JPH038838Y2 - - Google Patents

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JPH038838Y2
JPH038838Y2 JP3807487U JP3807487U JPH038838Y2 JP H038838 Y2 JPH038838 Y2 JP H038838Y2 JP 3807487 U JP3807487 U JP 3807487U JP 3807487 U JP3807487 U JP 3807487U JP H038838 Y2 JPH038838 Y2 JP H038838Y2
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valve seat
valve
support body
tapered surface
pressure
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JP3807487U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、主として往復動ポンプのシリンダ
ヘツド、或は該シリンダヘツドに接続する送液管
の途中に取付けて、吐出液体の圧力制御を行うた
めに使用する弁装置に関する。
(従来の技術) 従来この種弁装置は、例えば第4図に示したご
とく、弁本体1の内部に、弁座口2aと弁座面2
bをもつ弁座2を支持体3を介して取付けると共
に、前記弁本体1の内部で前記弁座2の弁座面2
bとの対向部位に、圧力調節手段を介して前記弁
座面2b側に常時付勢された弁体4を支持し、前
記弁座2の弁座口2aに所定の液体圧力が供給さ
れたとき、この液体圧力で前記弁体4を前記弁座
2の弁座面2bから離間させて、前記弁座口2a
から圧力液体を前記弁本体1の内方制御室1aを
経て外部に排出させるようにしている。
また前記弁装置にあつては、前記弁座2におけ
る弁座面2bとは反対側端部に、径大の環状鍔部
aを一体に形成すると共に、前記支持体3の内部
に、前記弁座2の鍔部aが係合する係合段部bを
設けた挿通孔cを貫通形成し、前記弁座2を前記
挿通孔cに、前記鍔部aが前記係合段部bに係合
し、かつ前記弁座面2bが前記支持体3から外方
に突出されるごとく挿通する一方、前記挿通孔c
における前記弁座2の背面側にコネクターdを螺
締することにより、該コネクターdと前記係合段
部bとで前記鍔部aを挟圧させて、前記弁座2を
前記支持体3に固定支持するようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで以上のごとき弁装置の弁座2は、耐摩
耗性に優れていることからセラミツクスを使用し
て形成されるのであるが、このセラミツクスを用
いて前記弁座2を形成するときには、次のような
問題が発生したのである。
即ち、前記セラミツクスは、耐摩耗性には優れ
ており、圧縮強度が強い反面、曲げ強度が弱い欠
点がある。
しかして以上のごとく前記弁座2に、径大な環
状鍔部aを形成して、該鍔部aを前記係合段部b
と前記コネクターdとで挟圧状に固定するときに
は、前記鍔部aに曲げ応力が作用する問題があつ
た。即ち、前記弁座2における鍔部a両面の平面
度、前記係合段部bの平面度及び前記コネクター
d端面の平面度を高精度にできないため、前記鍔
部aを挟圧状に固定すると、該鍔部aに曲げ応力
が作用し、この曲げ応力が前記鍔部aの前記弁座
2に対する取付基部に集中して、前記鍔部aの破
損などを招き、前記弁座2の寿命が短い問題があ
つたのである。
本考案は以上のごとき問題に鑑みて考案したも
ので、その目的は、曲げ応力を作用させたりする
ことなく、圧縮応力のみで前記弁座を前記支持体
に固定支持することにより、前記弁座をセラミツ
クスで形成して耐摩耗性を良好となしながら、こ
の弁座の長期使用ができる弁装置を提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、図面の実施例に示したごとく、支持
体3と、弁座口2a及び弁座面2bをもつた弁座
2と、前記弁座面2bに支持し、前記弁座口2a
を開閉する弁体4とから成る弁装置であつて、前
記弁座2をセラミツクスにより形成し、この弁座
2の外周に前記弁座面2bに向かつて先細状に傾
斜するテーパ面2cを設けて、前記弁座2を前記
テーパ面2cに係合する係合部8aをもつたナツ
ト体8を介して前記支持体2に固定したことを特
徴とするものである。
(作用) しかして前記弁座2の前記支持体3への固定
は、前記弁座2のテーパ面2cに前記ナツト体8
の係合部8aを係合させた状態で、このナツト体
8を前記支持体3に螺締することにより行われる
のであり、従つて前記弁座2には曲げ応力が作用
することはなく、該弁座2の曲げ応力による破損
事故などがなくなつて、この弁座2の長期使用が
可能となるのである。
(実施例) 以下本考案にかかる弁装置を図面の実施例によ
つて説明する。
第3図は弁装置の全体構造を示しており、弁本
体1の内部に制御室1aを形成し、該制御室1a
に弁座口2aと弁座面2bとを形成した弁座2
を、前記弁本体1の下壁一部に取付けた支持体3
を介して固定すると共に、前記制御室1aの内部
で前記弁座2の弁座面2bとの対向上部側に、こ
の弁座面2bを開閉する弁体4をホルダー5を介
して支持する一方、該ホルダー5を前記弁本体1
の上壁一部に取付けた支持筒6に上下動可能に支
持し、この支持筒6に前記弁体4を前記弁座2側
に付勢する圧力調節手段7を設け、該調節手段7
で前記弁体4の前記弁座2に対する押圧力、つま
り前記弁体4が液体圧力により開放されるときの
制御圧力を調節可能としている。
斯くすることによつて前記弁座2の弁座口2a
に、前記調節手段7で設定した設定値以上の液体
圧力が供給されたとき、この液体圧力で前記弁体
4が、前記弁座2の弁座面2bから離間されて、
前記弁座口2aから圧力液体が前記弁本体1の制
御室1aを経て外部に排出されるのであり、また
前記弁座口2aに供給される液体圧力が、前記調
節手段7で設定した設定値以下の場合、前記弁体
4は作動することなく、前記弁座2の弁座口2a
が閉鎖状態に保持される。
しかして以上のような弁装置において、第1図
に詳しく示したごとく、前記弁座2をセラミツク
スで断面概略6角形状を呈するように形成して、
この弁座2の外周面に前記弁座面2bに向かつて
先細状に傾斜するテーパ面2cを設けると共に、
前記支持体3の上部側に前記弁座2を受入可能と
した筒状突起3aを一体に設けて、該突起3aの
外周壁部にねじ部3bを形成する。
また前記弁座2のテーパ面2cに係合可能な係
合部8aをもつた袋ナツト状のナツト体8を形成
し、該ナツト体8の内周壁部に前記突起3aのね
じ部3bに螺合可能なねじ溝8bを形成する。
そして前記支持体3の筒状突起3a内に前記弁
座2を挿嵌させて、該弁座2の前記テーパ面2c
に前記ナツト体8の係合部8aが弾接状に係合さ
れるごとく、このナツト体8のねじ溝8bを、前
記支持体3に設けた突起3aのねじ部3bに螺締
させ、前記弁座2を前記ナツト体8を介して前記
支持体3に固定するのであり、斯くのごとき固定
手段を採用することにより、前記弁座2には曲げ
応力が作用することなく、該弁座2の破損事故な
どを防止できて長期使用が可能となるのである。
前記ナツト体8に設ける係合部8aの内面に
は、前記弁座2のテーパ面2cに対して傾斜角度
が大となる傾斜面を形成して、前記ナツト体8に
よる前記弁座2の固定時に、前記係合部8aを若
干撓ませて前記テーパ面2cに当接させることに
より、前記弁座2を前記支持体3に確実に固定す
るようにしている。
また前記弁座2を前記支持体3に固定するにあ
たつては、該支持体3に設けた前記突起3aの内
方底部で、前記支持体3の中心部に上下方向に向
けて貫通形成した制御通路3cの上端側に、エツ
ジ部3dを形成して、このエツジ部3dに前記テ
ーパ面2cを圧接状に当接させるのであり、斯く
する場合には、前記弁座2と支持体3との間にシ
ール材などを設ける必要がなくなつて、部品点数
を軽減でき、しかも前記弁座2の支持体3との当
接部における径を小さくできるので、前記エツジ
部3dに作用する圧力による荷重を小さくでき、
前記支持体3の強度を小さくできるのである。
更に前記弁座2は、前記テーパ面2cを上下両
側に対称状に形成して、一方の弁座面2bが摩耗
したような場合、反転させて他方側の弁座面2d
を使用できるようにしている。
また前記弁座2を支持体3に前記ナツト体8を
介して固定するときには、該ナツト体8の上部壁
面が、前記弁座2の弁座面2bよりも低方に位置
されるごとく固定するのであり、斯くすることに
よつて前記弁座2の弁座口2aから前記弁本体1
の制御室1aを経て流体が吐出されるとき、この
吐出流体による前記ナツト体8の破損事故などを
防止できるのである。
また本考案では、第2図に示したごとく、前記
弁座2を断面概略裁頭円錐形状に形成して、その
周面に前記弁座面2b側に向かつて先細状に傾斜
するテーパ面2cを設けると共に、前記ナツト体
8の係合部8aに、前記弁座2のテーパ面2cに
長い範囲にわたつて当接可能とした長尺な傾斜面
を形成し、前記支持体3に前記弁座2を固定する
ときに、該弁座2のテーパ面2cに前記ナツト体
8の係合部8aを長い範囲にわたつて当接させる
ようにすることも可能であり、斯くする場合に
は、前記弁座2の前記支持体3への固定強度を著
しく強化できて、特に大容量で高圧の往復動ポン
プなどに最適な使用ができる。
又、前記ナツト体8の係合部8aが弁座2のテ
ーパ面2cに広い面で係合する為、弁座2のテー
パ面2cに初期外圧力が働き、前記弁座口2aに
かゝる液体圧力による前記弁座2の内径に働く引
張り応力を緩和する事が可能となり、前記弁座2
の円筒部肉厚を薄くする事が可能となるのであ
る。
尚、前記弁座2を第2図のごとく形成するとき
には、この弁座2と前記支持体3に設ける突起3
aの底部との間にパツキングPを設けるのであ
る。
(考案の効果) 以上説明したごとく本考案の弁装置では、弁座
2をセラミツクスで形成して、該弁座2の外周に
弁座面2bに向かつて先細状に傾斜するテーパ面
2cを設け、前記弁座2を、前記テーパ面2cに
係合する係合部8aをもつたナツト体8を介して
支持体3に固定するようにしたから、前記弁座2
をセラミツクスで形成するにも拘わらず、該弁座
2に曲げ応力を作用させることがなく、該弁座2
を、圧縮応力により固定することができるのであ
る。つまり曲げ応力による破損事故などを招くこ
とがなく、前記弁座2の長期使用を可能ならしめ
得るに至つたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる弁装置の要部を示す一
部切欠正面図、第2図は他の実施例を示す正断面
図、第3図は同弁装置の全体構造を示す縦断面
図、第4図は従来例を示す断面図である。 2……弁座、2a……弁座口、2b……弁座
面、2c……テーパ面、3……支持体、4……弁
体、8……ナツト体、8a……係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持体3と、弁座口2a及び弁座面2bをもつ
    た弁座2と、前記弁座面2bに支持し、前記弁座
    口2aを開閉する弁体4とから成る弁装置であつ
    て、前記弁座2をセラミツクスにより形成し、こ
    の弁座2の外周に、前記弁座面2bに向かつて先
    細状に傾斜するテーパ面2cを設けて、前記弁座
    2を、前記テーパ面2cに係合する係合部8aを
    もつたナツト体8を介して前記支持体2に固定し
    たことを特徴とする弁装置。
JP3807487U 1987-03-16 1987-03-16 Expired JPH038838Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3807487U JPH038838Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3807487U JPH038838Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16

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Publication Number Publication Date
JPS63145063U JPS63145063U (ja) 1988-09-26
JPH038838Y2 true JPH038838Y2 (ja) 1991-03-05

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