硝子ストランド28を構
成するフィラメント25の数を上記の範囲とすることに
より、チョツプドストランドとしたときに良好な品質の
ちのを得ることができる。
本発明の硝子繊維束梱包体から硝子繊維束30を引き出
すと、硝子繊維束30を容器25に落下させて積層させ
たものをそのまま取り出すことになるので、硝子繊維束
30にねじれは生じない。
すと、硝子繊維束30を容器25に落下させて積層させ
たものをそのまま取り出すことになるので、硝子繊維束
30にねじれは生じない。
また5硝子繊維束30を構成する硝子ストランド28は
、隣接するものどうしで強固な結合点を有することなく
、容易に分離できるように並列されているので、所定の
長さに切断してチョツプドストランドとしたとき、個々
のストランドがばらけて均一な太さ及び長さとなり、F
RPの補強材として良好な品質の6のを得ることができ
る。この場合、上記のようにねじれがないので、ストラ
ンドが絡み合うことも紡糸される。
、隣接するものどうしで強固な結合点を有することなく
、容易に分離できるように並列されているので、所定の
長さに切断してチョツプドストランドとしたとき、個々
のストランドがばらけて均一な太さ及び長さとなり、F
RPの補強材として良好な品質の6のを得ることができ
る。この場合、上記のようにねじれがないので、ストラ
ンドが絡み合うことも紡糸される。
「発明の効果」
以上説明したように、本発明によれば、綾を掛けてケー
キに巻取らないので、複数本の硝子繊維のストランドが
結合してしまう部分がなく、切断してチョツプドストラ
ンドにした場合、個々のストランドがばらけて均一な太
さ及び長さとなり、良好な品質のものが得られる。また
、容器に積層させた硝子繊維束をそのまま取り出すため
、硝子繊維束にねじれが生じることがなく、各種の用途
においてねじれによる不都合が解消される。更に、本発
明の製造法においては、製造工程が簡単であり、人手に
頼る部分がすくないため、−炉当たりの総フィラメント
数を増やすことが可能であり、また、所望の数のストラ
ンドに分割することができるので、生産性が向上する。
キに巻取らないので、複数本の硝子繊維のストランドが
結合してしまう部分がなく、切断してチョツプドストラ
ンドにした場合、個々のストランドがばらけて均一な太
さ及び長さとなり、良好な品質のものが得られる。また
、容器に積層させた硝子繊維束をそのまま取り出すため
、硝子繊維束にねじれが生じることがなく、各種の用途
においてねじれによる不都合が解消される。更に、本発
明の製造法においては、製造工程が簡単であり、人手に
頼る部分がすくないため、−炉当たりの総フィラメント
数を増やすことが可能であり、また、所望の数のストラ
ンドに分割することができるので、生産性が向上する。
第1図は本発明の硝子繊維束梱包体の製造法を実施する
ための装置の一例を示す概略構成図、第2図は本発明の
硝子繊維束梱包体の一実施例を示す斜視図、第3図は本
発明で得られた硝子繊維束の部分拡大斜視図、第4図は
従来の硝子繊維束製造装置の一例を示す側面図、第5図
は上記従来の硝子繊維束製造装置の正面図、第6図は従
来の硝子繊維束の結合状態を示す模式図、第7図は従来
の硝子繊維束の製品形態を示す斜視図である。 図中、21は硝子原料、22は電気溶融炉、23は溶融
硝子、24はブッシング、25はフィラメント、26は
アプリケーター、27はギャザリングシュウ、28は硝
子ストランド、29はアイドルローラ、30は硝子繊維
束、31は回転ドラム、32はゴムバンド、33はガイ
ドロール、34はガイド、35は容器である。
ための装置の一例を示す概略構成図、第2図は本発明の
硝子繊維束梱包体の一実施例を示す斜視図、第3図は本
発明で得られた硝子繊維束の部分拡大斜視図、第4図は
従来の硝子繊維束製造装置の一例を示す側面図、第5図
は上記従来の硝子繊維束製造装置の正面図、第6図は従
来の硝子繊維束の結合状態を示す模式図、第7図は従来
の硝子繊維束の製品形態を示す斜視図である。 図中、21は硝子原料、22は電気溶融炉、23は溶融
硝子、24はブッシング、25はフィラメント、26は
アプリケーター、27はギャザリングシュウ、28は硝
子ストランド、29はアイドルローラ、30は硝子繊維
束、31は回転ドラム、32はゴムバンド、33はガイ
ドロール、34はガイド、35は容器である。
Claims (4)
- (1)ブッシングより引き出されて集束された硝子繊維
のストランドが、複数本、隣接するものどうしで強固な
結合点を有することなく並列し、そのまま容器内に積層
され収容されたことを特徴とする硝子繊維束梱包体。 - (2)溶融した硝子原料をブッシングにより多数のフィ
ラメントに形成し、これらのフィラメントに集束剤を塗
布し、フィラメントを集束して硝子繊維束とし、この硝
子繊維束を回転ドラムに掛けて引いて、そのまま容器内
に積層させて収容する硝子繊維束梱包体の製造法であっ
て、フィラメントに集束剤を塗布した後から容器内に積
層させるまでの間で、硝子繊維束を分割して硝子繊維の
ストランドが複数本並列した状態とすることを特徴とす
る硝子繊維束梱包体の製造法。 - (3)前記フィラメントに集束剤を塗布した後、フィラ
メントを複数本に分割して集束し、硝子繊維のストラン
ドが複数本並列した状態とする請求項2記載の硝子繊維
束梱包体の製造法。 - (4)前記フィラメントに集束剤を塗布した後、フィラ
メントを集束して硝子繊維束とし、この硝子繊維束を複
数本に分割して、硝子繊維のストランドが複数本並列し
た状態とする請求項2記載の硝子繊維束梱包体の製造法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22489989A JP2633031B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 硝子繊維束梱包体及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22489989A JP2633031B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 硝子繊維束梱包体及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0388678A true JPH0388678A (ja) | 1991-04-15 |
JP2633031B2 JP2633031B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=16820900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22489989A Expired - Lifetime JP2633031B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 硝子繊維束梱包体及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2633031B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5838431A (en) * | 1996-01-16 | 1998-11-17 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Laser marking device |
US7042561B1 (en) | 1998-11-10 | 2006-05-09 | Damalini Ab | Device and method for alignment |
CN116023019A (zh) * | 2023-01-14 | 2023-04-28 | 鹿兰波 | 一种交联玻璃纤维材料制备工艺 |
-
1989
- 1989-08-31 JP JP22489989A patent/JP2633031B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5838431A (en) * | 1996-01-16 | 1998-11-17 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Laser marking device |
US7042561B1 (en) | 1998-11-10 | 2006-05-09 | Damalini Ab | Device and method for alignment |
CN116023019A (zh) * | 2023-01-14 | 2023-04-28 | 鹿兰波 | 一种交联玻璃纤维材料制备工艺 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2633031B2 (ja) | 1997-07-23 |
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