JPH0385178A - 薬剤注入装置 - Google Patents

薬剤注入装置

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JPH0385178A
JPH0385178A JP1222687A JP22268789A JPH0385178A JP H0385178 A JPH0385178 A JP H0385178A JP 1222687 A JP1222687 A JP 1222687A JP 22268789 A JP22268789 A JP 22268789A JP H0385178 A JPH0385178 A JP H0385178A
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JP
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fluid
drug
bag
catheter
medicine
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Application number
JP1222687A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Ozeki
大関 和彦
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH0385178A publication Critical patent/JPH0385178A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/71Suction drainage systems
    • A61M1/77Suction-irrigation systems

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
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  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は薬剤を生体内に注入する薬剤注入装置の改良
に関する。
[従来の技術] 一般に、実開昭[14−49253号公報には生体内に
留置され、生体管路を閉塞させる生体管路閉塞具が示さ
れている。この生体管路閉塞具には生体管路を被覆する
袋状弾性体およびこの袋状弾性体に接続されたチューブ
が設けられている。そして、この袋状弾性体を生体管路
の周囲に巻き付け、この生体管路を被覆させた状態で、
チューブを介して袋状弾性体の袋内に流体を供給させる
ことにより、袋状弾性体を拡張させて生体管路を圧迫さ
せ、閉塞させるようになっている。また、生体管路を通
常の開状態に戻す場合には袋状弾性体の袋内からチュー
ブを介して流体を抜き取ることにより、生体管路の圧迫
を排除させ、生体管路を元の形状に復帰させるようにな
っている。
さらに、この生体管路閉塞具を使用して例えば縁杆動脈
を閉塞させ、縁杆動脈からの血液の流れを止めるととも
に、胃・十二指腸動脈から肝臓側に向けて血管カテーテ
ルを挿入留置させた状態で、このカテーテルから肝臓等
の標的臓器内に薬剤を注入することにより、標的臓器内
に薬剤を長時間滞留させて薬効の効果的発現と副作用の
低下を図る薬剤注入装置が開発されている。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来構成のものにあっては生体管路閉塞具のチュー
ブの基端部および血管カテーテルの基端部にそれぞれ独
立した別個の流体供給手段、例えば皮下埋込みリザーバ
等を設ける必要があった。
そのため、薬剤注入装置全体を患者の生体内に埋め込む
際の手術侵襲が大きくなる問題があった。
また、この薬剤注入装置の使用時には生体管路閉塞具の
袋状弾性体の袋内に流体を導入させる流体の注入作業と
、血管カテーテルを介して薬剤を注入する薬剤の注入作
業とが必要になっており、流体の注入操作が2回必要に
なっていたので、その操作が煩雑なものとなる問題があ
るとともに、感染等の事故が発生する機会も増え、リス
クが大きくなる問題があった。
さらに、生体管路閉塞具の袋状弾性体の袋内に導入させ
る流体と血管カテーテルを介して注入する薬剤とを混同
して使用する誤操作のおそれもあった。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、埋め込
み手術時の生体の侵襲を低下させることができるととも
に、注入流体の注入操作の容易化を図ることができ、合
せて感染等の機会の低下および注入流体を混同して使用
する誤操作の低下を図ることができる薬剤注入装置を提
供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] この発明は生体管路を被覆し、流体の導入によってこの
生体管路を閉塞可能な生体管路閉塞手段を設け、薬剤に
よって形成される流体を供給する流体供給手段をこの生
体管路閉塞手段に連結させるとともに、この流体供給手
段と生体管路閉塞手段との間を連通する管路の一部を分
岐させ、薬剤によって形成される流体を目的部位に導入
するカテーテルをこの分岐通路に接続させたものである
[作 用] 薬剤によって形成される流体を流体供給手段から生体管
路閉塞手段に供給し、この生体管路閉塞手段を動作させ
るとともに、この生体管路閉塞手段に供給される流体の
一部を分岐通路を介してカテーテルに導入し、このカテ
ーテルによって薬剤によって形成される流体を目的部位
に導入することにより、埋め込み手術時の生体の侵襲を
低下させるとともに、注入流体の注入操作の容易化を図
り、合せて感染等の機会の低下および注入流体を混同し
て使用する誤操作の低下を図るようにしたものである。
[実施例] 以下、この発明の第1の実施例を第1図乃至第3図を参
照して説明する。
第1図は薬剤注入装置全体の概略構成を示すもので、1
はこの薬剤注入装置の生体管路閉塞具(生体管路閉塞手
段)である。この生体管路閉塞具1には生体管路を被覆
する袋状弾性体2およびこの袋状弾性体2に接続された
第1の送液カテーテル3が設けられている。この場合、
袋状弾性体2は例えばポリウレタン、シリコンゴム、フ
ッ素ゴム等の人体に対して害のない弾性材料によって形
成された2枚のシート(第1.第2のシート)の周辺部
を気密に溶着または接着してこれらの接合面間に袋状の
空間部を形成させたものである。
そして、この袋状弾性体2の一端部に第1の送液カテー
テル3の一端が袋状の空間部内に連通された状態で気密
に連結されている。
さらに、この袋状弾性体2の両端部にはそれぞれ一対の
締付は孔4.4が穿設されている。そして、生体管路閉
塞具1の使用時にはこの袋状弾性体2を生体管路の周囲
に巻き付け、この生体管路を被覆させた状態で袋状弾性
体2の両端部の各締付は孔4.4内に図示しない糸、紐
等が挿入され、これらの糸、紐等によって袋状弾性体2
の両端部間が縫い付けられて袋状弾性体2が生体管路に
固定されるようになっている。
また、第1の送液カテーテル3の他端には皮下埋込み型
リザーバ(流体供給手段)5が連結されている。この皮
下埋込み型リザーバ5には一面が開口されたケーシング
6が設けられている。二〇ケーシング6は例えばポリエ
ーテルサルホン、ポリエチレンテレフタレート、ステン
レス合金(SUS316L) 、チタン(Ti)合金、
アルミナ等の生体適合性材料によって形成されている。
そして、このケーシング6の開口面は例えばシリコンゴ
ム、ポリウレタンエラストマー等の生体適合性ゴム弾性
体によって形成されたセプタム7によって閉塞されてい
る。このセプタム7は注射針によって繰り返し刺入可能
になっている。
さらに、ケーシング6の内部には薬剤によって形成され
る流体を収容する薬剤リザーバ室8が形成されている。
また、このケーシング6の外壁面には第1の送液カテー
テル3との連結端部6aが突設されている。この連結端
部6aと薬剤リザーバ室8内との間には流体通路9が形
成されている。
そして、この皮下埋込み型リザーバ5の薬剤リザーバ室
8内はこの流体通路9、第1の送液カテーテル3内を通
して袋状弾性体2の袋内に連通されている。
また、第1の送液カテーテル3の中途部には分岐通路1
0が突設されている。この分岐通路10には第2の送液
カテーテル11の一端部が連結されている。この場合、
第2の送液カテーテル11の一端部には逆止弁12が内
蔵されている。
この逆止弁12は第2図に示すように2枚のシリコンゴ
ムシート12a、12bが重ね合わされた状態で、両側
縁部が接着されて形成されている。
さらに、これらのシリコンゴムシート12a。
12bの先端部分は略偏平に潰されている。この潰され
た部分の先端縁部は接着されず、スリット部13が形成
されている。そして、この逆止弁12は分岐通路10側
から第2の送液カテーテル11側に向けて流体が流れる
場合にはゴムシート12a、12bの先端スリット部1
3が拡開されて流体の流れが流通可能な状態で保持され
るようになっており、流体の流れが第2の送液カテーテ
ル11側から分岐通路10側に向かう場合にはゴムシー
)12a、12bの先端スリット部13が閉塞状態で保
持されて第2の送液カテーテル11側から分岐通路10
側に向かう流体の流れを防止するようになっている。
さらに、この第2の送液カテーテル11の他端部は細径
なキャピラリチューブ14を介して血管カテーテル15
の基端部に連結されている。この場合、キャピラリチュ
ーブ14は穴径が小さいシリコンゴムチューブ、或いは
石英ガラス管等の管体によって形成されている。そして
、このキャピラリチューブ14はその穴径、長さおよび
チューブ14内を通過する流体の粘性によってボアイズ
イユの法則にもとづいてチューブ14内を通過する流体
の流通速度を制御するようになっている。
次に、上記構成の作用について第3図を参照して説明す
る。
第3図中で、16は例えば薬剤を注入する目的臓器であ
る肝臓、17は縁杆動脈、18は固有肝動脈、1つは胃
・十二指腸動脈、20は皮膚組織をそれぞれ示す。
まず、この薬剤注入装置は手術等の手段によって予め患
者の生体内に埋め込まれる。第3図には生体管路閉塞具
1の袋状弾性体2が縁杆動脈17の周囲に巻き付けられ
、この縁杆動脈17が被覆された状態で袋状弾性体2の
両端部の各締付は孔4.4内に図示しない糸、紐等が挿
入され、これらの糸、紐等によって袋状+i性体2の両
端部間が縫い付けられて袋状弾性体2が縁杆動脈17に
固定された状態が示されている。この場合、袋状弾性体
2の袋内に流体が供給されていない状態では縁杆動脈1
7は開放された通常状態で保持される。
さらに、血管カテーテル15は胃・十二指腸動脈19か
ら肝臓16側に向けて挿入留置されており、皮下埋込み
型リザーバ5は皮膚組織20の近傍位置に埋設される。
この状態で、シリンジ21に接続された注射針22の先
端部を皮膚組織20を介して皮下埋込み型リザーバ5の
セプタム7に突き刺し、シリンジ21内の薬剤を薬剤リ
ザーバ室8内に注入する。
注入された薬剤はこの薬剤リザーバ室8内からリザーバ
5の流体通路9を経て第1の送液カテーテル3内に導入
される。さらに、この第1の送液カテーテル3内を流れ
る薬剤からなる流体の一部は袋状弾性体2の袋内に供給
され、残りは分岐通路]0を通して逆止弁12側に供給
される。
そして、袋状弾性体2の袋内に薬剤からなる流体が供給
されるとこの袋状弾性体2が拡張されるので、拡張され
た袋状弾性体2によって縁杆動脈17が圧迫され、閉塞
される。そのため、この縁杆動脈17から固有肝動脈1
8への血液の流れが遮断される。
また、逆止弁12側に供給された薬剤からなる流体は第
2の送液カテーテル11からキャピラリチューブ14、
血管カテーテル15を介して胃・十二指腸動脈19内に
導入され、この胃・十二指腸動脈19から固勺°肝動脈
18を経て肝臓16に導入される。この場合、縁杆動脈
17から固有肝動脈18への血液の流れは生体管路閉寒
具1によって遮断されているので、この状態で血管カテ
ーテル15から肝臓16用の薬剤からなる流体を注入す
ることにより、肝臓16内に供給された薬剤が血液の流
れによって流出されることを防止することができる。そ
のため、薬剤を肝臓16内に長時間滞留させることがで
きるので、治療効果を向上させることができる。
さらに、シリンジ21に接続された注射針22をセプタ
ム7から引き抜き、薬剤リザーバ室8内への薬剤の供給
が終了した後も生体管路閉塞具1の袋状4171性体2
は加圧状態で保持される。そして、袋状弾性体2の袋内
の薬剤は袋状弾性体2の弾性および縁杆動脈17の弾性
によってこの袋状弾性体2の袋内から第1の送液カテー
テル3、分岐通路10、逆止弁12、第2の送液カテー
テル11、キャピラリチューブ14、血管カテーテル1
5を経て胃・十二指腸動脈1つ内に徐々に圧送され、放
出される。この場合、袋状弾性体2の袋内から圧送され
る薬剤からなる流体の流れはキャピラリチューブ14の
作用によって流速が制御されるので、袋状弾性体2の袋
内の薬剤が短時間のうちに放出されることはない。その
ため、袋状弾性体2の袋内の薬剤の放出は袋状弾性体2
の袋内の圧力が低下して縁杆動脈17が開放され、通常
の血液の流れが再開されて血管カテーテル15の先端部
の血圧と薬剤の放出圧力が等しくなるまで続けることが
できる。
また、逆止弁12の作用によって胃・十二指腸動脈19
内の血液が血管カテーテル15側から袋状弾性体2側に
向けて逆流し、袋状弾性体2の袋内を加圧したり、この
管路中に血栓が形成されて動作不能になることを防止す
ることができる。
そこで、上記構成のものにあっては単一の皮下埋込み型
リザーバ5から生体管路閉塞具1の袋状弾性体2および
血管カテーテル15にそれぞれ薬剤からなる流体を供給
することができるので、患者の生体内にはtti−の皮
下埋込み型リザーバ5のみを埋め込むだけでよい。その
ため、薬剤注入装置を患者の生体角に埋め込む埋め込み
手術時の生体の侵襲を従来に比べて低下させることがで
きる。
また、1回のみの注射針22の突き刺し操作によって生
体管路閉塞具1の袋状弾性体2内に流体を供給する操作
と、血管カテーテル15に薬剤からなる流体を供給する
操作とを行うことができるので、従来に比べて注入流体
の注入操作の容易化を図ることができ、感染等の事故が
発生する機会を低減してリスク低下を図ることができる
さらに、生体管路閉塞具1の袋状弾性体2の袋内に導入
させる流体を血管カテーテル15を介して注入する薬剤
と同じにしたので、従来のように生体管路閉塞具1の袋
状弾性体2の袋内に導入させる流体と血管カテーテル1
5を介して注入する薬剤とを混同して使用する誤撮作を
防止することができる。
また、1回の操作で、より長時間の血液の流れ遮断と、
薬剤の注入とを行うことができるので、薬剤効果の持続
時間を長くすることができる。
なお、上記実施例では第2の送液カテーテル11と血管
カテーテル15との間にキャピラリチューブ14を介設
し、このキャピラリチューブ14によって流体の流通速
度を制御する構成のものを示したが、キャピラリチュー
ブ14の代わりに血管カテーテル15の管内の一部に小
径な絞り部を設けてもよく、また血管カテーテル15の
管内径を全長に亙り微小化して細径化する構成にしても
よい。
また、第4図はこの発明の第2の実施例を示すものであ
る。これは、皮下埋込み型リザーバ5と第1の送液カテ
ーテル3との間に接続用の送液カテーテル31および例
えばシリコンゴム、ポリウレタンエラストマー等の生体
適合性弾性体からなる袋状の弾性バルーン32をそれぞ
れ介設させたものである。この場合、弾性バルーン32
の両端には連結端部32a、32bが形成されており、
一方の連1.!i@部32aに送液カテーテル31、他
方の連結端部32bに第1の送液カテーテル3がそれぞ
れ連結されている。
そこで、上記構成のものにあってはシリンジ21に接続
された注射針22の先端部を皮膚組織20を介して皮下
埋込み型リザーバ5のセプタム7に突き刺し、シリンジ
21内の薬剤からなる流体を薬剤リザーバ室8内に注入
した際にこの薬剤リザーバ室8内の薬剤からなる流体を
送液カテーテル31を介して弾性バルーン32に流入さ
せ、この弾性バルーン32を通常の収縮形状から適宜の
膨脹形状まで膨脹させることができるので、この弾性バ
ルーン32内に薬剤からなる流体の一部を蓄えることが
できる。そのため、シリンジ21に接続された注射針2
2をセプタム7から引き抜き、薬剤リザーバ室8内への
薬剤の供給を中止した場合にはこの弾性バルーン32の
伸性復帰力によって弾性バルーン32が膨脹形状から通
常の収縮形状まで弾性復帰するまで弾性バルーン32内
の薬剤からなる流体を第1の送液カテーテル3側に供給
することができる。したがって、この場合には弾性バル
ーン32によって生態管路の血液の流れ遮断時間と、薬
剤の注入時間とをさらに長くすることができるので、薬
剤効果の持続時間をさらに長くすることができる。
さらに、第5図はこの発明の第3の実施例を示すもので
ある。これは、第1の送液カテーテル3と生体管路閉塞
具1の袋状弾性体2との間に例えばゴム材料からなる開
閉弁41および接続用の送液カテーテル42をそれぞれ
介設させたものである。この開閉弁41の送液通路43
にはこの送液通路43の一側面側には他側面側に向けて
突設させた突設部44が形成されているとともに、この
送液通路43の他側面側にはこの突設部44と嵌合密着
可能な凹部45が形成されている。そして、これらの突
設部44と凹部45とが底金密着されることにより、送
液通路43が閉塞されるようになっている。
また、突設部44の頂部には略球状の係合凹部46が形
成されている。この係合凹部46の開口縁部には内部側
に比べて内径寸法が狭い小径部が形成されている。さら
に、凹部45の底部には係合凹部46に係脱可能に保合
可能な略球状の係合凸部47が形成されている。そして
、この係合凸部47が係合凹部46に係合された状態で
は開閉弁41の突設部44と凹部45とが嵌合密着され
た状態で保持され、送液通路43が閉塞された状態で保
持されるようになっている。
また、この開閉弁41の両端には連結端部41a、41
bが形成されており、一方の連結端部41Hに第1の送
液カテーテル3、他方の連結端部41bに送液カテーテ
ル42がそれぞれ連結されている。そして、この開閉弁
41は皮膚組織20の近傍位置に埋設されるようになっ
ており、体外からの摘み操作にともない送液通路43を
開閉可能になっている。
そこで、上記構成のものにあっては開閉弁41の係合凸
部47と係合凹部46との係合が解除され、開閉弁41
の突設部44と四部45との間が離脱されて送液通路4
3が開放された状態では第1の実施例と同様の動作が行
われる。
すなわち、シリンジ21に接続された注射針22の先端
部を皮膚組w&20を介して皮下埋込み型リザーバ5の
セプタム7に突き刺し、シリンジ21内の薬剤を薬剤リ
ザーバ室8内に注入すると、注入された薬剤はこの薬剤
リザーバ室8内からリザーバ5の流体通路9を経て第1
の送液カテーテル3内に導入される。さらに、この第1
の送液カテーテル3内を流れる薬剤からなる流体の一部
は開閉弁41、送液カテーテル42を経て袋状弾性体2
の袋内に供給され、残りは分岐通路10を通して逆止弁
12側に供給される。そして、薬剤からなる流体の供給
にともないこの袋状弾性体2が拡張されるので、拡張さ
れた袋状弾性体2によって総針動脈17が圧迫され、閉
塞されてこの総針動脈17から固有肝動脈18への血液
の流れが遮断される。
また、逆止弁12側に供給された薬剤からなる流体は第
2の送液カテーテル11からキャピラリチューブ14、
血管カテーテル15を介して胃・十二指腸動脈1つ内に
導入され、この胃・十二指腸動脈19から固有肝動脈1
8を経て肝臓16に導入される。この場合、総針動脈1
7から固有肝動脈18への血液の流れは生体管路閉塞具
1によって遮断されているので、この状態で血管カテー
テル15から肝臓16用の薬剤からなる流体を注入する
ことにより、肝臓16内に供給された薬剤が血液の流れ
によって流出されることを防止することができる。その
ため、薬剤を肝臓16内に長時間滞留させることができ
るので、治療効果を向上させることができる。
また、体外から皮膚組織20を介して開閉弁41を押圧
する抑圧操作にともない開閉弁41の係合凸部47を係
合凹部46に係合させ、開閉弁4]の突設部44とロロ
部45とを嵌合密着させると送液通路43が閉塞される
。この状態でシリンジ21内の薬剤を皮下埋込み型リザ
ーバ5の薬剤リザーバ室8内に注入すると、注入された
薬剤はこの薬剤リザーバ室8内からリザーバ5の流体通
路9を経て第1の送液カテーテル3内に導入されたのち
、分岐通路10を通して逆止弁12側に全て供給され、
続いて第2の送液カテーテル11からキャピラリチュー
ブ14、血管カテーテル15を介して胃・十二指腸動脈
1つ内に導入される。
そのため、この場合には総針動脈17の血液の流れを遮
断しない状態での薬剤注入が可能となる。
なお、体外から皮膚組織20を介して閉塞状態の開閉弁
41を摘み操作することにより、係合凸部47と係合凹
部46との係合を解除し、開閉弁41の突設部44と凹
部45との間を離脱させて送液通路43を開放できるよ
うになっている。
さらに、開閉弁41を開放した状態で皮下埋込み型リザ
ーバ5から薬剤を注入して生体管路閉塞具1の袋状弾性
体2の袋内を加圧したのち、体外から皮膚組織20を介
して開閉弁41を押圧して開閉弁41の送液通路43を
閉塞させることにより、袋状弾性体2の袋内の圧力を加
圧状態で保持させることができる。そのため、この状態
で皮下埋込み型リザーバ5からの薬剤の注入を停止して
も生体管路の閉塞を保持させることができる。そして、
生体管路の閉塞を解除する場合には開閉弁41を摘み操
作して送液通路43を開放すればよい。
したがって、上記構成のものにあっては開閉弁41の開
閉操作にともない生体管路を閉塞しながら薬剤を注入す
る治療方法、生体管路を閉塞せずに薬剤を注入のみを行
なう治療方法、薬剤注入後も生体管路を閉塞した状態で
保持する治療方法の3種類の方法を選択的に実施するこ
とができるので、患者の病態、治療方針等に合せて最適
な治療方法を選択することができる。
また、第6図はこの発明の第4の大流例を示すものであ
る。これは、皮下埋込み型リザーバ5と第1の送液カテ
ーテル3との間に補助リザーバ51およびポンプ52を
それぞれ介設させたものである。この場合、補助リザー
バ51は例えばシリコンゴム、ポリウレタンエラストマ
ー等の生体適合性弾性体からなる袋状の弾性バルーン5
3の外表面にポリL−乳酸、ゼラチン、コラーゲン、リ
ン酸カルシウム系セラミックス等の毒性がなく、かつ持
続して生体中に溶出する生体溶出性材料によって形成さ
れる溶出層54がコーティングされて形成されている。
さらに、ポンプ52には流入口金52aと流出口金52
bとの間を結ぶ流路間にポンプ室55が設けられている
。そして、このポンプ52の流入口金52aに補助リザ
ーバ51、流出口金52bに第1の送液カテーテル3が
それぞれ連結されている。
また、ポンプ室55の出入口には逆止弁56゜57がそ
れぞれ設けられている。そして、これらの逆止弁56,
57によってポンプ52の駆動によって補助リザーバ5
1側からポンプ室55内を経て第1の送液カテーテル3
側に流れる方向の流体の流れのみを流し、逆流を防止す
るようになっている。
さらに、ポンプ室55の一側面側にはバイモルフ素子5
8が設けられている。このバイモルフ素子58にはリー
ド線59a、59bを介して駆動回路60が接続されて
いる。そして、この駆動回路60の出力により、バイモ
ルフ素子58が振動し、これによってポンプ室55内の
容積が繰り返し増減されるようになっており、補助リザ
ーバ51内の流体をポンプ室55内に吸い込み、第1の
送液カテーテル3側に吐出させるようになっている。
また、駆動回路60はこの駆動回路60の動作を制御す
る制御回路61に接続されている。さらに、これらの駆
動回路60.制御回路61は電源62に接続されている
。この場合、制御回路61は所定のプログラムとタイマ
とを内蔵し、プログラムにしたがって一定時間毎に自動
的にポンプ52をオン、オフ動作させる構成のもの、或
いは体外からの電磁波、超音波、赤外線等を受信してポ
ンプ52をオン、オフ動作させる構成のリモートコント
ロール用受信回路、または他の方式の制御を行なうもの
であってもよい。
そこで、上記構成のものにあってはシリンジ21に接続
された注射針22の先端部を皮膚組織20を介して皮下
埋込み型リザーバ5のセプタム7に突き刺し、シリンジ
21内の薬剤からなる流体を薬剤リザーバ室8内に注入
した際にこの薬剤リザーバ室8内の薬剤からなる流体を
補助リザーバ51に流入させ、この補助リザーバ51を
通常の収縮形状から適宜の膨脂形状まで膨脂させること
ができるので、この補助リザーバ51内に薬剤からなる
流体の一部を蓄えることができる。さらに、この状態で
制御回路61からの出力により、ポンプ52が駆動され
ると、駆動回路60のバイモルフ素子58が振動し、こ
れによってポンプ室55内の容積が繰り返し増減される
。そのため、このポンプ52の駆動にともない補助リザ
ーバ51内の流体がポンプ室55内に吸い込まれたのち
、第1の送液カテーテル3側に吐出されるので、この場
合も第1の実施例と同様、生体管路閉塞具lの袋状弾性
体2の袋内に薬剤からなる流体を導入させ、この袋状弾
性体2の拡張にともない生体管路を閉塞しながら血管カ
テーテル15から薬剤を注入することができる。また、
ポンプ52の駆動を停止りさせることにより、第1の送
液カテーテル3側への薬剤の供給を停止させることがで
きる。
したがって、この場合には補助リザーバ51内に複数回
(例えば数回〜数十回)分の薬剤を保持させることがで
きるので、使用時毎に薬剤を補充する必要がない。その
ため、薬剤の注入作業の容易化を図ることができるとと
もに、感染等の機会の低下を図ることができ、かつ患者
への注射針22による苦痛の低減を図ることができる。
さらに、制御回路61に所定のプログラムとタイマとを
内蔵させ、プログラムにしたがって一定時間毎に自動的
にポンプ52をオン、オフ動作させる構成にした場合に
は医師等の作業者なしで薬剤の注入作業を行なわせるこ
とができ、薬剤の注入作業をさらに容易化することがで
きる。
また、補助リザーバ51を形成する生体適合性弾性体か
らなる袋状の弾性バルーン53の外表面にポリL−乳酸
、ゼラチン、コラーゲン、リン酸カルシウム系セラミッ
クス等の毒性がなく、かつ持続して生体中に溶出する生
体溶出性材料によって形成される溶出層54をコーティ
ングしたので、生体内に弾性の補助リザーバ51を留置
した場合に補助リザーバ51の外周面を繊維組織が覆い
補助リザーバ51を拘束するカプセル化現象が発現して
補助リザーバ51が動作不能となることを防止すること
ができる。なお、このカプセル化現象は材料からの溶出
物がない、または極めて少ない場合、および毒性のある
溶出物が存在する場合に発現し易く、材料から毒性がな
い溶出物が持続的に溶出する場合に発現しにくい。その
ため、上記構成の実施例では補助リザーバ51の溶出層
54から毒性がない溶出物を持続して生体中に溶出させ
ることができるので、補助リザーバ51を長期間安定に
動作させることができる。
なお、この発明は上記各実施例に限定されるものではな
く、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施で
きることは勿論である。
[発明の効果] この発明によれば生体管路を被覆し、流体の導入によっ
てこの生体管路を閉塞可能な生体管路閉塞手段を設け、
薬剤によって形成される流体を供給する流体供給手段を
この生体管路閉塞手段に連結させるとともに、この流体
供給手段と生体管路閉塞手段との間を連通ずる管路の一
部を分岐させ、薬剤によって形成される流体を目的部位
に導入するカテーテルをこの分岐通路に接続させたので
、埋め込み手術時の生体の侵襲を低下させることができ
るとともに、注入流体の注入操作の容易化を図ることが
でき、合せて感染等の機会の低下および注入流体を混同
して使用する誤操作の低下を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はこの発明の第1の実施例を示すもの
で、第1図は薬剤注入装置全体の概略構成を示す縦断面
図、第2図は逆止弁を示す斜視図、第3図は使用状態を
示す概略構成図、第4図はこの発明の第2の実施例を示
す装置全体の縦断面図、第5図はこの発明の第3の実施
例を示す装置全体の縦断面図、第6図はこの発明の第4
の実施例を示す装置全体の縦断面図である。 1・・・生体管路閉塞具(生体管路閉塞手段)3・・・
第1の送液カテーテル、5・・・皮下環込み型リザーバ
(流体供給手段) 10・・・分岐通路、15・・・血
管カテーテル、16・・・肝臓(目的臓器)、17・・
・総評動脈(生体管路)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 生体管路を被覆し、流体の導入によってこの生体管路を
    閉塞可能な生体管路閉塞手段と、この生体管路閉塞手段
    に連結され、薬剤によって形成される流体を供給する流
    体供給手段と、この流体供給手段と前記生体管路閉塞手
    段との間を連通する管路の一部を分岐させた分岐通路に
    接続され、薬剤によって形成される流体を目的部位に導
    入するカテーテルとを具備したことを特徴とする薬剤注
    入装置。
JP1222687A 1989-08-29 1989-08-29 薬剤注入装置 Pending JPH0385178A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03195563A (ja) * 1989-12-26 1991-08-27 Nippon Zeon Co Ltd 薬剤注入システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03195563A (ja) * 1989-12-26 1991-08-27 Nippon Zeon Co Ltd 薬剤注入システム

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