JPH038645Y2 - - Google Patents

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JPH038645Y2
JPH038645Y2 JP1984167771U JP16777184U JPH038645Y2 JP H038645 Y2 JPH038645 Y2 JP H038645Y2 JP 1984167771 U JP1984167771 U JP 1984167771U JP 16777184 U JP16777184 U JP 16777184U JP H038645 Y2 JPH038645 Y2 JP H038645Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、パーツフイーダから一列になつて送
られてくる部品を複数の工作機械等に分配するた
めの部品の平行分離装置、更に詳しくは、部品の
供給方向に平行に供給部品を分離する装置に関す
るものである。
(従来の技術) パーツフイーダから一列に順次供給されてくる
部品を次工程、例へば複数の工作機械等に分配す
るための分離分配装置としては、部品の供給方向
に対し直角方向に分離する装置が一般的であり、
例へばパーツの分離分配装置(実開昭55−67022
号)が開示されている。
このパーツの分離分配装置は、第5図に示すよ
うに、略T字状に形成された基台1の中央部に上
部開口の溝よりなる部品供給路2を形成し、前記
基台1の前記部品供給路2に直交する分離台3の
部品供給路2の接続側に対向する側端に形成した
段部3a上に前記部品供給路2に直交するガド4
を固定し、このガイド4上をスライドする略L字
状のスライダ5を設けている。前記スライダ5の
上面には、略U字状の溝よりなる部品受部6が部
品供給路2側の側端に沿つて複数列に形成されて
おり、またその対向側の側面には複数列の矩形状
の突起よりなるカムフオロア7が形成されてい
る。このカムフオロア7は油圧モータ8の軸8a
に固定されたカム9の回転軸10の外周面に螺子
状に設けられた歯11に噛み合いしている。この
歯11は回転軸10の外周面に直交して複数段に
形成された直交歯11aと、この直交歯11aに
斜めに接続する傾斜歯11bとを連設している。
前記分離台3に設けた前記スライダ5側には、前
記部品供給路2を挟んで両側に部品受部6と同数
の部品搬出部12が部品受部6…の配列ピツチと
同間隔でスライダ5の移動方向に形成されてい
る。この部品搬出部12は前記部品受部6と対応
してスライダ5側および上部側に開口するU字状
溝部12aと、この溝部12aの最も奥に設けら
れた分離台3の内部に上下に連通するシユト12
bとから構成される。前記スライダ5の上部には
一対の部品押出アーム13が設けられ、この部品
押出アーム13はスライド板5の移動方向と直角
な軸線を有する油圧シリンダ14のピストンロツ
ド14aと一体となつている。前記分離台3の両
端外側には感知レバー15を備えたリミツトスイ
ツチ16が設けられており、この感知レバー15
はスライダ5の両端面に当接するようになつてい
る。上述のような構成を有する従来の分離装置の
動作を説明すると、油圧モータ8が反時計方向
(図中矢印X1方向)に回転すると、カム9とカ
ムフオロア7とが噛み合いしているので、スライ
ダ5はカム9の直交歯11a,11aに位置して
いるときに部品供給路2と部品受部6とが対応
し、部品Pは図示しない搬送機構により順次送ら
れてきて部品受部6に配られる。次に油圧モータ
8が回転してカム9の傾斜歯11b,11b間に
カムフオロア7が位置すると、スライダ5は図中
矢印X2方向へ移動し再び直交歯11a,11a
間にカムフオロア7が位置して部品供給路2と部
品受部6とが対応して部品が供給される。このよ
うにして順次部品Pが部品受部6に分配され、ス
ライダ5が分離台3の端部まで移動すると感知レ
バー15に当接してリミツトスイツチ16がON
となり油圧シリンダ14が作動して部品押出しア
ーム13を押出して部品受部6内に配列されてい
る部品Pを同時に部品搬出部12の溝部12aを
介してシユート12bに落下させ、図示されない
工作機械の部品受入口に供給する。そして油圧シ
リンダ14のピストンロツド14aが原位置に復
帰すると油圧モータ8が時計方向(図中矢印Y1
方向)に回転し、スライダ5を矢印Y2方向に移
動させ部品受部6に順次部品Pを配置して先程と
反対側のリミツトスイツチ16の感知レバー15
に当接すると油圧シリンダ14が作動して部品押
出しアーム13を往復させて部品Pを部品搬出部
12へ供給する。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のパーツ分離分配装置
には以下の問題があつた。
先ず、部品供給路2と部品搬出部12の配列方
向が直交しており部品Pをその供給方向に対して
直角方向に分離しているので、分離装置全体の幅
が広くなり、このため装置の大型化によるコスト
の増大を招いていた。また、装置が大型であるた
めに設置スペースにも限界が生じ、数台の分離装
置を並列的に多数列配置するには広大なスペース
を必要とし場所的には並列配置が不可能な場合も
あつた。更に、部品Pを分離分配するための装置
の動作として、スライダ5に設けられた部品受部
6に順次部品を供給しながらスライダ5を移動さ
せる動作と、部品押出アーム13を油圧シリンダ
14により押出す動作との2動作が必要であり、
そのためそれぞれ別個の駆動手段と両者を連動で
きるためのリミツトスイツチ等の付帯設備的な無
駄と装置の複雑化による装置の保守管理の必要な
ど種々の問題を有していた。
しかも、スライダ5の移動を変則ねじ式のカム
9により行なつているので、移動ピツチを変更し
たい場合にカム9、カムフオロア7等の変更が必
要であり、これらの変更および調整が煩雑である
という欠点を有していた。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するための本考案に係る手
は、部品の幅に略等しい凹溝で形成し部品を一定
方向に供給する部品供給路と、該部品供給路に直
交する一対のスライドレールを設け、該スライド
レールのうち前記部品供給路側のスライドレール
の一部を部品供給路に合わせて略同一幅に切欠く
とともにスライドレールの端部にテーパ面を介し
て部品逃げ部を形成し、該スライドレールに摺動
自在に設けられ先端に部品固定部を離間して立設
し該部品固定部を凹部の一側面とする前記部品供
給路と同一方向でかつ略同幅の凹部により前記部
品を複数個載置する一つの部品受部を形成すると
ともにスライドすることによつて前記部品供給路
を遮断するスライダと、該スライダのスライド方
向に沿いかつ前記部品固定部の間に位置し前記部
品受部に臨んで固定されスライダのスライドに伴
い前記部品受部に載置した複数個の部品の間に侵
入し部品を部品受部方向に分離する前記レールの
テーパ面に平行なテーパ面を形成した分割爪部と
前記スライダを駆動する駆動手段とにより構成し
たことを特徴とする。
(作用) このように構成したので、部品供給路から供給
された円筒状部品は部品固定部にて部品受部の幅
と略同一幅の凹状であつて部品受部と同一方向に
形成されたスライダの部品受部に一列になつて押
し出される。このように部品受部に一列になつて
押し出された部品は部品受部の幅が部品の幅と略
同一であるので押し出された列を乱すことなく保
持される。そしてスライダを供給方向に対して直
交方向にスライダさせると、スライダにより部品
供給路は遮断されて部品供給路内に部品を静止さ
せるとともに部品受部に載置した部品を所定の個
数払い出し、かつ、一列に並んだ部品と部品の間
に分割爪を挿入して分割爪のテーパ面にて部品を
押し広げながらレールのテーパ面との間に部品を
案内し分割爪部を間に挟んでその列を維持したま
ま部品を等ピツチ間隔に分離する。このスライダ
の一つの動作により部品供給路の遮断、所定個数
の部品の払い出し、払い出した部品を部品受部に
一列に保持、このように一列に保持された部品と
部品の間への分割爪部の挿入、分割爪部の挿入に
より部品を部品受部方向に移動して一列に等間隔
に部品を分離する作業が完結し、スライダが現位
置に復帰すると再び次の円筒状部品が順次連続し
て部品受部に一列に供給される。
(実施例) 以下本考案の一実施例について詳細に説明す
る。第1図ないし第3図において、一定方向に円
筒状部品を供給する円筒状部品の幅に略等しい幅
の凹溝に形成された部品供給路20の部品供給方
向と直交方向に一対のスライドレール21,22
が連設されこのスライドレール21,22の下部
側に基台23が設けられている。前記スライドレ
ール21,22の対向する内側壁には溝部21
a,22aが形成され、また、部品P供給側のス
ライドレール21の部品供給路20との接続箇所
には供給口21bが形成され、これらスライドレ
ール21,22の基台23より突出する側の端部
には連結板24が固設され、この連結板24の略
中央には調節ねじよりなるストツパ25が突出し
ている。
前記スライドレール21,22間には以下詳述
するスライダ26が摺動自在に設けられている。
このスライダ26は略矩形状の板材の両側縁部の
上下を切欠いて突条26a,26aとしており、
この突条26a,26aが上記スライドレール2
1,22の溝部21a,22aに摺動可能に嵌合
している。前記スライダ26の上記基台23上に
対応する端部側は上記突条26a,26aの上部
面と同一レベルとなるように切欠かれて部品受部
27が形成されており、前記部品供給路20と同
一幅に離間して端部に部品固定部26b,26b
が形成されている。また、スライダ26の部品固
定部26b,26bが設けられた端部と反対側の
端部の下側には突部26cが形成され、第3図に
示すようにこの突部26cにはストツパ28が設
けられ、上記基台23の終端には焼入ブロツク2
3aが設けられ、このストツパ28と焼入ブロツ
ク23aは対応している。上記スライダ26の上
面の上記部品受部27が形成された端部と反対側
端部近傍には突条26a,26aと直交する方向
に長孔26dが穿設されている。上記スライダ2
6の上部側には略L字状のリンク30が軸31を
中心に回転自在に設けられ、このリンク30の一
端部30aにはピン32が固定され、このピン3
2は上記スライダ26の長孔26dに遊嵌されて
いる。他端部30bには長孔30cが形成され、
この長孔30cに遊嵌されたピン33によりシリ
ンダナツクル34に回動可能に連結され、シリン
ダナツクル34は油圧シリンダ35のシリンダロ
ツド36に連結されている。次に分割爪部40に
ついて説明すると、本実施例においては、上記部
品供給路20の上部から上記スライドレール2
1,22の上部を橋絡する如く蓋部41が設けら
れ、この蓋部41の上記スライダ26の部品受部
27に臨んでスライダ26のスライド方向に平行
して分割爪部40が突設されている。この分割爪
部40は第2図に示すように略矩形状の突起にな
つていて上記部品受部27に臨む側でしかも部品
供給路20の反対側にテーパ面40aを有して蓋
部41の下面に形成されている。上記スライドレ
ール22の開放端部側の上部突条部の端部は少な
くともこの分割爪部40の幅分だけ切欠かれて部
品逃げ部42となつており部品逃げ部42のレー
ル中央側も上記分割爪部40のテーパ面40aに
平行するようにテーパ面42aとなつている。ま
た、上記スライダ26のこの分割爪部40に対応
する箇所は上記部品固定部26b,26bが離間
する間隙43と、この間隙43と略同一幅でU字
状に切欠かれ、スライダ26のスライドにより上
記分割爪部40がスライダ側壁の上部に衝突する
のを防止する爪逃がし部44となつている。上記
のような構成を有する円筒状部品の分離装置の作
動について第4図ABCを用いて説明する。
先ず、円筒状部品Pは部品供給路20を経て順
次送られてくるが、分離作動開始前にはAに示す
ようにスライダ26は連結板24に設けられたス
トツパ25により終端を規制されて部品供給路2
0と略同一幅の部品受部27が部品供給路20の
延長上に位置し、かつ分割爪部40は部品受部2
7に臨んでいるので部品P1,P2は部品受部2
7上に載置される。この状態の後、Bに示すよう
に油圧シリンダ35(第2図参照)を作動させる
とスライダ26はリンク30により摺動を開始し
蓋部41(第1図参照)に固定された分割爪部4
0側に移動し、部品固定部26b,26b間の間
隙43を分割爪部40が通過してテーパ部40a
が先行の部品P1外周に当接する。この状態で更
にスライダ26が移動すると部品P1はCで示す
ようにテーパ部40aによりレール22のテーパ
面42a側に押されて、スライドレール22の部
品逃げ部42のテーパ面42aと上記分割爪部4
0のテーパ面40aとの間にガイドされて後行の
部品P2と供給方向に平行に分割される。この状
態において、部品供給路20は、スライダ26に
よつて遮断され、部品供給路20内の部品Pは静
止している。また、離間された状態の部品P1,
P2は、その両側を一対のスライダレール21,
22にて押えられ、かつ分割爪部40が一種のス
ペーサの役目をして、部品P1,P2は所定のピ
ツチ間隔でもつて払い出される。
また、第4図A〜Cまでの動作課程において、
部品Pは、蓋部41(第2図参照)によつて上方
に飛び出すことなく、円滑に移動する。このとき
分割爪部40のテーパ面40a側の端部はスライ
ダ26の爪逃がし部44により衝突を免れること
になる。この状態で図示されないチヤツク機構に
より、部品P1,P2は第2図に示すように蓋部
41の開口部より放出されて次工程、例えば工作
機械の部品受入口に供給される(図示省略)。
以上説明した実施例に特有の効果について説明
する。先ず前提として、スライダ26には部品供
給路20と略同一幅であつて、かつ、同一方向に
一個の部品受部27が設けられているので、部品
Pは一列になつて部品受部27に受け渡され、こ
の受け渡された部品は部品受部27の幅が部品P
の幅に略等しいのでその列は保持される。そして
このように部品Pを部品受部27に一列に保持し
ているので、次のような効果を奏する。
すなわち、部品供給路20からスライダ26の
先端に部品固定部26bを設けて形成した凹状の
部品受部27に押し出された部品Pはスライダ2
6のスライドにより部品供給路20を遮断して所
定個数一列に部品受部27に払い出され、部品受
部27に臨んで固定した分割爪部40のテーパ面
40aがその部品受部27に一列に払い出されて
いる部品Pの間に挿入させられ、これにより部品
受部27に一列に並んでいる部品は列方向に離間
させられる。そしてこのように部品受部27にて
列の乱れが拘束されて一列に並んでいる部品Pを
分割爪部40にて押し広げるように離間するの
で、部品Pは部品受部27の凹溝に沿つて移動
し、このように移動した部品Pは分割爪部40の
テーパ面40aとレール22のテーパ面42aと
の間で案内され、部品Pは部品逃げ部42に移動
するようになる。このようにスライダ26をスラ
イドさせるという簡単な動作により、部品供給路
20の遮断、所定個数の部品Pの払い出し、払い
出した部品Pを部品受部27に一列に保持、この
ように一列に保持された部品Pと部品Pの間への
分割爪部40の挿入、分割爪部40の挿入により
部品Pを部品受部27方向に移動して一列に等間
隔に部品Pを分離するこができる。また一対のス
ライドレール21,22にて部品受部27に一列
に保持された部品Pの両側が固定され、かつ、分
割爪部40をスペーサとして部品間隔を所定のピ
ツチ間隔に保持することができる。
これにより、部品供給路20内の部品Pの供給
および供給停止は、スライダ26のスライドによ
り部品供給路20を開閉するという簡単な動作で
行なわれ、部品の供給および停止に必要な特別の
装置が不要になる。
また、部品受部27に部品を一列に払い出すよ
うにしたので、スライダ26のスライド動作、一
対のスライドレール21,22、スライドレール
の端部に形成したテーパ面42aと部品逃げ部4
2および固定された分割爪部40のテーパ面40
aとの有機的な関係が成立し、部品P1,P2,
……Pnは等間隔で払い出され、ロボツト等によ
る次工程への受渡が確実になる。また、部品受部
27にて部品の列の乱れを拘束し分割爪部40を
部品間に挿入して部品を押し広げるように離間す
るので、この離間に際しての部品の移動量が最短
になり短時間に部品の離間ができるとともに、油
圧シリンダ35とリンク30とによりスライダ2
6の摺動を可能にしたので、簡単な構成で確実な
分離動作ができ、作業のスピードアツプが達成さ
れる。
そして、部品受部27に部品を一列に払い出す
ようにし、部品受部27にて部品の列の乱れを拘
束し分割爪部40を部品間に挿入して部品を押し
広げるように離間し、この離間に際しての部品の
移動量を最短にしたこと、および部品受部27に
て部品の列の乱れを拘束し分割爪部40を部品間
に挿入して部品を押し広げるように離間すること
により、スライドレール22の先端部に形成した
テーパ面42aと、分割爪部40に形成したテー
パ面40aとで部品のガイドを可能にしたことに
より、部品詰まりなどの不具合が防止され分離動
作の円滑化が図れる。
また、スライダ26の長孔26dとリンク30
の長孔30cとにより油圧シリンダ35からの往
復運動とスライダ26の摺動動作とのタイミング
のロスを補正しているので、この点においても円
滑動作が期待される。
更に、ストツパ25とストツパ28とを設け、
しかもこれらのストツパ25,28をねじによつ
て微妙な調節を可能としたので、部品供給路20
と部品受部27との連結部分に位置ずれが発生し
ても微細な調節を行なうことができ、装置の作動
を正確にするとともに良好な使用が確保される。
なお、上記実施例においては部品の分離作業を
二つの部品について行なうものとして説明した
が、本考案はこれに限定されず、三個以上の部品
を並列的に連続して供給し、スライダの一動作で
同時に分離するようにスライダの幅を広く設定す
ることも可能である。その場合、部品の流れ方向
のスライドレールの上部端に形成される部品逃が
し部の幅と各分割爪部の幅の総計とが略同一とな
るように構成すれば部品の詰まり等の不具合が防
止される。また、駆動手段として油圧シリンダを
用いリンクにより直角な往復運動を伝達するもの
として構成したが、本考案はこれに限定されず、
スライダの摺動方向に直接油圧シリンダのシリン
ダロツドを臨ませてより簡易な構成により分離動
作を行なうようにしてもよい。
更に、部品固定部26bをスライダに固定する
ものとして説明したが、スライダの摺動に連動し
て分離動作を終了した時点でスライダ外方へ転倒
するか、スライダ下方へ埋入するように構成する
ことにより、このスライダ部品端部から直接工作
機械の部品受入口までラインにより連結して更に
作業の迅速化を達成することも可能である。
(考案の効果) 以上詳述した通り本考案によれば、スライダの
部品受部を部品供給路の凹溝幅に略同一にし、か
つ、同一方向に設けたので、部品供給路から供給
される部品は部品受部に一列に受け渡され、か
つ、この列の乱れを拘束することができる。これ
により部品受部に一列に並んでいる部品の間に分
割爪部を挿入すると部品はその列方向に移動する
ので、分割爪部のテーパ面により部品を押しなが
ら移動させレールに設けたテーパ面と分割爪部に
設けたテーパ面との間により部品を案内して部品
を逃がし部に移動することができるとともに、部
品の移動量を最短にして部品詰まりをなくし部品
の分離を確実にすることができる。これによりロ
ボツトなどによる次工程への部品の受渡しが確実
になり作業性が向上する。また、部品供給路に直
交するスライドレールを設け、このスライドレー
ルをスライドするスライダにより部品を払い出
し、この払い出された部品を固定された分割爪部
で分離するようにしたので、部品の供給および供
給停止をするための特別な装置が不要になりコン
パクト化することができる。
更にまた、スライダをスライドさせるという簡
単な操作で、部品の供給、供給停止、所定個数の
部品の払い出しおよび所定ピツチに部品を分離す
るという機能が達成され、全体的な装置の簡単化
と小型化ができるなどの効果を有する。
これにより、設置スペースの制約の解消、作業
性の向上および保守点検の簡略化など実用的効果
は多大なものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図ABCは本考案に係る部品
の平行分離装置の一実施例を示すものであり、第
1図は装置全体の分解斜視図、第2図は組み立て
状態の平面図、第3図は第2図−線断面図、
第4図ABCは分離作業の動作説明図を示し、ま
た、第5図は従来のパーツの分離分配装置の一例
を示す斜視図である。 20……部品供給路、21,22……スライド
レール、26……スライダ、27……部品受部、
40……分割爪部、40a,42a……テーパ
面、42……部品逃げ部、P,P1,P2……部
品。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 部品の幅に略等しい凹溝で形成し部品を一定方
    向に供給する部品供給路と、該部品供給路に直交
    する一対のスライドレールを設け、該スライドレ
    ールのうち前記部品供給路側のスライドレールの
    一部を部品供給路に合わせて略同一幅に切欠くと
    ともにスライドレールの端部にテーパ面を介して
    部品逃げ部を形成し、該スライドレールに摺動自
    在に設けられ先端に部品固定部を離間して立設し
    該部品固定部を凹部の一側面とする前記部品供給
    路と同一方向でかつ略同幅の凹部により前記部品
    を複数個載置する一つの部品受部を形成するとと
    もにスライドすることによつて前記部品供給路を
    遮断するスライダと、該スライダのスライド方向
    に沿いかつ前記部品固定部の間に位置し前記部品
    受部に臨んで固定されスライダのスライドに伴い
    前記部品受部に載置した複数個の部品の間に侵入
    し部品を部品受部方向に分離する前記レールのテ
    ーパ面に平行なテーパ面を形成した分割爪部と前
    記スライダを駆動する駆動手段とにより構成した
    ことを特徴とする部品の平行分離装置。
JP1984167771U 1984-11-05 1984-11-05 Expired JPH038645Y2 (ja)

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