JPH0385506A - 平行平面を有するレンズ系 - Google Patents

平行平面を有するレンズ系

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JPH0385506A
JPH0385506A JP22417789A JP22417789A JPH0385506A JP H0385506 A JPH0385506 A JP H0385506A JP 22417789 A JP22417789 A JP 22417789A JP 22417789 A JP22417789 A JP 22417789A JP H0385506 A JPH0385506 A JP H0385506A
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JP
Japan
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lens
parallel
barrel
lens system
plane
Prior art date
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JP22417789A
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English (en)
Inventor
Koichi Maruyama
晃一 丸山
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えば光デイスク装置用の対物レンズ等の
ように高HAが要求されるレンズ系に関するものであり
、特に最も光束集光側(通常の光デイスク用レンズの場
合にはディスク面側)に平行平面板を有するレンズ系に
関するものである。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題]光ディ
スク装置のレンズとして用いる場合には、写真レンズ等
と比較して非常に高いHAが要求される。
この種のレンズとしては、例えば特公昭52−4420
9号公報に、最もディスク面側に平面を向けた対物レン
ズが開示されている。
しかしながら、上記の公報のように最終面が平面である
平凸レンズを利用した場合には、最終平面でのコマ収差
の発生が大きく、像面までの距離を大きくすることがで
きなかった。従って、ワーキングデイスタンスは全系の
焦点距離をfとして、0、1f程度しか確保できなかっ
た。
また、光ディスクは信号面に透明なカバー層が設けられ
ているが、このカバー層はディスクの種類によって屈折
率、アツベ数、厚さ等が異なるため、単一種類のディス
クに対して完全に補正されたレンズは、他のディスクに
対しては残存収差を有することとなる。
このため、従来の対物レンズは記録媒体としての光ディ
スクの種類毎に異なった専用のレンズであり、汎用性に
欠けていた。
更に、測定器等の用途でNAが0.7を越えるようなレ
ンズを使用する場合、その球面収差をOとすることは組
付は時の調整なしには困難であり、組み立て時の作業性
が悪いという問題もある。
[発明の目的] この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、
収差の発生を抑えつつ、長いワーキングデイスタンスを
確保することができる高HAのレンズ系を提供すること
、及び異なる種類の媒体に対して容易に転用することが
できる汎用性に富んだレンズ系を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 前述の公報記載のように平凸レンズを使用した場合の最
終面でのコマ収差の発生を抑えるためには、光学系中の
平面を2面として両面で発生するコマ収差を打ち消し合
わせる構成が考えられる。
そこで、この発明に係るレンズ系は、平行光束を集光す
る集光レンズ群の光束集光側に、2つの平面を有する平
行平面板を固着したことを特徴とする。
また、HAが大きいレンズにおいては、集光レンズの物
体側に固着された平行平面板が光軸に対して傾いた場合
の結像性能の劣化が著しいため、傾きをおよそ10分以
内程度に抑えなければならない。
特に、光デイスク装置の対物レンズのようにフォーカシ
ング、トラッキング等の動作により移動する場合には、
平行平面板も対物レンズと共に移動する構成が望ましい
、そこで、平行平面板はレンズ枠に接着等により固着す
る構成とされている。
更に、以下の条件を満たす場合には、光ディスクの対物
レンズ等の用途に対してより好ましいものとすることが
できる。
d/f>0.2  ・・・■ t/f>0.1  ・・・■ n>1.6   ・・・■ ν<35   ・・・■ ■式は十分なワーキングデイスタンスを確保するための
条件であり、■式は球面収差補正効果を持たせるための
条件である。また、■式は球面収差補正効果を変えずに
ワーキングデイスタンスを確保するための条件であり、
■式は集光レンズ群における色収差補正の負担を軽減す
るための条件である。
[作用] 上述したような構成によれば、平行平面板の2つの面で
発生するコマ収差が互いに打ち消し合うために射出側の
みを平面にした場合と比較してコマ収差の発生が少なく
、集光レンズ群によるコマ収差の補正が容易となる。
また、集光レンズによる収束光中に配置された平行平面
板が、2つの面を通る光線の高さの相違によって球面収
差を補正する機能を発揮する。
更に、平行平面板の屈折率をnl  厚さをtとした場
合、レンズのバックフォーカスは平行平面板を配置しな
い場合と比較してt/nだけ短縮される。従って、同一
の厚さの平行平面板を配置する場合には、屈折率が高い
はどワーキングデイスタンスを長くすることができ、光
デイスク用対物レンズ等の用途には好ましいものとなる
。ここで波長の変化に対する屈折率変化割合をΔnとす
ると、パックフォーカスの短縮効果が(t/n) (1
/(1+Δn))となるため、平行平面板を配置するこ
とによって弱い色収差補正効果を発揮させることができ
、光源の波長変動による集光位置のズレをある程度補正
することができる。
[実施例] 以下、この発明に係る平行平面を有するレンズ系を図面
に基づいて説明する。
1111図及び第2図は、この発明の一実施例に係る光
デイスク装置の対物レンズを示したものである。
このレンズ系は、第1図に示すように、4枚の正負のレ
ンズ11.12.13.14で構成される集光レンズ群
10と、この集光レンズ群の物体側、すなわち光デイス
ク側に設けられた平行平面板20とから構成されている
。なお、符号30はディスクのカバーガラスである。
このレンズの具体的な数値構成は、以下の表に示すとお
りである。
表中の記号は、N^が開口数、fがdライン(波長58
8nm)における焦点距離、Wが半画角、rが面の曲率
半径、dがレンズ厚、板厚若しくは空気間隔、n7・−
が波長780n−における硝材の屈折率、νがアツベ数
、ndがdラインにおける硝材の屈折率である。
なお、この構成は、光源として波長780nmのレーザ
ーを用いる場合に最も適したものである。
表 NA=1:0.9  f=3.32  W=1.3゜面
番号 ’     d    nT@@   1)  
  n41 −81.224  0.720 1.82
484 23.8 1.846862   4.194
  1.360 1.56372 71.3 1.58
9073 −13.570  0.050 4   5.460  1.140 1.56372 
71.3 1.569075−118.078  0.
050 6   2.822  1.090 1.86890 
40.8 1.883007   7.058  0.
260 8    co     O,6001,824842
3,81,846869001,220 10■    1.200 1.57348 29.9
 1.5854711   00 第8面と第9面とが平行平面板20を示しており、その
硝材としては5FLO3(株式会社オハラの商品名)を
用いている。
第2図は上記構成による収差を示したものである。
第3図は、平行平面板を設けずに上記実施例の集光レン
ズ群10のみで構成した対物レンズを示したものであり
、その性能は第4図に示した通りとなる。
第2図と第4図とを比較することにより、平行平面板に
よる球面収差補正効果を理解することができる。なお、
第4図の球面収差図のスケールは、第2図の10倍で示
されている。
次に、平行平面板の交換による集光特性の調整につき説
明する。
この発明のレンズ系では、カバー層の異なるディスクへ
の対応、発振波長の異なる光源への対応、そして組み立
て時の調整を平行平面板の交換によって行なうことがで
きる。平行平面板の屈折率、アツベ数、厚さ等を変更す
ると、光束の集光特性を変化させることができ、上記の
各種の調整に対応することができる。
具体的には、例えば光源として波長670nmのレーザ
ーを利用する場合、上述した表の構成のままであると、
収、差は第5図に示した通りとなり、特に色収差が劣化
する。
ここで、集光レンズ群の構成及び平行平面板の厚さを上
記の実施例と同一とし、平行平面板の硝材のみをPSK
O2(株式会社オハラの商品名)に変更することにより
、第6図に示したような性能を実現することができる。
  PSIO2の波長870nmにおける屈折率n67
1は1.81455、アツベ数νは63.4、dライン
における屈折率ndは1.61800である。
組み立て時の調整に際しては、テスト用の平行平面板を
仮に配置して収差測定を行い、その結果に基づいて最適
な平行平面板を選択して固定することにより、レンズ間
の間隔調整を行うよりも容易に収差補正を目的とした調
整を行うことができる。
なお、最もディスク側の面が平面であることは、組付は
時にレンズとディスクとを平行となるよう調整する際に
も有利である0例えば、平行光束をディスク側から入射
させ、ディスク表面での反射光と平行平面板表面での反
射光との反射角を一致させるような組み立て方法を使い
、容易に調整することができる。
次に、第7図及び第8図に基づいて集光レンズ群10及
び平行平面板20の鏡筒への組み立て例を説明する。
対物レンズ鏡筒40は、中間部に内方に突出するリング
状の段部41aを有しており、第ルンズ11〜第3レン
ズ13は鏡筒40に対して図中下方側から組み込まれ、
第4レンズ14及び平行平面板20は図中上方側から組
み込まれている。
第3レンズ13は、段部40aに当接し、リング状のス
ペーサー41を介して第1、第2レンズの貼合わせレン
ズが当接している。これらのレンズは、リングネジ42
により固定されている。
第4レンズ14は段部40aに対して図中上方側から当
て付けられると共に、鏡筒40内に嵌合されている。平
行平面板20は、第7図の例では第4レンズ14の上に
直接当て付けられると共に、鏡筒40内に嵌合しており
、第8図の例では鏡筒40に形成された第2の段部40
bに当て付けられると共に、鏡筒40に接着等により固
着されている。
[効果] 以上説明したように、この発明の平行平面を有するレン
ズ系によれば、平行平面板の両面で発生するコマ収差が
打ち消し合うと共に、平行平面板が球面収差を補正する
機能を発揮するため、ワーキングデイスタンスを比較的
長く確保することができる。
また、平行平面板は、弱い色収差補正効果を発揮するた
め、光源の波長変動による集光位置のズレをある程度補
正させることができる。
更に、平行平面板のみの交換により、媒体の種類、光源
の波長に応じたレンズを提供することができると共に、
組み立て時の調整をも容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のレンズ系の使用中心波長780nm
の実施例を示すレンズ断面図、第2図は第1図の構成に
よる収差図、第3図は平行平面板を除いた参考例を示す
レンズ断面図、第4図は第3図の構成による収差図、第
5図は第1図の実施例のレンズ系の波長67Onm付近
の収差図、第6図は第1図の実施例の平行平面板の材質
を使用中心波長67Onm用に変更したレンズ系の収差
図、第7図及び第8図はレンズ系の枠体への組み立て構
成を示す断面図である。 10・・・集光レンズ群 20・・・平行平面板 30・・・カバーガラス 第 図 0 第 図 殊l1o14入亀 正?3棄叶 色収先 51点、lKま1 第 3 図 第4 図 圧5′I棄佇 第 図 昧面qTA 正弦茶佇 色IJ(羞 井、克吹耘 第 図 科る収差 正弦を佇 色収差 非点収監 第 図 弔 図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平行光束を集光する集光レンズ群と、この集光レ
    ンズ群より光束集光側に設けられた平行平面板とを有し
    、該平行平面板は、前記集光レンズ群を保持する枠体に
    対して固着されていることを特徴とする平行平面を有す
    るレンズ系。
  2. (2)全系の使用中心波長での焦点距離をf、前記平行
    平面板から焦点面までの距離をdとして、d/f>0.
    2 の条件を満たすことを特徴とする請求項1に記載の平行
    平面を有するレンズ系。
  3. (3)全系の使用中心波長での焦点距離をf、前記平行
    平面板の厚さをtとして、 t/f>0.1 の条件を満たすことを特徴とする請求項1に記載の平行
    平面を有するレンズ系。
  4. (4)前記平行平面板の使用中心波長での屈折率をnと
    して、 n>1.6 の条件を満たすことを特徴とする請求項1に記載の平行
    平面を有するレンズ系。
  5. (5)前記平行平面板のアッベ数をνとして、ν<35 の条件を満たすことを特徴とする請求項1に記載の平行
    平面を有するレンズ系。
JP22417789A 1989-08-29 1989-08-29 平行平面を有するレンズ系 Pending JPH0385506A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006171183A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Nikon Corp 顕微鏡用コンデンサレンズ
JP2006251494A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Konica Minolta Opto Inc 対物レンズ及び光ピックアップ装置

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