JPH0386757A - 成形用樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

成形用樹脂組成物の製造方法

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JPH0386757A
JPH0386757A JP22161789A JP22161789A JPH0386757A JP H0386757 A JPH0386757 A JP H0386757A JP 22161789 A JP22161789 A JP 22161789A JP 22161789 A JP22161789 A JP 22161789A JP H0386757 A JPH0386757 A JP H0386757A
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JP
Japan
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melt
weight
polyphenylene ether
polyamide
kneaded
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Application number
JP22161789A
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English (en)
Inventor
Michiyuki Nakase
中瀬 道行
Nobuo Osanawa
信夫 長縄
Noriyoshi Kotani
小谷 宣義
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は(1)脂肪族ポリアミド、(B)ポリフェニレ
ンエーテル、(C)ジエン系ブロック共重合体および(
0)α、β−不飽和カルボン酸からなり、高い耐衝撃性
特にo′c〜−30″Cという低温部における耐衝撃と
耐熱性を発現する樹脂組放物の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
成形用樹脂材料において、2種以上のポリマーを混合し
て使用することはよく行われることである、ポリアミド
、ポリフェニレンエーテル、ジエン系共重合弾性体の3
戒分系については、ボリア4ドとポリフェニレンエーテ
ルおよびゴム様物質に無水マレイン酸に代表されるよう
な特定の化合物を添加し、溶融混練する樹脂組成物の製
造方法が特開昭56−49753号公報や特開昭62−
270654号公報に開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
特開昭56−49753号公報に記載されているように
、ポリアミド、ポリフェニレンエーテル、ジエン系共重
合弾性体の3戒分をブラベンダーなどの混練機で一括し
て同時に溶融混練すると、得られる樹脂&l1Ifc物
の相構造は、ポリアミドのマトリックス相にポリフェニ
レンエーテルとジエン系共重合弾性体が別々に一次分散
したものとなり、期待される耐衝撃性、耐熱性などが発
現しなかった。
又、特開昭62−270654号公報に記載されている
ように、第1の工程でポリフェニレンエーテル、ナイロ
ン−66、ナイロン−66以外のナイロン、および相溶
化剤を配合して、ポリフェニレンエーテル−ナイロン中
間体&lI戒物を生威し、その後に第2の工程で第2の
ナイロン成分を配合するという方法は、A−B−A’型
ブロック共重合弾性体を含有させようとすると期待され
る耐衝撃性は得られなかった。
しかるに、本発明が解決せんとする課題は、ポリアミド
、ポリフェニレンエーテル、ジエン系共重合弾性体およ
びα、β−不飽和カルボン酸から戒るポリマブレンド材
料において、理想的相分離構造を有し、耐衝撃性特にO
″C〜−30℃という低温部の耐衝撃性に優れ、耐熱性
などにも優れた樹脂組成物の製造方法を提案することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、ポリアミド、ポリフェニレンエーテル、
ジエン系共重合弾性体およびα、β−不飽和カルポン酸
から成るポリマブレンドを製造するにあたり、耐衝撃性
特にO’C〜−30”Cという低温部の耐衝撃性に優れ
た樹脂組成物を得るために、ポリフェニレンエーテルと
α、β−不飽和カルボン酸を溶融混練した後に、一部の
ポリアミドとジエン系共重合弾性体を添加し、溶融混練
し、更に残りのポリアミドを添加して溶融混練すること
が必要であることを見出した。
つまり、本発明は(A)脂肪族ポリアミド、(B)ポリ
フェニレンエーテル、(C)A−B−A’型ブロック共
重合弾性体(ここで、A、A’は同種または異種の共重
合されたビニル芳香族炭化水素ブロックであり、Bは重
合された共役ジエンブロックである)および前記ブロッ
ク共重合弾性体において中間重合体ブロック部Bが水素
添加されたものである水素添加A−B−A’型ブロック
共重合弾性体(A、A’ 、Bの定義は前記に同じ)か
ら選ばれる一種または二種以上のジエン系ブロック共重
合体、(D)α、β−不飽和カルボン酸を溶融混練する
に際し、(B)と(D)を溶融混練した後(A)の全量
100重量%の内、5〜95重量%と(C)を添加して
溶融混練し、更に残りの95〜5重量%の(A)を添加
して溶融混練して戒る成形用樹脂組成物の製造方法を提
供するものである。
上記製造方法において、好ましくは2軸押出機の駆動側
の供給部から(B)と(D)を供給し溶融混練した後、
押出機のシリンダ途中に設けた2つの供給部の第1番目
の(駆動側)供給部から(A)と(C)を添加し溶融混
練し、更に第2番目の供給部から(A)を添加し溶融混
練するのが望ましい、又、(B)と(D)を各種混練機
で溶融混練し、いったんこれを冷却し固化させてペレタ
イズしたものに(A)の一部と(C)と溶融混練し、残
りの(A)を後添加して溶融混練してもよい、又、(B
)と(D)を各種混練機で溶融混練し、いったんこれを
冷却し固化させてペレタイズしたものを一部の(A)と
(C)と溶融混練し、これを冷却し固化させてペレタイ
ズしたものを残りの(A)と溶融混練してもよい、つま
り、耐衝撃性特にO″C〜−30’Cという低温部の耐
@撃性に優れた樹脂組成物を得るためには、ポリフェニ
レンエーテルとα、β−不飽和化合物を溶融混練した後
、(A)の一部と(C)を添加して溶融混練し、更に残
りの(A)を添加して溶融混練するという混練の順序が
重要である。
本発明で用いる(A)脂肪族ポリアミドは、例えばポリ
カブロア稟ド(ナイロン6)、ポリヘキサメチレンアジ
パミド(ナイロン66)、ポリへキサメチレンドデカミ
ド(ナイロン610)、ポリへキサメチレンドデカミド
(ナイロン612)、ポリウンデカンアミド(ナイロン
11)、ポリドデカンアミド(ナイロン12)およびこ
れらの共重合ポリアミド、混合ポリアミドを挙げること
ができる。なかでも本発明で好適なポリアミドはポリカ
プロアミド(ナイロン6)およびポリヘキサメチレンア
ジパミド(ナイロン66)である。
本発明で用いる(A)ポリアミドは混線条件である28
0〜3′80°Cで熔融粘度がポリフェニレンエーテル
より低いことが好ましい。三成分ポリマアロイが高い耐
衝撃性、高い耐熱性、良好な成形性を有するためには1
、その相構造においてポリアミドがマトリックス相とな
ることが必要であり、そのためには、ポリアミドの溶融
粘度がポリフェニレンエーテルより低いことが重要であ
る。
本発明で用いる(B)ポリフェニレンエーテルは、次の
一般式で表わされる単環式フェノール類を1種以上重合
して得られるホモポリマー又はコポリマーが望ましい。
R。
(式中R1は炭素数1〜3のアルキル基、R2およびR
8は水素炭素数l〜3のアルキル基を意味する。)。
例えば、ポリ(2,6−シメチルー1.4−フェニレン
)エーテル、ポリ(2,6−ジエチル−1,4−フエニ
レン)エーテル、ポリ(2゜6−ジプロビルー1.4−
フェニレン)ニー゛チル、2.6−シメチルフエノール
/2,3.6−ドリメチルフエノール共重合体などが挙
げられる。
本発明で用いる(C)ジエン系ブロック共重合体として
は、ビニル系芳香族炭化水素と共役ジエンからなるA−
B−A’型のブロック共重合弾性体およびこの中間ブロ
ック部B(共役ジエンブロック)が水素添加された水素
添加A−B−A’型ブロック共重合弾性体から選ばれた
一種以上のものであり、末端ブロックAおよびA′は同
一でも異なっていてもよく、かつ芳香族部分が単環でも
多環でもよいビニル系芳香族炭化水素から誘導された単
量体または共重合体である。かかるビニル系芳香族炭化
水素としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニル
トルエン、ビニルキシレン、エチルビニルキシレン、ビ
ニルナフタレンなどが挙げられる。そして、好ましいも
のとしてはスチレン/ブタジェン/スチレン系ブロック
共重合体(SBS)およびこれの水素添加共重合体(S
EBS)である。
本発明で用いる(D)α、β−不飽和カルポン酸として
は、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水グルタコン
酸、無水シトラコン酸、アクリル酸、メタアクリル酸、
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などを例示できる。
本発明で脂肪族ポリアミド/ポリフェニレンエーテル/
ジエン系ブロック共重合弾性体/α。
β−不飽和カルボン酸というポリマブレンドの製造に用
いる混練機としては、単軸押出機、2軸押出機などの多
軸押出機やニーグー、パンバリタイプの連続式の混練機
などを用いることができ、ブラベンダ、パンバリミキサ
などのバッチ式の混線機でもかまわない。高い耐衝撃性
を得るためには、混練性の良い混練機を用いるのが望ま
しい。
連続式の混練機を用いて、4成分から1回の混練でポリ
マブレンドを得るためには、連続式混練機の混線部分の
途中から、先ず一部のポリアミドとジエン系ブロック共
重合弾性体、次に、残りのポリアミドを後添加できる2
つの供給装置を備えたものが望ましい。
第1図に好ましい連続混練機の概略図を示した。図にお
いて、1はかみ合わせ型同方向回転2軸押出機、2,3
.4は定量供給口、5は第1番目の途中添加用供給口、
6は第2番目の途中添加用供給口である。また、ポリア
ミドはA、ポリフェニレンエーテルはB1ジエン系共重
合弾性体はC1α、β−不飽和カルポン酸はDで表わし
ている。
次に図に従って混線状況を説明する。
先ス、ポリフェニレンエーテルBとα、β−不飽和カル
ボン酸りが混練機駆動側の定量供給口2から2軸押出機
1に供給され、溶融混練される。次いで、一部のポリア
ミドAとジエン系共重合弾性体Cが定量供給口3から第
1番目の途中添加用供給口5に送られ、ここから押出機
1に供給され、前流のB+Dと溶融混練される。
更に残りのポリアミドAが定量供給口4、第2番目の途
中添加用供給口6を介して押出機に送られ、すべてが溶
融混練される。
また、バッチ式混練機を用いる場合には、ポリフェニレ
ンエーテルBとα、β−不飽和カルボン酸りを最初に溶
融混練し、次に一部のポリアミドAとジエン系共重合弾
性体Cを加え溶融混練し、最後に残りのポリアミドAを
加えて溶融混練すればよい。
又、ポリフェニレンエーテルBとα、β−不飽和カルボ
ン酸りを溶融混練し、これを冷却固化ペレタイズし、得
られたペレットと一部のポリアミドAとジエン系共重合
弾性体Cを再び溶融混練し、最後に残りのボリア〔ドA
を加えて溶融混練することもできる。
更には、ポリフェニレンエーテルBとα、β−不飽和カ
ルボン酸りを溶融混練し、次に一部のポリアミドAとジ
エン系共重合弾性体Cを加えて溶融混練し、これを冷却
固化ペレタイズし、得られたペレットと残りのポリアミ
ドAを再び溶融混練してもよい。
いずれにせよ、最初にポリフェニレンエーテルとα、β
−不飽和カルボン酸を溶融a練し、次にポリアミドとジ
エン系共重合弾性体を加えて溶融混練し、最後にポリア
ミドを加えて溶融混練するという混練順序が重要である
これにより、ポリアミドのマトリックス相にポリフェニ
レンエーテルが一次分散し、ジエン系共重合弾性体が一
次分散したポリフェニレンエーテル中に二次分散したよ
うな相構造を持ち、耐衝撃性特にO′C〜−30゛Cと
いう低温部の耐衝撃性など、諸特性に優れた成形用材料
を得ることができる。ポリフェニレンエーテルとα、β
−不飽和カルポン酸、ポリアミド、ジエン系共重合弾性
体を同時に溶融混練した場合、又は混練の順序を変えた
場合は、本発明によるところの混練順序により溶融混練
した場合に比べて、耐衝撃性などの諸特性に劣る。
〔作 用〕
ポリフェニレンエーテル、α、β−不飽和カルボン酸、
ポリアミド、ジエン系共重合弾性体を混練する場合、先
ずポリフェニレンエーテルとα、β−不飽和化合物を溶
融混練することによって、ポリアミドとの相溶性の向上
したα。
β−不飽飽Sカルボン酸変性ポリフェニレンエーテル得
られ、これにポリフェニレンエーテルより低粘度のポリ
アミドとジエン系共重合弾性体を後添加し溶融混練する
ことによって、ポリフェニレンエーテルにボリア珈ドと
ジエン系共重合弾性体が一次分散した組成物が得られ、
更にこれにポリアミドを後添加し溶融混練することによ
って、ナイロンのマトリックス相にα。
β−不飽和カルボン酸変性ポリフェニレンエーテルが一
次分散し、更に、ポリフェニレンエーテル中にジエン系
共重合弾性体が二次分散した3相構造の組成物が得られ
る。
ポリフェニレンエーテル、α、β−不飽和カルボン酸、
ポリアミド、ジエン系共重合弾性体を一括して同時に混
練したり、又は前記の順序とは別の方法で混練すると、
ジエン系共重合弾性体の劣化が起こったり、ポリアミド
のマトリックス相にポリフェニレンエーテルとジエン系
共重合弾性体が別々に一次分散したりした組成物が得ら
れる。
ジエン系共重合弾性体を分散させることによって耐衝撃
性が高められたポリフェニレンエーテルを更にポリアミ
ド中に分散させることによって、別々に分散した場合に
比べ、補強効果が増すと推定される。この時、α、β−
不飽和カルボン酸変性ポリフェニレンエーテルとジエン
系共重合弾性体の溶融混練時にポリアミドも同時添加し
混練することで、ジエン系共重合弾性体の劣化を抑え、
最終組成物中におけるポリフェニレンエーテルとポリア
ミドの相溶性が向上し、最後にポリアミドを添加し、溶
融混練することで、前述した3相構造が完成し、しかも
耐衝撃性特にO′C〜−30″Cという低温部の耐衝撃
性や耐熱性等、緒特性に優れた樹脂組成物が得られる。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。ア
イゾツト衝撃強度はASTM D25 6−56、Me
 thod  A 、熱変形温度はASTM 06 4
8−56、塗装後の低温面衝撃強度は、オンライン外装
用塗料として、プライマ、中塗り、上塗りを実施後、R
IT−8000面衝撃試験機で、打撃速度2.5m/s
ec  (約5マイル/Hr)、試料ホルダー径2.0
インチ、試験片80x80x 3 mmt角板の条件で
測定した。
尚、塗装は、試験片を脱脂後、日本油脂■製の塗料を使
用し、プライマとして、“プライマツク”’ NO,1
100ON −I  EB導電プライマを塗布し、5骨
塩上セツティング後中塗りとして“プライマツク′”N
o、1600  W2O3P口を塗布し、5分以上セツ
ティング、60”C,30分間ベーキング後、上塗りと
して“プライマツク”NO,2000を塗布し、5分以
上セツティング、140 ’C,30分間ベーキングと
いう工程で実施した。
実施例1 ε−カプロラクタムから濃硫酸相対粘度2.75のナイ
ロン6およびヘキサメチレンシアミンとアジピン酸から
濃硫酸相対粘度2.95のナイロン66を重合し調製し
た。一方2,6−ジメ、チルラエノールを酸化重合し、
溶融粘度が300°C11000sec−’で112,
000ポイズのポリフェニレンエーテルを調製した。
ジエン系ブロック共重合弾性体としては、シェル化学■
製“クレイトン゛’ G1651 (水添スチレン/ブ
タジェン/スチレンブロック共重合体)を準備した。
このポリフェニレンエーテル100重量部に対して、1
重量部の無水マレイン酸と該無水マレイン酸100重量
部に対して10重量部の2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−340重量%を、
ブリブレンド又は別個にウニルナ&フライプラー社(西
独)2軸押出機の駆動側供給部に供給し、溶融混練した
ところに、押出機シリンダに設けた第1番目のサイドフ
ィーダよりナイロン6610重量%と“クレイトン” 
G1651 15重量%を供給して、混練し、更に第2
番目のサイドフィーダよりナイロン635重量%を供給
して、混練押出して、ペレット化した。
該ペレットをごく薄く切断し、透過型電子顕微鏡で相分
離構造を観察し、ナイロン6、ナイロン66がマトリッ
クス相、ポリフェニレンエーテルが一次分散相、ジエン
系ブロック共重合体がポリフェニレンエーテル中に2次
分散していることを確認した。第2図が、実施例1の透
過型電子顕微鏡写真である。第2図の写真において黒く
見えるマトリックス相がナイロンであり、その中に白く
一次分散しているのがポリフェニレンエーテル、更にそ
の中に2次分散しているのがジエン系ブロック共重合弾
性体である。
該ベレットを真空乾燥した後、射出成形機によりシリン
ダ温度290″C1金型温度80°Cの条件で各種物性
測定用試験片を成形し、物性を評価したところ第1表に
示す通りであった。第1表から衝撃強度、特にO″C〜
−30″Cの低温部面衝撃強度が高く、熱変形温度に代
表される耐熱性が高いというバランスのよい実用価値の
高い材料が得られることが判明した。
比較例1 実施例1に使用したポリフエニレンエーテル100重量
部に対して、1重量部の無水マレイン酸と該無水マレイ
ン酸100重量部に対して10重量部の2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3
40重量%、ナイロン6610重量%、゛クレイトン”
 G165II5重量%、ナイロン635重量%をブリ
ブレンド又は別個にウニルナ−&フライプラー社(西独
)2軸押出機の駆動側供給口に一括供給して混練押出し
ペレット化した。このペレットを実施例1と同様に透過
型電子顕微鏡で観察すると、マトリックス相がナイロン
、ポリフェニレンエーテルが一次分散しているのは同様
だが、ジエン系ブロック共重合体がポリフェニレンエー
テル中に2次分散せず析出して大きな粒子となっている
ことが判明した。又、物性を評価したところ、実施例1
に比較してアイゾツト衝撃強度、低温面衝撃強度、熱変
形温度が不満足なものであった。
比較例2 実施例1に使用したポリフェニレンエーテル100重量
部に対して、1重量部の無水マレイン酸と該無水マレイ
ン酸100重量部に対して10重量部の2.5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3
40重量%をブリブレンド又は別個にウニルナ−&フラ
イプラー社(西独)2軸押出機の駆動側供給口に供給し
て溶融混練したところに、押出機シリンダに設けた第工
番目のサイドフィーダより“クレイトン” 01651
 15重量%を供給して混練し、更に第2番目のサイド
フィーダよりナシロン645重景%を供給して混練押出
してペレット化した。
このペレットを実施例1と同様に物性を評価したところ
、実施例1に比較してアイゾツト衝撃強度や熱変形温度
は大差なかったが、低温面衝撃強度特に−10″C以下
で著しく低く、不満足なものであった。
比較例3 実施例1に使用したポリフェニレンエーテル100 I
r’1部に対して、1重量部の無水マレイン酸と該無水
マレイン酸100重量部に対して10重量部の2,5−
ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシ
ン−340重量%、とナイロン6610重量%をブリブ
レンド又は別個にウニルナ−&フライプラー社(西独)
2軸押出機の駆動側供給口に供給して溶融混練したとこ
ろに、押出機シリンダに設けた第1番目のサイドフィー
ダより“クレイトン” G1651 15重量%を供給
して混練し、更に第2番目のサイドフィーダよりナイロ
ン635重量%を供給して混練押出してペレット化した
。このペレットを実施例1と同様に物性を評価したとこ
ろ、実施例1に比較してアイゾツト衝撃強度や熱変形温
度は大差なかったが、低温面衝撃強度特に−20°C以
下で著しく低く、不満足なものであった。
比較例4 実施例1に使用したポリフェニレンエーテル100重量
部に対して、1重量部の無水マレイン酸と該無水マレイ
ン酸100重量部に対して10重量部の2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3
40重量%をブリブレンド又は別個にウニルナ−&フラ
イプラー社(西独)2軸押出機の駆動側供給口に供給し
て溶融混練したところに、押出機シリンダに設けたサイ
ドフィーダより“クレイトン”G165115重量%、
ナイロン635重量%を供給して混練押出してペレット
化した。
このペレットを実施例1と同様に物性を評価したところ
、実施例1に比較してアイゾツト衝撃強度や熱変形温度
が低く、低温面衝撃強度は著しく低く不満足なものであ
った。
比較例5 実施例1に使用したポリフェニレンエーテル100重量
部に対して、1重量部の無水マレイン酸と該無水マレイ
ン酸100重量部に対して10重量部の2.5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3
40重量%、“クレイトン゛G1651 15重量%を
ブリブレンド又は別個にウニルナ−&フライプラー社(
西独)2軸押出機の駆動側供給口に供給して溶融混練し
たところに、押出機シリンダに設けたサイドフィーダよ
りナイロン65重量%を供給して混練押出してペレット
化した。
このペレットを実施例1と同様に物性を評価したところ
、実施例1に比較してアイゾツト衝撃強度、低温面衝撃
強度、熱変形温度が不満足なものであった。
比較例6 実施例1に使用したポリフェニレンエーテル100 !
置部に対して、1重量部の無水マレイン酸と該無水マレ
イン酸100重量部に対して10重量部の2.5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−
340重量%、“クレイトン” G1651 15重量
%、ナイロン6610重量%をプリブレンド又は別個に
ウニルナ−&フライプラー社(西独)2軸押出機の駆動
側供給口に供給して溶融混練したところに、押出機シリ
ンダに設けたサイドフィーダよりナイロン635重量%
を供給して混練押出してペレット化した。
このペレットを実施例1と同様に物性を評価したところ
、実施例1に比較してアイゾツト衝撃強度、低温面衝撃
強度、熱変形温度が不満足なものであった。
(以下余白) 〔発明の効果〕 本発明においては、脂肪族ポリアミド、ポリフェニレン
エーテル、ジエン系ブロック共重合弾性体、α、β−不
飽和化合物から成るポリマブレンド材料を製造するにあ
たり、ポリフェニレンエーテルとα、β−不飽和カルボ
ン酸を溶融混練した後、ポリアミドとジエン系ブロック
共重合弾性体を添加し溶融混練した後、ボリア旦ドを添
加し溶融混練する方法をとることにより、脂肪族ポリア
ミドがマトリックス相、ポリフェニレンエーテルが一次
分散相、ジエン系ブロック共重合弾性体が二次分散相と
いう相分離構造を有し、耐衝撃性特に0°C〜−30″
Cという低温部の耐衝撃性や耐熱性などの緒特性に優れ
た材料が得られることを明らかにした。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に適用できる2軸押出機の概略図であり
、第2図は本発明によって得られた樹脂組成物の粒子構
造を示す顕微鏡写真である。 1・・・かみ合わせ型同方向回転2軸押出機、2゜3.
4・・・定量供給口、5・・・第1番目途中添加用供給
口、6・・・第2番目途中添加用供給口。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)脂肪族ポリアミド、 (B)ポリフェニレンエーテル、 (C)A−B−A′型ブロック共重合弾性体(ここでA
    、A′は同種または異種の共重合された芳香族炭化水素
    ブロックであり、Bは重合された共役ジエンブロックで
    ある)および前記ブロック共重合弾性体において中間重
    合体ブロック部Bが水素添加されたものである水素添加
    A−B−A′型ブロック共重合弾性体(A、A′、Bの
    定義は前記に同じ)から選ばれる一種または二種以上の
    ジエン系ブロック共重合体および (D)α,β−不飽和カルボン酸 を溶融混練するに際し、(B)と(D)を溶融混練した
    後、(A)の全量100重量%の内、5〜95重量%と
    (C)を添加して溶融混練し、更に残りの(A)95〜
    5重量%を添加して溶融混練して成る成形用樹脂組成物
    の製造方法。
  2. (2)溶融混練するに際して2軸押出機を用い、(B)
    と(D)を該押出機の駆動側の供給部から供給し、該押
    出機のシリンダの途中に設けた2つの供給部の第1番目
    の供給部から、(A)と(C)を供給し、第2番目の供
    給部から残りの(A)を供給して成る請求項(1)記載
    の成形用樹脂組成物の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008267465A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Toyota Motor Corp 車両用駆動装置

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